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第一章
第三話
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ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッ
規則正しい電子音がする。
重い瞼を開けると目の前には兄2こと烈斗の顔があった。
「何でいるの?烈兄さん。ここどこ。」
「ここは病院だ。何でかって、お前が倒れたって聞いたから。それに、お前が倒れて今日で一週間がちょうどたったんだ。」
「そんなにたったの。」
ビックリした僕は思いっきりからだを起こした。
すると、からだが動いた反動で思いっきり痛み思わず顔を歪めてしまった。
「大丈夫か?急に動くな。」
烈兄さんがそう言って、背中をさすってくれた。
「うっ、うん。ごめん。」
優しくされると罪悪感がわいてきて謝った。
すると、扉が急に開いて鳳兄さんが入ってきた。
「今日も、まだ目が覚めてないのか。」
そう言って入ってきた鳳兄さんだったが、僕を見た瞬間飛びかかってきた。
「守ーーー。心配したんだからなぁーーー。」
僕に触れる前に鳳兄さんが視界から消えた。
「何するんだよ。烈、兄に向かって。」
蹴り飛ばされたらしく壁にぶつかっており、蹴り飛ばした犯人である烈兄さんは、豪快に笑いながら言った。
「がははは。兄じゃなくて変質者に見えたんだ。その怖い顔作り直してくればいいと思うんだ。」
「俺は、怖いよりもクール系と言われることの方が多いな。」
そう鳳兄さんが不敵に笑うと烈兄さんに殴りかかりにいった。
「いやいや怖いって、ついでにいうと俺はワイルド系ってよく言われるな。守は、ワイルドな方が好きだろうしな。」
鳳兄さんの殴った手をかわすと、すかさず回し蹴りを鳳兄さんのお腹に向かってくりだした。
「ちょっと、二人ともここ病院だから静かにして。」
ぼくが、叫んだもののおさまる気配がしない二人の喧嘩にどうでもよくなってきてしまい、布団をかぶり直して瞼を閉じた。
やはり、まだからだは疲れていたようで夢の世界へと意識がいくのが分かった。
規則正しい電子音がする。
重い瞼を開けると目の前には兄2こと烈斗の顔があった。
「何でいるの?烈兄さん。ここどこ。」
「ここは病院だ。何でかって、お前が倒れたって聞いたから。それに、お前が倒れて今日で一週間がちょうどたったんだ。」
「そんなにたったの。」
ビックリした僕は思いっきりからだを起こした。
すると、からだが動いた反動で思いっきり痛み思わず顔を歪めてしまった。
「大丈夫か?急に動くな。」
烈兄さんがそう言って、背中をさすってくれた。
「うっ、うん。ごめん。」
優しくされると罪悪感がわいてきて謝った。
すると、扉が急に開いて鳳兄さんが入ってきた。
「今日も、まだ目が覚めてないのか。」
そう言って入ってきた鳳兄さんだったが、僕を見た瞬間飛びかかってきた。
「守ーーー。心配したんだからなぁーーー。」
僕に触れる前に鳳兄さんが視界から消えた。
「何するんだよ。烈、兄に向かって。」
蹴り飛ばされたらしく壁にぶつかっており、蹴り飛ばした犯人である烈兄さんは、豪快に笑いながら言った。
「がははは。兄じゃなくて変質者に見えたんだ。その怖い顔作り直してくればいいと思うんだ。」
「俺は、怖いよりもクール系と言われることの方が多いな。」
そう鳳兄さんが不敵に笑うと烈兄さんに殴りかかりにいった。
「いやいや怖いって、ついでにいうと俺はワイルド系ってよく言われるな。守は、ワイルドな方が好きだろうしな。」
鳳兄さんの殴った手をかわすと、すかさず回し蹴りを鳳兄さんのお腹に向かってくりだした。
「ちょっと、二人ともここ病院だから静かにして。」
ぼくが、叫んだもののおさまる気配がしない二人の喧嘩にどうでもよくなってきてしまい、布団をかぶり直して瞼を閉じた。
やはり、まだからだは疲れていたようで夢の世界へと意識がいくのが分かった。
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