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第1章人族編
7話
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塔の中は、人口的に掘った様な洞窟の様になっており、入口入ってすぐ右側に冒険者達が並んでいる。
床のマークの上に乗り光ると消えて行く。
転移装置っぽいな、これが無いと途方も無い長期間ダンジョンに潜らないといけないのだろう。
人間は、洞窟の中に長期間潜れる精神構造はしてないからな。
命の危険がある状況で、長時間密閉空間に居るとストレス負荷の限界値を超え壊れる。
そうなれば、一気にデスゲームの始まりだからそこら辺は安心設計って奴だろう。
男の方が壊れるのが早い、これは医学的にも分かってる事だ。
女の人は子供産む時のストレスだったり痛みに耐える為に男より遥かに頑丈らしい。
女の子の日はやばいらしいからな。
前の世界で、何か不機嫌な時の女性には不必要に近付くなって言われる程だった。
痛かったり、倦怠感がある時に面倒臭い絡みされたらそりゃイライラするだろうし。
俺も男女混成パーティーって事になるからそこら辺は気を付けないと。
と思いながら、アリーカを見たが。
その視線を感じたのか、アリーカも振り返り首を傾げるもニコニコ笑ってる。
「ん?何?どーしたの?」
くっそ可愛いなちきしょう。
完全に妹キャラだよ、だがしかし見た目5~7歳完全ロリのコイツに女の子の日有りますか?って聞いて嫌われたらおじさんショックから立ち直れないからな。
その日がもし来た場合、休めるように稼いでおくのも手だな!
そう決意してアリーカの頭を撫でながら
「何でもないさ。さーてダンジョンとやらに挑戦しようかね」
「かねかね!」
こらアリーカ違う意味に聞こえるからやめなさいとは言えんかった。
アリーカはトテトテと俺の後ろを着いてきており、俺は隠蔽を使わずに進んでいた。
俺達はズンズン適当に進んで行った。
歩いて歩いて歩い
ーーグニョ、プチッ
うへぇ何か踏んだ。
最悪だ。
俺は足元を見ると粘着質な液体が足に付着しており足を退かすとちっさい赤色の石が落ちていた。
アリーカは立ち止まった俺を不思議に思い、そして足を上げた事により足の状態に気付いた。
「うわぉ、カナエデロデロ~スライム踏んだー」
俺はやっぱりスライムかぁ、と肩を落とした。
赤い石を拾いアリーカに渡す。
「汚ねぇ最悪だ、アリーカこれが魔石って奴か?」
「多分!赤い奴で合ってる」
ふむふむ、多分強くなると大きくなるパターンだ。
しかし今回は踏んづけてしまったのでこの世界のダンジョンのドロップ方式が分からないので足を汚した分損した。
たまたま潰したから粘液が残ったのか?
それとも解体が必要なのか、わからん。
「ふむ、次は気を付けよう。アリーカ行くぞっ!」
「おう!」
ノリノリだなこりゃ。
上機嫌なアリーカを連れて俺達は再び進む。
5分程適当に歩いた所で上に登る階段を発見した。
流石!チュートリアル!行き止まりと正解の道以外何もねぇ。
魔物のポップ率も最低だろうな。
入って来てから、スライム1匹しか居なかった。
階段前で休憩して、2階層へ立ち入った。
さぁ、魔物よ出て来い!
2階層に入ってすぐに現れた。
緑の小人だ、身長的にはアリーカとほぼ変わらん。
ゴブリンって奴だな。
「アリーカが倒すか?どうする?どっちでもいいぞ?」
すると、気合いを入れたアリーカが一言返事をした後に戦闘に入った。
「はーい!風の精霊さんお願い!"風の刃"」
一撃だった。
ふむ、更に基準がわからん。
アリーカが強いのかコイツが弱すぎるのかさっぱりだった。
「カナエ?見てた?」
「あぁ!見てたぞ!風の刃かっこいい技だな」
「でしょでしょー」
とにぱーっと笑顔を見せるアリーカ。
コスアマに居た時より笑顔が増えた事に俺はとても喜ばしく思っていた。
やってる行為は殺伐としてるけどな?
