15 / 38
第1章
第14話 ライバル?
しおりを挟む
放課後、約束どうり学校を回ることになったんだが…
「ねぇねぇ歩夢。」
「何?」
「読んで見ただけ(笑)」
とまぁこんな感じで霞がいつも必要以上にデレデレしてくる。
その横ですごく悔しそうな顔で僕のふことを睨みつけてくる。しかも歯がギスギスと音を立てている。すごくうるさい。霞は本気で気にしていない(眼中にない?)ようで、それも直政から逆恨みをもらう原因なのだろう。
幸い学校案内は放棄していないのだが、僕に紹介してるように見えるのは気のせい…なはず。そうだと思いたい… まぁそんなことは置いておいて、まだ紹介してない教室及び施設は職員室と校長室といったところだろうか。
なんでそこを最後にしたかというと一番回るのに効率が良かったからである。まぁそこが何をする場所かは恐らく知っているはずなので場所を紹介するだけだ。
「ここが職員室だよ。でその横が校長室。」
「なんでこっち見て言うの?」
「えっ?ちゃんと直政くんの方を見てるけど…」
僕たちは霞を先頭に、僕と直政が横に並んで霞に連れられる形となっている。
「いや…絶対僕の方見てたでしょ‼︎ 」
「えっへへ~」
とニヤニヤ笑っているのだが、いい加減に気づいてほしい… 僕の横で歯で音を立てながら僕を睨みつけていることに。今日の主役(なれなかったが)である青年の事を。この心の叫びは当然聞こえてるわけもなく、むしろさらに悪化している。
だがこれで最後だったのでその色々な意味でギスギス(霞と直政のせいで)した雰囲気からはすぐに解放された。
帰り道でも必要以上にくっついてくる
霞にやれやれと思いながらすごく長い(精神的な意味で)が終わった。
「ねぇねぇ歩夢。」
「何?」
「読んで見ただけ(笑)」
とまぁこんな感じで霞がいつも必要以上にデレデレしてくる。
その横ですごく悔しそうな顔で僕のふことを睨みつけてくる。しかも歯がギスギスと音を立てている。すごくうるさい。霞は本気で気にしていない(眼中にない?)ようで、それも直政から逆恨みをもらう原因なのだろう。
幸い学校案内は放棄していないのだが、僕に紹介してるように見えるのは気のせい…なはず。そうだと思いたい… まぁそんなことは置いておいて、まだ紹介してない教室及び施設は職員室と校長室といったところだろうか。
なんでそこを最後にしたかというと一番回るのに効率が良かったからである。まぁそこが何をする場所かは恐らく知っているはずなので場所を紹介するだけだ。
「ここが職員室だよ。でその横が校長室。」
「なんでこっち見て言うの?」
「えっ?ちゃんと直政くんの方を見てるけど…」
僕たちは霞を先頭に、僕と直政が横に並んで霞に連れられる形となっている。
「いや…絶対僕の方見てたでしょ‼︎ 」
「えっへへ~」
とニヤニヤ笑っているのだが、いい加減に気づいてほしい… 僕の横で歯で音を立てながら僕を睨みつけていることに。今日の主役(なれなかったが)である青年の事を。この心の叫びは当然聞こえてるわけもなく、むしろさらに悪化している。
だがこれで最後だったのでその色々な意味でギスギス(霞と直政のせいで)した雰囲気からはすぐに解放された。
帰り道でも必要以上にくっついてくる
霞にやれやれと思いながらすごく長い(精神的な意味で)が終わった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あなたなんて大嫌い
みおな
恋愛
私の婚約者の侯爵子息は、義妹のことばかり優先して、私はいつも我慢ばかり強いられていました。
そんなある日、彼が幼馴染だと言い張る伯爵令嬢を抱きしめて愛を囁いているのを聞いてしまいます。
そうですか。
私の婚約者は、私以外の人ばかりが大切なのですね。
私はあなたのお財布ではありません。
あなたなんて大嫌い。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり


手放したくない理由
ねむたん
恋愛
公爵令嬢エリスと王太子アドリアンの婚約は、互いに「務め」として受け入れたものだった。貴族として、国のために結ばれる。
しかし、王太子が何かと幼馴染のレイナを優先し、社交界でも「王太子妃にふさわしいのは彼女では?」と囁かれる中、エリスは淡々と「それならば、私は不要では?」と考える。そして、自ら婚約解消を申し出る。
話し合いの場で、王妃が「辛い思いをさせてしまってごめんなさいね」と声をかけるが、エリスは本当にまったく辛くなかったため、きょとんとする。その様子を見た周囲は困惑し、
「……王太子への愛は芽生えていなかったのですか?」
と問うが、エリスは「愛?」と首を傾げる。
同時に、婚約解消に動揺したアドリアンにも、側近たちが「殿下はレイナ嬢に恋をしていたのでは?」と問いかける。しかし、彼もまた「恋……?」と首を傾げる。
大人たちは、その光景を見て、教育の偏りを大いに後悔することになる。

【コミカライズ&書籍化・取り下げ予定】お幸せに、婚約者様。私も私で、幸せになりますので。
ごろごろみかん。
恋愛
仕事と私、どっちが大切なの?
……なんて、本気で思う日が来るとは思わなかった。
彼は、王族に仕える近衛騎士だ。そして、婚約者の私より護衛対象である王女を優先する。彼は、「王女殿下とは何も無い」と言うけれど、彼女の方はそうでもないみたいですよ?
婚約を解消しろ、と王女殿下にあまりに迫られるので──全て、手放すことにしました。
お幸せに、婚約者様。
私も私で、幸せになりますので。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる