62 / 73
サラセニア⑥
しおりを挟む
「よく出来ました。
約束通り、もっとイイコトしよっか?」
手に吐き出した白濁した俺の体液を、見せ付けるみたいにペロリと舐める久米さん。
あまりにも恥ずかしくて、つい視線をそらした。
それが気に入らなかったのか、ぐいと顎を掴まれ、無理矢理視線を合わされ...そしてまた唇を塞がれた。
散々好き放題貪られ、俺が息も絶え絶えになり力が抜け去るのを見て、彼はクスリと笑った。
まだ肩で息をする俺を尻目に、彼も着ていたすべての物を脱ぎ捨てた。
真っ白な、肌。
細くしなやかな体。
艶っぽく笑うその様は、やっぱり普段の可愛らしい雰囲気の彼とは、全くの別人で。
思わず見惚れ、再び言葉を無くした俺に彼は微笑み、静かな口調で命じた。
「翼君。
...入れやすいように、四つん這いになろっか?」
その言葉に驚き、弾かれたように彼を見上げた。
でも久米さんはクスクスと笑い、それ以上は何も言わず、ただ俺を見つめた。
これまで自分が付き合ってきたのは、女の子ばかりで。
主導権を握るのは、いつだって自分の方で。
だから自分がゲイだとか、Mだとか、そんなの考えた事すらも無かった。
でも今俺はこの男にこんなにも恥ずかしい事を言われ、されているというのに、かつてない程興奮していて。
この言葉に従ってしまったら、俺のこれまでの世界はきっと、全部壊れてしまう。
...ゾクゾクした。
言われるがまま、情けなく四肢で立つ。
まるで獣みたいな今の自身の情けない姿を想像するだけで、眩暈がする。
「可愛いなぁ、ホント。
...滅茶苦茶に、壊してあげるね。」
歌うように優しく、甘い声で彼が耳元で囁く。
それだけの事でまた俺は小さく体を震わせ、先程達したばかりだというのにまた下半身に熱が集まっていくのを感じた。
約束通り、もっとイイコトしよっか?」
手に吐き出した白濁した俺の体液を、見せ付けるみたいにペロリと舐める久米さん。
あまりにも恥ずかしくて、つい視線をそらした。
それが気に入らなかったのか、ぐいと顎を掴まれ、無理矢理視線を合わされ...そしてまた唇を塞がれた。
散々好き放題貪られ、俺が息も絶え絶えになり力が抜け去るのを見て、彼はクスリと笑った。
まだ肩で息をする俺を尻目に、彼も着ていたすべての物を脱ぎ捨てた。
真っ白な、肌。
細くしなやかな体。
艶っぽく笑うその様は、やっぱり普段の可愛らしい雰囲気の彼とは、全くの別人で。
思わず見惚れ、再び言葉を無くした俺に彼は微笑み、静かな口調で命じた。
「翼君。
...入れやすいように、四つん這いになろっか?」
その言葉に驚き、弾かれたように彼を見上げた。
でも久米さんはクスクスと笑い、それ以上は何も言わず、ただ俺を見つめた。
これまで自分が付き合ってきたのは、女の子ばかりで。
主導権を握るのは、いつだって自分の方で。
だから自分がゲイだとか、Mだとか、そんなの考えた事すらも無かった。
でも今俺はこの男にこんなにも恥ずかしい事を言われ、されているというのに、かつてない程興奮していて。
この言葉に従ってしまったら、俺のこれまでの世界はきっと、全部壊れてしまう。
...ゾクゾクした。
言われるがまま、情けなく四肢で立つ。
まるで獣みたいな今の自身の情けない姿を想像するだけで、眩暈がする。
「可愛いなぁ、ホント。
...滅茶苦茶に、壊してあげるね。」
歌うように優しく、甘い声で彼が耳元で囁く。
それだけの事でまた俺は小さく体を震わせ、先程達したばかりだというのにまた下半身に熱が集まっていくのを感じた。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。



鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる