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本編1章
★目を覚ますとベットの上
しおりを挟む※ ♡喘ぎ、濁点喘ぎ、前戯がしつこい、潮吹き、潮を飲む、唾液を飲ませる、アナル舐め、攻めフェラがあります。
揺蕩う意識の中で自分の頭を撫でる安心できる手の温もりを感じていた。
リバーの手は少しだけ体温が低めだったからこの手は違うとわかる。
温かくて優しい手つき、目を開けようにも開けれなくて意識だけが覚醒していく。
「ユーリ…目を覚ましてくれ……」
届いた声には聞き覚えがあった、自分の推しの声がわからないほど俺は馬鹿じゃない。
なんで、キリヤの声が聞こえてくるんだ?
俺は今どこで寝てるんだ?
早く目を開けろ目を開けろと心の中で念じてるとようやく目を開けることができてぼんやりと霞む視界の中で見えた天井は見慣れてるもので俺の部屋だと理解することができた。
ただ、俺の顔を覗き込む心配そうな表情のキリヤにさんざん犯されたからか喉は張り付いたようになり声は掠れていた。
「キリ……ヤ……?」
「ユーリ!!」
男前はどこまでも男前なんだなとキリヤは苦しそうに歪んだ表情をしていてそれがみょうに似合ってるというか、こんなこと思ってるなんてキリヤにバレたら怒られるな。
心の中で苦笑して現状を把握するためにキョロキョロと視線だけをさ迷わせた。
「ここは…僕の部屋?」
「ああ、そうだ、リバーがユーリを見つけてくれてな」
リバー…なるほど、自分で抱き潰しておいて見つけたフリしたのか。
そういえばリバーとキリヤは同級生のはずだ、リバー呼びしてるところを考えるともしかして…。
「リバーさん?キリヤお兄ちゃんの知り合い?」
「あー…、あの学園に通っていたからな、そこで仲良くなったんだ」
ああ…、リバーのキャラ設定どんなんだったか思い出さなきゃと考えてたけどこれは自分で思い出すよりはるかに効率いいことに気づいた。
キリヤにリバーの事をきいてなぜリバーが俺のことを知ってるのかとか2週目以降の設定を思い出さなければいけない。
「あっ、あのさ、リバーさんって僕のこと知ってるの?」
「あー…俺が自慢していたからな、可愛い可愛いと写真も見せたことあるぞ」
「そう…なんだ……」
リバーが俺の事を知っていた理由はわかった、まさかのキリヤ経由か、ということはもしかしてリバーってヤンデレ妄想ストーカータイプみたいなそんな感じなのか?
リバーのヤンデレENDって無理心中と他にもあったよな、ヤンデレルートだけで複数のエンディングがあるからな。
ただ、死ぬことは多いけどぶっちゃけリバーが一番マシだと思うんだよ。
他のキャラは終わらない調教とか監禁とかそういうのがほとんどだし、あとは首輪つけられたりとか、体を傷つけられるとかそんなんばっかだ。
仲良くしてた友人や両親に義弟も死ぬルートだってある、そっちのルートを引き起こすのが目の前のキリヤだから意外だ。
黙り込んで考え事していたからか、いつの間にかキリヤが覆いかぶさってきて…えっ?と見上げると嫉妬の炎が揺らめく瞳と視線が合った。
嫌な予感がする、これって俺今危険な状況じゃ…?
「リバーがそんなに気になるのか、俺がいるのに…」
やっぱり!?勘違いされてる、やばいやばい、このままだとまた俺レイプされるやつじゃん、さんざんリバーに犯されて疲れてるのにそんなの無理だ!
