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6日目
不可逆の一線を越える
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喧嘩別れしてしまったかのような気まずさ。
朝食なんか食べたか食べてないか分からないくらいには、鐘久の意識は在らぬところを彷徨っていた。
それでもいつものボディケアはしなければならないし、相変わらず身体は正直に感度の高さを主張した。
夕は今までと同じか、それより幾分か営業的な優しさで鐘久と接している。接されるたびに胸がじくじく痛むような感覚があったが、鐘久には今日、感傷に浸るよりもまず確認すべきことがあった。
今日は6日目。この船で寝泊まりする最後の日で、明日にはこの船を降りることになる。それまでに未だ確信に至れてないものやそれ故の蟠りをはっきりさせるのだ。
「思い詰めてんなァ、あんちゃん」
前準備として多めに水分をとるように言われた。振り向けばいつもの荒い男がニヤニヤしている。今日はレースや紐を多用したランジェリーで、胸の上から垂れる縄飾りが乳首を隠すように巻かれているため「今日の出来」は確認できない。その代わりなのか、鐘久をぐるっと眺めて目についた後ろの双丘をむに、と掴んだ。縦に走るガーターベルトや股間の内側に食い込む下着の紐も一緒に引っ張られ、ハァ、と顔を顰めながらも熱を帯びた息が漏れる鐘久に、男は気を良くして揉み荒らす。
「へっ、上々。何をそんなに悩む必要があるんだ?」
連日性欲漬けされた身体に鐘久の「日常」は既に麻痺しきっており、これくらいの接触ではもう嫌悪感すら抱けない。今更ながら、これを着用して平気でいられる自分とその調教に他人事のように感心した。
「……あの子と共に船を降りたいのでしょう?」
準備もせず鐘久と戯れる男に呆れながら、丁寧な男が手を止めずに口を挟んだ。
「は……ど、どうしてそれを」
「あの子には報告の義務があるので」
丁寧な男の返しは、つまり先日の話が全て報告済みだと分かるものだった。言われてみれば確かに知られていても何らおかしくはなかったが、勝手にあの部屋での出来事は自分と世話係だけが共有しているものだと思っていた自分に気づく。
鐘久のために独断でショーに不都合な行動をとった夕のことを思って胸が痛んだ。
「なんだ、珍しいな。あんちゃんそういう趣味だったのか?」
「い、いや!そういうのじゃない、と思うけど……ずいぶん世話になったんだ。この船を降りた時にお礼くらいできればと思ったのに、連絡も取れなくなるのかと思うと」
あの酷な仕事から解放してやりたい、というのは仲間の調教師には失礼かと思って避けた。
「鐘久様が望めばそれなりの希望は通しますよ?」
マイクの配線を整えながらくだらなそうに男がつぶやく。
「え……?」
「私どもと違って鐘久様のお給料は歩合制ですので。鐘久様の頑張りに見合うだけのサービスを提供し、余剰分は手渡しで現金を給付します。どれくらいの裁量かはお客様や上司の判断になりますが」
「俺が、頑張る……って言ったって……」
これまでの指示に従うだけの仕事に、それ以上を頑張る余地などあっただろうか。言い淀んでいると、荒い男が肩を叩いた。
「ま、要はそういう希望があるってのを俺らがわかってりゃいいだけよ。あんちゃんはいつも通り俺らのいうことをちゃあんと聞いてくれりゃ、あいつとのアポくらいなんとかしとくさ」
