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愛しい人④
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「もしまた私の事を騙したり、浮気したりしたら。
......週刊紙に、情報売るから」
彼女が口にしたのは、こんな脅迫じみた言葉だった。
だけど、つまり......。
ヤバい、嬉しい!......これって要するに、俺の事を受け入れてくれるっていう意味だよな?
にやけ顔のまま、彼女の額にキスをした。
「勿論です。まぁそんな心配、必要ないですけどね」
それから彼女は俺の背中に腕を回し、キスをねだった。
だけどこの時になっても彼女は、まだ下着すら身に付けてはいなかった。
そのためこのままでは確実にまた襲ってしまう自信があったから、咲良さんから体を離した。
「......何よ、嫌なの?」
不機嫌丸出しで聞かれ、慌ててブンブンと左右に首を振り答えた。
「嫌じゃ、無いです。嬉しい。
でも、その......咲良さんまだ、裸じゃないですか」
そんな童貞丸出しの俺の反応を目にして、彼女はケラケラと笑った。
それにはさすがに少しだけムカついたから、また強く彼女を抱き寄せて言った。
「我慢しなくても良いなら、しませんよ?
今日は丸一日、久しぶりのオフなんです。
こんなにも気持ちいい事を俺に教えた責任、取って下さいね?」
ニッと不敵に、口元が歪む。
それに驚き、彼女は慌てて身体を離そうとしたけれど、逃がしてなんかやるもんか。
強引に彼女の華奢な体を、ベッドの上に押し倒した。
「大好きですよ、咲良さん。
こんなにも俺が抱きたいと思うのは、あなただけですから......」
すると彼女はニヤリと笑い、答えた。
「当たり前でしょ?だって仁さんは、私だけの王子様なんだから」
王子様?......一体何がどうなって、そんな風に彼女に思って貰えたのだろう?
疑問に思い、それを言葉にしようししたら俺の唇を、咲良さんは無理矢理キスで塞いだ。
【...Fin】
......週刊紙に、情報売るから」
彼女が口にしたのは、こんな脅迫じみた言葉だった。
だけど、つまり......。
ヤバい、嬉しい!......これって要するに、俺の事を受け入れてくれるっていう意味だよな?
にやけ顔のまま、彼女の額にキスをした。
「勿論です。まぁそんな心配、必要ないですけどね」
それから彼女は俺の背中に腕を回し、キスをねだった。
だけどこの時になっても彼女は、まだ下着すら身に付けてはいなかった。
そのためこのままでは確実にまた襲ってしまう自信があったから、咲良さんから体を離した。
「......何よ、嫌なの?」
不機嫌丸出しで聞かれ、慌ててブンブンと左右に首を振り答えた。
「嫌じゃ、無いです。嬉しい。
でも、その......咲良さんまだ、裸じゃないですか」
そんな童貞丸出しの俺の反応を目にして、彼女はケラケラと笑った。
それにはさすがに少しだけムカついたから、また強く彼女を抱き寄せて言った。
「我慢しなくても良いなら、しませんよ?
今日は丸一日、久しぶりのオフなんです。
こんなにも気持ちいい事を俺に教えた責任、取って下さいね?」
ニッと不敵に、口元が歪む。
それに驚き、彼女は慌てて身体を離そうとしたけれど、逃がしてなんかやるもんか。
強引に彼女の華奢な体を、ベッドの上に押し倒した。
「大好きですよ、咲良さん。
こんなにも俺が抱きたいと思うのは、あなただけですから......」
すると彼女はニヤリと笑い、答えた。
「当たり前でしょ?だって仁さんは、私だけの王子様なんだから」
王子様?......一体何がどうなって、そんな風に彼女に思って貰えたのだろう?
疑問に思い、それを言葉にしようししたら俺の唇を、咲良さんは無理矢理キスで塞いだ。
【...Fin】
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