30 / 73
全部、熱のせいだ⑪
しおりを挟む
「......何やってんだよ、ガキが」
クククと意地悪く笑って、それは直ぐ様没収された。
......ムカつく、やっぱり。
「そのガキに手を出して、三発も中出ししたのは、何処の誰です?」
にっこりと微笑み、言ってやった。
ぐっ、と言葉に詰まる、課長。
そう。中に出されると、後処理がマジで大変なのに。
......病人相手にコイツ、どんだけ盛ってんだよ。
「ホント、オナニー覚えたての中学生じゃあるまいし。
それとも、猿なの?お猿さんなの?」
笑顔のまま、グイグイと詰め寄る僕。
途中までは課長も、おとなしくそれを聞いていたんだけれど。
...僕はまたしても、引き際を見誤ってしまったようだ。
「ごめんね、久米君。
僕が、悪かったよ。
責任とって、全部今から掻き出してあげるね」
タバコを灰皿に押し付け、火を消して。
......彼の顔に浮かんだのは、凶悪さなんて微塵もない、ニコニコ穏和な『くまさん』を思わせる笑みだった。
でもこれ......絶対、ヤバいヤツっ!!
本能で危険を察知して、慌てて身を起こした。
「えっと......分かって貰えたら、いいんです。
では僕はそろそろ、失礼しま......」
最後まで言えなかったのは、そう。
この大男の魔手によりまたしても押さえ込まれ、唇を貪られたからだ。
結局この日僕は、その後も襲われ、乱されて。
......熱も下がり、完全に素の状態で彼の事が好きだと認めるまで、犯され続けたのだった。
クククと意地悪く笑って、それは直ぐ様没収された。
......ムカつく、やっぱり。
「そのガキに手を出して、三発も中出ししたのは、何処の誰です?」
にっこりと微笑み、言ってやった。
ぐっ、と言葉に詰まる、課長。
そう。中に出されると、後処理がマジで大変なのに。
......病人相手にコイツ、どんだけ盛ってんだよ。
「ホント、オナニー覚えたての中学生じゃあるまいし。
それとも、猿なの?お猿さんなの?」
笑顔のまま、グイグイと詰め寄る僕。
途中までは課長も、おとなしくそれを聞いていたんだけれど。
...僕はまたしても、引き際を見誤ってしまったようだ。
「ごめんね、久米君。
僕が、悪かったよ。
責任とって、全部今から掻き出してあげるね」
タバコを灰皿に押し付け、火を消して。
......彼の顔に浮かんだのは、凶悪さなんて微塵もない、ニコニコ穏和な『くまさん』を思わせる笑みだった。
でもこれ......絶対、ヤバいヤツっ!!
本能で危険を察知して、慌てて身を起こした。
「えっと......分かって貰えたら、いいんです。
では僕はそろそろ、失礼しま......」
最後まで言えなかったのは、そう。
この大男の魔手によりまたしても押さえ込まれ、唇を貪られたからだ。
結局この日僕は、その後も襲われ、乱されて。
......熱も下がり、完全に素の状態で彼の事が好きだと認めるまで、犯され続けたのだった。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる