ある日、森の中

ryon*

文字の大きさ
上 下
68 / 73

サラセニア⑫

しおりを挟む
 激しく突かれながら前まで弄られて、俺はもう二度も達したというのに、あっという間にまた新たな快楽の波に押し上げられ、追い込まれていった。

「久米さん......、もう駄目......!
 また、いきそ......!」

「ふふ......、また逝っちゃうの?
 ホント、やらしいなぁ」

 クスクスと笑いながら、俺の事を背後から抱き締めたまま彼が言う。
 敏感になり過ぎた卑猥な体はその言葉にすらも敏感に反応を返し、ガクガクと何度も震えた。

「いいよ、逝って。
 でも逝っても、やめてあげないけどね」

 だらしなく開いた唇に、指先を捩じ込まれた。

「あっ......んっ、もう、無理......!」

再度前に逃れようとしたら、またお尻を軽く叩かれた。

「こら、逃げんな。逝けよ、ほら。
 うまく逝けたら、中に出してあげる」

 腰を乱暴に掴まれ、肩に噛み付かれた。

「ふっ......あっ、あっ......んん!」

 シーツを掻き毟るみたいにして掴み、情けなく震え続ける事しか出来ないでいる俺の口内までも、久米さんの細くて綺麗な指先に犯される。
 だらしなく口の端から涎がこぼれ落ちるのを蕩けきった頭の片隅で感じながら、俺はまた無理矢理絶頂へと導かれた。

「逝けたね、いい子。
 最後は一緒に......ね?」

 浅く荒い呼吸を繰り返しながら、耳朶を食まれた。
俺はただ左右に激しく首を振り、もう限界だと必死に訴えたけれど、更に激しくえぐられ、貪られて。

 しっかり背後からホールドされ、もう何度達したのか、その境目すらもわからないくらい逝きまくった一番奥に、熱い液体を吐き出されるのを感じた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

処理中です...