ばしばしと叩く男は丁寧な男に比べると多少愉快そうだ。この男が愉快そうにしている時は何か企んでいる時だと警戒しつつ、渡された分の水を飲み干した。
「しかし昨日の報告には困りましたよ。あれだけ数日かけて、じっくり世話係使って絆したのに」
空になったグラスに水を注ぎながら、そんなにがっかりしていないような声色で丁寧な男が文句を垂れる。
「今日のために用意していた演目は、いつもと違いこれまでのショーの締めを飾るもの……調教の最終地点なんです。お客様の前要望は大抵、現実逃避できることが前提でなきゃとてもじゃないですがエンタメどころかプレイ完遂すらままならないものです。幸い身体の方は順調ですから、一部妥協してでも進めますからね」
覚悟してくださいね、と詰る男から再度水を受け取りながら、静かに聞いていた鐘久は口を挟んだ。
「……それ、なんだけど……」
「あぁ♡は、ふうぅぅん!!ん、ん、ふゅ……あひゃ♡あ、これ♡きもちっいぃ♡♡」
数日前の自分が嘘のようだ。一度快楽を声にすることに慣れてしまった口からは、はしたない声がとめどなく出てくる。今思えばこれはそういう仕事で、そういうショーなのだ。沢山のいやらしい視線に晒され様々なプレイを見せつける仕事に真面目さも倫理もはなから必要ない。ならもういっそ思い切り素直に感じたことを言ってしまった方が、楽だ。
「ハァ、ハァ、……あ……♡」
胸全体を揉まれたり先端を摘まれたりしているだけで軽くオーガズムを迎えた身体は、カクカクと震える余韻を心地よく味わっている。
「よーしよーし。いい顔するようになったな。まだいけるな?」
「……ん。大丈夫。」
「んじゃあっちに交代だ」
ウォーミングアップのようにまずは一回荒い男が解すのにも慣れ、これから行われる目玉に備える。丁寧な男はいつも様々な道具を用意しており、今日は何やら細いチューブを手に持っていた。
「これはですね、カテーテルと言います」
ぼやけた視界に柔らかく曲がる透明な管を見せつけられる。
「鐘久様のココはお客様方の願い通り勃たないでイクという選択もできるようになりましたから、今日はこの管を利用した性感帯も覚えてもいただこうかと」
そっと鐘久のモノを撫でる。ピク、と腰が動くが、貞操帯で小さな姿を保たせているため先の絶頂でも反応が薄くなっていた。
もう想像できる。
鐘久の頭の中で「尿道にコレが入るんだ」というのは察しがついた。しかし不思議と嫌とは思わなかった。代わりにどうなるんだろう、という好奇心がむくむくとせりあがり、無意識に腰が揺れる。
「ふふ、すっかりいやらしくなりましたね。隠しもしない」
自分の心境の変化を言葉にされるとなんだか恥ずかしくなり、「成り行きだろう」と顔を顰めると男は本当にそうでしょうか?と首を傾げた。
「初めの頃のように泣いて嫌がってもいいのですよ?」
「いや……仕事だし」
「仕事は仕事ですけど、心までえっちになれるかどうかはあなた次第ですよ。まさか催眠なしでもあの声を出せるとは」
微笑まれてギュッと胸が詰まる。
「だって……その方が楽だ、辛くない」
「数日前の貴方なら、いやらしい声を出すのも楽ではなかったでしょう。楽だ、と思うのは貴方が性快楽がお好きだからなんですよ」
「……」
押し黙る。俺は、えっちなことが好き……
吐きそうだった男たちの汗の匂い。精液の味。痛いだけの縛りつけや道具の数々。
「嫌だった」はずのものを思い返すたびに、腹の底が疼き、お尻の穴がキュッと締まる感覚にゾクゾクする。鼻息が荒くなる。……唾が沸く。
――全然嫌なものへの反応じゃないじゃないか?
