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君が居ないと②
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余談になるがJOKERイチ空気を読めない男 玲は、怒るなら俺に怒れ、何なら殴ってくれても良いと言い張り、意図せずとはいえ二人のデートに割り込み、邪魔をしようとしたというのだから本当に救えない。
そしてその夜、鈴はこれまでエレンにだけひた隠してきたJOKER最大の秘密を。
......それを聞いたエレンは鈴に、気持ちを打ち明けた。
その結果。詳細はアホらしくてさすがに聞いていないが、エレンの脳内は完全にお花畑と化した。
......つまりは両想いである事が確認出来たため、付き合うようになったのだ。
コイツの想いが鈴に伝われば良いなと、俺も願っていた。
願っては、いたが。......正直、くそウゼェ!
笑っていたはずの顔に、再び青筋が浮かぶのを感じた。
「んで、奏。そうやって機嫌オーラを、お前が仕事中に撒き散らしてるって事はさぁ。
......相変わらず彼女から、連絡無いの?」
缶コーヒーを俺に差し出し、今度はちょっと心配そうに顔を覗き込んで聞かれた。
思わず目をそらすと、彼はふぅと小さく息を吐き出した。
でもさすがにコイツにめちゃくちゃ気遣われているのは分かっていたから、コーヒーを受け取りありがとうと答えた。
たぶん顔はやっぱり不機嫌丸出しの、子供みたいな仏頂面だったと思うけれど。
「ん......、まだ無い。
マジで俺、愛想尽かされたのかも」
ハハ、と渇いた笑いが零れた。
するとエレンは、穏やかな口調で言った。
「本当に愛想を、尽かされたんだとしたらさぁ。
千尋さんの性格だったら間違いなく、即刻お前に連絡を入れてるんじゃね?」
エレンの言葉に反応し、反射的に顔を上げた。
そしてその夜、鈴はこれまでエレンにだけひた隠してきたJOKER最大の秘密を。
......それを聞いたエレンは鈴に、気持ちを打ち明けた。
その結果。詳細はアホらしくてさすがに聞いていないが、エレンの脳内は完全にお花畑と化した。
......つまりは両想いである事が確認出来たため、付き合うようになったのだ。
コイツの想いが鈴に伝われば良いなと、俺も願っていた。
願っては、いたが。......正直、くそウゼェ!
笑っていたはずの顔に、再び青筋が浮かぶのを感じた。
「んで、奏。そうやって機嫌オーラを、お前が仕事中に撒き散らしてるって事はさぁ。
......相変わらず彼女から、連絡無いの?」
缶コーヒーを俺に差し出し、今度はちょっと心配そうに顔を覗き込んで聞かれた。
思わず目をそらすと、彼はふぅと小さく息を吐き出した。
でもさすがにコイツにめちゃくちゃ気遣われているのは分かっていたから、コーヒーを受け取りありがとうと答えた。
たぶん顔はやっぱり不機嫌丸出しの、子供みたいな仏頂面だったと思うけれど。
「ん......、まだ無い。
マジで俺、愛想尽かされたのかも」
ハハ、と渇いた笑いが零れた。
するとエレンは、穏やかな口調で言った。
「本当に愛想を、尽かされたんだとしたらさぁ。
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エレンの言葉に反応し、反射的に顔を上げた。
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