ある日、森の中

ryon*

文字の大きさ
上 下
49 / 73

好きって、言ってよ⑲

しおりを挟む
「淫乱じゃ、な...んん!」
 
 ゆっくりと、でも着実に。
 また彼が僕の中に、侵入してくる。
 そしてそれは目的の場所に到達すると、優しく甘い刺激を僕に施した。

「こんなに、感じてるのに?
 でも、どうしよっか。
 俺さぁ......火が着いたら、絶対にあと一回じゃ我慢できないよ?」 

 僕の中。
 彼のモノがいやらしく、執拗に暴れ続ける。
 そしてそれに悦び、媚びるみたいにしてまた締め付けるのを嫌でも感じてしまう。

 なのに彼はそれをあっさり引き抜き、また耳元で囁いた。

「だからもう今日は、やめとこっか?
 俺は大好きな久米君との約束、破りたくねぇし」

 それに驚き、また振り向いたところで。
 僕の唇を彼の舌先が割り、舌を絡め取られて。
 ......それに僕も夢中で答え、荒い吐息を漏らした。

 引き抜いた癖に緩やかに腰を使い、さっきまで繋がっていた場所にわざと当て、擦り上げる課長。

「ん......ふぅ。
 ......ホント、いい性格してますね」

 微笑みを顔面に貼り付けてもう一度、今度は自分からキスをした。
 舌と舌を絡め合う、激しい口付け。
 唇を離すと、どちらのモノかわからない唾液が二人の間で糸を引き、プツンと途切れた。

「うん、よく言われる。
 ちゃんと気遣いの出来る、最高の恋人だろ?」

 ......どの口が、言う!
 

 でもこんな会話をしながらも、執拗にぐにぐにと、彼のモノを押し当てられ、擦られて。
 呼吸がどんどん荒くなり、自然と声が漏れた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

処理中です...