そして、ドロップ方式かどうかは見れば分かるが倒したゴブリンは既に居なくなっており赤い石=魔石が転がっているって事はドロップ品が残るタイプだなこりゃ。
つまりスライムは特殊な状況だったって事だ。
それだけを確認するとズンズン歩みを進める。
ゴブリンが現れた。
今度は俺が強さを測る為に、素手で戦いを挑んだ。
接近して、前蹴りを食らわした。
ゴブリンは吹っ飛んで行き2回、3回と転がった時点で粒子化した。
「……弱くね?ゴブリン」
The人間の子供と変わらん位の戦闘力しかない気がする。
それでも、噛みつかれでもしたら危険だろうから油断はしないけどな。
後ろでアリーカはパチパチパチと拍手してた。
「カナエも瞬殺」
「まぁ、弱いけど油断はしない様にな?」
そう言うと、アリーカは手を挙げ
「はーい」
と返事していた。
その後、体感1時間半位経った頃に俺達は3階層の薬草採取に勤しんでいた。
驚いた事に、薬草は花壇の様な場所に植えられていた。
引っこ抜いても生えてきそうだが怖いので根元からナイフで切り落として採取した。
アリーカの反応は、なんで?って感じだったので説明する事にした。
試しに1本抜く。
「良いか?植物はこの様に根っこが生えててなここから栄養を吸い上げて葉っぱを生やすんだ。抜いてもまた生えてくるかわからん植物は根っこさえ残ってりゃまた生えてくる」
と説明した所、軽く納得してるからこれでいいかと説明を切り上げ。
2人で3階層にある、薬草の生えてるポイントをゴブリンを倒しながら呑気に全て回った。
そして、来た道を戻りながら帰っている最中にアリーカが不思議そうに俺に質問してきた。
「カナエ?道全部覚えてるの?」
ん?普通じゃないか?いや方向音痴の人には普通ではないのか。
「あぁ、俺は昔から1度通った道は忘れないから気にするな」
前の世界でアルバイトで新聞配達をしていた時に気が付いた事だが。
俺は人より道を覚えるのが早いらしい。
結構、散歩とかしていれば覚えやすいと思うのだが人によってはおかしいと言われる。
脳内で大体のマップを思い描くと簡単に分かるし変な道を通っても行き止まりじゃない限りは迷う事は無い。
方向さえわかっていれば取り敢えず目的地には着くからな!
俺は最短距離で出口に向かい。
ダンジョンから出た。
約4時間位ダンジョンに居たが、それでも日光を浴びるのは気持ちが良かった。
床のマークの上に乗り光ると消えて行く。
転移装置っぽいな、これが無いと途方も無い長期間ダンジョンに潜らないといけないのだろう。
人間は、洞窟の中に長期間潜れる精神構造はしてないからな。
命の危険がある状況で、長時間密閉空間に居るとストレス負荷の限界値を超え壊れる。
そうなれば、一気にデスゲームの始まりだからそこら辺は安心設計って奴だろう。
男の方が壊れるのが早い、これは医学的にも分かってる事だ。
女の人は子供産む時のストレスだったり痛みに耐える為に男より遥かに頑丈らしい。
女の子の日はやばいらしいからな。
前の世界で、何か不機嫌な時の女性には不必要に近付くなって言われる程だった。
痛かったり、倦怠感がある時に面倒臭い絡みされたらそりゃイライラするだろうし。
俺も男女混成パーティーって事になるからそこら辺は気を付けないと。
と思いながら、アリーカを見たが。
その視線を感じたのか、アリーカも振り返り首を傾げるもニコニコ笑ってる。
「ん?何?どーしたの?」
くっそ可愛いなちきしょう。
完全に妹キャラだよ、だがしかし見た目5~7歳完全ロリのコイツに女の子の日有りますか?って聞いて嫌われたらおじさんショックから立ち直れないからな。
その日がもし来た場合、休めるように稼いでおくのも手だな!
そう決意してアリーカの頭を撫でながら
「何でもないさ。さーてダンジョンとやらに挑戦しようかね」
「かねかね!」
こらアリーカ違う意味に聞こえるからやめなさいとは言えんかった。
アリーカはトテトテと俺の後ろを着いてきており、俺は隠蔽を使わずに進んでいた。
俺達はズンズン適当に進んで行った。
歩いて歩いて歩い
ーーグニョ、プチッ
うへぇ何か踏んだ。
最悪だ。
俺は足元を見ると粘着質な液体が足に付着しており足を退かすとちっさい赤色の石が落ちていた。
アリーカは立ち止まった俺を不思議に思い、そして足を上げた事により足の状態に気付いた。
「うわぉ、カナエデロデロ~スライム踏んだー」
俺はやっぱりスライムかぁ、と肩を落とした。
赤い石を拾いアリーカに渡す。
「汚ねぇ最悪だ、アリーカこれが魔石って奴か?」
「多分!赤い奴で合ってる」
ふむふむ、多分強くなると大きくなるパターンだ。
しかし今回は踏んづけてしまったのでこの世界のダンジョンのドロップ方式が分からないので足を汚した分損した。
たまたま潰したから粘液が残ったのか?