口角がひきつり潤んだ瞳でキリヤを見つめてこの場をなんとかしなければと必死の思いでキリヤの項に腕を回して抱きつく。
「ちがっ、ちがうよ、キリヤお兄ちゃん勘違いしないで…、ね?」
「ぐぅ…ユーリが可愛い……」
低く呻いたあと美丈夫の顔が間近に迫って唇が重なる。
幾度となく啄むような口付けをされて唇に舌が這うと薄く口を開けば舌が入り込んでくる。
歯列をたしかめるように丁寧に舐められるとゾクゾクと痺れるような快楽が身体を駆け巡り、舌と舌が絡まって吸い付かれる。
「んふぅ、んっ、んぅ…」
鼻から抜けるような媚びた声がもれて自身が反応してくるのがわかる。
リバーと違って優しくて丁寧な口付けにとろとろに溶かされそう。
手が寝巻きの中に入り込んできて脇腹を撫でられ擽ったくて身じろぐとその手が上に滑らされ乳首をきゅっと優しく摘まれる。
不埒な動きをする手を止める手段なんてなくて、いや、止めたらもしかしたらヤンデレ化が進むかもと考えると結局俺はなすがままに受け入れるしかなかった。
一日に二人の男に抱かれるとかなんてエロゲー?
と現実逃避しても意味が無いのについついしてしまう。
さんざんリバーに搾り取られたはずなのに俺のちんこはしっかり反応してるんだからマジすげぇ、寝たら元気になってんのかよ俺の体。
抵抗したくてもできない、きもちいい、やだ、触らないで…。
色んな感情が綯い交ぜになって涙がぽろりと溢れ落ちる。
それでもキリヤの手は俺の体を這い回り、触れられるところが気持ちよくて熱を持つようで体は火照るのに心は置いてけぼりだ。
リバーの時もそうだったが主人公のせいなのか、感度は抜群なのが問題だ、心では拒否しても体は与えられる快楽に貪欲で心と体がちぐはぐなのがつらい。
乳首を執拗にカリカリと刺激されたり指で弾かれるとジンジンと痺れるような快楽が体を支配してなにかを考える余裕なんてなくなっていく。
リバーにさんざんいかされたせいなのか、体にまだ熱が燻ってていとも容易く煽られ、もどかしい刺激に腰をくねらせるとちゅっと音を立て唇が離れるのがなんだか寂しくて無意識に追いそうになってハッと我に返った。
ダメだ、体の反応が引っ張られる、俺の感情関係なしに受け入れ態勢かよ。
キリヤが体を下にずらして寝間着の上からでもわかるくらいぷっくり膨れた乳首に吸い付いてビクビクと身体を震わせる。
きもちいい、なんだこれ、なんでこんな…。
ねっとりと乳首を舐められしゃぶられると腰に熱が集まって自身が硬くなってテントをはってるのに気づいたキリヤがズボン越しにペニスに触れてきて揉まれると頭がとろりと溶けだすんじゃないかとおもうくらいに気持ちがいい。
「あっ♡ぁ、はぅ♡んっ♡にいちゃ…♡♡やらぁ、しょこ…♡きもち、いいのらめぇ…♡♡」
「うーん?もっとユーリをとろとろにしたい、安心して気持ちよくなってくれ、大丈夫だ、ユーリはどんなに乱れても可愛いから」
そういう問題じゃないのに焦れったい快楽ばかり与えられて決定打には欠けてるからいけないもどかしさがつらい。
やだとは思っても体は貪欲だからもう諦めて気持ちよくなるしかないと割り切りたいのにぶっ飛ぶほどの快楽はくれないキリヤの優しさなんだかわからないが、この生殺し状態はキツイ。
乳首を甘噛みされて舌で先端をちろちろと嬲られじゅるじゅると強く吸われると腰がガクガク動く。
きもちいい、もっとって思わず声に出てしまって、そしたらキリヤが嬉しそうに微笑んで乳首をガジガジ甘噛みして歯で乳首を挟まれて引っ張られる痛みと快楽に目を大きく見開いて目の前が白く弾けとぶ瞬間キリヤの頭を抱え込んで体を丸めた。
「ひぎっ♡あぁ゛お゛っ、いぐいっちゃ♡♡にいちゃ♡いぐいぐ♡♡いっぐうううううう!!!」
ペニスは軽く触れられた程度なのに吐精してぐったりと体を横たえると乳首でいかされたショックに呆然とした。
それを嬉しそうにキリヤが微笑んでるのを見てもぼんやりとする頭では何も考えることなんてできなくて眺めてれば下着ごとズボンをおろされ射精して萎えたペニスをキリヤは見てぽそりと呟いた。
「可愛いな、色もピンク色で綺麗でユーリは毛がないんだな、ツルツルだ」
聞き捨てならないことを言われた。
そうこのゲームの主人公16歳になっても毛が生えない、なんなら髭も生えないし脇毛だってない。
前世の俺はそれなりに毛があったのにユーリになってからムダ毛とは無縁だ、すね毛だってねぇし、ツルツルだよ、悪かったな!
