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第1章
第11話 誰か僕を…
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被害者は8人、例の四天王と付近を徘徊してい教員である。5人が死亡、1人が重症、2人が軽傷となった。犯人は事件後「いじめの復讐をしようとしていた。その後、職員室付近で黒い傘を使い爆発して自殺しようとしていた。」と語っている。この一件のお陰で政府は正式に傘についての法案を通すこととなった。正式な内容は1週間後の会議で決定するらしい。
「ほんと、一時はどうなるかと思ったんだからね‼︎」
「悪かったよ。霞。ほんとごめんって。」
「ほんとヒヤヒヤしたんだから。」
「はいはい。気をつけます。」
「で、どうなったの田中くん…だっけ?」
「当然少年院送り、でもカウンセリングしながら毒が全部抜けて、自分の罪を認めるまでは収容するらしい。」
「なんか可哀想だよね。」
「仕方がないと言えば仕方がないけど…原因がいじめじゃあな。」
などと話しているとあっという間に家に着いてしまう。家から一番近い学校を選んだのだから当然といえば当然だが、今日はいつもよりすごく早く感じた。
「疲れでも溜まってるのかなぁ…」
「?なんかいった?」
「いや、なんでもないよ。また明日な。」
「うん。バイバイ。」
今日の空は雲一つない快晴で夕方の今も太陽がオレンジ色に輝いている。
もう二度と傘は見たくない。と叫びたくもなる。先週の一週間は本当に長かった。そして疲れた。休日があっという間に終わり、すごく憂鬱な月曜日の学校を元気を振り絞り、乗り切った僕を本当に誰かに褒めてもらいたいくらい頑張った。
ってか本当に誰か僕を褒めて欲しい。
「ほんと、一時はどうなるかと思ったんだからね‼︎」
「悪かったよ。霞。ほんとごめんって。」
「ほんとヒヤヒヤしたんだから。」
「はいはい。気をつけます。」
「で、どうなったの田中くん…だっけ?」
「当然少年院送り、でもカウンセリングしながら毒が全部抜けて、自分の罪を認めるまでは収容するらしい。」
「なんか可哀想だよね。」
「仕方がないと言えば仕方がないけど…原因がいじめじゃあな。」
などと話しているとあっという間に家に着いてしまう。家から一番近い学校を選んだのだから当然といえば当然だが、今日はいつもよりすごく早く感じた。
「疲れでも溜まってるのかなぁ…」
「?なんかいった?」
「いや、なんでもないよ。また明日な。」
「うん。バイバイ。」
今日の空は雲一つない快晴で夕方の今も太陽がオレンジ色に輝いている。
もう二度と傘は見たくない。と叫びたくもなる。先週の一週間は本当に長かった。そして疲れた。休日があっという間に終わり、すごく憂鬱な月曜日の学校を元気を振り絞り、乗り切った僕を本当に誰かに褒めてもらいたいくらい頑張った。
ってか本当に誰か僕を褒めて欲しい。
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