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第4章 星降る都市
【168話】 彼に追いつくために
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時は遡り、大広間から逃れた直後のレイナ達はそのまま街中を移動していた。
幸いにも敵の数は少ない……どうやら戦力のほとんどが避難所に注がれたようだ。
今現在全員が満身創痍で魔力も尽きかけ……辛うじてレイナだけはまだ魔力を温存している状況……
どうかこのまま本隊と合流出来ますように……
そう心で願ったレイナの想いも虚しく。
「ぐあっ……!」
後方を警戒していたトードルが倒される。
「まさかお前が裏切るなんてな……裏切りはよくないよ?」
トードルを踏みつけるように紫髪の男は立っていた。
脇立つ魔力でわかる……彼は十戒士候補クラスの人……
「逃げろ、コイツはエイアン……俺と同じ十戒士候補だ!」
エイアンに踏みつけられながらもトードルはレイナ達に彼の正体を告げる。
「ここはひとまず引きましょう!」
ヒナリは退避の判断を行う。
現状の戦力では彼に勝てないと判断したからだ。
「逃さない。トードル、お前の処刑はあの娘を確保してからにしてやるよ!」
しかしそんなに簡単に逃がしてくれるはずもなく、エイアンはトードルから離れこちらへと迫ってくる。
「くっ護るぞ!!」
「あぁ!」
私達を護るようにエイアンの前にヒナリとトウガンが立ち塞がる。
「……残念だ、万全の状態ならどうなっていたかわからなかっただろうに」
しかしエイアンは向かってくるトウガンとそれに続いてくるヒナリを軽くいなすように素手であっという間に倒してしまう。
エイアンはこちらへの攻勢を止めない、私たち2人のもとに彼が近づいてくる。
目前まで来ている……
私はヒョオナを守ろうと彼女の前に立つ。
相手は一気に3人も倒した男……そんなのに私が勝てるわけない……
弱気な心で盾を構える。
しかしそれはエイアンの一撃で飛ばされる。
たった一撃、ガードこそ出来るがその衝撃で後ろへと倒れそうになる。
──あぁ、やっぱり私じゃ勝てない。
助けてユー……
いや、違う──
勝てないと思い優斗に助けを乞おうとしたレイナだったが踏みとどまる。
─終わった私はいつから彼に頼りっきりになっていたのだろうか?
いつか彼に言った言葉……「死んでも守るから」けれど今はどうだろうか逆に彼に守られてばっかりで守るなんて出来ていない
それに彼は既に私達を守ってくれている、そのために1人残って戦っているのだ。
それに私が倒れたら後ろの少女は再び辛い思いをすることになる。
彼女は私に似てる……幼い頃故郷の神域で魔力が高かった私は神の生贄になるのが嫌で逃げた。
その結果、大切な親友を死なせてしまったあの頃の自分に。
ならばこんなところで諦めるなんて
許されない事だ。
少しでも彼の近くにいたい、彼の隣に立てるように強くなりたい。
守られているだけじゃいられない。
今度はみんなを守れるようになるために!
レイナは自身の力だけで倒れそうになっているのを踏ん張って耐えエイアンを見つめる。
「硬いな……だがそれだけじゃないようだ」
そう語るエイアンをよそにレイナは思考する、覚悟を決めたとしても相手は格上。
今の私じゃ勝てない……けれどこの戦いで何かを掴む。
「次からギア上げてくぜ」
真正面から猛スピードで向かってくるエイアン、その動きは速いが直線的て攻撃がわかりやすい。
だからこそ私に着くまでを予想してそこにカウンターを合わせる。
「ッッ!やぁぁぁぁぁ!!!」
大きく掛け声をあげ、盾を出来る限りの力を込めてエイアンに向かわせる。
エイアンの拳とレイナの盾がぶつかり合うその瞬間、レイナの魔力が跳ね上がる。
これは……
──エヴォルグ!
それは優斗の神掌破のような己の限界を越える時に起こりうる現状。
強い感情がトリガーになってると言われているがまだその実態は解明されていない。
けれどそれを使用出来た者は今までの自分よりも数段強くなりそして……
しばらくの間ゾーン状態に突入する。
レイナのエヴォルグをくらい少し吹き飛ばされる、エイアン。
エヴォルグの威力は普通の打撃の10倍にも及ぶ……しかしエイアンへのダメージはそれほど大きなものではなかった。
たとえ威力を上げてもレイナの元の威力はそこまで高くはない。
けれど今のレイナは……
ゾーンに入っていた。
「──結界、魔法」
ユートと共に結界魔法について聞いた時、私は出来ると、いや……実際は出来たことがあった。
と言ってもそれは結界魔法というにはあまりにも不完全なもの。
あの日ユートがあの猛吹雪の中に閉じこもっていた私を私の心を溶かしてくれたあの日の事だ。
あの時は暴走してしまった、けれど今は違う!ユートの隣に立ちたい!ヒョオナちゃんを助けたい!!だから私は今ここで自分の殻を破ってみせる!!