しかも、俺のちんこ可愛いってくそがあああああ!!!
前世はも少し大きかったんだぞ、なんでユーリお前小さいんだよ、受けだってデカチンとかもあんじゃん!
立派なちんこあっても掘られるっていうのも最高に萌えるのによ、この主人公は小ぶりで可愛いちんこなんだわ。
俺がどれだけショックだったか、前世では平均よりちょっと大きいくらいだったはずなのに平均以下のサイズになっちまったし、男にあなる処女奪われるしで俺が前世でなにをしたっていうんだよ。
俺があきらかにムスッと不機嫌になったからか、キリヤが慌てるのはちょっとは可愛いと思っちまったよ。
しょうがねぇだろ、俺の前世での推しキャラなんだから。
声がなー、本当に好きなんだよ、だからって恋愛ルートは避けたかったよクソが。
「ユーリ機嫌直してくれ、すまなかった、ここの話しはデリケートな問題だったな、大丈夫だきっとユーリはまだ成長期だからな、立派に育つはずだ」
はい、残念、育たねぇんだわ。
ハピエンルートの中には成長したユーリが見れるのがあるんだけど、外見が16のままとまってるからね?
身長とか全然伸びてないし、つまり俺の成長期はもう止まってるんだわ!
そんなことは言えないから眉間のシワを深くして涙目で睨んでるとオロオロとするキリヤにこのままエッチな雰囲気なくなったりしないかな?なんて淡い期待をするが無駄なようだ。
「そんな顔しないでくれ、我慢が出来なくなる」
「なっ!?にいちゃんのえっち!ばか!」
「うぐっ…」
呻いたと思ったらさらに下にズレたキリヤに足をガバッと広げられて萎えている俺のちんこを、俺のちんこがキリヤに食われたあぁぁぁぁ!嘘だろぉぉおおおお!!
パクって口に躊躇いなく含んだよ、この人、はっ?待て待て、推しにちんこくわれるとか無理だからあぁぁぁぁ!!
心中大絶叫をかました俺だが無理だとは思ってもそれはほら、男だよ、あたたかい口内に包まれて舌で亀頭を舐められたらちんこが溶けそうなくらいにきもちいい。
うん知ってた、そりゃあ気持ちいいだろうってことくらい。
前世ではそれなりに経験してたしな、だからって推しにしかも男に舐められるなんてしかもそれが女より気持ちいいなんて男のがフェラは気持ちいいは間違ってなかった。
なんというか的確に俺の気持ちいい所を刺激されるんだよな。
口をすぼめてじゅぶじゅぶと頭を動かされると唇がカリ首に引っかかってそれがまた気持ちよすぎてひっきりなしに喘ぐしかできない。
「ひぃ♡あっ、あん♡らめぇ♡きもちいい♡きもちよすぎて、バカになりゅっ♡♡」
「ひもちよくなってくれ…」
グイグイと頭を掴んで押し返そうとしてるのにビクともしなくてこれが力の差かと絶望すら覚える。
急速に絶頂へ追い立てられてこのままでは口の中に出しちゃいそうで推しの口の中に出すとかなにそれ興奮する、じゃなくて、そんなのしたくなくてイヤイヤとかぶりを振ってもやめてもらえないどころかそれに興奮したのか激しさが増して強く吸われて目の前が弾けて頭が真っ白になり、ふわふわして白濁液をキリヤの口の中に吐き出していた。
ごくごくと喉を鳴らして飲まれたことに気づいて目を見開く。
ちゅるんと口内から解放された俺のちんこはぴくぴく震えて、キリヤはめちゃめちゃいい笑顔を俺に向けてきた。
「ご馳走様、ユーリ可愛かったぞ」
だって、いやいやいやいや、爽やかな笑顔で騙されねぇよ?
アンタ今俺の、俺の精子飲んだだろおおおおおと声には出して言わなくても唇わなわなと震わせてはくはくと口を開閉させて涙目で睨む。
あんまりだ、推しにとんでもないもの飲まれた、リバーと違ってちゃんと前戯してくるのが逆に辛い、愛情がこれでもかってくらい伝わってくる。
それでも俺は別にキリヤに恋愛感情をもってるわけじゃなくてあくまでも推しなのであるから困るんだよな。
なんて呑気に考えてたら腰をキリヤのほうに引き寄せられてグイッと持ち上げられる。
この体勢はマングリ返しと同じじゃねぇか!?
何する気だと首を傾げてるとあろうことがキリヤがアナルに顔を近づけてきた。
嫌な予感がする、これ間違いなくアレだ、ケツの穴舐めるつもりだ。
ひくっと口角引き攣って頭を掴んで押し返そうとするのにやっぱり悲しいかな、ビクともしない。
男のプライドなんて木っ端微塵に砕かれた気分だ。
アナルの縁を舌が這って舐められる感覚がなんとも不思議な気分でビクビク震える。
「だ、だめだめ、にいちゃ、おねがっ、そんなとこなめちゃやだぁ…汚いから…やめて…!」
こうなればとプライドなんて捨てて涙目可愛子ぶりっ子でキリヤの罪悪感を煽る作戦に出てみたものの逆効果に終わった。
むしろ余計に興奮したキリヤの瞳はギラギラとケダモノのような目をしてて食われると錯覚するほどだ。
ぐにぃと押し広げるように舌がケツの中に挿入されて気持ちいいんだか気持ち悪いんだか、俺にもよくわからないし、ただ、ただ、言えることはキリヤって変態だったんだという馬鹿みたいな感想だった。
ゲームで一通りキリヤルートは攻略したはずだけどこんなに変態要素があるのは知らなかった。
もしかしたらこの作品、小説や漫画にもなってたからそっちではこんな風に変態要素描かれてたんかな。
舌で中を舐め回される違和感と変な感覚のおかげでわりと冷静に前世の記憶を辿ってるとそれがバレたのか、射精したばかりのちんこを握られて扱かれると敏感なそこはつらくて背を弓なりにそらしてビクビク震える。
「ひぎっ♡やらぁ♡♡いった、ばっかやからぁ♡♡あっ、ぁ♡お゛ぉ゛っ、つりゃ…い゛♡んひぃ゛♡おかしく…なっちゃ♡」
シーツを掴んで快楽を必死に逃がそうとしてるのに意味なんてなくて涙はぼろぼろとこぼれ落ちて、ひっきりなしに喘ぐから唾液が口の端からツーっと流れ落ちる。
じゅぶじゅぷと舌を抜き差しされてべろべろと舐められてペニスも同時に扱かれると気持ちよくなってきて、射精とは違う感覚がせりあがってくるこの感覚は潮吹きと似てて目を見開く。
「あっぁ゛もれりゅ♡もれちゃ♡♡にいちゃ、やらぁ♡らめぇ♡んぐっ、はっ、あん♡もれりゅ♡もれりゅうううう♡♡」
ちゅぷんと舌が抜かれてすぐさまちんこがまたキリヤの口内に包まれてじゅるじゅると吸われた瞬間プシャーとキリヤの口内に潮を吹き出した。
それを喉鳴らしながら飲み込む姿がぼんやりとする視界にうつされて頭をグイグイと押し返しても意味なんてなくてゴクリと飲み干したのか、ようやく口から解放された。
「なっ、なんで!?」
「ユーリの体液を飲まないのはもったいないだろ?」
さも当たり前のように紡がれた言葉に俺が知らないだけでキリヤってかなりの変態だ、嘘だろ?と頭を抱えた。
待って待ってマジで俺の推しこんなド変態だったのか?
あれか、小説や漫画は全クリしてからと思ってたから俺買ったのにまだ読んでないから実はこんな変態に描かれてる?
いや、待てよ、そもそも、ゲームの中に転生した感覚でいたけど違うのか?
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この世界は一人歩きした世界なのか?
