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【第103話】デート
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クルミは久しぶりに思う存分睡眠をとることにした。
昼過ぎに起きた。身体のだるさもとれてスッキリとした。
「なんでここに?」
起きてすぐ驚いた。部屋隅にある椅子に座ったジークが座っていたのだった。
「朝到着しました。女性の寝室に入るのはどうかと思いましたが、心配で・・・。」
見張りをお願いしてたルティは猫の姿でクルミのベットの足元に丸まっていた。
「だって敵意はなかったからニャ。」
それだけいうとまた丸まった。
「ジークのお陰で助かったよ。ありがとう。フランにもよろしく伝えといて。」
「えぇ。わかりました。それでクルミさん今日の予定は何かありますか?」
ジークが少し緊張して聞いてきた。
「ちょっと街を見て回るくらいかな。」
クルミとしても被害状況を知りたいと考えていた。
「それでしたらご一緒させてください!!」
「いいよ。」
ジークの勢いにおされてしまったが、これはチャンスとクルミは思った。
最近、昔と同じ戦ってばかりで転生しても運命は一緒だと思ってだけどたまにはデートして楽しまないとね。
クルミは、久しぶりに華やかな気持ちになった。
「そしたら、ちょっと用意するから外に出て待ってて。」
「わかりました。」
クルミはドキドキしながら着替えた。
こういうときにメリットがいてくれたらと思う。服の相談とかできたのに、仕方なくいつものありきたりの服になってしまった。
それよりも少しでも長く一緒にいることを優先したいと思った。
「おまたせ!それじゃあ行こうか。」
「わかりました。まずはどこから行きますか?」
「まずはアリスのお見舞に行こうかな。」
「そうですね。まだ寝てるみたいですけど。」
アリスはまだ回復魔法も受け付けない状態になっていた。
「これがトルゴラムの科学の力ですね。魔法を弾くようです。」
「地道に治すしかないね。」
寝てるアリスを起こさないように顔を見るだけにした。
護衛にルティが猫の姿でアリスのベットに飛び乗りくつろいでいた。クルミに向けて小さく鳴いた。任せろって感じだった。
その後は街まで出掛けた。家を立て直したり皆忙しく働いていた。炊き出しも行われているようでいい匂いがした。
「お二人さん仲いいね。」
与太郎が声をかけてきた。復興の陣頭指揮をとっているようだ。
「まぁね、元富士の国の人達はどうしたの?」
投降してきた兵士たちの処遇についてクルミも気にはしていた。
「まぁ。悪いようにはしてない、今は兵士として訓練中ってとこだ。これから向かうが一緒に行くか?」
クルミは焦った、何でデート中に兵士達を見なくては行けないのかと。
そこでジークを見て目で訴えてみた。
ジークも視線を感じて頷いた。
よかったと一安心したクルミだったが・・・
「私も訓練に興味がありご一緒させてもらえないでしょうか?」
「あぁ。いいぜ。」
「えっ!」
クルミは言葉を失ってしまった。
ジークが間違った解釈をしてしまったようだった。
「あのーー。」
クルミをおいて2人で先に行ってしまった。仕方なくついていくことにした。
デート終了の予感がしていた。
訓練は実践的なものだった。そこにはマルキースの姿もあった。帝国出身で銃火器、弓を遠距離攻撃を得意としているようだった。
「対銃火器の戦いについてあいつは役に立ってる。それに相当の腕前だぜ。」
「そうだね・・・」
「クルミさん考え事ですか?」
ジークが問いかけにクルミは、落ち込んでるだけです!と言ってやりたかったがそこは我慢した。
このイライラをどうしようか考えていた。
昼過ぎに起きた。身体のだるさもとれてスッキリとした。
「なんでここに?」
起きてすぐ驚いた。部屋隅にある椅子に座ったジークが座っていたのだった。
「朝到着しました。女性の寝室に入るのはどうかと思いましたが、心配で・・・。」
見張りをお願いしてたルティは猫の姿でクルミのベットの足元に丸まっていた。
「だって敵意はなかったからニャ。」
それだけいうとまた丸まった。
「ジークのお陰で助かったよ。ありがとう。フランにもよろしく伝えといて。」
「えぇ。わかりました。それでクルミさん今日の予定は何かありますか?」
ジークが少し緊張して聞いてきた。
「ちょっと街を見て回るくらいかな。」
クルミとしても被害状況を知りたいと考えていた。
「それでしたらご一緒させてください!!」
「いいよ。」
ジークの勢いにおされてしまったが、これはチャンスとクルミは思った。
最近、昔と同じ戦ってばかりで転生しても運命は一緒だと思ってだけどたまにはデートして楽しまないとね。
クルミは、久しぶりに華やかな気持ちになった。
「そしたら、ちょっと用意するから外に出て待ってて。」
「わかりました。」
クルミはドキドキしながら着替えた。
こういうときにメリットがいてくれたらと思う。服の相談とかできたのに、仕方なくいつものありきたりの服になってしまった。
それよりも少しでも長く一緒にいることを優先したいと思った。
「おまたせ!それじゃあ行こうか。」
「わかりました。まずはどこから行きますか?」
「まずはアリスのお見舞に行こうかな。」
「そうですね。まだ寝てるみたいですけど。」
アリスはまだ回復魔法も受け付けない状態になっていた。
「これがトルゴラムの科学の力ですね。魔法を弾くようです。」
「地道に治すしかないね。」
寝てるアリスを起こさないように顔を見るだけにした。
護衛にルティが猫の姿でアリスのベットに飛び乗りくつろいでいた。クルミに向けて小さく鳴いた。任せろって感じだった。
その後は街まで出掛けた。家を立て直したり皆忙しく働いていた。炊き出しも行われているようでいい匂いがした。
「お二人さん仲いいね。」
与太郎が声をかけてきた。復興の陣頭指揮をとっているようだ。
「まぁね、元富士の国の人達はどうしたの?」
投降してきた兵士たちの処遇についてクルミも気にはしていた。
「まぁ。悪いようにはしてない、今は兵士として訓練中ってとこだ。これから向かうが一緒に行くか?」
クルミは焦った、何でデート中に兵士達を見なくては行けないのかと。
そこでジークを見て目で訴えてみた。
ジークも視線を感じて頷いた。
よかったと一安心したクルミだったが・・・
「私も訓練に興味がありご一緒させてもらえないでしょうか?」
「あぁ。いいぜ。」
「えっ!」
クルミは言葉を失ってしまった。
ジークが間違った解釈をしてしまったようだった。
「あのーー。」
クルミをおいて2人で先に行ってしまった。仕方なくついていくことにした。
デート終了の予感がしていた。
訓練は実践的なものだった。そこにはマルキースの姿もあった。帝国出身で銃火器、弓を遠距離攻撃を得意としているようだった。
「対銃火器の戦いについてあいつは役に立ってる。それに相当の腕前だぜ。」
「そうだね・・・」
「クルミさん考え事ですか?」
ジークが問いかけにクルミは、落ち込んでるだけです!と言ってやりたかったがそこは我慢した。
このイライラをどうしようか考えていた。
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