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menu.4 怒り沸騰のミネラルウォーター(8)
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「警察だ、全員動くな!」
突如乱入してきた者たちに、一同の視線が向いた。
50代の刑事が指揮をとっているようで、指示を下す。
「確保!!」
その声に、まず見張り役の子分が数人の警察官に拘束された。
チッ、と青木は舌打ちをする。龍崎が道連れにと修一に素早く照準を定めようとしたところ、その腕を青木が押さえた。
「若!」
「……止めとけ。サツが何の確証もなしに踏み込んでくるワケがねえ。特にウチみてぇなデケぇところ相手にゃな」
「ほう、よっく分かってるじゃないか息子の方」
指揮を執っていた、年配の刑事が歩み寄ってきた。その背後には1人、若手の刑事が従っている。年配刑事の手には、正式に発行された礼状があった。
「青木剛、龍崎英治、その他4名。監禁致傷の現行犯、違法薬物所持使用容疑で逮捕する。……連れて行け!」
待機していた警官たちに指示を出す。子分たちは抵抗したものの、青木の一声で大人しくなる。その後はしずしずと去っていった。
龍崎は、警察が突入してきた時からずっと奏太を睨んでいた。
ふと目が合う。警官の一人に助けられ解かれた縄の跡をさすりながら、奏太はにっこりと笑い返してきた。
それで龍崎も青木も察した。奏太が警察……それも、組織犯罪対策部あたりに情報を流したのだと。
憎々しげに奏太を睨みながら、青木は手錠をかけられつつも呻いた。
「……やってくれたなぁ弁当係ィ……」
すると、奏太は笑みの種類を変えた。
「あんな風に自分たちから証拠くれたんだから、有効活用しないとねぇ」
ニヤリとした笑み浮かべながら、奏太は言う。
「俺はなんてったって善良な一般人ですからね~。あの大手暴力団の青木組に脅されて~、って電話でアポとったら、こちらの親切な刑事さんたちが話聞いてくれましたよ~」
「はっ……」
よくもまあ〝善良な一般人〟と詭弁を、と青木は嗤う。二十数年の人生の中で何度も警察沙汰になっていて、どこが善良なのか、と。
「そこまでだ。話は取り調べで聞かせてもらう」
年配の刑事が険しい顔で言う。その表情には、どこか私怨が漂っていた。
知りたいところまで聞き出せなかったことに多少の苛立ちを覚えながら、青木は従ってやることにする。
両脇に刑事がつき、腕を引っ張られる。本来ならば、こんな雑魚どもなど簡単に片を付けられるが、今はとてもそんな気分ではなかった。
「……チッ。まあいい。……おい弁当係、」
立ち止まり、振り返って険しい目を奏太に向ける。
「覚えてろよ」
そう言い残し、青木は同じく連行される龍崎を伴い、フロアから出て行った。
フロアを静寂が包む。それを破ったのは、静かにその場に座り込んだ修一の衣擦れの音だった。
「……つかれた」
その呟きに、奏太が反応する。縄を解いて助け起こしてくれた警官が貸してくれたハンカチで額の血をさっと拭い、修一の前にしゃがみ込んで彼を見上げる。
「そうだね。修くんを縛り付けてたヤツは逮捕されたよ」
すると、無表情だった修一の表情が、徐々に慟哭の形に歪んでいく。
「……まきこんだ、お前を」
「うん」
「そんなつもりなかったんだ、俺は」
「……うん」
「……俺は……」
奏太はじりじりと近づき、ぐい、と修一を抱きしめる。それに少し驚いたのか、彼の目尻から涙の欠片が飛んだ。
「いいの、俺が修くんを助けたくて巻き込まれに行ったんだから。多少の怪我も想定のうちだよ」
「……俺は、そんなこと望んでなかった!!」
修一の慟哭がフロアに響く。
「お前は俺と関係のないところで、平穏に活動していてくれれば俺はそれで良かったんだ! なのに……!!」
「俺が良くない」
きっぱりと、有無を言わさない強い声で奏太は言う。
「あのままおーぎさんの言うこと聞いてお弁当係に徹してれば、俺の料理を修一くんに食べ続けてもらえるってメリットはあったかもしれない。でも修一くんの本心がずっと抑え込まれたままでしょ。そうなったら遅かれ早かれ修一くんの心が潰れてたかもしれないんんだよ。俺はそれは嫌だった。きっと紫苑ママもそうだよ」
奏太は優しく頭を撫でる。人に抱きしめられ、その温もりに嫌悪感がないのは本当に久方ぶりだった。
移った料理の匂いとメンズシャンプーの香りが混ざった独特の体臭が、修一の心を解きほぐしていく。
「……無事に修一くんが助かって、俺も五体満足で帰れるように、この人たちがちゃんと考えてくれたから、俺は大丈夫」
すると、一人残っていた刑事が、修一の横にしゃがみ込んだ。その顔には、旧友に見せるような気安さが浮かんでいた。
「……春川、俺のことを覚えてるか?」
修一よりは親しみやすく、トーンも少し高い声。
その顔を声を認識した瞬間、修一はのろりと顔を上げて瞠目した。
「……もしかして、神谷か……?」
「ああ、良かった、覚えてたか」
ほっとしたように破顔する、神谷刑事。修一は本当に驚いたように彼を眺め続ける。
「えっと、確か修一くんの警察学校の同期なんだっけ?」
「ああ……。……お前、どうしてここに……」
「ん、その話は後でゆっくりな。とりあえず、二人ともまず病院だ」
立ち上がりながら神谷は待機している警察官に車の準備を言付ける。
「佐々木さん、きちんと顔の治療してくださいね」
「……えー……、こんなん消毒液とばんそこで治りますよー……」
瞬間、修一がものすごい勢いで奏太を睨む。
「顔だけじゃないだろう! 神谷、奏太は青木に腹を何度も踏みつけられていた!」
「おっと、そいつぁ問答無用で検査コースだなぁ~」
「えっ、ええ~?!」
単純に手当だけで済ませてもらえるかと思っていた奏太は、修一の説明に納得がいかないと言わんばかりの声を上げる。
「……奏太」
修一ががっしりと奏太の両肩を掴む。怒りに似た興奮状態で瞳孔の開き切った目で迫る。
「いっ、ちょっ、いっ、いた、いたたたた!」
「素直に自分の足で歩いて病院に行くか、ここで気絶させられて気が付いたら病院のベッドの中にいるか。二択だ、選べ」
端麗な修一の顔が恐ろしいまでの真顔で迫ってくると、なかなかに怖いものがある。おまけに蛍光灯を背後に背負っているため、顔が陰になっているため余計に恐ろしさが増す。
さすがにここまでされると、奏太も嫌とは言えなかった。早く痛みから解放されたいというのもあったが。
「わ、分かった分かった!! 病院行くから!」
「それでいい」
修一は頷くと、両手を奏太から離した。
「……神谷、悪いが頼めるか」
「ん?」
神谷刑事は首をかしげる。
「お前も一緒に行くんだよ。そのほうがいいだろ」
「……は?」
「そもそも、お前も被害者だろ。こんなとこに残してくなんて出来るか」
それに、聞きたいこともあるんじゃないのか。
神谷刑事はそう、若い頃と変わらぬ人好きのする笑顔で押し切るように言う。
「さ、とっとと出ようぜ。鑑識がやりづらいからな」
納得の行かないことはあるが、鑑識の仕事の邪魔をする気はさすがに修一にはなかった。
促されるままにフロアを後にする。
ドアを出る頃、奏太がそっと修一の手を握ってきた。
「修一くん、これで晴れて自由の身だよ」
見上げてそう言ってきた奏太に、修一はなんとも言い難い感情を持った。
ようやく自由になれるのか、という安堵。
今のこの状況がこそが自分に都合のいい夢なのではないか、という言いようのない不安。
自分に自由などありはしないのだという強迫観念。
何も知らなかった奏太を巻き込んでしまった自分への殺意。
これらがないまぜになって、修一の精神を苛む。
「……自由……?」
その呟きは、誰にも聞かれることはなかった。だが、奏太はじっと修一を見つめていた。
続く
突如乱入してきた者たちに、一同の視線が向いた。
50代の刑事が指揮をとっているようで、指示を下す。
「確保!!」
その声に、まず見張り役の子分が数人の警察官に拘束された。
チッ、と青木は舌打ちをする。龍崎が道連れにと修一に素早く照準を定めようとしたところ、その腕を青木が押さえた。
「若!」
「……止めとけ。サツが何の確証もなしに踏み込んでくるワケがねえ。特にウチみてぇなデケぇところ相手にゃな」
「ほう、よっく分かってるじゃないか息子の方」
指揮を執っていた、年配の刑事が歩み寄ってきた。その背後には1人、若手の刑事が従っている。年配刑事の手には、正式に発行された礼状があった。
「青木剛、龍崎英治、その他4名。監禁致傷の現行犯、違法薬物所持使用容疑で逮捕する。……連れて行け!」
待機していた警官たちに指示を出す。子分たちは抵抗したものの、青木の一声で大人しくなる。その後はしずしずと去っていった。
龍崎は、警察が突入してきた時からずっと奏太を睨んでいた。
ふと目が合う。警官の一人に助けられ解かれた縄の跡をさすりながら、奏太はにっこりと笑い返してきた。
それで龍崎も青木も察した。奏太が警察……それも、組織犯罪対策部あたりに情報を流したのだと。
憎々しげに奏太を睨みながら、青木は手錠をかけられつつも呻いた。
「……やってくれたなぁ弁当係ィ……」
すると、奏太は笑みの種類を変えた。
「あんな風に自分たちから証拠くれたんだから、有効活用しないとねぇ」
ニヤリとした笑み浮かべながら、奏太は言う。
「俺はなんてったって善良な一般人ですからね~。あの大手暴力団の青木組に脅されて~、って電話でアポとったら、こちらの親切な刑事さんたちが話聞いてくれましたよ~」
「はっ……」
よくもまあ〝善良な一般人〟と詭弁を、と青木は嗤う。二十数年の人生の中で何度も警察沙汰になっていて、どこが善良なのか、と。
「そこまでだ。話は取り調べで聞かせてもらう」
年配の刑事が険しい顔で言う。その表情には、どこか私怨が漂っていた。
知りたいところまで聞き出せなかったことに多少の苛立ちを覚えながら、青木は従ってやることにする。
両脇に刑事がつき、腕を引っ張られる。本来ならば、こんな雑魚どもなど簡単に片を付けられるが、今はとてもそんな気分ではなかった。
「……チッ。まあいい。……おい弁当係、」
立ち止まり、振り返って険しい目を奏太に向ける。
「覚えてろよ」
そう言い残し、青木は同じく連行される龍崎を伴い、フロアから出て行った。
フロアを静寂が包む。それを破ったのは、静かにその場に座り込んだ修一の衣擦れの音だった。
「……つかれた」
その呟きに、奏太が反応する。縄を解いて助け起こしてくれた警官が貸してくれたハンカチで額の血をさっと拭い、修一の前にしゃがみ込んで彼を見上げる。
「そうだね。修くんを縛り付けてたヤツは逮捕されたよ」
すると、無表情だった修一の表情が、徐々に慟哭の形に歪んでいく。
「……まきこんだ、お前を」
「うん」
「そんなつもりなかったんだ、俺は」
「……うん」
「……俺は……」
奏太はじりじりと近づき、ぐい、と修一を抱きしめる。それに少し驚いたのか、彼の目尻から涙の欠片が飛んだ。
「いいの、俺が修くんを助けたくて巻き込まれに行ったんだから。多少の怪我も想定のうちだよ」
「……俺は、そんなこと望んでなかった!!」
修一の慟哭がフロアに響く。
「お前は俺と関係のないところで、平穏に活動していてくれれば俺はそれで良かったんだ! なのに……!!」
「俺が良くない」
きっぱりと、有無を言わさない強い声で奏太は言う。
「あのままおーぎさんの言うこと聞いてお弁当係に徹してれば、俺の料理を修一くんに食べ続けてもらえるってメリットはあったかもしれない。でも修一くんの本心がずっと抑え込まれたままでしょ。そうなったら遅かれ早かれ修一くんの心が潰れてたかもしれないんんだよ。俺はそれは嫌だった。きっと紫苑ママもそうだよ」
奏太は優しく頭を撫でる。人に抱きしめられ、その温もりに嫌悪感がないのは本当に久方ぶりだった。
移った料理の匂いとメンズシャンプーの香りが混ざった独特の体臭が、修一の心を解きほぐしていく。
「……無事に修一くんが助かって、俺も五体満足で帰れるように、この人たちがちゃんと考えてくれたから、俺は大丈夫」
すると、一人残っていた刑事が、修一の横にしゃがみ込んだ。その顔には、旧友に見せるような気安さが浮かんでいた。
「……春川、俺のことを覚えてるか?」
修一よりは親しみやすく、トーンも少し高い声。
その顔を声を認識した瞬間、修一はのろりと顔を上げて瞠目した。
「……もしかして、神谷か……?」
「ああ、良かった、覚えてたか」
ほっとしたように破顔する、神谷刑事。修一は本当に驚いたように彼を眺め続ける。
「えっと、確か修一くんの警察学校の同期なんだっけ?」
「ああ……。……お前、どうしてここに……」
「ん、その話は後でゆっくりな。とりあえず、二人ともまず病院だ」
立ち上がりながら神谷は待機している警察官に車の準備を言付ける。
「佐々木さん、きちんと顔の治療してくださいね」
「……えー……、こんなん消毒液とばんそこで治りますよー……」
瞬間、修一がものすごい勢いで奏太を睨む。
「顔だけじゃないだろう! 神谷、奏太は青木に腹を何度も踏みつけられていた!」
「おっと、そいつぁ問答無用で検査コースだなぁ~」
「えっ、ええ~?!」
単純に手当だけで済ませてもらえるかと思っていた奏太は、修一の説明に納得がいかないと言わんばかりの声を上げる。
「……奏太」
修一ががっしりと奏太の両肩を掴む。怒りに似た興奮状態で瞳孔の開き切った目で迫る。
「いっ、ちょっ、いっ、いた、いたたたた!」
「素直に自分の足で歩いて病院に行くか、ここで気絶させられて気が付いたら病院のベッドの中にいるか。二択だ、選べ」
端麗な修一の顔が恐ろしいまでの真顔で迫ってくると、なかなかに怖いものがある。おまけに蛍光灯を背後に背負っているため、顔が陰になっているため余計に恐ろしさが増す。
さすがにここまでされると、奏太も嫌とは言えなかった。早く痛みから解放されたいというのもあったが。
「わ、分かった分かった!! 病院行くから!」
「それでいい」
修一は頷くと、両手を奏太から離した。
「……神谷、悪いが頼めるか」
「ん?」
神谷刑事は首をかしげる。
「お前も一緒に行くんだよ。そのほうがいいだろ」
「……は?」
「そもそも、お前も被害者だろ。こんなとこに残してくなんて出来るか」
それに、聞きたいこともあるんじゃないのか。
神谷刑事はそう、若い頃と変わらぬ人好きのする笑顔で押し切るように言う。
「さ、とっとと出ようぜ。鑑識がやりづらいからな」
納得の行かないことはあるが、鑑識の仕事の邪魔をする気はさすがに修一にはなかった。
促されるままにフロアを後にする。
ドアを出る頃、奏太がそっと修一の手を握ってきた。
「修一くん、これで晴れて自由の身だよ」
見上げてそう言ってきた奏太に、修一はなんとも言い難い感情を持った。
ようやく自由になれるのか、という安堵。
今のこの状況がこそが自分に都合のいい夢なのではないか、という言いようのない不安。
自分に自由などありはしないのだという強迫観念。
何も知らなかった奏太を巻き込んでしまった自分への殺意。
これらがないまぜになって、修一の精神を苛む。
「……自由……?」
その呟きは、誰にも聞かれることはなかった。だが、奏太はじっと修一を見つめていた。
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