その熱い心意気に応えるように、結界魔法は形成される。
エイアンとレイナの2人を囲むように白き雪が降り注ぎエイアンが気付いた時には既に彼は辺りが見えないほど暗く寒いもう吹雪に閉じ込められる。
「なっ!!結界魔法!?」
エイアンはレイナの結界魔法に驚愕する。
先ほどまで脅威とは思えないか弱き少女がこれほどまでの大技を隠し持ってるとは……いや、たった今出来るようになったのか?
あのエヴォルグ……威力こそ控えめだったがそれでも彼女をここまで覚醒に至らせるとは……
とはいえこの結界から脱出しなければ……暗く吹雪の影響で前方の様子がわからないが前に進み続けていればきっと結界の外にまで辿り着けるはずだ。
そう思い歩くエイアンであったが彼は雪の恐ろしさを知らなかった。
雪で視界を奪われるホワイトアウト……それは時に方向感覚すら失わせる。
前に進んでいるつもりの彼だがその実、いろんな方向に行ったり来たりで結界の端につくことはない。
どれくらい歩いたのだろう……エイアンの時間の感覚すら狂い始める。
「なら壊せばいい!!適当に撃っても結界には当たるんだ!!」
エイアンは少し気を可笑しくさせながらいろんな方向に向かって魔力の弾を飛ばす。
けれどその攻撃は届かない。
レイナの結界魔法の効果により、エイアンが放った魔力は吸収され更に吹雪を強める。
「なんなんだよ!なんなんだよ!!出せよ!出せよ!!出せ!!!」
叫ぶ、吹雪にかき消されながらもエイアンは結界の中央で叫ぶ。
いくら攻撃をしようともびくともしないどころか吹雪が強くなる、その現実に彼は膝をつき、次第に雪に埋もれる……
「くそっ……くそっ……がぁ……」
そうして体が動かなくなり完全に雪が埋もれた瞬間にレイナは結界魔法を解く。
エイアンは凍死寸前ではあるがまだ息はある。殺すことをしない、それは優斗がそうだったから……
彼ならこんな状況でも相手の命を奪うなんてことはしない。
「これで……少しは追いつけたかな」
ユート、私少し強くなったよ。
幸いにも敵の数は少ない……どうやら戦力のほとんどが避難所に注がれたようだ。
今現在全員が満身創痍で魔力も尽きかけ……辛うじてレイナだけはまだ魔力を温存している状況……
どうかこのまま本隊と合流出来ますように……
そう心で願ったレイナの想いも虚しく。
「ぐあっ……!」
後方を警戒していたトードルが倒される。
「まさかお前が裏切るなんてな……裏切りはよくないよ?」
トードルを踏みつけるように紫髪の男は立っていた。
脇立つ魔力でわかる……彼は十戒士候補クラスの人……
「逃げろ、コイツはエイアン……俺と同じ十戒士候補だ!」
エイアンに踏みつけられながらもトードルはレイナ達に彼の正体を告げる。
「ここはひとまず引きましょう!」
ヒナリは退避の判断を行う。
現状の戦力では彼に勝てないと判断したからだ。
「逃さない。トードル、お前の処刑はあの娘を確保してからにしてやるよ!」
しかしそんなに簡単に逃がしてくれるはずもなく、エイアンはトードルから離れこちらへと迫ってくる。
「くっ護るぞ!!」
「あぁ!」
私達を護るようにエイアンの前にヒナリとトウガンが立ち塞がる。
「……残念だ、万全の状態ならどうなっていたかわからなかっただろうに」
しかしエイアンは向かってくるトウガンとそれに続いてくるヒナリを軽くいなすように素手であっという間に倒してしまう。
エイアンはこちらへの攻勢を止めない、私たち2人のもとに彼が近づいてくる。
目前まで来ている……
私はヒョオナを守ろうと彼女の前に立つ。
相手は一気に3人も倒した男……そんなのに私が勝てるわけない……
弱気な心で盾を構える。
しかしそれはエイアンの一撃で飛ばされる。
たった一撃、ガードこそ出来るがその衝撃で後ろへと倒れそうになる。
──あぁ、やっぱり私じゃ勝てない。
助けてユー……
いや、違う──
勝てないと思い優斗に助けを乞おうとしたレイナだったが踏みとどまる。
─終わった私はいつから彼に頼りっきりになっていたのだろうか?