ゲームであってゲームじゃないみたいなそんな感じか。
となると…、俺との出会いで推しはド変態になったのか、それとも元から変態だったのか、公式の設定どうなってたっけ、堅物でクールとかそんなんだったはずだけどなー…。
頭の中は完全に混乱して考え事をしていたから気づかなかったんだ、俺をめちゃめちゃ不満そうにキリヤが見てることに。
キリヤに顔を突然掴まれて上を向かされるとえっ?と視線をキリヤに向けた。
「口開けて」
めちゃめちゃ真顔でそんなことを言われて優しい空気もなくて背筋が凍えるようだった。
さっきまで優しかったのになんで?と涙目になりながらも言われるままに口を開ければキリヤが口を開けて唾液が垂れ落ちてきた。
これ飲めってことか、キリヤなに考えてんだろ。
垂れてきた唾液を口内で受け止めてゴクリと喉を鳴らして飲み込んだ。
「ふっ、いい子だ、ユーリ」
さっきまでの無表情から優しく笑ってくれたことでほっと胸を撫で下ろす。
いきなりのヤンデレルート突入とか勘弁してほしい。
キリヤが口を開いて俺に抱きついてきた、ん?なんで口開けてんの?
意味がわからなくて首を傾げてるとキリヤが「俺にも飲ませてくれ」だって。
うん、キリヤめちゃめちゃ変態だわ、人の唾液飲もうとするわ、潮飲むわ、悲報俺の推しド変態だった。
マジで泣きたい、なにこれ、こんなの知りたくなかった。
泣きたい気持ちをぐっと堪えて口を開けてキリヤの口に唾液を垂らすと見惚れるくらい嬉しそうに微笑んで味わうように口を動かした飲み込んだ…。
勘弁してくれ、味わったぞ、この人…。
すぐに飲まないで口動いてた、唾液って味わうもんじゃねえええ!
ただ、めちゃめちゃ嬉しそうなのがまたなんかこう複雑な気分になる。
「ふっ、ユーリはどこもかしこも甘いな」
「あっ、甘くないし!変態!」
もうヤダ無理こいつ、推しだけど推しと同じ顔して声してるけど中身が変態すぎる。
俺の推し堅物でクールでそれからヤンデレ前のえっちは甘々でヤンデレ化しても主人公の絶対的味方というか、ちょっと歪んではいるけどある意味で純愛だったというか、俺のあの感動を返して欲しい。
眉間にしわ寄せてむくれてるとふっと笑った推しが可愛いとおもってしまっていやいや待て待て、俺の思考が完全に主人公の体に引っ張られてる!
このまま毒されるのは絶対に嫌だ!気を引き締めないと気づいたら男とラブラブ甘々生活か、監禁調教されるか、まぁ、なんでもいいけどそんな未来が待ってるとか無理!
なんて考え事してるとジーッと不満そうに俺を見るキリヤにふいっと視線を逸らした。
「ユーリまだ怒ってるのか?」
「怒ってるに決まってるでしょ!僕の体液ならなんでも甘いとか絶対におかしい…」
一応主人公が僕って言うから僕って人前では言ってるけど、なんかこれもダメな気がしてきたなー…。
見た目がカワイイ系なのに可愛く振る舞えばよけいに悪化してる気がする。
いっそのこと素の俺でいけば離れてくれないかな…。
のしかかってきたキリヤを眺めながらそんなことを考えてたら足を担がれてキリヤの眼前にケツの穴が晒されてる体勢に恥ずかしいってもんじゃない。
ひくひくとひくつくアナルをガン見されるとかどんな羞恥プレイだよ、もういれんならさっさとしてくれよ!
とやけくそな気持ちでいると濡れそぼったアナルに指が挿入されるのは予想外だった。
舐め回されたから突っ込まれるのかとおもったのにまだ前戯続けるつもりか!?
