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もはや、テロリスト①
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あまりにもその姿が可笑しくて、唇を離し、つい吹き出してしまった。
すると彼女はようやく俺に何をされたのか気付き、ちょっと慌てた感じで体を離した。
「......もしかして、からかっただけ?」
涙目のままキッと俺の顔を睨み付け、今度は怒りと羞恥に震える千尋さん。
それに驚き、直ぐ様もう一度抱き締め直して答えた。
「まさか!......俺がそういう冗談とか嘘を、言うと思う?」
すると彼女は小さく息を吐き、それからふるふると左右に首を振った。
「確かに、そういった類いの嘘は吐かない気がする。
......嘘吐きだし、意地悪だけど」
「良かった、信じてくれて。
でも後半、ただの悪口じゃない?」
俺の発言にハッとしたように顔を上げ、謝罪の言葉を口にしようとしたのが分かった。
だから彼女の唇に指先を添え、クスクスと笑って言った。
「今度のは、意地悪と冗談。
......ごめんね?」
顔を覗き込むと、彼女は一瞬また言葉を失くし、それから何か文句を言おうとして口を開いた。
千尋さんとのこういうやり取りも楽しくて大好きだけれど、俺がいま求めるのはそんなモノじゃない。
強引に引き寄せて、また唇をキスで塞いだ。
そして開いた唇の隙間から舌先を滑り込ませると、彼女は反射的に後ろに逃げようとした。
でも両想いだと知り、告白を受け入れられたのだ。
だからもう、遠慮なんてしてあげない。
舌を絡め取り、これまでの飢えを補うみたいに激しく貪ると、自然と千尋さんの体からは力が抜けていった。
すがり付くように、俺の背中にまわされた華奢な腕。
だけどさすがにこれ以上続けると色々と我慢出来なくなりそうだったから、自分から唇を離した。
すると彼女はようやく俺に何をされたのか気付き、ちょっと慌てた感じで体を離した。
「......もしかして、からかっただけ?」
涙目のままキッと俺の顔を睨み付け、今度は怒りと羞恥に震える千尋さん。
それに驚き、直ぐ様もう一度抱き締め直して答えた。
「まさか!......俺がそういう冗談とか嘘を、言うと思う?」
すると彼女は小さく息を吐き、それからふるふると左右に首を振った。
「確かに、そういった類いの嘘は吐かない気がする。
......嘘吐きだし、意地悪だけど」
「良かった、信じてくれて。
でも後半、ただの悪口じゃない?」
俺の発言にハッとしたように顔を上げ、謝罪の言葉を口にしようとしたのが分かった。
だから彼女の唇に指先を添え、クスクスと笑って言った。
「今度のは、意地悪と冗談。
......ごめんね?」
顔を覗き込むと、彼女は一瞬また言葉を失くし、それから何か文句を言おうとして口を開いた。
千尋さんとのこういうやり取りも楽しくて大好きだけれど、俺がいま求めるのはそんなモノじゃない。
強引に引き寄せて、また唇をキスで塞いだ。
そして開いた唇の隙間から舌先を滑り込ませると、彼女は反射的に後ろに逃げようとした。
でも両想いだと知り、告白を受け入れられたのだ。
だからもう、遠慮なんてしてあげない。
舌を絡め取り、これまでの飢えを補うみたいに激しく貪ると、自然と千尋さんの体からは力が抜けていった。
すがり付くように、俺の背中にまわされた華奢な腕。
だけどさすがにこれ以上続けると色々と我慢出来なくなりそうだったから、自分から唇を離した。
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