いつか彼に言った言葉……「死んでも守るから」けれど今はどうだろうか逆に彼に守られてばっかりで守るなんて出来ていない
それに彼は既に私達を守ってくれている、そのために1人残って戦っているのだ。
それに私が倒れたら後ろの少女は再び辛い思いをすることになる。
彼女は私に似てる……幼い頃故郷の神域で魔力が高かった私は神の生贄になるのが嫌で逃げた。
その結果、大切な親友を死なせてしまったあの頃の自分に。
ならばこんなところで諦めるなんて
許されない事だ。
少しでも彼の近くにいたい、彼の隣に立てるように強くなりたい。
守られているだけじゃいられない。
今度はみんなを守れるようになるために!
レイナは自身の力だけで倒れそうになっているのを踏ん張って耐えエイアンを見つめる。
「硬いな……だがそれだけじゃないようだ」
そう語るエイアンをよそにレイナは思考する、覚悟を決めたとしても相手は格上。
今の私じゃ勝てない……けれどこの戦いで何かを掴む。
「次からギア上げてくぜ」
真正面から猛スピードで向かってくるエイアン、その動きは速いが直線的て攻撃がわかりやすい。
だからこそ私に着くまでを予想してそこにカウンターを合わせる。
「ッッ!やぁぁぁぁぁ!!!」
大きく掛け声をあげ、盾を出来る限りの力を込めてエイアンに向かわせる。
エイアンの拳とレイナの盾がぶつかり合うその瞬間、レイナの魔力が跳ね上がる。
これは……
──エヴォルグ!
それは優斗の神掌破のような己の限界を越える時に起こりうる現状。
強い感情がトリガーになってると言われているがまだその実態は解明されていない。
けれどそれを使用出来た者は今までの自分よりも数段強くなりそして……
しばらくの間ゾーン状態に突入する。
レイナのエヴォルグをくらい少し吹き飛ばされる、エイアン。
エヴォルグの威力は普通の打撃の10倍にも及ぶ……しかしエイアンへのダメージはそれほど大きなものではなかった。
たとえ威力を上げてもレイナの元の威力はそこまで高くはない。
けれど今のレイナは……
ゾーンに入っていた。
「──結界、魔法」
ユートと共に結界魔法について聞いた時、私は出来ると、いや……実際は出来たことがあった。
と言ってもそれは結界魔法というにはあまりにも不完全なもの。
あの日ユートがあの猛吹雪の中に閉じこもっていた私を私の心を溶かしてくれたあの日の事だ。
あの時は暴走してしまった、けれど今は違う!ユートの隣に立ちたい!ヒョオナちゃんを助けたい!!だから私は今ここで自分の殻を破ってみせる!!
その熱い心意気に応えるように、結界魔法は形成される。
エイアンとレイナの2人を囲むように白き雪が降り注ぎエイアンが気付いた時には既に彼は辺りが見えないほど暗く寒いもう吹雪に閉じ込められる。
「なっ!!結界魔法!?」
エイアンはレイナの結界魔法に驚愕する。
先ほどまで脅威とは思えないか弱き少女がこれほどまでの大技を隠し持ってるとは……いや、たった今出来るようになったのか?
あのエヴォルグ……威力こそ控えめだったがそれでも彼女をここまで覚醒に至らせるとは……
とはいえこの結界から脱出しなければ……暗く吹雪の影響で前方の様子がわからないが前に進み続けていればきっと結界の外にまで辿り着けるはずだ。
そう思い歩くエイアンであったが彼は雪の恐ろしさを知らなかった。
雪で視界を奪われるホワイトアウト……それは時に方向感覚すら失わせる。
前に進んでいるつもりの彼だがその実、いろんな方向に行ったり来たりで結界の端につくことはない。
どれくらい歩いたのだろう……エイアンの時間の感覚すら狂い始める。
「なら壊せばいい!!適当に撃っても結界には当たるんだ!!」
エイアンは少し気を可笑しくさせながらいろんな方向に向かって魔力の弾を飛ばす。
けれどその攻撃は届かない。
レイナの結界魔法の効果により、エイアンが放った魔力は吸収され更に吹雪を強める。
「なんなんだよ!なんなんだよ!!出せよ!出せよ!!出せ!!!」
叫ぶ、吹雪にかき消されながらもエイアンは結界の中央で叫ぶ。
いくら攻撃をしようともびくともしないどころか吹雪が強くなる、その現実に彼は膝をつき、次第に雪に埋もれる……
「くそっ……くそっ……がぁ……」
そうして体が動かなくなり完全に雪が埋もれた瞬間にレイナは結界魔法を解く。
エイアンは凍死寸前ではあるがまだ息はある。殺すことをしない、それは優斗がそうだったから……
彼ならこんな状況でも相手の命を奪うなんてことはしない。
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