それとも解体が必要なのか、わからん。
「ふむ、次は気を付けよう。アリーカ行くぞっ!」
「おう!」
ノリノリだなこりゃ。
上機嫌なアリーカを連れて俺達は再び進む。
5分程適当に歩いた所で上に登る階段を発見した。
流石!チュートリアル!行き止まりと正解の道以外何もねぇ。
魔物のポップ率も最低だろうな。
入って来てから、スライム1匹しか居なかった。
階段前で休憩して、2階層へ立ち入った。
さぁ、魔物よ出て来い!
2階層に入ってすぐに現れた。
緑の小人だ、身長的にはアリーカとほぼ変わらん。
ゴブリンって奴だな。
「アリーカが倒すか?どうする?どっちでもいいぞ?」
すると、気合いを入れたアリーカが一言返事をした後に戦闘に入った。
「はーい!風の精霊さんお願い!"風の刃"」
一撃だった。
ふむ、更に基準がわからん。
アリーカが強いのかコイツが弱すぎるのかさっぱりだった。
「カナエ?見てた?」
「あぁ!見てたぞ!風の刃かっこいい技だな」
「でしょでしょー」
とにぱーっと笑顔を見せるアリーカ。
コスアマに居た時より笑顔が増えた事に俺はとても喜ばしく思っていた。
やってる行為は殺伐としてるけどな?
そして、ドロップ方式かどうかは見れば分かるが倒したゴブリンは既に居なくなっており赤い石=魔石が転がっているって事はドロップ品が残るタイプだなこりゃ。
つまりスライムは特殊な状況だったって事だ。
それだけを確認するとズンズン歩みを進める。
ゴブリンが現れた。
今度は俺が強さを測る為に、素手で戦いを挑んだ。
接近して、前蹴りを食らわした。
ゴブリンは吹っ飛んで行き2回、3回と転がった時点で粒子化した。
「……弱くね?ゴブリン」
The人間の子供と変わらん位の戦闘力しかない気がする。
それでも、噛みつかれでもしたら危険だろうから油断はしないけどな。
後ろでアリーカはパチパチパチと拍手してた。
「カナエも瞬殺」
「まぁ、弱いけど油断はしない様にな?」
そう言うと、アリーカは手を挙げ
「はーい」
と返事していた。
その後、体感1時間半位経った頃に俺達は3階層の薬草採取に勤しんでいた。
驚いた事に、薬草は花壇の様な場所に植えられていた。
引っこ抜いても生えてきそうだが怖いので根元からナイフで切り落として採取した。
アリーカの反応は、なんで?って感じだったので説明する事にした。
試しに1本抜く。
「良いか?植物はこの様に根っこが生えててなここから栄養を吸い上げて葉っぱを生やすんだ。抜いてもまた生えてくるかわからん植物は根っこさえ残ってりゃまた生えてくる」
と説明した所、軽く納得してるからこれでいいかと説明を切り上げ。
2人で3階層にある、薬草の生えてるポイントをゴブリンを倒しながら呑気に全て回った。
そして、来た道を戻りながら帰っている最中にアリーカが不思議そうに俺に質問してきた。
「カナエ?道全部覚えてるの?」
ん?普通じゃないか?いや方向音痴の人には普通ではないのか。
「あぁ、俺は昔から1度通った道は忘れないから気にするな」
前の世界でアルバイトで新聞配達をしていた時に気が付いた事だが。
俺は人より道を覚えるのが早いらしい。
結構、散歩とかしていれば覚えやすいと思うのだが人によってはおかしいと言われる。
脳内で大体のマップを思い描くと簡単に分かるし変な道を通っても行き止まりじゃない限りは迷う事は無い。
方向さえわかっていれば取り敢えず目的地には着くからな!
俺は最短距離で出口に向かい。
ダンジョンから出た。
約4時間位ダンジョンに居たが、それでも日光を浴びるのは気持ちが良かった。
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