上 下
6 / 21

【第6話】科学の国 トルゴラム

しおりを挟む
科学の国  トルゴラム

青龍を奉る国。雷による電気で、科学技術が発展した、科学の国。

無数のビルが立ち並ぶ中で、中心にそびえ立つ高いビル。

その上層部では会議が行われていた。
大きな円卓の席、上座の席にはこの国の王 トルゴラトリアム王座る

その前の円卓に数人の各部門の責任者が座る、その後ろには、部下達が座っている。

王の発言を待っていた。満を持して攻め混んだはずの部隊からの報告によると、四神が復活したとのこと。

また未確認だが、皇帝が降臨したとの信じられない話が舞い込んできた。

とりあえず、進行を一時止めている。

そもそも魔物の国、ラルトロスに攻め混んだのは、トルゴラムで不足している人手、食糧の確保が目的だ。

トルゴラムは、自然の土地が少ない。多くは海の埋め立ての土地ばかりだ。作物は育ちにくく、また農業をするものも少ない。やりたがらない人が多い。

王が語り始めた。
「今は、各部門が早急に協力して情報を集めよ。それまでは迂闊に攻め混むことがないように」

「承知いたしました。」

各部門の責任者が頭を垂れる。

それだけを言い王は退出した。

「今さら四神など、何になる。皇帝など現れるはずがない。これは我が国への最後の抵抗だな」


「タクトね、ふりかけご飯が好きなの」ある日の朝食で、タクトがわめいている。
そういえば、朝はふりかけご飯が多かったなぁ  手抜きではないおそらく

「ふりかけってどんなの?」
他の子供が質問をしてくる。

パンプキンステッキのおれは、知らないふりをする。

セリカが申し訳なさそうに、謝っている。ここの中で謝っておく

おれは、今日は城からの使者がくる予定なので光の状態で部屋の中に移動する。

「調停者様におかれましては......」
前置きが長いが、我慢する

何と使者は、ロク亀。神が使者ってどうなのかと思ったが、自分から立候補したらしい。

科学の国の進行は今は止まっているとのことで、念のために結界を張っているとのこと。万能ではなくてある程度の衝撃で壊れてしまうが侵入が分かるというものだ。

城の意見としては、トルゴラムはいずれ攻めてくるだろうと予測してるとのこと。

「いかがいたしましょうか?」
自分達で考えろと言いたいが、仕方ない。
「まずは、使者を送り対話をするべきではないか?、向こうの四神は竜だよな?あいつはどうしてるの?」

「あのものは、のんびりしており放任主義でございます。おそらく寝てるのではないかと」

どうやら近くに行かないと、出てこないらしい。困ったやつだ。

おれのSPも充電も100%だ。
もう少し準備して望みたい。

まだ、この世界について分からないことだらけだ。

「少し様子を見ることにしよう。あせる必要もないからさ」

「かしこまりました。」

要は終わったのにまだかえらない?
そもそも用件はそれだけ?

「まだあるの?」

「いや、もう少し近くでお姿を見させていただければ.....」

「帰って仕事しろ」

「承知いたしました」

ジジイに好かれても嬉しくない。
とぼとぼと神なのに威厳もなく帰っていった。

そんなこんなで、
「午後からはいろいろとお勉強です。」
子供達も引き連れて、庭に出た。

「何のお勉強なの?」
「難しいのはいやだ」
「タクトね、かくれんぼがいいかなぁ」タクトくんそれはお勉強じゃないでしょう?

やれやれ困った子供だ。
まずは、スキルの確認とレベルアップからだな。

子供達と勉強を開始するのであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。

矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。 女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。 取って付けたようなバレンタインネタあり。 カクヨムでも同内容で公開しています。

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

[恥辱]りみの強制おむつ生活

rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。 保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

処理中です...