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第3章 パゼーレ魔法騎士団
【84話】 ユウトVSアーニス[前編]
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なんだかんだあって俺とアーニスが戦うことになった。
場所は講堂をいったん離れ、中庭へとうつす。
他生徒達の見守るなか、俺とアーニスはたがいに向き合った。
「ひとつ、聞いていいですか?」
俺はアーニスにといかける。
「なんだ?」
魔性輪をはめながらアーニスは聞いてくる。
「なんで俺を対戦相手に?」
俺のといかけに対して、アーニスはひと呼吸おいて。
「お前を試すためだ。ほら、さっさとやるぞ。」
簡潔にはなして、アーニスは戦う体制になり俺も戦う体制をとる。
「それじゃあ2人ともいいか?」
どうやら審判はルコードがしてくれるらしく、俺とアーニスの間に入ってくる。
「「もちろん」」
アーニスと同時にルコードのといかけに応える。
「それじゃ!初め!!」
ルコードが戦闘開始の合図をとって俺とアーニスの戦いは始まった。
「スネーク」
先に魔法を出したのはアーニスだ。
腕から蛇が出てくる。
あれは魔法学園の入試で見せた相手を拘束する為の魔法。
まずは俺の動きを止める気なのだろう。
俺は二刀の短剣を両手に持ち、待ち構える。
しかし、アーニスは出してきた蛇のしっぽをつかむ。
そして蛇を鞭のようにしなやかで鋭くして俺へと振りまわす。
とっさに腕を出して守りの姿勢に入る。
蛇の頭部が腕へと直撃する。
鋭くそして重たい一撃が腕ごしに俺をおそう。
「……ッッ!!」
しかしそれだけで終わりではなかった。
再びアーニスは俺へと蛇を振りまわして、俺はまたそれを腕でガードしたが。
腕に太い針が刺さったような痛みがはしった。
その痛い場所を見ると俺の腕に蛇が噛み付いていたのだ。
すぐさま俺は噛み付いていない方の手の短剣を使い、俺の腕に噛み付いている蛇の首を斬り落とした。
首が斬りはなされた蛇は消滅する。
「やるな、なら……イーグル」
アーニスから鳥が出てくる。あれはタカか?
アーニスから出てきたタカは上空を飛翔してこちらへ真っ直ぐ、高速で向かってくる。
俺はそのタカがぶつかる瞬間に短剣を振り下ろしてタカを止め、地面へと叩きつける。
地面に叩きつけたタカはすぐに体制を立て直して再び俺へ向かってくる。
俺はタカの攻撃を避けながらアーニスへと走りこむ。
「こちらへ向かってくるか」
走ってくる俺を見ながらアーニスはつぶやいた。
「この魔法については大体わかりましたよ!」
アーニスにむかい自信満々で言う。
アーニスの魔法についてはわかった。
魔力でつくられた動物を一体だけ出す魔法だと俺は仮定し、タカを出している間に勝負をつけようとする。
「何か勘違いしているようだな」
アーニスの目の前までたどり着き、接近戦をこころみる。
こういった召喚系の魔法使いは接近戦に弱いと相場は決まっている。
そうだと思い込んでいた……
「この魔法だけで私が騎士団で戦ってこれたと思うか?」
接近戦を開始したが優勢だったのはアーニスだった。
「転移ボーナスで身体能力が上がっていたとしても、普段から鍛えている私たちの方が──強い!!」
俺の攻撃を防ぎながらさらに俺に一撃、一撃をしっかりと撃ち込まれ後ろへと飛ばされる。
「そしてお前はどうやら私の魔法についても勘違いをしているみたいだ……少し本気を出して教育してやろう──ジン」
アーニスは両手を広げてとなえる。
そして現れたのに俺や観戦していた生徒達は驚愕していた。
なぜなら出てきたのは……アーニスにそっくりな人
