【R-18】ヤンデレゲームの主人公に転生した俺は恋愛フラグをへし折りたい。【本編完結】

REN

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本編1章

★アッシュは優しいけど、意地悪で……。

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※攻めのオナニー、連続絶頂、兜合わせ、潮吹き、メスイキ、おもらし、乳首イキ、結腸、素股、お掃除アナル舐め、お掃除フェラ。









ついにきたかと思った、婚約してからもアッシュは優しくて俺を気遣ってか、俺を抱こうとしたことは1度もなかった。

それなのにいつもなら、抱き合って寝るだけなのに今日は押し倒されたから、嗚呼、アッシュも結局はそうなのだと安心したのに……俺の期待は見事裏切られることになったわけで。

俺の体を跨って俺の首筋にスリっと鼻先を寄せて匂いを嗅ぎながら、アッシュは自分のペニスを扱いていた。

困惑してる俺と目が合って、ふっと困ったように微笑んだアッシュが「ごめんね?ユーリ…」と呟いた。

その瞳はたしかに欲を孕んで炎のように揺らめいて燃えてるというのに俺には触れてこない。

時折、肌にアッシュの熱のこもった吐息がかかって擽ったいし、艶を含んだ声が聞こえるとゾクゾクして、俺まで元気になりそうだ。

アッシュは親の仇だと頭ではわかってるのに、俺と無理矢理SEXしてこないところとか、今までの優しさ、俺に向けられた微笑みとか、全てが嘘とは思えなかった。

だからこそ苦しい、もしかしたら、これも計算づくなのだろうか。

眉間に皺を刻んで震える唇、もれる吐息、少しだけ潤んで欲を孕む瞳、全てが本当に俺で興奮してるのを物語っていて、なのに俺には触れてこない。

ただ、俺の匂いをくんと嗅いで、熱い吐息を吐き出すだけ。

逆に俺はそれに煽られて興奮してきて、ちんこに熱が集まってくるのを感じていた。

復讐する相手だとわかっていても、すぐに自分の中でアッシュへの感情を消すなんて無理で、本当は知りたくなかったとさえ思ってしまうくらいには絆されていた。

だからこそ、色気を振り撒きながら俺をオカズにオナニーなんてしないでくれ!!

吐かれる息が首に触れて変な気分になってくるし、ぐちゅとアッシュがペニスを弄る度に聞こえてくる音もダメだ、俺の興奮を煽るだけ。

アッシュに煽られてお腹の奥底は、きゅんきゅんして疼くし、熱が燻ってる気がする。

それなのに全然触れてこないから、なにこれ、俺おあずけされてんの?

落ち着け、落ち着け、そもそも、アッシュは復讐相手だって、俺の親を死に追いやった本人だ。

なのになんで、アッシュ相手に興奮してんだよ、俺ノーマルだったはずじゃん!
絆されてるからって男のオナニーに見て興奮すんなよなんて自分に悪態ついて現実逃避してみても、目の前で繰り広げられる行為は刺激が強すぎた。


寝巻きがはだけて、白い肌が見えるし、顔に似合わず凶悪すぎるペニスのサイズにゴクリと思わず涎を飲み込むくらいには、あれで奥ガンガン突かれたら気持ちよさそうなんて思ってしまうくらいには男とのSEXに慣れてる自分も正直嫌だ。

顔を背けて極力視界に映さないようにすれば、わざとなのか、なんなのかわからないけど、アッシュの艶っぽい声が小さくもれ聞こえてきて気になってしまう。

視線があったらあったで、薄く開いた唇から覗く赤い舌がえろいし、ギラギラと飢えた肉食獣みたいな射抜くような空色の瞳から目が離せなくなった。

まるで、自分を見ろと言わんばかりに挑発されて……俺の頭は茹だっていた。
冷静な判断なんてとっくに出来なかったのかもしれない、だから俺は…アッシュの手に手を重ねて、間接的にでもペニスに触れた。