指がくいっとナカで曲げられて俺の気持ちいい所を探り当てそこをぐっぐっと押されると気持ちよくてびくびく身体を震わせる。
「ひゃん♡あっ、ぁ♡なんれぇ?♡やぁ、だめぇ♡あん、あっ、んぅ♡くぅ…はっ、ぁん♡」
「しっかりほぐさないとユーリが痛いだろう?」
当たり前のように言うけど、さんざん身体を撫で回されいじられ舐められたあとじゃもう突っ込んで終わりにしてくれって思うのは普通だと思う。
ぶっちゃけリバーにも搾り取られてるからきつい。
つらいのにそれでも体は与えられる快楽に悦んで指をぎゅうぎゅうに締め付けて奥へ奥へと誘うように伸縮を繰り返す。
ぐっぐっと押されたり2本の指で挟んでクリクリと弄られたりすればたまったもんじゃない。
体は痙攣しっぱなしで腸襞もひくついて指に絡みつく。
気持ちいいのが止まらなくて口は開きっぱなしでヤダ無理もういれてと口にしたくても喘ぐことしかできない。
「んぅ♡あん、あっ…やぁ♡ふっ、くぅん…♡」
「気持ちいいみたいでよかった、もっときもちよくしてやろうな?」
これ以上は無理だと思うのに亀頭を戯れに握られて擦られながらナカを弄られると両方気持ちよくてバカになりそう。
最初が最初だっただけに丁寧に愛撫されると愛情が伝わってきてヤバい、男のこと好きになるなんて無理だと思うのに絆されそうでイヤイヤとかぶりを振る。
キリヤの行為は優しくて甘々でこれ以上優しくなんてしないでと思うのに口にできなくてトントンとリズム良く気持ちがいいところを指の腹で叩かれると強すぎる快楽に目の前がチカチカと弾けて頭が真っ白になってまた絶頂へ追い立てられる。
「ひぃっ♡あ゛ぁ゛っ…♡、お゛ぁ゛いぐっ♡♡、また、いっちゃう!アッアァーーーー!♡♡♡」
グリと前立腺を押し込まれてビクビク体は痙攣しっぱなしになって射精もなしに達すると気持ちいいのがずっと続いてる感じでぐったりと横たわるとずるっと指が引き抜かれるのがまた気持ちよくて、何度もいかされたせいか体は敏感になっていて少し触れられるだけでも気が狂いそうだ。
キリヤがペニスを取り出すとやっぱりと言うべきか、血管は浮き出てて長くて太くて…この世界の攻めはたぶん巨根だな。
さすがに弟はこんなデカいってことはないはずだけど、11でこれだったら泣くぜ俺は。
足を抱えられてアナルに亀頭を擦られると体は期待してるのか、擦られるたびにちゅうちゅうと亀頭に吸い付く俺のケツの穴よ、節度を持ってくれ。
グッと押し込まれると亀頭が前立腺を押して擦りながら奥へ進むからびくびくと震えて腸襞全体を太いもので擦られるのも気持ちよくて敏感になってるナカはペニスに絡みついてぎゅうぎゅうに締め付ける。
「はっ、そんなに締め付けないでくれ、すぐにいってしまいそうだ」
切なげに眉間を寄せてそんなこと囁かれても力なんて抜けなくてむしろ上擦った声に反応してよけいに締め付けてしまう。
キリヤのもれる吐息が熱くてポタリと汗が流れ落ちてくるとなんだか俺の推しの色気が凄まじいんだけど…。
前髪をかきあげる仕草からの俺への流し目っていうの?あれがやばい、とにかくやばい、目の前で行われる神ファンサに頭がクラクラして奥を穿たれる度に腸襞がめくれて押し込まれてそれが馬鹿みたいに気持ちよくてキリヤの背中に腕を回してしがみつくことしかできない。
「ひっ♡あぁッ♡♡んひぃっ♡らめ、らめ♡しょんらしたら…あん♡またきちゃっ♡きちゃうか、ら…ぁ♡」
「はっ、はっ、ユーリのナカとろけてきもちいい…ユーリ愛してる、好きだ…」
掠れた声が色っぽくてきゅんきゅんして食いちぎるように締め付ければハッキリとキリヤのペニスの形をナカで感じてそれがまた気持ちよくてダメになりそう。
無理に奥までいれようとしてこなくて俺の気持ちいいところばかりを狙ってペニスで擦られるから気持ちいいことしか考えられなくてイヤイヤと頭を振る。
気持ちよさが怖くて自分が自分じゃなくなるみたいでキリヤに必死にしがみつくと宥めるように顔中に口付けを落とされるのが心地いいなんて思っちゃうからつらい。
