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孤児から冒険者へ
1話またなのか……
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俺は何してたっけ?
建物の裏で俺は立ち尽くしていた。
周りを見渡すとレンガ造りの家や何か石や岩を切り取って地面にぶっ刺して作った様な家が沢山あった。
って異世界と女神よ……ファンタジー世界じゃないっすかぁぁぁぁ!
軽く頭を抱えつつも動こうとした時体が思ったよりも小さくそして飢えが酷かった。
「ここでもなのか?って言うより贖罪なのに生活環境が変わらないのは女神を滅ぼすべきか……?」
そんな時、後ろから突き飛ばされた。
この世界の人間のパワーゴリラ並みでは?と内心冷や汗をかいて居たが振り返るとニヤニヤと笑ってこちらを見ていた明らかに年上の3人組だった。
あえて言おう……誰?
「おい!便器だったか?ヴィンだか知らんがスラムのゴミがこっち側に入って来てんじゃねーよギャハハ」
3人組は突如笑い始めた。
うむ、情報提供助かるわ~流石に便器は名前じゃないよな?ヴィンだよな?な?
こんな思考の渦に飲み込まれていると頭に衝撃を受けた。
「てめぇ何無視してんだコラッ?てめぇみてえなスラムのガキが俺様を無視する権利あんのか」
俺は咄嗟に亀になっていた。
亀とは頭と脇を守り丸まって固まる事である。
肋骨は横からの衝撃に弱い為絶対やらないといけない。
ふと、思った。
この蹴っている人平民じゃない??あれ?貴族なのかな?
うむ、わからんそして痛いなぁ、痛いなぁ。
ここまでされたんだからもうイイよね?
異世界だもの、我慢しなくても
俺は痛みに耐えながら周りを確認すると、近くに何かしらの陶器の破片が落ちていた。
手を伸ばしそれを掴みやすい様に持つ
後は殺す覚悟だけだ。
スラムの人間というだけでこんな扱いなのだ殺した所で俺の首が飛ぶだけだろ?
所詮、あの女神も嘘つきか。
この世界は前の世界よりも楽なのかもしれない。
殺らなきゃ殺られる、常に捕食者で在らねばならぬと言う弱肉強食の世界らしいな。
俺は位置を確認して、真ん中のクソガキの足に合わせて陶器の破片を刺した。
「いでぇぇぇぇ」
3人組の1人が叫んだ後尻もちをついた時に他2人も動きが止まった。
馬鹿だろ?コイツら。
俺は右側に居た奴の首を破片で切り裂いた。
「ぐぴょ」「「ヒェッ」」
必死に傷を抑えているようだがそのうち死ぬだろうな。
残り2人は水溜まりをびちゃびちゃと作っている。
「どうした?スラムのガキを寄って集って暴力を奮っていたんだ。殺されても別に構わんのだろ?」
「カハッ」
俺は1歩踏み出した瞬間腹に物凄い衝撃が走り意識を失ったのであった。
◇
目を覚ますとそこそこ綺麗な部屋だった。
動こうとしたら
ムムムッ俺は拘束されていた。
芋虫だねぇって段々今自分はヤバい状況なのでは無いだろうか?と冷や汗をかき始める。
「おんやぁ起きたのかい?クソガキ?」
声をかけてきたのは修道服に酒瓶傾けているババアだった。
「ひっ!ババアのモンスター」
「誰がババアのモンスターだっ!」
ゴンッ鈍い音がしたと同時に俺は意識を失うのであった。
「ふむ、知ってる天井だ」
だってさっき見たんもんねー
「なんだいそりゃ?」
ババアが俺を見てそう話しかけてきた。
「ひっババア、ずるいぞ動けない奴をゲンコツするなんて!」
ババアは嬉しそうに笑っていた。
「見えたのかい?」
「はぁ?見えねぇ訳ねぇーだろ?手が消える訳でもあるまいし。そんな速さでゲンコツされたら俺が死ぬだろうが!」
ババアは突然真面目な顔になった。
「ねぇあんたヴィンなのかい?」
「知らん!多分そうなのだろう」
ポケーっとした表情をしたババアに対して俺は少し意趣返しが出来たと喜んだのであった。
建物の裏で俺は立ち尽くしていた。
周りを見渡すとレンガ造りの家や何か石や岩を切り取って地面にぶっ刺して作った様な家が沢山あった。
って異世界と女神よ……ファンタジー世界じゃないっすかぁぁぁぁ!
軽く頭を抱えつつも動こうとした時体が思ったよりも小さくそして飢えが酷かった。
「ここでもなのか?って言うより贖罪なのに生活環境が変わらないのは女神を滅ぼすべきか……?」
そんな時、後ろから突き飛ばされた。
この世界の人間のパワーゴリラ並みでは?と内心冷や汗をかいて居たが振り返るとニヤニヤと笑ってこちらを見ていた明らかに年上の3人組だった。
あえて言おう……誰?
「おい!便器だったか?ヴィンだか知らんがスラムのゴミがこっち側に入って来てんじゃねーよギャハハ」
3人組は突如笑い始めた。
うむ、情報提供助かるわ~流石に便器は名前じゃないよな?ヴィンだよな?な?
こんな思考の渦に飲み込まれていると頭に衝撃を受けた。
「てめぇ何無視してんだコラッ?てめぇみてえなスラムのガキが俺様を無視する権利あんのか」
俺は咄嗟に亀になっていた。
亀とは頭と脇を守り丸まって固まる事である。
肋骨は横からの衝撃に弱い為絶対やらないといけない。
ふと、思った。
この蹴っている人平民じゃない??あれ?貴族なのかな?
うむ、わからんそして痛いなぁ、痛いなぁ。
ここまでされたんだからもうイイよね?
異世界だもの、我慢しなくても
俺は痛みに耐えながら周りを確認すると、近くに何かしらの陶器の破片が落ちていた。
手を伸ばしそれを掴みやすい様に持つ
後は殺す覚悟だけだ。
スラムの人間というだけでこんな扱いなのだ殺した所で俺の首が飛ぶだけだろ?
所詮、あの女神も嘘つきか。
この世界は前の世界よりも楽なのかもしれない。
殺らなきゃ殺られる、常に捕食者で在らねばならぬと言う弱肉強食の世界らしいな。
俺は位置を確認して、真ん中のクソガキの足に合わせて陶器の破片を刺した。
「いでぇぇぇぇ」
3人組の1人が叫んだ後尻もちをついた時に他2人も動きが止まった。
馬鹿だろ?コイツら。
俺は右側に居た奴の首を破片で切り裂いた。
「ぐぴょ」「「ヒェッ」」
必死に傷を抑えているようだがそのうち死ぬだろうな。
残り2人は水溜まりをびちゃびちゃと作っている。
「どうした?スラムのガキを寄って集って暴力を奮っていたんだ。殺されても別に構わんのだろ?」
「カハッ」
俺は1歩踏み出した瞬間腹に物凄い衝撃が走り意識を失ったのであった。
◇
目を覚ますとそこそこ綺麗な部屋だった。
動こうとしたら
ムムムッ俺は拘束されていた。
芋虫だねぇって段々今自分はヤバい状況なのでは無いだろうか?と冷や汗をかき始める。
「おんやぁ起きたのかい?クソガキ?」
声をかけてきたのは修道服に酒瓶傾けているババアだった。
「ひっ!ババアのモンスター」
「誰がババアのモンスターだっ!」
ゴンッ鈍い音がしたと同時に俺は意識を失うのであった。
「ふむ、知ってる天井だ」
だってさっき見たんもんねー
「なんだいそりゃ?」
ババアが俺を見てそう話しかけてきた。
「ひっババア、ずるいぞ動けない奴をゲンコツするなんて!」
ババアは嬉しそうに笑っていた。
「見えたのかい?」
「はぁ?見えねぇ訳ねぇーだろ?手が消える訳でもあるまいし。そんな速さでゲンコツされたら俺が死ぬだろうが!」
ババアは突然真面目な顔になった。
「ねぇあんたヴィンなのかい?」
「知らん!多分そうなのだろう」
ポケーっとした表情をしたババアに対して俺は少し意趣返しが出来たと喜んだのであった。
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