「はっ、ぁ…ユーリ?」

「ねぇ、いつまで僕を見てるだけなの?」
 
と、ついポロリと言ってしまったんだ。


眉間のシワが深くなって、空色の瞳は欲望が色濃くなったように見えたその瞬間、手を掴まれて今度こそ押し倒された。

ふー、ふー、と荒い呼吸で俺を見下ろすアッシュの額には汗が滲んで色香を放っていた。

俺はというと、さらに煽るように膝でアッシュのむき出しのペニスをグリグリと押し上げれば、低く呻いたアッシュが舌打ちして、耳朶に唇が触れるほどの至近距離で囁かれる。

「ユーリが煽ったの悪いんだからね、まだユーリの心の傷は癒えてないと思って我慢してあげたのに…」

「……ッ、僕達婚約してるんだよ?目の前でそんなことされたら僕だって興奮する」

アッシュの手を掴んで、自分の股間に触らせるとピクリと指先が動いて、布越しに触れた手にアッシュの声を聞いてオナニーを見てるだけで興奮して昂った自身を腰を数回揺らして押し付ければ、唾を飲む音が聞こえた。

「本当にどうなっても知らないよ…」

「僕に求めさせようとしたくせに…アッシュの意地悪…」

口角を吊り上げて俺を見るアッシュの考えを、なんとなく予想出来た。

我慢できなくても俺から求めなければ、SEXをしようなんてしなかったんだろうな。

俺を煽るだけ煽っておいて、どこまでも優しいがズルい奴だと思う。

親の仇なのに、俺からしたら敵のはずなのに…そこまで優しくされたら、やっぱり絆される俺もいるんだよ。

だから今は…今だけはなにも考えたくなくて、忘れたくて、アッシュに抱かれることを選んだ…はずなのに…。




どうしてこうなったのか、わからない。

アッシュが俺の下着ごとズボンをおろして、アナルを解すのかと思ったら、アッシュに抱き上げられて膝の上に座らされた。

向かい合う体勢で座ってアッシュのペニスと俺のペニスをくっつけて今俺はアッシュの手によって扱かれている。

これはいわゆる兜合わせというやつだ、ペニス同士が擦れて気持ちいいのは気持ちいいのだが、前で気持ちよくなればなるほどに後ろがきゅんきゅんして欲しくて仕方ない。

自分の体がこれほどまでに男に抱かれることを望んでしまうなんて、簡単に作り替えられてしまった体に主人公補正怖い。

期待を打ち砕かれて不満しかないのに、それでも体は従順に快楽をひろいあげる。

「ひぅ、あっ、あん…アッシュ…、はっ、ぁ…なんで?」

「私はユーリに優しくありたいんだ…、不満かい?」

優しい表情でそんなこと言われたら不満だなんて言えなくて、でも、わかってるような態度にちょっと腹立つ。

ぐりゅっと尿道口を抉られると強い刺激に目の前がバチバチ火花が飛び散る。

やばい、気持ちいい、イきそう…。

腰は揺れ動いて快楽を貪欲を求める自分に獣になった気分だ。



絶頂が近づいて体がふるえると途端に手の動きが止まって俺のちんこを握られた。

行動の意味がわからなくて、不安で揺れ動く瞳でアッシュを見れば「射精いましたらつらいのはユーリだよ」と紡がれると、そうなの?と純粋に感じた疑問は口からこぼれおちていった。

「そうだよ、1回で終わる自信がないんだ」

困ったように紡がれた言葉に、それもそうかと納得した。
他の人達の絶倫具合を考えれば、アッシュも当然絶倫のはずだ。
このゲーム攻め全員が絶倫だからな、この世界がゲームの世界にしろ、独立した世界にしろ、あのゲームのキャラ設定はベースになってるようだし。

だからといって、いかせてもらえないのは辛いから不満げな表情でアッシュを見つめてると宥めようとしてるのか、額、瞼、頬、鼻先と口付け落とされ、最後に唇が重なる。

隙間なくピッタリと重なった唇、柔らかいその感触にうっとりしながら薄く口を開くと分厚く長い舌が口内に潜り込む。

歯を一つ一つ丁寧に舐められ口蓋を舌先で擽られると息が上がっていく、潤んだ瞳で間近の空色の瞳と視線が絡まれば目をそらすことなんてできない。

射抜くような鋭い眼光に、そんな顔してるのに最後まで本当にやらないつもりなのか?俺を食いたいって顔してるのに…。

舌が絡まってじゅっと吸い付かれると溢れる唾液をコクコクと飲み込むと満足そうに目を細めるアッシュに、やっぱり、変態だ。

唾液飲ませて喜んでる絶対…!

片手が後頭部に回されてグッと引き寄せられ耳殻をすりすりと撫でられると、ゾワゾワと背筋が粟立つ。

無理、気持ちいい、頭に音が響くみたい…♡

耳腔に指が挿入され弄られるとじゅるじゅると吸い付かれる音とか、舌が絡まる水音が脳に直接響いてるような感覚に興奮が煽られて、それが気持ちよさに変換される。

「んぅ♡ふっ♡んちゅっ♡はぁっ、あっ♡」

「はっ、はぁ…ァ…」

グリュグリュと亀頭を弄られるともうダメだった。
キスで頭は酸欠状態になってクラクラするし、気持ちいいしで我慢なんてできるはずもなく、舌を甘く噛まれた瞬間、喘ぎはアッシュに飲み込まれながら呆気なく吐精した。

アッシュはまだ達しておらず、いったばかりで敏感になってる俺のちんこごと一緒に扱くから腰がはねる。

敏感になったちんこを触られるのは、つらくて涙がボロボロと溢れ出して、しがみつくようにアッシュの項に腕を回して抱きつく。

俺の達した精液がぐちゃぐちゅと扱かれる度に音がするし、俺の精液がアッシュのちんこを濡らしてるのもなんだか凄く興奮を煽られてしまった。

俺も変態かもしれん、認めたくないけど…。

扱く手の速度が早まって、アッシュもいきそうなんだとわかるとイタズラに舌に噛みつきながら、アッシュの耳腔に指を差し込んで、すりすりと擦るとビクッと肩を震わせたアッシュに噛みつかれてアッシュも達したらしく俺のちんこを精液が濡らす。

「はっ、ぁ♡んぅ…♡」

「ユーリ、あまり煽らないでくれ…」

唇が離れるとどちらの唾液かわからない唾液の糸が2人を繋いで消えて落ちた。

獰猛な獣のような目でそんなこと言われてもなと思ってるとアッシュに押し倒されて、赤ちゃんのオムツを変える時のように両足を閉じた状態で持ち上げられるとさすがに恥ずかしくて、ボッと真っ赤に頬に染める。

「ちょっ、なになに、アッシュ?」

「まだ足りない、も少し頑張ってくれないか」

「え、いやっ、あの、何を頑張れっ…ひぃ!?♡」

にゅるっと閉じられた足の間からアッシュのペニスが出てきて、あ、これ素股…と理解したはいいが、アッシュのペニスが抜き差しされる度に俺のちんこ擦れて気持ちいい。

睾丸を亀頭で押し潰しされたり、竿も擦られて手で扱かれるとか舐められるとはまた違った快楽がうまれる。


パンパンと肌と肌がぶつかる音が聞こえて、挿入してないけど、これほぼSEXじゃん。

アッシュの大きい亀頭が足の間を動くと太ももと睾丸にペニスと擦られて、変な気分になってくる。

擦られる度に気持ちよくて、けど、お腹はずっときゅんきゅんして欲しくてたまらない。

欲を孕んだ空色の瞳が俺を見下ろしてきて、眉間に皺が寄ってもイケメンはイケメンだし、額に滲む汗とか張り付いた髪とか色気が凄い。

目が合うとイタズラっ子みたいに微笑んだアッシュが乳首をカリカリと爪先で引っ掻いてきて、すっかり性感帯になってるそこを弄られるとジンジンと痺れるような快楽が押し寄せくる。

「ひっ♡あっ♡あぅっ♡らめっ、らめ♡ちく、び♡いじったらやらぁ♡♡」

「ふふっ、ここ気持ちいいんだろう?嫌じゃないよね、こんなにぷっくりして…凄く美味しそうだ…」

ぎゅっと摘まれると目の前が眩く弾けて、はっはっと浅く呼吸を繰り返し、いやいやと手を伸ばしてアッシュの手を掴んでもやめてもらえなくて、きゅっきゅっとリズミカルに摘まれ弄られるとジンジン痺れるそこがもどかして、腰をくねらせる。

もっと、直接的な気持ちよさも欲しい、お腹きゅんきゅんして切ない。

生理的な涙は溢れ出してべしょべしょに顔を濡らして、滲む視界でアッシュを見つめて不満を訴えてると乳首から手が離れて、かわりにペニスを握られた。

え?と首を傾げれば、にっこり笑ったアッシュが腰を揺らすとアッシュのちんこと手で刺激されると我慢なんてできるはずもなく、ひっきりなしに押し寄せる快楽の波が一際大きくなると絶頂へ簡単に追い立てられて、シーツを掴んで背を弓なりにそらす。

「あっ♡ァ…アァッ!♡♡らめっ♡いっちゃ、いく♡いくいく♡♡♡いっ~~~~~~~~ッ!♡♡♡」

びゅるびゅると力なく精液を吐き出して、ビクビクと余韻で体は小刻みに痙攣を繰り返す。

アッシュも息を詰めて達したようで俺のお腹の上に注がれたそれは、俺の出したものと混ざりあっていた。

混ざった精液をアッシュが腹の上に塗り込むように手で伸ばしてるのを見て思わず「変態…」と掠れた声で呟いた。

「男はみんな変態だよ、ユーリ…」

────とくに好きな子の前だとね?

いい笑顔で堂々とそんなこと言わないで欲しい。
本当にアッシュが罠にはめたんだろうか、こんなにもいつもと変わらないのに。

アッシュの病んでる部分が自分には見せてないだけなのか、本当に普段通りな様子なだけに戸惑いを隠せない。

余韻に浸ってるとアッシュが俺を抱きしめて、ゴロンと隣に寝転がった。

これで終わりか?絶倫のわりには回数が少ないと思うけど、満足なのか?

じぃーっとアッシュを見てると優しく頭を撫でられて、ちゅっと目尻に口付け落とされる。

「ふふっ、不満そうにしてるね?」

「……別に、ただ、アッシュが足りてるのかなって…思っただけだし……」

図星を指摘されても誤魔化すように言葉紡いでも絶対バレてんだろうな。

クスクスと上機嫌に笑ってるし、なにより、俺今めちゃめちゃ顔が熱い。
これ絶対真っ赤になってるやつだろ、そんな顔してたらバレバレだよな、くっそ!

心中でどんなに毒づいても意味が無いのはわかってても、ついつい毒づくと笑みを深めたアッシュにグイッと肩を抱き寄せられて、耳元に唇が触れる。

「夜はまだまだこれからだからね?少し休憩するのも大事だよ…」

その言葉にまだ終わらないってことがわかると同時にかぁーっと恥ずかしくなって、耳裏まで真っ赤に染めた顔を隠したくてもアッシュの胸板に抱きつく。


抱きしめられて密着してるとアッシュの鼓動、匂い、体温を間近で感じて、本当にアッシュが仕組んだのかわからなくなる。

いつもと変わらない、意地悪なところはあれど優しいアッシュの裏顔を俺は知らない。

自分の気持ちもアッシュの本当のこともなにもかもがわからない、俺は…どうすべきなのか、悩んでいた。

こんなに絆されてしまってるのに俺にアッシュを殺せるのか、憎むべき相手とこんなことしてるのに…。

頭を優しく撫でていた手が下の方に滑っていき、お尻を悪戯に撫でられるとビクッと腰が跳ねた。

絶頂の余韻が抜け切ってない俺は敏感になってる、感度抜群状態だから下手に刺激するように触れないでほしいという思いを込めて、アッシュを見ても、にこやかに微笑まれるだけだった。

「ふふっ、ユーリは敏感だね、ここ…ただ、撫でてるだけなのに気持ちいいのかい?」

「……しっ、知らない!」

恥ずかしさを誤魔化すように胸板にグリグリと頭を擦り付ければ「痛いよ、ユーリ」とクスクス笑いながら言われても、やめる気にならなくてグリグリしてるとお尻を撫でていた手が割れ目の間に入ってきて、割れ目を擦られるとキュンとアナルが締まる。

それがなんだか期待してるようで恥ずかしいやら悔しいやらで、目の前の鎖骨に噛み付いた。

「っ…!こーら、ユーリ今のは本当に痛かったよ、イタズラがすぎる子にはお仕置が必要かな?」

「え…?」

アッシュの言葉にギクリと肩を揺らして、見上げればそれはそれは目は笑ってないのに満面の笑みを浮かべるアッシュがいて体が強ばる。

アッシュのお仕置…、ゲームでのアッシュを考えるとそれはかなり危険な気がして、めちゃめちゃ怖い。

心をぶっ壊して主人公を自分のものにするようなヤンデレエンドがある奴だぞ、そんなアッシュのお仕置って冷や汗が背中を伝う。

恐怖で喉が引き攣ってカラカラに渇く、胸がざわついて息が苦しい。

はっはっと浅く呼吸を繰り返してると、俺の異変に気づいたアッシュが心配そうに顔をのぞきこんできた。

「ユーリ…?どうしたんだい、顔色が悪いけど…」

「なっ、なんでも……ない…」

「そんなことないだろ、今日は残念だけど、もうやめようか?なにもSEXすることだけが愛を語らう手段ではないからね」

え?やめんの?と不満が顔に出てたのかもしれない。
俺の顔を見たアッシュにまた笑われた。
何回笑えば気が済むんだよ、ひどくね?