「違いますか?」
詰めるように男の問いがかかる。
だめだ。ここを間違えたら、俺は本当に戻れなくなる。
たった一週間。何十年もある人生のうちのこの一週間だけ目を瞑って、時間経過で忘れてしまえばいい悪夢のはずだ。こんなところで素直に頷く必要はない。
……それが、理性をもってしてもうすっぺらくつまらない口実のように感じる。
目の前でカテーテルが揺れる。別に催眠の類はない、ただの問答だ。しかしその管の揺れが、鐘久の育ててきた一般的な倫理観を徐々に壊していく。それを「入れてもらえる」と期待してしまう。これを俺が受け入れた先にあるであろう展開に。
涎が、止まらない。
……あぁ、欲しい。コレが欲しい。
俺は、俺の身体はもう忘れられない。記憶が全て夢の向こうに行こうとも。
「……違くない」
ほお、と周りがざわつく気配がある。それすら刺激になって、消え入るような声で続ける。
「俺は、えっちが……好き、だから……早く、それ入れて……?」
顔は向けられないまま視線だけをカテーテルへ延ばす。どろっどろに溶けた目の奥に欲が宿った。
朝食なんか食べたか食べてないか分からないくらいには、鐘久の意識は在らぬところを彷徨っていた。
それでもいつものボディケアはしなければならないし、相変わらず身体は正直に感度の高さを主張した。
夕は今までと同じか、それより幾分か営業的な優しさで鐘久と接している。接されるたびに胸がじくじく痛むような感覚があったが、鐘久には今日、感傷に浸るよりもまず確認すべきことがあった。
今日は6日目。この船で寝泊まりする最後の日で、明日にはこの船を降りることになる。それまでに未だ確信に至れてないものやそれ故の蟠りをはっきりさせるのだ。
「思い詰めてんなァ、あんちゃん」
前準備として多めに水分をとるように言われた。振り向けばいつもの荒い男がニヤニヤしている。今日はレースや紐を多用したランジェリーで、胸の上から垂れる縄飾りが乳首を隠すように巻かれているため「今日の出来」は確認できない。その代わりなのか、鐘久をぐるっと眺めて目についた後ろの双丘をむに、と掴んだ。縦に走るガーターベルトや股間の内側に食い込む下着の紐も一緒に引っ張られ、ハァ、と顔を顰めながらも熱を帯びた息が漏れる鐘久に、男は気を良くして揉み荒らす。
「へっ、上々。何をそんなに悩む必要があるんだ?」
連日性欲漬けされた身体に鐘久の「日常」は既に麻痺しきっており、これくらいの接触ではもう嫌悪感すら抱けない。今更ながら、これを着用して平気でいられる自分とその調教に他人事のように感心した。
「……あの子と共に船を降りたいのでしょう?」
準備もせず鐘久と戯れる男に呆れながら、丁寧な男が手を止めずに口を挟んだ。
「は……ど、どうしてそれを」
「あの子には報告の義務があるので」
丁寧な男の返しは、つまり先日の話が全て報告済みだと分かるものだった。言われてみれば確かに知られていても何らおかしくはなかったが、勝手にあの部屋での出来事は自分と世話係だけが共有しているものだと思っていた自分に気づく。
鐘久のために独断でショーに不都合な行動をとった夕のことを思って胸が痛んだ。
「なんだ、珍しいな。あんちゃんそういう趣味だったのか?」
「い、いや!そういうのじゃない、と思うけど……ずいぶん世話になったんだ。この船を降りた時にお礼くらいできればと思ったのに、連絡も取れなくなるのかと思うと」
あの酷な仕事から解放してやりたい、というのは仲間の調教師には失礼かと思って避けた。
「鐘久様が望めばそれなりの希望は通しますよ?」
マイクの配線を整えながらくだらなそうに男がつぶやく。
「え……?」
「私どもと違って鐘久様のお給料は歩合制ですので。鐘久様の頑張りに見合うだけのサービスを提供し、余剰分は手渡しで現金を給付します。どれくらいの裁量かはお客様や上司の判断になりますが」
「俺が、頑張る……って言ったって……」
これまでの指示に従うだけの仕事に、それ以上を頑張る余地などあっただろうか。言い淀んでいると、荒い男が肩を叩いた。
「ま、要はそういう希望があるってのを俺らがわかってりゃいいだけよ。あんちゃんはいつも通り俺らのいうことをちゃあんと聞いてくれりゃ、あいつとのアポくらいなんとかしとくさ」
ばしばしと叩く男は丁寧な男に比べると多少愉快そうだ。この男が愉快そうにしている時は何か企んでいる時だと警戒しつつ、渡された分の水を飲み干した。
「しかし昨日の報告には困りましたよ。あれだけ数日かけて、じっくり世話係使って絆したのに」
