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三毛猫みぃ あかちゃんってなあに? 4
しおりを挟むそれからしばらくしたある日、夜遅い時間に母ちゃんとサラがどこかに出かけて、帰ってきませんでした。その間、ハナは偉そうに指図してばかりです。
「こんな小さいもの落ちてたら、危ないでしょう。片付けて!」
「家中ピカピカにするわよ!」
「ほら、そこもちゃんと拭いて!」
ハナの指図は、みぃにも飛び火しました。
「みぃ!こんな尖った爪じゃ、赤ちゃんもサラも傷つけてしまうわ!」
馬鹿にしないで!みぃは、そんなヘマはしません。しかし、ハナはテキパキとみぃの爪を切ってしまいました。これじゃあ、リッキーのお家で爪とぎができません。
「みぃ!埃まみれじゃない!もっと清潔にしなくちゃ!」
なんて失礼なんでしょう。みぃは、いつも毛繕いしていて清潔なんです。しかし、ハナはみぃをお風呂に入れてしまいました。そう、あの大嫌いなお風呂に!
(やめて!やめて!)
みぃは、ハナを何度も叩いてやりましたが、ハナは気にすることなく、みぃをゴシゴシと洗い上げてしまいました。
(ハナのばか!きらい!)
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