そりゃあ、お仕置は嫌だけど、ぶっちゃけめちゃめちゃ怖いし、でも、中途半端に放置されるのも嫌だ。

不満と恐怖と色んな感情が綯い交ぜになって複雑な感情を作り出す。

自分が本当はなにがしたいのかも曖昧になってる気がしてならない。

耳殻をすりすりと撫でられ耳孔に指が挿入されるとむず痒いような変な感覚がして、縋るようにアッシュの寝巻きの裾をぎゅっと掴んだ。

「ふふっ、耳で感じちゃうなんて…」

──────エッチな子だね…?

と、意地悪く囁かれるとそれだけで興奮が煽られていく。
燻っていた熱は一気に燃え上がって、じょじょに自身は頭をもたげはじめた。

これだけで興奮してるなんて恥ずかしいのに、なんだか、空色の瞳と視線が交わると体はどんどん昂っていく。

自分の体の変化についていけず、困惑してるのにそれに気づいていないのか、気づいていて気付かないふりをしてるのか、アッシュの手が割れ目をくにくにと開いたり閉じたりして弄んできて、お腹の奥底はきゅんきゅん疼いて熱い息を吐き出した。

「はっ♡あっ……ふっ♡はぁ…ッ…ァッ…♡♡」

「ここ、弄られたいのかい?」

アッシュの意地悪な問いかけにも茹だった頭では素直に頷いてしまう。
こくこくと何度も頷けば、───────いい子だね、ユーリ可愛いよ。と言葉が紡がれた。

待ち望んだ刺激をくれるのかと潤んだ瞳で見れば、手が離れてしまった。
え?と小さく言葉が溢れると、微笑んだアッシュの言葉は残酷なものだった。

「まだあげないよ、ふふっ、もっと私を欲しがってからね…?」

嗚呼、やっぱり、アッシュは病んでるらしいとこのとき気づいた。
空色の瞳が色濃くなってる事や、自分を強く求めて欲しい欲求があるのを考えるときっとアッシュは…。

理解しても、それでも、嫌いになりきれないのはきっと優しさが決して全部がニセモノじゃないからだろうな。


アッシュは宣言通りお尻は一切触れてこない。
正直お腹の奥が疼いて仕方ないのに触れてもらえないもどかしさにグズグズにされていた。

寝巻きの上から心底楽しそうにうきうきとした様子でアッシュが人差し指と中指で、ぷっくり膨らんだ乳首を左右に引っ張り押し潰す。

乳輪ごと弄られると腰がびくびく震えた、それだけで気持ちがいい。

くにくにと左右に引っ張りたり戻したりを繰り返され、決定的な刺激を与えてくれないアッシュの腕を掴んで涙目で睨みつける。

「んっ♡はぁ♡あ゛ぅっ…!もうやぁ…♡」

「ふふっ、気持ちいいね?ここだけでいけるように頑張ろうね、ユーリ♡」

甘ったるい声色で恐ろしいことを宣言しないで欲しい。
きっと乳首だけでいくまでこれは続くのだろうと覚悟を決めるしかなくて、残酷なその宣言に気が遠くなるようだった。

乳輪ごと摘まれて引っ張られるとジンジンと乳首が痺れて気持ちよくて、もう片方の乳首は寝巻き越しに口内に包まれた。

歯を軽く立てられて挟まれた乳首を、たっぷりと濡れた舌が唾液を塗り込むように上下に動くとビリビリとした快楽に唇が震える。

両方の乳首を弄ばれると快楽から逃れようと体をよじろうとしても、アッシュに抑え込まれてそれができなくて、絶え間なく与えられる快楽に、あっあっと口からは意味のなさない喘ぎだけがこぼれ落ちる。

「あ゛ッ♡あぅ♡やだ、やらぁ♡んぅ、無理むりぃ…♡♡♡」

「ふふっ、無理じゃないよ、ほら、こんなにここ硬くしてるじゃないか?」

つんとちんこを指で弾かれて、痛いほど張り詰めたそこはそれだけでピュルッと軽く精液を零れさせた。

乳首だけじゃいけない、もどかしい、お腹の中を渦巻く熱に煽られ、脳は蕩けきって正常な思考は保てなかった。

自分で慰めようと手を伸ばすと、その手をあっさりアッシュに掴まれて、ぢゅっと乳首を吸われて離れた濡れた唇が耳元に寄せられ低く囁かれる。

「ユーリはご褒美が欲しくないのかい?乳首だけでいければ、私のでグチャグチャになるまで奥を突いて、たくさんいじめてあげる…」


──────けど、今ここで自分で弄るなら……、ご褒美はなしだよ?

