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サラセニア⑪
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「挿れたまま触ると、スゴいしまる......。
自分でも、わかる?」
笑いながら、問われた。
でももうこの頃になると俺は、脳も体も完全に蕩けさせられていて、何かを考える事も、言葉を発する事も出来ず、ただ与えられる快感に震え、女みたいな卑猥な喘ぎ声をあげ続ける事しか出来なくなっていた。
「男とするのは初めてみたいなのに、そんなに感じて。
......ホントいやらしいね、翼君は」
そんななじるような言葉にすらも、興奮した。
彼と出逢うまで俺はずっと、自分の事をノーマルな人間だと思っていた。
男相手に欲情した事なんか無かったし、ましてや男に突っ込まれて、こんな風に情けない声をあげる日が来るだなんて、考えた事すらもなかった。
なのに今俺は、自分よりも細く小さな、力比べなら絶対に負けるなんて事が無さそうな人間相手に四つん這いにさせられ、獣みたいに後ろから突かれながらまるで発情期の猫みたいにただ鳴き声をあげさせられている。
でもこれまで女の子としていた時以上に俺は、興奮していて。
......俺は我慢する事も、逃げる事も出来ないまま、彼の手のひらに白濁した液体をまた吐き出した。
「......全く、もう。
逝く時は言わないと駄目だって、僕ちゃんと言ったよね?」
強引に顎を掴まれ、顔だけ後ろを向けられる。
思考力が完全に奪われ、まだ蕩けきったままの俺に彼は冷めた視線を向け、意地悪く口元を歪めて笑った。
そのまま軽くお尻を手のひらで打たれた瞬間、それにすらも敏感に反応を返す浅ましい体。
「お仕置きでも、感じるとか。
どうしようもないな、ホント」
ククッ、と笑いながら、耳元で囁かれ、そのまま余っている方の手で胸の先端を摘ままれた。
「ご......めんなさ......い!」
はぁはぁと呼吸を乱しながら、必死に訴える。
でも彼は手首のスナップをきかせ、再度乱暴に俺のお尻を叩いた。
「ホントに悪いと、思ってる?
こんなに蕩けきった顔して......。
これじゃお仕置きにならないな。
......変態。」
激しく打ち付けられ、抉られて。
そして時折また打たれながら、俺はただ浅く荒い呼吸を繰り返し、淫らな悲鳴をあげ続けた。
自分でも、わかる?」
笑いながら、問われた。
でももうこの頃になると俺は、脳も体も完全に蕩けさせられていて、何かを考える事も、言葉を発する事も出来ず、ただ与えられる快感に震え、女みたいな卑猥な喘ぎ声をあげ続ける事しか出来なくなっていた。
「男とするのは初めてみたいなのに、そんなに感じて。
......ホントいやらしいね、翼君は」
そんななじるような言葉にすらも、興奮した。
彼と出逢うまで俺はずっと、自分の事をノーマルな人間だと思っていた。
男相手に欲情した事なんか無かったし、ましてや男に突っ込まれて、こんな風に情けない声をあげる日が来るだなんて、考えた事すらもなかった。
なのに今俺は、自分よりも細く小さな、力比べなら絶対に負けるなんて事が無さそうな人間相手に四つん這いにさせられ、獣みたいに後ろから突かれながらまるで発情期の猫みたいにただ鳴き声をあげさせられている。
でもこれまで女の子としていた時以上に俺は、興奮していて。
......俺は我慢する事も、逃げる事も出来ないまま、彼の手のひらに白濁した液体をまた吐き出した。
「......全く、もう。
逝く時は言わないと駄目だって、僕ちゃんと言ったよね?」
強引に顎を掴まれ、顔だけ後ろを向けられる。
思考力が完全に奪われ、まだ蕩けきったままの俺に彼は冷めた視線を向け、意地悪く口元を歪めて笑った。
そのまま軽くお尻を手のひらで打たれた瞬間、それにすらも敏感に反応を返す浅ましい体。
「お仕置きでも、感じるとか。
どうしようもないな、ホント」
ククッ、と笑いながら、耳元で囁かれ、そのまま余っている方の手で胸の先端を摘ままれた。
「ご......めんなさ......い!」
はぁはぁと呼吸を乱しながら、必死に訴える。
でも彼は手首のスナップをきかせ、再度乱暴に俺のお尻を叩いた。
「ホントに悪いと、思ってる?
こんなに蕩けきった顔して......。
これじゃお仕置きにならないな。
......変態。」
激しく打ち付けられ、抉られて。
そして時折また打たれながら、俺はただ浅く荒い呼吸を繰り返し、淫らな悲鳴をあげ続けた。
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