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これを恋と、よんでいいなら 21
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足を大きく開かれ、ローションを垂らした彼のモノを当てられると、カラダがまた小さく震えた。
「怖い?」
優しく頬に触れた、彼の手のひら。
だから小さくこくんと頷くと、彼は困ったように笑った。
「でも、あの……初めてだから、怖いんじゃなくて。
二見さんの事、これ以上好きになるのがこわ……んんっ!」
最後まで言わせて貰えなかったのは、そう。
キスで唇を、塞がれてしまったせいだ。
「もうさ、なんでそんなに可愛いんだよ?
あぁ、もう!もっと好きに、なってくれていいから。
って言うか、なって貰わないと困る。
……だって俺も、スゲェお前の事好きだし」
彼の真っ白な肌が、ほんのり薔薇色に染まる。
初めて見るその表情に驚き、じっと見つめたら、見るなと叱られた。
「はぁ……最悪。余裕無くて、悪かったな」
チッと舌打ちされてしまったけれど、もうまったく怖くは無かった。
だから再び背中に腕を伸ばし、彼を求めた。
ゆっくり彼が、俺の中に入ってくる感覚。
指よりも熱く、硬いその感覚に少しだけ戸惑いながらも、夢中で二見さんの体にすがり付いた。
「ゆっくり呼吸しながら、なるべく力抜いてて」
切なげに、眉間にシワを寄せる彼。
そんな仕草すらも色っぽくて、今度は自分からキスをねだった。
激しく舌と舌を絡め合いながら、彼に言われた通りゆっくり呼吸を繰り返す。
中を押し広げられていくような感覚と共に、ちょっとずつ快楽が増していく。
彼が抜き差しする度に室内に響く、ぐちゅぐちゅという卑猥な水音。
だけどそれすらも、もう俺を煽るスパイスにしかならなかった。
「怖い?」
優しく頬に触れた、彼の手のひら。
だから小さくこくんと頷くと、彼は困ったように笑った。
「でも、あの……初めてだから、怖いんじゃなくて。
二見さんの事、これ以上好きになるのがこわ……んんっ!」
最後まで言わせて貰えなかったのは、そう。
キスで唇を、塞がれてしまったせいだ。
「もうさ、なんでそんなに可愛いんだよ?
あぁ、もう!もっと好きに、なってくれていいから。
って言うか、なって貰わないと困る。
……だって俺も、スゲェお前の事好きだし」
彼の真っ白な肌が、ほんのり薔薇色に染まる。
初めて見るその表情に驚き、じっと見つめたら、見るなと叱られた。
「はぁ……最悪。余裕無くて、悪かったな」
チッと舌打ちされてしまったけれど、もうまったく怖くは無かった。
だから再び背中に腕を伸ばし、彼を求めた。
ゆっくり彼が、俺の中に入ってくる感覚。
指よりも熱く、硬いその感覚に少しだけ戸惑いながらも、夢中で二見さんの体にすがり付いた。
「ゆっくり呼吸しながら、なるべく力抜いてて」
切なげに、眉間にシワを寄せる彼。
そんな仕草すらも色っぽくて、今度は自分からキスをねだった。
激しく舌と舌を絡め合いながら、彼に言われた通りゆっくり呼吸を繰り返す。
中を押し広げられていくような感覚と共に、ちょっとずつ快楽が増していく。
彼が抜き差しする度に室内に響く、ぐちゅぐちゅという卑猥な水音。
だけどそれすらも、もう俺を煽るスパイスにしかならなかった。
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