と、俺に選択を委ねてきた。
お腹の奥が疼いてしかたないのに、そんなこと言われたら逆らうなんて選択肢は俺にはなかった。

覚悟を決めて大人しく身を委ねることにした俺は、スリッとアッシュの胸板に擦り寄って、潤んだ瞳で見つめる。

「はっ、はぁ…こっちが早く欲しい…♡」

アッシュのいきり立つペニスをすりすりと撫でると、熱い息が吐き出されて、眉間に皺が寄るのも色気を放っていた。


挑発するような行動をとっても、結果は無駄に終わって俺は執拗に乳首を弄られていた。

刺激されすぎてぷっくら膨れた乳首は充血してるし、ジンジンと痺れたような快楽が乳首を吸われたり舐められたり、指でこねくり回されると頭のてっぺんから足の先まで駆け抜けていくようだ。

いきそうでいけないのが続いていて、ペニスは限界まで張り詰めてぽたぽたと精液を零してるし、乳首を弄られてるだけなのにおしりの穴はひくついていた。

「ひぃっ♡♡♡あっ、あう♡もうつらっ、い♡いきたい♡いきたい♡いかせてよぉ…♡♡♡」

「そろそろ、頃合かな、ユーリイかせてあげるよ」

紡がれた言葉にえ?と潤んだ瞳で見つめても、返答がなにか返ってくるわけでもなく、乳輪ごとじゅるじゅると吸われながら、もう片方は引っ張られて山となりながらこねくり回されると、目の前がチカチカ、バチバチと火花が散って明滅する。

視界がどんどん白く染まって、優しく乳首に歯を立てられた瞬間、痺れるような快楽が突き抜けて背を弓なりにそらして、乳首を突き出すような体勢になって、どびゅっぴゅるっと勢いよく精液を放った。

「ひっ♡あっ、ぁ♡なんれぇ…?♡♡♡いっちゃった、あっ、あっ、♡♡♡乳首でいっちゃった♡」

「ふふっ、よくできました、ユーリ可愛かったよ?」

目尻に溜まった涙を吸い取るようにキスをされて、ぴくぴくいまだ快楽の余韻で不規則に震える俺の足をアッシュが抱えて持ち上げて、マングリ返しのような体勢にされて、やっと期待していた刺激をもらえることに鼓動が高鳴った。

その期待がアナルにも出てるらしく、ひくひくと伸縮してアッシュをいやらしく誘う。

「ふふっ、そんなにココに欲しいのかい?ひくついて、私を誘ってるようだよ」

「んぅ…やぁ、アッシュの意地悪!」

つんつんと指先で突っつきながら紡がれた揶揄するような言葉に不貞腐れて、頬をぷっくり膨らませるとごめんね?と絶対に悪いと思ってないアッシュが形だけの謝罪をしてきた。

ますます不機嫌になって睨んでると、つぷりと指が挿入されて、お腹側を探る動きに慣れてるなと思う。

少し拙い動きをしていたカナタ以外はまぁ、みんな慣れてだけど、なんだろうな、アッシュは俺と子供の頃から婚約してたわけだし、童貞だと思ってたのに。

その不満が顔に表れてたのか、アッシュがくすくす笑う。

「ユーリ、なにか勘違いしてるだろう?私は昔からユーリだけだからね、こういうことをするのはユーリがはじめてだよ」

「ふぇ…?」

「ユーリを傷つけないために色々な本を読んで勉強はしたけどね」

パチンと音がなりそうな綺麗なウィンクをしたアッシュに全て見透かされたのが恥ずかしくて、そんなこと気にしてないし!と叫んで顔を背けた。

なんか俺すげぇワガママじゃん、俺は初めてじゃねぇのに、いくら同意じゃないにしても。
なのにアッシュには初めてを望むなんて…なんか、それって……。

心中でため息をつく、まるで独占欲だ。
そんなのアッシュを好きと言ってるようなもので、憎むべき相手を好きとか、俺バカだろ。

と上の空でいたのが気に障ったのか、グリッと前立腺を押されて、ビクッと腰が跳ねた。
突然の快楽に脳が処理追いつかず、グッグッと押されるとぷっくり膨らんでる前立腺が押し潰されて気持ちよくて、無駄なのわかってても、いやいやとかぶりを振る。

