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オモチャ④

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 恥ずかしいけど、気持ちいい。
 やめて欲しいのに、もっと続けて欲しい。

 だけど気持ちいい感覚の方が、徐々に強くなってきて。
 ……彼の手がオモチャから離れていた事にも気付かず、いつの間にか僕は夢中で自慰行為に耽っていた。

「だらしない顔、しやがって。
 ほら、ケツももっと弄ってやるよ。   
 嬉しいだろ?」

 いつの間にか増やされていた、二本目の指。
 でも抵抗したいとか、恥ずかしいって思う気持ちは、もうどこにも無かった。

「嬉し……い……。それ、好き…!りょ…がくん……、もっと……!」

 淫乱な女の子みたいにねだる言葉すらも、更なる快感を得るためのひとつのエッセンスみたいになっていた。

 恍惚とした表情で笑い、彼がキスをしてくれると、あっさり達しそうになる敏感なカラダ。
 すると彼は僕からオモチャを奪い、四つん這いにさせると、耳元で卑猥に囁いた。

「なぁ、大晴。指とオモチャなんかで、逝っても良いの?
 もっとぶっとくて、お前が大好きなので思いっきり逝きたくない?」

 だから僕はまるで発情期の猫みたいに、甘えた声で求めた。

「ううん、良くない……。
 遼河くんの、おっきいのが良い……」

 彼の形のいい唇が、意地悪く歪んだ。

「ならもっと、拡げてやらないとな?
 こんなもんじゃ俺の、入んないから。
 三本目……もう、余裕だろ?」

 二本の指を中で開かれると、そこからじんわりと熱が全身に拡がっていった。
 だけど彼の言うように、遼河くんのモノは二本の指なんかよりも、もっとずっと逞しい。
 それを受け入れるための準備をして貰うため、お尻を高く突き上げて、彼が指を入れやすい体勢を自ら取った。
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