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第3章 パゼーレ魔法騎士団
【98話】 森奥での思惑
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シノンとユウトが崖に落ちた事実を知らないアグン、イーリシャ、カムエルは盗賊団の捜索をしていた。
「アグン隊長、あの2人を組ませてよかったの?シノンさんはユウトの事嫌ってたし」
イーリシャがアグンに聞いた。
イーリシャもそしてカムエルもさっきの指示には疑問を持っており、2人とも聞かないでいたが、イーリシャは我慢できずに2人を組ませた理由を聞いた。
「アイツら……というかシノンはユウトの事まだ受け入れられてないみたいだからな、この機会に仲良くやって欲しいんだ」
隊長はそう語った。
「まぁアイツらなら盗賊団に遅れは取ることはないだろ!」
隊長は少し楽観的なところがある、けれども彼も2人の事を思っての行動なのだろう。
シノンさんもこれで少しは心を開けてくれるといいんだけど……やっぱりあの事を簡単に忘れられるわけないよね……
───
森の奥にある盗賊団のアジト。
そこで俺はいつものように団員達を賑わせていた。
「やってくださいよ!ボス!!」
「ぐちゃぐちゃにしてやってください!!」
団員達は俺を囲むように並び、俺のショーを見て喜んでいる。
俺がやるショーはいつも同じ!タイマンで俺が負けたらなんでも言う事を聞いてやる。
でも!逆に俺が勝ったらそいつを殺す!
単純な催し物だ!
俺は目の前にいる俺達を捕まえにきたとかいう正義ぶっていた男をぶん殴る。
赤かった奴の頭から血が噴き出てさらに赤くなりその場で倒れる。
「おいおい、もうおしまいかよ」
男は倒れてその場を動かなくなり、この勝負は俺の勝ちになった。
アジト中に広がる団員達の歓喜の声!
惨めに倒れる敗者の姿!!
どれもいつもと同じ心地良い気分!!
けれど、最近は少し物足りない……
相手が貧弱すぎて張り合いがない!!
俺はもっと刺激が欲しいんだ!!
誰か俺にとてつもない刺激をもたらしてくれるような奴はいないのか……!?
「アグン隊長、あの2人を組ませてよかったの?シノンさんはユウトの事嫌ってたし」
イーリシャがアグンに聞いた。
イーリシャもそしてカムエルもさっきの指示には疑問を持っており、2人とも聞かないでいたが、イーリシャは我慢できずに2人を組ませた理由を聞いた。
「アイツら……というかシノンはユウトの事まだ受け入れられてないみたいだからな、この機会に仲良くやって欲しいんだ」
隊長はそう語った。
「まぁアイツらなら盗賊団に遅れは取ることはないだろ!」
隊長は少し楽観的なところがある、けれども彼も2人の事を思っての行動なのだろう。
シノンさんもこれで少しは心を開けてくれるといいんだけど……やっぱりあの事を簡単に忘れられるわけないよね……
───
森の奥にある盗賊団のアジト。
そこで俺はいつものように団員達を賑わせていた。
「やってくださいよ!ボス!!」
「ぐちゃぐちゃにしてやってください!!」
団員達は俺を囲むように並び、俺のショーを見て喜んでいる。
俺がやるショーはいつも同じ!タイマンで俺が負けたらなんでも言う事を聞いてやる。
でも!逆に俺が勝ったらそいつを殺す!
単純な催し物だ!
俺は目の前にいる俺達を捕まえにきたとかいう正義ぶっていた男をぶん殴る。
赤かった奴の頭から血が噴き出てさらに赤くなりその場で倒れる。
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