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第1章 転移!学園!そして……
【12話】 筆記及び魔力試験!!
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試験が始まり答案用紙に解答を書き始める。
どうやらこの筆記試験は複数の科目を1つに纏めたものらしく色んな種類の問題を解かされる。
俺はそれを次々に解いていった、1週間程だけしか勉強をしていなかったが、勉強していなかったら多分全然問題を解けなかっただろう。
試験が始まって少し経ったそんな時だった。
「そこのお前、手を止めろ失格だ。」
前の教壇から失格を告げる声が聞こえた。
多分だが、いきなりの事で殆どの試験生が前を向いたのだろう。
俺も驚きで前の教壇を見た。
教壇ではアーニスが怒りの顔で指を指していた。
アーニスの指は俺が今座っている場所付近を指していた。
「お前が魔法の使用したのを感知した、直ちにここを去ってもらう。連れて行け。」
そう指示が出され部屋にいた試験官2人がこちらへと向かってくる。
「ほら、さっさと立つんだ。」
ポンッと肩に手を置いて試験官が立つようにと言う。
しかしそれを言ったのは俺にではなく、その隣の席に座っていた試験生に対してだった。
失格になるのを嫌がってかその試験生は抵抗しようと暴れようとしたがガッチリと体を掴まれてそのまま部屋の外へと追い出されていった。
その後も試験は続いていった。
俺はそれからも問題を解いていく。
その間にもカンニングやら魔法の使用で失格になって部屋から出て行っていった試験生が数人出た。
そんな卑怯な事をしなくてもちゃんと勉強しておけばよかったのにとちょっと偉そうな事を思いながらも問題を解いていきそして試験時間の50分が過ぎた。
「やめ!筆を置いてそのまま待機。」
アーニスの指示により試験生達は書くのをやめて筆を置いた。
そして周りにいた試験官達が試験用紙を回収しようとして試験生の机を回って1つ1つ回収して行った。
そして俺の答案用紙も回収されたのを見てひとまず失格にならなくてよかったと安心する。
試験に対する自信はそこそこある。
今は終わった試験よりも次にやる試験の事に集中しなくては、と気持ちを引き締め指示が出るまで待機する。
他の試験生達も第一の試験が終わった事でホッと一息ついて次の指示を待つ。
「試験用紙を全て回収した。
それでは次の試験に移る、着いてこい。」
試験用紙を全て回収し終わってアーニスから指示が試験生に出された。
それに従って試験生達全員が席から立ち上がってアーニスに再び着いて行った。
今いる部屋から出て少し歩いて別の部屋までやってくる。
その部屋にあったのは謎の機械……いや機械というより磨かれて綺麗になった石の方が近い気がした。
大きなその石みたいな物の手前には手を置くような台も付いていた。
その物体が前方に4つあった。
そしてまたアーニスが前に出て説明を開始する。
「次は魔力測定を行う。
これは他の試験とは違いお前達の潜在魔力を測る為にやるものだ。
禁止事項は特に無い。
ただ既定より潜在魔力の低いものは即時失格とし寮へと帰ってもらう。」
次の魔力測定についての説明がされた。
どうやらさっきの筆記試験とは違うそうだ、試験というより検査みたいな感じだ。
「測定はこの魔力板に手をついて行う。
この魔力板に手を付いた時、この石板の色に変わる、色は上から赤・青・緑・黄色・紫・黒この6種類だ。
合格基準は黄色以上だ、それ以下は失格とする。」
測定の方法や合格基準が告げられる。
要するに6段階の内4番目迄なら合格という事らしい。
どうやら思っていたより合格の基準は低いようだ。
「それでは開始する。こちらで呼んだ数名は前に出て測定を行う。それ以外は今いる場所に待機だ。」
そう言うとアーニスは試験生の名前を呼んでいった。
魔力版という物と石板のセットは4つあるから恐らく4人ずつ行うのであろう。
それにしても合格基準が低いのは助かる、だいたい3分の2くらいで合格出来そうだ、と楽観視しながら呼ばれた試験生が前に出て魔力板に手を置くのを見ていた。
そしてすぐに結果が出た。
紫・黄色・緑・黒……4人中2人が失格圏内だった。
そしてそのまま失格圏内の2人は試験官に連れられて部屋を出て行った。
測定は続く、次々と人が呼ばれては失格する者、合格する者がそれぞれ出る。
そして……
「ユイン、結果は黄色……合格だ。次、ユウト。」
前でやっていた試験生が合格となって次に俺の名前が呼ばれた。
その瞬間、俺に物凄い視線が集まった。
その視線は何か俺に対して期待しているような感じがしていた、多分俺が異世界人だから相当魔力が高いと期待されているのだろうか?
周りから期待の視線を浴びせまくられて緊張しながら魔力板の前まで出た。
スゥーと深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
これは試験ではなく測定なのだから落ち着かせる必要なんて無いと思うが、それでもこんな期待されてる中やるのは流石に精神的に参ってしまう。
だから一旦ゆっくりと気持ちを落ち着かせた。
大丈夫、俺はまだ魔法は使えない……でも!
と俺は数日前、ディーオンとの特訓の時に聞いた事を思い出す。
「はぁ……はぁ……こんなに特訓をしているのはいいんですが、魔力の試験まであるんでしょ?俺、魔法使えないけど大丈夫ですか?」
とたっぷりディーオンにしごかれてボロボロにならながら俺は不安な事を聞いた。
「それはまぁとりあえずは問題は無い。
魔力試験では今使える魔力を測るんじゃなくてお前の中に眠っている、将来お前が使える魔力……潜在魔力を測るやつだからだ」
ディーオンがその魔力や潜在魔力について言う。
とりあえずその潜在魔力というのは今魔法が使えなくても関係ないものだというのが薄々わかった。
「まぁお前の潜在魔力が少なかったら意味はないけどな。」
とディーオンが笑う。
……全くこっちは大事な事を聞いてたってのに、呑気な人だ……でもそんな呑気な顔を思い出して少し落ち着いた。
そして俺は目の前の魔力板に手を置いた。
俺に出来るのは潜在魔力が合格基準にまで達している事を祈るだけだ。
目を瞑って結果を待つ、そして……
「ユウト……結果は緑……よって合格!次ーーー」
その言葉を聞いて目を開けて結果が出ている石板を見た、その色はアーニスが告げた通り緑色になっており合格基準に達していた。
ただ、緑か……合格出来たのはいいのだが、上から3番目くらいの潜在魔力……はっきり言って微妙な結果だった。
他の試験生達も俺の結果に期待外れだったらしくて俺に視線を向けていたほとんどが他の方へと向いた。
そんな俺の期待が無くなった時だった、他の魔力板の方でザワザワと何か騒がしくなっていた。
俺もその騒ぎが気になりその魔力板へ見に行った。
その騒ぎになっていた人……それはレイナだった。
レイナの石板の色は、さっきやっていた俺を含めた試験生達では出なかった赤色……つまりは魔力については1番高い評価だった。
だというとに周りの反応が思っていたのとは違う、こういうのは
『うぉぉ!すげぇ!!』みたいに反応されてもおかしく無い。
しかし周り反応はというと、レイナに対して何か怯えているような感じだった。
それでも合格基準なのは変わらない、俺はレイナに話しかけに行った。
「よう、レイナ。潜在魔力が赤って凄いな俺なんて緑だぜ……」
と少し羨むようにレイナに話しかけた。
レイナは振り返った、その顔はどこか不安や何処か悲しそうだった。
「そうだね……ユートは知らないんだね……」
そう悲しそうな声で言うと小走りで俺から離れていった。
どういうことか分からず俺は立ち尽くす、そんな時後ろから話かけられた。
「ユウト……よく話しかけられたな。」
俺はその声に反応して振り返る。
そこにいたのはデイだった、デイは俺に心配そうな顔をしている。
俺は、デイがさっき言っていた言葉が気になった。
「どういうことだ?レイナは何も悪い事をしていないし、魔力だって合格基準に達していたぞ。」
俺はデイに単刀直入に聞いた。
明らかにレイナに対する周りからの態度は一変している、何か理由があるんだったら俺は聞いておかなければいけない。
「魔力は低くない……むしろ高すぎるんだよ。この魔力測定におけるベストな評価は青なんだ、レイナの赤っていう評価は逆に高すぎて精神的に不安定になると魔力が暴走しやすいんだ、だから赤評価は恐れられやすい。」
魔力が高すぎると暴走しやすい……か。
少なくともレイナが今、周りから恐れられている理由はわかった……でも。
「……そうか、でも俺はそんなの気にしないよ。
レイナはやさしいしな、教えてくれてありがとなデイ」
俺はデイにそう返した。
レイナは俺の為に貴重な時間を使って勉強を教えてくれた優しい人だ、魔力が暴走するかもしれないという理由だけで俺はレイナを避けたくない。
そんな理由、この世界じゃ異端かもしれない……でも俺はそう決めたのだ。
俺がそう言うとデイの顔がにやけた。
「あぁ、そうだなお前がレイナを紹介した時わかったレイナはいい奴だって、俺もユウトと同じ意見だよ。
この話題は一旦ここでおしまいだ、そろそろ次の試験が始まりそうだ、行こうぜ」
デイはそう俺に言ってくれた。
周りはレイナに対してまだ恐れているようだが、とりあえずデイだけは違うようで嬉しくなった。
どうやら測定は終わったようでまた部屋が変わるようだ、デイは俺より先に歩いて俺もデイについて行く。
「そういえばお前魔力どんなん?」
と俺は嬉しくなって聞いた。
「俺か?……青だけど。」
俺の魔力より高い……
聞かなきゃよかった。
そんなちょっとした後悔と嫉妬心を胸に最後の試験へと挑む。
最後の試験は実力試験!
どうやらこの筆記試験は複数の科目を1つに纏めたものらしく色んな種類の問題を解かされる。
俺はそれを次々に解いていった、1週間程だけしか勉強をしていなかったが、勉強していなかったら多分全然問題を解けなかっただろう。
試験が始まって少し経ったそんな時だった。
「そこのお前、手を止めろ失格だ。」
前の教壇から失格を告げる声が聞こえた。
多分だが、いきなりの事で殆どの試験生が前を向いたのだろう。
俺も驚きで前の教壇を見た。
教壇ではアーニスが怒りの顔で指を指していた。
アーニスの指は俺が今座っている場所付近を指していた。
「お前が魔法の使用したのを感知した、直ちにここを去ってもらう。連れて行け。」
そう指示が出され部屋にいた試験官2人がこちらへと向かってくる。
「ほら、さっさと立つんだ。」
ポンッと肩に手を置いて試験官が立つようにと言う。
しかしそれを言ったのは俺にではなく、その隣の席に座っていた試験生に対してだった。
失格になるのを嫌がってかその試験生は抵抗しようと暴れようとしたがガッチリと体を掴まれてそのまま部屋の外へと追い出されていった。
その後も試験は続いていった。
俺はそれからも問題を解いていく。
その間にもカンニングやら魔法の使用で失格になって部屋から出て行っていった試験生が数人出た。
そんな卑怯な事をしなくてもちゃんと勉強しておけばよかったのにとちょっと偉そうな事を思いながらも問題を解いていきそして試験時間の50分が過ぎた。
「やめ!筆を置いてそのまま待機。」
アーニスの指示により試験生達は書くのをやめて筆を置いた。
そして周りにいた試験官達が試験用紙を回収しようとして試験生の机を回って1つ1つ回収して行った。
そして俺の答案用紙も回収されたのを見てひとまず失格にならなくてよかったと安心する。
試験に対する自信はそこそこある。
今は終わった試験よりも次にやる試験の事に集中しなくては、と気持ちを引き締め指示が出るまで待機する。
他の試験生達も第一の試験が終わった事でホッと一息ついて次の指示を待つ。
「試験用紙を全て回収した。
それでは次の試験に移る、着いてこい。」
試験用紙を全て回収し終わってアーニスから指示が試験生に出された。
それに従って試験生達全員が席から立ち上がってアーニスに再び着いて行った。
今いる部屋から出て少し歩いて別の部屋までやってくる。
その部屋にあったのは謎の機械……いや機械というより磨かれて綺麗になった石の方が近い気がした。
大きなその石みたいな物の手前には手を置くような台も付いていた。
その物体が前方に4つあった。
そしてまたアーニスが前に出て説明を開始する。
「次は魔力測定を行う。
これは他の試験とは違いお前達の潜在魔力を測る為にやるものだ。
禁止事項は特に無い。
ただ既定より潜在魔力の低いものは即時失格とし寮へと帰ってもらう。」
次の魔力測定についての説明がされた。
どうやらさっきの筆記試験とは違うそうだ、試験というより検査みたいな感じだ。
「測定はこの魔力板に手をついて行う。
この魔力板に手を付いた時、この石板の色に変わる、色は上から赤・青・緑・黄色・紫・黒この6種類だ。
合格基準は黄色以上だ、それ以下は失格とする。」
測定の方法や合格基準が告げられる。
要するに6段階の内4番目迄なら合格という事らしい。
どうやら思っていたより合格の基準は低いようだ。
「それでは開始する。こちらで呼んだ数名は前に出て測定を行う。それ以外は今いる場所に待機だ。」
そう言うとアーニスは試験生の名前を呼んでいった。
魔力版という物と石板のセットは4つあるから恐らく4人ずつ行うのであろう。
それにしても合格基準が低いのは助かる、だいたい3分の2くらいで合格出来そうだ、と楽観視しながら呼ばれた試験生が前に出て魔力板に手を置くのを見ていた。
そしてすぐに結果が出た。
紫・黄色・緑・黒……4人中2人が失格圏内だった。
そしてそのまま失格圏内の2人は試験官に連れられて部屋を出て行った。
測定は続く、次々と人が呼ばれては失格する者、合格する者がそれぞれ出る。
そして……
「ユイン、結果は黄色……合格だ。次、ユウト。」
前でやっていた試験生が合格となって次に俺の名前が呼ばれた。
その瞬間、俺に物凄い視線が集まった。
その視線は何か俺に対して期待しているような感じがしていた、多分俺が異世界人だから相当魔力が高いと期待されているのだろうか?
周りから期待の視線を浴びせまくられて緊張しながら魔力板の前まで出た。
スゥーと深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
これは試験ではなく測定なのだから落ち着かせる必要なんて無いと思うが、それでもこんな期待されてる中やるのは流石に精神的に参ってしまう。
だから一旦ゆっくりと気持ちを落ち着かせた。
大丈夫、俺はまだ魔法は使えない……でも!