気持ちいいのがつらいのか、気持ちにこたえれないのがつらいのか、自分でも意味がわからない。
ただただキリヤに対して罪悪感を覚えて胸が締め付けられる。
揺さぶられて気持ちよくて罪悪感さえも快楽に飲み込まれて思考はとけだしてなにも考えれなくなっていく。
罪悪感を覚えるのも何かを考えるのも嫌で何も考えれなくらいにして欲しくてしがみつきながら耳元で囁く。
「キリヤ…あん♡はっ、ぁ♡もっとしてぇ♡」
「ぐっ、はっ、はぁ、そんなこと言われたら遠慮なんてできなくなるぞ、覚悟しろよ」
ギラついた目を見て本能で食われると思った。
ゾクゾクして興奮を煽られる、口角吊り上げて笑みを浮かべれば「いいよ、僕を壊して…」と付け足す。
目を見開いたキリヤが舌打ちして腰を強く掴まれてガツガツと奥を貫いてきて頭がぶっ飛ぶくらい気持ちいい。
さっきまでの優しさはなりを潜めて乱暴に突かれるギャップにきゅんきゅんしてぎゅううぅぅっとペニスを締め付けて奥へ誘う。
キリヤの腰に足を絡めて自らも腰を揺れ動かすとぐぅっと低く唸りを上げたキリヤにばちゅずちゅと結腸口をトントンされるのが気持ちよくてしがみついてギリっと爪を立ててしまう。
「はっ、はっ、ユーリ、ここがいいのか?」
「あひぃ♡♡♡お゛ぉ゛♡ギモヂイイ♡んぐっ♡あっ、あん♡♡もっとお♡♡」
一心不乱にキリヤを求めて頭を真っ白にすれば芽生えた罪悪感も忘れることができて求め合い貪りあってキスしながら絶頂へ導かれた時が1番やばかった。
キスハメってこんなに気持ちいいんだと新たな知識を身につけたからといって役に立てることがないのだが。
俺はSEX中にまた意識を飛ばしてしまい目が覚めたらキリヤの腕の中にいた。
逞しい腕に囲われてる…え?なんで?
普通帰るもんじゃねぇの?
寝起きから把握するには驚愕の事実すぎて頭がついていかない。
なんで俺の家にキリヤがいるんだ?そもそも、キリヤこれ泊まってるよな。
チラッと部屋の外を見遣るとカーテンの隙間から見えるのは月明かりであたりはすっかり暗くなってるようだった。
うん、間違いなく夜だわ、俺どう考えても着替えもすませてるんだよな、どうやって説明したんだ?抱き潰したって素直に言うわけねぇよな…?
あれだけ声出してもシエルもカナタも来なかったことを考えるとたぶんキリヤが防音に使える魔法陣でも書いたんだろうな。
このゲームの世界だか小説の世界だか漫画の世界どれがベースになってるかは知らないが、どの世界線でも魔法は存在するし、暮らしを便利にする魔法陣も存在している。
どんな非力な女性でも重い荷物が持てたり、高速で移動したり、部屋を暖めたり、防音だったりとまぁ様々だ。
魔法陣はいわゆる便利グッズみたいな、いや、違うか?なんだろうな、あれ。
生活にはかかせない魔法の1種な訳だが、あれを習得するには難しい文字を使えなきゃだしめんどいから俺は覚えてない。
リバーに使われたのは防音だけじゃないよな、きっとあれは結界を使ってたはずだ。
じゃなければ誰もあの部屋に近づかないなんておかしい。
現状把握できてるものをまとめたいがキリヤ脳での中にいたらできないし、抜け出してもまとめてる時に起きられると面倒だし……だからと言って気絶して熟睡したからか眠気もいっさいこない。
困ったなとキリヤの顔を見ると月明かりに照らされて影ができていてなんだか、寝顔なのに芸術点が高いその寝顔にため息がでる。
兄としてずっと慕い続けたのになんでこんなことになってんだろうな、あんなめちゃめちゃ愛が伝わってくるSEXなんてして欲しくなかった。
同じ気持ちを返すことなんてできなくて、でも、ハッキリ言うのもできない、平穏無事に過ごせたらなんて思ったのに学園入学そうそうこれじゃ俺の平和な学生ライフはないな。
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