それも1人ではない……2人もいたのだ。
合計3人のアーニスがそこに立っていた
「「「さて、覚悟しろよ?」」」
場所は講堂をいったん離れ、中庭へとうつす。
他生徒達の見守るなか、俺とアーニスはたがいに向き合った。
「ひとつ、聞いていいですか?」
俺はアーニスにといかける。
「なんだ?」
魔性輪をはめながらアーニスは聞いてくる。
「なんで俺を対戦相手に?」
俺のといかけに対して、アーニスはひと呼吸おいて。
「お前を試すためだ。ほら、さっさとやるぞ。」
簡潔にはなして、アーニスは戦う体制になり俺も戦う体制をとる。
「それじゃあ2人ともいいか?」
どうやら審判はルコードがしてくれるらしく、俺とアーニスの間に入ってくる。
「「もちろん」」
アーニスと同時にルコードのといかけに応える。
「それじゃ!初め!!」
ルコードが戦闘開始の合図をとって俺とアーニスの戦いは始まった。
「スネーク」
先に魔法を出したのはアーニスだ。
腕から蛇が出てくる。
あれは魔法学園の入試で見せた相手を拘束する為の魔法。
まずは俺の動きを止める気なのだろう。
俺は二刀の短剣を両手に持ち、待ち構える。
しかし、アーニスは出してきた蛇のしっぽをつかむ。
そして蛇を鞭のようにしなやかで鋭くして俺へと振りまわす。
とっさに腕を出して守りの姿勢に入る。
蛇の頭部が腕へと直撃する。
鋭くそして重たい一撃が腕ごしに俺をおそう。
「……ッッ!!」
しかしそれだけで終わりではなかった。
再びアーニスは俺へと蛇を振りまわして、俺はまたそれを腕でガードしたが。
腕に太い針が刺さったような痛みがはしった。
その痛い場所を見ると俺の腕に蛇が噛み付いていたのだ。
すぐさま俺は噛み付いていない方の手の短剣を使い、俺の腕に噛み付いている蛇の首を斬り落とした。
首が斬りはなされた蛇は消滅する。
「やるな、なら……イーグル」
アーニスから鳥が出てくる。あれはタカか?
アーニスから出てきたタカは上空を飛翔してこちらへ真っ直ぐ、高速で向かってくる。
俺はそのタカがぶつかる瞬間に短剣を振り下ろしてタカを止め、地面へと叩きつける。
地面に叩きつけたタカはすぐに体制を立て直して再び俺へ向かってくる。
俺はタカの攻撃を避けながらアーニスへと走りこむ。
「こちらへ向かってくるか」
走ってくる俺を見ながらアーニスはつぶやいた。
「この魔法については大体わかりましたよ!」
アーニスにむかい自信満々で言う。
アーニスの魔法についてはわかった。
魔力でつくられた動物を一体だけ出す魔法だと俺は仮定し、タカを出している間に勝負をつけようとする。
「何か勘違いしているようだな」
アーニスの目の前までたどり着き、接近戦をこころみる。
こういった召喚系の魔法使いは接近戦に弱いと相場は決まっている。
そうだと思い込んでいた……
「この魔法だけで私が騎士団で戦ってこれたと思うか?」
接近戦を開始したが優勢だったのはアーニスだった。
「転移ボーナスで身体能力が上がっていたとしても、普段から鍛えている私たちの方が──強い!!」
俺の攻撃を防ぎながらさらに俺に一撃、一撃をしっかりと撃ち込まれ後ろへと飛ばされる。
「そしてお前はどうやら私の魔法についても勘違いをしているみたいだ……少し本気を出して教育してやろう──ジン」
アーニスは両手を広げてとなえる。
そして現れたのに俺や観戦していた生徒達は驚愕していた。
なぜなら出てきたのは……アーニスにそっくりな人
それも1人ではない……2人もいたのだ。
合計3人のアーニスがそこに立っていた
「「「さて、覚悟しろよ?」」」
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