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第3章 パゼーレ魔法騎士団
【81話】 対談
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ひったくり犯を他の騎士団の人に任せてディーオンは俺を誘って近くのカフェ的な場所に連れていってくれた。
「マジックフェスティバル、優勝おめでとう、いい試合だったぞ」
紅茶のようなものを片手にディーオンは語り出す。
「あの会場にいたんですか?だったら声かけてくれてもよかったのに……」
少し不機嫌そうに言い、俺はお茶に手をかける。
「すまない、こっちも忙しかったんだ」
ディーオンは少し申し訳なさそうに話す。
「どんな事やってたんです?」
その時俺は、ディーオンの仕事について興味を持っていた。
「ん?まぁセリティアの護衛、それとまぁ怪しい奴を捕まえたりだとかな」
そのディーオンの言葉を聞いて、俺の脳裏にとある考えが浮かんだ。
「あの……俺がいた学園……廃校になるんですけど……」
ゆっくりと俺は学園廃校の事を話す。
「あぁ聞いてるよ。あの時、俺が他の都市に遠征に行ってなきゃこんな事にはならなかっただろうにな」
ディーオンは悔いのあるような表情を浮かべる。
「だから俺……学園が廃校になった後、ディーオンのいる魔法騎士団に入ろうと思うんだ。」
「なっっ!!」
俺の騎士団入団するという予想外の言葉を聞いてディーオンは驚いた反応をした。
騎士団……それは都市の人を守る存在。
それは俺がなろうとした人を守る正義の味方に似ている。
「お前、騎士団ってのは危険な仕事だ。死ぬ事だってあるんだ」
ディーオンは静かだが、強い口調で俺に言った。
確かに騎士団というのは実際に危険な仕事なのかもしれない。
それでも俺は……
「さっきの俺が助けた人は俺にありがとうって言ってくれたんです……その言葉を聞いて俺は嬉しくなったんです。
俺でも人の役に立てるんだってだから俺は人を助けたい。
そしてそれが出来る騎士団に入りたいんです」
反対される事はわかってる。
それでも俺が正義の味方に、そうなりたいと思ったんだ。
それは俺を突き動かす動機、どうしても譲れない思いだ。
真っ直ぐディーオンを見つめる。
考えをを変えないという意志表示だ。
「はぁ……その顔、考えは変わんねぇみたいだな。まったく……またか」
俺の説得をめんどくさく感じ、ディーオンは俺の入団を諦めさせるのを諦めた。
そして一つディーオンの言葉にちょっとした疑問があった。
「また?他にも異世界人が騎士団にいるんですか?」
俺はディーオンの"またか"というセリフが気になった。
「まぁな、といってもそいつは去年、元の世界に帰って行ったよ。結構強い奴だった」
ディーオンは少し遠くを見つめながら、元々いた異世界人の事を言った。
「とりあえずそれは置いといて、本当に入るんだったら厳しいから覚悟しておけよ」
そのディーオンの言葉はパゼーレ魔法騎士団に入る事を了承するという意味だと俺は思った。
「……はい!」
強く返事を返す。
「俺はもう帰る。もしお前が騎士団入るんならまた会えるだろ」
ディーオンはそう言って席を立つ。
俺もそれに反応して、椅子から立ち上がった。
「はい!今日はありがとうございました」
今日の事に感して、感謝の言葉をディーオンに述べた。
「あぁ、またな。それとアーニスにもよろしくって言っておいてくれ」
去り際にディーオンが発した言葉。それは魔法学園の教員であるアーニスの事だった。
あの2人って関係とかあったんだ。
そう思いながら寮へと戻った。
「マジックフェスティバル、優勝おめでとう、いい試合だったぞ」
紅茶のようなものを片手にディーオンは語り出す。
「あの会場にいたんですか?だったら声かけてくれてもよかったのに……」
少し不機嫌そうに言い、俺はお茶に手をかける。
「すまない、こっちも忙しかったんだ」
ディーオンは少し申し訳なさそうに話す。
「どんな事やってたんです?」
その時俺は、ディーオンの仕事について興味を持っていた。
「ん?まぁセリティアの護衛、それとまぁ怪しい奴を捕まえたりだとかな」
そのディーオンの言葉を聞いて、俺の脳裏にとある考えが浮かんだ。
「あの……俺がいた学園……廃校になるんですけど……」
ゆっくりと俺は学園廃校の事を話す。
「あぁ聞いてるよ。あの時、俺が他の都市に遠征に行ってなきゃこんな事にはならなかっただろうにな」
ディーオンは悔いのあるような表情を浮かべる。
「だから俺……学園が廃校になった後、ディーオンのいる魔法騎士団に入ろうと思うんだ。」
「なっっ!!」
俺の騎士団入団するという予想外の言葉を聞いてディーオンは驚いた反応をした。
騎士団……それは都市の人を守る存在。
それは俺がなろうとした人を守る正義の味方に似ている。
「お前、騎士団ってのは危険な仕事だ。死ぬ事だってあるんだ」
ディーオンは静かだが、強い口調で俺に言った。
確かに騎士団というのは実際に危険な仕事なのかもしれない。
それでも俺は……
「さっきの俺が助けた人は俺にありがとうって言ってくれたんです……その言葉を聞いて俺は嬉しくなったんです。
俺でも人の役に立てるんだってだから俺は人を助けたい。
そしてそれが出来る騎士団に入りたいんです」
反対される事はわかってる。
それでも俺が正義の味方に、そうなりたいと思ったんだ。
それは俺を突き動かす動機、どうしても譲れない思いだ。
真っ直ぐディーオンを見つめる。
考えをを変えないという意志表示だ。
「はぁ……その顔、考えは変わんねぇみたいだな。まったく……またか」
俺の説得をめんどくさく感じ、ディーオンは俺の入団を諦めさせるのを諦めた。
そして一つディーオンの言葉にちょっとした疑問があった。
「また?他にも異世界人が騎士団にいるんですか?」
俺はディーオンの"またか"というセリフが気になった。
「まぁな、といってもそいつは去年、元の世界に帰って行ったよ。結構強い奴だった」
ディーオンは少し遠くを見つめながら、元々いた異世界人の事を言った。
「とりあえずそれは置いといて、本当に入るんだったら厳しいから覚悟しておけよ」
そのディーオンの言葉はパゼーレ魔法騎士団に入る事を了承するという意味だと俺は思った。
「……はい!」
強く返事を返す。
「俺はもう帰る。もしお前が騎士団入るんならまた会えるだろ」
ディーオンはそう言って席を立つ。
俺もそれに反応して、椅子から立ち上がった。
「はい!今日はありがとうございました」
今日の事に感して、感謝の言葉をディーオンに述べた。
「あぁ、またな。それとアーニスにもよろしくって言っておいてくれ」
去り際にディーオンが発した言葉。それは魔法学園の教員であるアーニスの事だった。
あの2人って関係とかあったんだ。
そう思いながら寮へと戻った。
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