と俺は数日前、ディーオンとの特訓の時に聞いた事を思い出す。
「はぁ……はぁ……こんなに特訓をしているのはいいんですが、魔力の試験まであるんでしょ?俺、魔法使えないけど大丈夫ですか?」
とたっぷりディーオンにしごかれてボロボロにならながら俺は不安な事を聞いた。
「それはまぁとりあえずは問題は無い。
魔力試験では今使える魔力を測るんじゃなくてお前の中に眠っている、将来お前が使える魔力……潜在魔力を測るやつだからだ」
ディーオンがその魔力や潜在魔力について言う。
とりあえずその潜在魔力というのは今魔法が使えなくても関係ないものだというのが薄々わかった。
「まぁお前の潜在魔力が少なかったら意味はないけどな。」
とディーオンが笑う。
……全くこっちは大事な事を聞いてたってのに、呑気な人だ……でもそんな呑気な顔を思い出して少し落ち着いた。
そして俺は目の前の魔力板に手を置いた。
俺に出来るのは潜在魔力が合格基準にまで達している事を祈るだけだ。
目を瞑って結果を待つ、そして……
「ユウト……結果は緑……よって合格!次ーーー」
その言葉を聞いて目を開けて結果が出ている石板を見た、その色はアーニスが告げた通り緑色になっており合格基準に達していた。
ただ、緑か……合格出来たのはいいのだが、上から3番目くらいの潜在魔力……はっきり言って微妙な結果だった。
他の試験生達も俺の結果に期待外れだったらしくて俺に視線を向けていたほとんどが他の方へと向いた。
そんな俺の期待が無くなった時だった、他の魔力板の方でザワザワと何か騒がしくなっていた。
俺もその騒ぎが気になりその魔力板へ見に行った。
その騒ぎになっていた人……それはレイナだった。
レイナの石板の色は、さっきやっていた俺を含めた試験生達では出なかった赤色……つまりは魔力については1番高い評価だった。
だというとに周りの反応が思っていたのとは違う、こういうのは
『うぉぉ!すげぇ!!』みたいに反応されてもおかしく無い。
しかし周り反応はというと、レイナに対して何か怯えているような感じだった。
それでも合格基準なのは変わらない、俺はレイナに話しかけに行った。
「よう、レイナ。潜在魔力が赤って凄いな俺なんて緑だぜ……」
と少し羨むようにレイナに話しかけた。
レイナは振り返った、その顔はどこか不安や何処か悲しそうだった。
「そうだね……ユートは知らないんだね……」
そう悲しそうな声で言うと小走りで俺から離れていった。
どういうことか分からず俺は立ち尽くす、そんな時後ろから話かけられた。
「ユウト……よく話しかけられたな。」
俺はその声に反応して振り返る。
そこにいたのはデイだった、デイは俺に心配そうな顔をしている。
俺は、デイがさっき言っていた言葉が気になった。
「どういうことだ?レイナは何も悪い事をしていないし、魔力だって合格基準に達していたぞ。」
俺はデイに単刀直入に聞いた。
明らかにレイナに対する周りからの態度は一変している、何か理由があるんだったら俺は聞いておかなければいけない。
「魔力は低くない……むしろ高すぎるんだよ。この魔力測定におけるベストな評価は青なんだ、レイナの赤っていう評価は逆に高すぎて精神的に不安定になると魔力が暴走しやすいんだ、だから赤評価は恐れられやすい。」
魔力が高すぎると暴走しやすい……か。
少なくともレイナが今、周りから恐れられている理由はわかった……でも。
「……そうか、でも俺はそんなの気にしないよ。
レイナはやさしいしな、教えてくれてありがとなデイ」
俺はデイにそう返した。
レイナは俺の為に貴重な時間を使って勉強を教えてくれた優しい人だ、魔力が暴走するかもしれないという理由だけで俺はレイナを避けたくない。
そんな理由、この世界じゃ異端かもしれない……でも俺はそう決めたのだ。
俺がそう言うとデイの顔がにやけた。
「あぁ、そうだなお前がレイナを紹介した時わかったレイナはいい奴だって、俺もユウトと同じ意見だよ。
この話題は一旦ここでおしまいだ、そろそろ次の試験が始まりそうだ、行こうぜ」
デイはそう俺に言ってくれた。
周りはレイナに対してまだ恐れているようだが、とりあえずデイだけは違うようで嬉しくなった。
どうやら測定は終わったようでまた部屋が変わるようだ、デイは俺より先に歩いて俺もデイについて行く。
「そういえばお前魔力どんなん?」
と俺は嬉しくなって聞いた。
「俺か?……青だけど。」
俺の魔力より高い……
聞かなきゃよかった。
そんなちょっとした後悔と嫉妬心を胸に最後の試験へと挑む。
最後の試験は実力試験!
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