「ひいっ♡まっ、待って、つよい!つよいからぁ♡♡♡」

「ふふっ、ここが気持ちがいいところみたいだね、私とこうしてるのに他のことを考える余裕があるならもっと気持ちよくしてあげないとね」

グリュ♡ともう一本指が増やされて、2本の指で前立腺をトントン叩かれて、グッグッと押し潰されると目の前がチカチカと明滅しはじめた。
すぐそこまで絶頂が迫ってることにシーツをグッと握りしめて、快楽をなんとか逃そうと足掻くもガッツリ足を両脇に抱えられていて無駄な抵抗に終わる。

「ひぐっ♡お゛ッお゛ッ♡やらぁ♡♡らめらめ♡すぐいっちゃうから、はなして♡♡♡」

─────イけ…。
と耳元で囁かれたらもうダメだった。
その言葉に誘われるように絶頂へ駆け上がって、目の前が徐々に真っ白に染まって、チカチカと明滅した瞬間グリッ♡と強く前立腺を抉られて、目の前が弾けて飛んだ。

「~~~~~~~ッ♡♡♡」

胸を突き出すように背を反らして、へこへこと腰を動かしてガクガク足を震わせて、声もなくどぴゅ♡ぴゅる♡と勢いのない射精をしてお腹に精液が飛び散り、絶頂に達すると体から力が抜けてベッドに沈む。

ピクピクと余韻で不規則に痙攣してるとずるっと指が引き抜かれるときに腸襞が擦れて、敏感になった体はそれにすら反応して震えた。

「あっ、はっ…ぁ…」

「ユーリすごく可愛かったよ」

チュッと瞼にキスされてから、足を抱え直されてアッシュのペニスがアナルに押し付けられる。
ちゅぷちゅぷと入口を出たり入ったりする刺激に早く奥まで欲しくて、腸襞は絡みついて奥へ導こうとうねる。



ようやく待ちわびたペニスがグッと押し込まれ、腸襞全体を押し広げるように挿入されると前立腺が亀頭の大きく傘のはったそこで抉られると目の前がチカチカする。

いったばかりで敏感になってる体はまたすぐにでもイきそうで奥をどちゅん♡と穿たれた瞬間、透明な液体が勢いよくぷしゃーっと溢れ出た。


「あっ♡なんれ♡ひぃっ♡♡♡ぎもぢいい♡♡♡むりむり♡♡♡」

「ははっ、潮噴いちゃったみたいだね?可愛いよ、私のユーリ…♡」

恍惚とした表情で俺を見下ろすアッシュにさらに腰を持ち上げられて、真上から突き刺すようにどちゅんどちゅんと律動開始されるとバチバチと火花が飛び散り、コンコンというより、ゴンゴンのが正しいだろうと思うくらい重く結腸をノックされると頭が真っ白になる。

「ひぎぃ♡ちゅよい♡♡♡むりぃ♡♡♡あっ♡お゛っお゛ッ♡しんじゃ、しんじゃう♡らめ♡い゛っだがらぁ♡♡♡どまっれ♡どまっれ♡♡♡」

「はっ、ごめんね?ナカが凄い気持ちよくて止めれないんだ、頑張って」

涙とヨダレでぐちゃぐちゃになりながら、どちゅどちゅと奥を穿たれるたびにぴゅるぴゅると力なく精液溢れ出して、頭のてっぺんから足の指先まで駆け抜ける快楽の暴力に涙がボロボロと流れる。

訴えても止まってくれないアッシュがずるぅっと限界まで引き抜いて、結腸目掛けて一気に奥まで穿つとぐぽん♡と鈍い音と共に結腸のナカに亀頭がめり込んで頭が真っ白に弾け飛んだ。

