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第2章 マジックフェスティバル
【46話】 開会式!
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開会式当日の朝、ルコードは用事があるようで先に会場へと向かい俺とデイも会場へと向かった。
開会式当日ということもあり、街は賑わいを見せていた、今回は昨日みたいに迷子にならない為に素早く会場まで移動した。
会場に着くと選手専用の出入り口があった為俺達はそちらに入って行った。
そこは選手控え室があり、既に他の学園の選手と思しき生徒が複数人いた。
数は俺達を含めて14人、確か魔法大会に参加する人数は16人。2人足りない。
それに昨日俺達に喧嘩を売ってきたクラックという男がいない。
「あぁ、もしかしてパゼーレ学園の代表選手ですか?もうすぐ開会式が始まりますので同じ学園のお二人でお並びください。」
大会の係員のような人が俺たちに近づいてきて指示を出してきた。
人数が足りないと思いながらも俺達は2人で指示された場所に移動して開会式が始まるのを待つ。
「あぁやっと来られましたか。それではこちらへお並びください。」
係員の声が聞こえて俺は振り返った。
そこにいたのはクラックと同じ学園の代表であろう生徒だった。
クラックを見ていたら目が合った。
クラックは挑発する様な顔でこちらを見てきた。
「それでは開会式を行いますので、選手のみなさんはどうぞご入場してください。」
係員がそう言い、俺達は開会式が行われる外のグラウンドへ歩いて行く。
心臓がバクバクと音を立てているのがわかる。グラウンドからは観客の歓声が上がっているのに気づいたからだ。
そして選手一同がグラウンドに入所した。
それと同時に会場の観客席いっぱいに座っている観客達からは拍手やら歓声やらが聞こえてくる。
そして選手達はグラウンドの中央まで行き学園ごとに整列した。
『えーそれでは、魔法大会 開会式を行いますニャ。』
会場中にアナウンスが流れる。
『ひとまず、わたしたち実況及び解説のご紹介を行いますニャ。
まずは実況のわたしからフレント学園の教員ねこ娘のニャリスだニャ!
彼氏募集中!!』
いきなりなんか凄い人が出てきたな……
本人が言っている通りニャリスには猫のような髭や耳がついていた。
おそらく普段から慣れているフレント学園以外の会場中の人はそう思っただろう。
『次は俺だな。
俺は解説のパゼーレ学園の教員ルコードだ。
短い期間だが、与えられた職務を全うしよう。』
なんと解説はルコードのようだ。
どおりで朝から用事があるって言ってた訳だ、それにしても結構真面目そうに話すんだなルコードって。
その後も実況と解説の2人で開会式を進行していった。
『えーそれでは次、選手宣誓!選手代表のクラック君よろしくだニャ。』
次は選手宣誓、どうやらやるのはあのクラックのようだ。
クラックは前に立ち、手を挙げる。
「宣誓!我々選手一同は正々堂々と戦い抜く事を誓います!」
味っ気ない宣誓が行われた。
「そして他の選手の皆さんは俺の下の2位決定戦を頑張ってください。」
クラックはいきなり優勝宣言をとる。まるで他の選手のことなんか眼中にない様子で。
『おおっと!!いきなり宣戦布告かニャ?大胆な事をする!!』
『いいですねああいうの好きですよ俺は。』
会場がクラックの宣誓にざわめく。
凄い度胸だ。たしかに俺とデイの2人ががりでも敵わなかった相手だそう言える程の奴なのだろう。
だけど、このまま言われっぱなしじゃ性に合わない。
だから待っていろ、必ずお前を倒して俺が優勝してやる。そう心に強く誓った。
クラックの宣言で観客達は盛り上がりを見せたまま開会式は続いた。
開会式当日ということもあり、街は賑わいを見せていた、今回は昨日みたいに迷子にならない為に素早く会場まで移動した。
会場に着くと選手専用の出入り口があった為俺達はそちらに入って行った。
そこは選手控え室があり、既に他の学園の選手と思しき生徒が複数人いた。
数は俺達を含めて14人、確か魔法大会に参加する人数は16人。2人足りない。
それに昨日俺達に喧嘩を売ってきたクラックという男がいない。
「あぁ、もしかしてパゼーレ学園の代表選手ですか?もうすぐ開会式が始まりますので同じ学園のお二人でお並びください。」
大会の係員のような人が俺たちに近づいてきて指示を出してきた。
人数が足りないと思いながらも俺達は2人で指示された場所に移動して開会式が始まるのを待つ。
「あぁやっと来られましたか。それではこちらへお並びください。」
係員の声が聞こえて俺は振り返った。
そこにいたのはクラックと同じ学園の代表であろう生徒だった。
クラックを見ていたら目が合った。
クラックは挑発する様な顔でこちらを見てきた。
「それでは開会式を行いますので、選手のみなさんはどうぞご入場してください。」
係員がそう言い、俺達は開会式が行われる外のグラウンドへ歩いて行く。
心臓がバクバクと音を立てているのがわかる。グラウンドからは観客の歓声が上がっているのに気づいたからだ。
そして選手一同がグラウンドに入所した。
それと同時に会場の観客席いっぱいに座っている観客達からは拍手やら歓声やらが聞こえてくる。
そして選手達はグラウンドの中央まで行き学園ごとに整列した。
『えーそれでは、魔法大会 開会式を行いますニャ。』
会場中にアナウンスが流れる。
『ひとまず、わたしたち実況及び解説のご紹介を行いますニャ。
まずは実況のわたしからフレント学園の教員ねこ娘のニャリスだニャ!
彼氏募集中!!』
いきなりなんか凄い人が出てきたな……
本人が言っている通りニャリスには猫のような髭や耳がついていた。
おそらく普段から慣れているフレント学園以外の会場中の人はそう思っただろう。
『次は俺だな。
俺は解説のパゼーレ学園の教員ルコードだ。
短い期間だが、与えられた職務を全うしよう。』
なんと解説はルコードのようだ。
どおりで朝から用事があるって言ってた訳だ、それにしても結構真面目そうに話すんだなルコードって。
その後も実況と解説の2人で開会式を進行していった。
『えーそれでは次、選手宣誓!選手代表のクラック君よろしくだニャ。』
次は選手宣誓、どうやらやるのはあのクラックのようだ。
クラックは前に立ち、手を挙げる。
「宣誓!我々選手一同は正々堂々と戦い抜く事を誓います!」
味っ気ない宣誓が行われた。
「そして他の選手の皆さんは俺の下の2位決定戦を頑張ってください。」
クラックはいきなり優勝宣言をとる。まるで他の選手のことなんか眼中にない様子で。
『おおっと!!いきなり宣戦布告かニャ?大胆な事をする!!』
『いいですねああいうの好きですよ俺は。』
会場がクラックの宣誓にざわめく。
凄い度胸だ。たしかに俺とデイの2人ががりでも敵わなかった相手だそう言える程の奴なのだろう。
だけど、このまま言われっぱなしじゃ性に合わない。
だから待っていろ、必ずお前を倒して俺が優勝してやる。そう心に強く誓った。
クラックの宣言で観客達は盛り上がりを見せたまま開会式は続いた。
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