空になったグラスに水を注ぎながら、そんなにがっかりしていないような声色で丁寧な男が文句を垂れる。
「今日のために用意していた演目は、いつもと違いこれまでのショーの締めを飾るもの……調教の最終地点なんです。お客様の前要望は大抵、現実逃避できることが前提でなきゃとてもじゃないですがエンタメどころかプレイ完遂すらままならないものです。幸い身体の方は順調ですから、一部妥協してでも進めますからね」
覚悟してくださいね、と詰る男から再度水を受け取りながら、静かに聞いていた鐘久は口を挟んだ。
「……それ、なんだけど……」
「あぁ♡は、ふうぅぅん!!ん、ん、ふゅ……あひゃ♡あ、これ♡きもちっいぃ♡♡」
数日前の自分が嘘のようだ。一度快楽を声にすることに慣れてしまった口からは、はしたない声がとめどなく出てくる。今思えばこれはそういう仕事で、そういうショーなのだ。沢山のいやらしい視線に晒され様々なプレイを見せつける仕事に真面目さも倫理もはなから必要ない。ならもういっそ思い切り素直に感じたことを言ってしまった方が、楽だ。
「ハァ、ハァ、……あ……♡」
胸全体を揉まれたり先端を摘まれたりしているだけで軽くオーガズムを迎えた身体は、カクカクと震える余韻を心地よく味わっている。
「よーしよーし。いい顔するようになったな。まだいけるな?」
「……ん。大丈夫。」
「んじゃあっちに交代だ」
ウォーミングアップのようにまずは一回荒い男が解すのにも慣れ、これから行われる目玉に備える。丁寧な男はいつも様々な道具を用意しており、今日は何やら細いチューブを手に持っていた。
「これはですね、カテーテルと言います」
ぼやけた視界に柔らかく曲がる透明な管を見せつけられる。
「鐘久様のココはお客様方の願い通り勃たないでイクという選択もできるようになりましたから、今日はこの管を利用した性感帯も覚えてもいただこうかと」
そっと鐘久のモノを撫でる。ピク、と腰が動くが、貞操帯で小さな姿を保たせているため先の絶頂でも反応が薄くなっていた。
もう想像できる。
鐘久の頭の中で「尿道にコレが入るんだ」というのは察しがついた。しかし不思議と嫌とは思わなかった。代わりにどうなるんだろう、という好奇心がむくむくとせりあがり、無意識に腰が揺れる。
「ふふ、すっかりいやらしくなりましたね。隠しもしない」
自分の心境の変化を言葉にされるとなんだか恥ずかしくなり、「成り行きだろう」と顔を顰めると男は本当にそうでしょうか?と首を傾げた。
「初めの頃のように泣いて嫌がってもいいのですよ?」
「いや……仕事だし」
「仕事は仕事ですけど、心までえっちになれるかどうかはあなた次第ですよ。まさか催眠なしでもあの声を出せるとは」
微笑まれてギュッと胸が詰まる。
「だって……その方が楽だ、辛くない」
「数日前の貴方なら、いやらしい声を出すのも楽ではなかったでしょう。楽だ、と思うのは貴方が性快楽がお好きだからなんですよ」
「……」
押し黙る。俺は、えっちなことが好き……
吐きそうだった男たちの汗の匂い。精液の味。痛いだけの縛りつけや道具の数々。
「嫌だった」はずのものを思い返すたびに、腹の底が疼き、お尻の穴がキュッと締まる感覚にゾクゾクする。鼻息が荒くなる。……唾が沸く。
――全然嫌なものへの反応じゃないじゃないか?
「違いますか?」
詰めるように男の問いがかかる。
だめだ。ここを間違えたら、俺は本当に戻れなくなる。
たった一週間。何十年もある人生のうちのこの一週間だけ目を瞑って、時間経過で忘れてしまえばいい悪夢のはずだ。こんなところで素直に頷く必要はない。
……それが、理性をもってしてもうすっぺらくつまらない口実のように感じる。
目の前でカテーテルが揺れる。別に催眠の類はない、ただの問答だ。しかしその管の揺れが、鐘久の育ててきた一般的な倫理観を徐々に壊していく。それを「入れてもらえる」と期待してしまう。これを俺が受け入れた先にあるであろう展開に。
涎が、止まらない。
……あぁ、欲しい。コレが欲しい。
俺は、俺の身体はもう忘れられない。記憶が全て夢の向こうに行こうとも。
「……違くない」
ほお、と周りがざわつく気配がある。それすら刺激になって、消え入るような声で続ける。
「俺は、えっちが……好き、だから……早く、それ入れて……?」
顔は向けられないまま視線だけをカテーテルへ延ばす。どろっどろに溶けた目の奥に欲が宿った。
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