射精もなく絶頂へ達して、連続でいったことで息が苦しくてはくはくと口を開閉繰り返し、ヨダレが口の端から垂れる。

「あひぃっ♡♡♡ひっ♡い゛っだがらぁ、どまっれ♡♡♡無理ぃ♡頭ばかんなりゅ♡♡♡アッシュやらぁ♡♡♡」


絶頂しても止まってくれない律動に足の先はきゅっと丸まって、ぷらんぷらんと揺れ動くだけで、どちゅ♡ごちゅ♡と結腸を穿たれると、いきすぎた快楽に目の前が真っ白に染っていく。
ぱんぱんと肌と肌がぶつかる音が脳を犯していき、チカチカ、バチバチ繰り返して、体を駆け巡る快楽に尿意が襲ってきて、目を大きく見開き、じたばたと足掻く。

「ひぎっ♡らめっ♡でちゃ♡もれちゃっ♡もれちゃう♡♡♡どまっれ、どいれいぎだい♡♡♡」

「はっ、漏らしてもいいよ、ユーリ」

残酷な言葉を笑顔で紡ぐアッシュに絶望して、なんとか耐えようとシーツを握りしめても激しくなる抽挿に抗うなんて無理で、黄色い液体がぷしゃーっと勢いよく飛び散って自分の顔にかかる。

ツンと鼻を突く匂いにおしっこだとわかって、恥ずかしいやら悔しいやらで涙が溢れ出す。

それでも、突き刺すように真上からどちゅどちゅ突かれると気持ちよすぎて視界が徐々に白に染って、ずぱん!と結腸を穿たれて、ぎゅうぅっとペニスを搾り取るように強く絡みついて締め付けるとグッと腰を押し付けてグリグリと回され、ナカに熱いモノを感じて、それにも気持ちよくなって絶頂を迎える。

何度か腰を揺さぶられて、ナカに全部出し切ったのか、ずるっと引き抜かれるとクパァっと開いたそこからドロッ♡と精液が溢れ出した。

「はっ、あっ、もらしちゃった…アッシュのばかぁ…」

「ふふっ、すごく可愛かったよ、ごめんね?意地悪して」

悪いなんて思ってないのは態度で丸わかりで、怒りがふつふつとわいてくるのに、それでも、その笑顔に騙されてしまう自分がいた。

溢れ出たものを戻すように指2本挿入されて、ぐちょぐちょと粘り気がある水音をさせながら、ナカをかき混ぜられると敏感になった腸襞は痙攣して指を締め付ける。

「ひぃっ♡もうやらぁ!いった、いったからぁ♡♡♡」

「ナカぐちょぐちょで痙攣してるよ、綺麗にしてあげようね」

そう言うと掻き出すように指が引き抜かれトロリと精液が溢れ出て、何をするのかと思えば端正な顔がアナルに近づいて、くぱくぱ開け閉め繰り返してるアナルに舌が突っ込まれた。

ぐりゅ♡と舌が全体を舐めまわして、じゅるじゅると音を立てて吸われると腰がびくびく震える。

何度も絶頂した体は敏感すぎるほど敏感で、舌がナカで動くとそれだけで気持ちよすぎてダメだ。

「あっぁ♡ひゃめ!らめっ♡しょんら、とこ、ぎだない♡からぁ、ひゃめて!♡♡♡」

グイグイと頭を押し返そうとしてもビクともしなくて、じゅるじゅるアナルを舐められるとちゅるんとようやく舌が引き抜かれて開放された。

舐めてナカを綺麗にされるなんて初めての行為に羞恥心が込み上げ、ふるふると涙目で睨みつける。

「ばかぁ!アッシュの変態王子!」

「ははっ、ずいぶんと酷い言われようだ、ユーリの全てを愛おしいと思ってるだけだよ」

さらっとそんなことを返されては、やられっぱなしはムカつくと謎の闘争心が湧き出て、もそもそと体を動かしてアッシュの股の間に顔を埋めた。

てらてらに濡れたペニスを両手で握って、唾液を垂らしてから口内に含んで口をすぼめて、じゅぶじゅぷと顔を上下に動かして付着してる精液を舐めとる。

じゅるじゅる吸い付いて残ってる精液を吸い出せば、ちゅるんと口内から出した時にはすっかり元気を取り戻したペニスに嫌な予感がした。

アッシュをおそるおそる見上げるとにっこりと笑ってるのに目はギラギラと飢えた獣のようだった。



この時俺は学んだ、お掃除フェラするとスイッチが入ったアッシュに犯されると。

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