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羽馬渓谷編
第119話 お昼ご飯と森番の話
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しゅわわわ~。
小粒青レモンの蜂蜜づけ、角切りにした缶詰パイン、両方のシロップ。
一瓶にまとめて入れて持ってきたそれらを、グラスに入れ。
水筒で持参した氷も加え、そして炭酸水を注いでま~す。
仕上げは、エタンのとってくれたアップルミントみたいな味のミントと、デューベリーを。
「ピクニックにかんぱ~い!」
「「乾杯!」」
ごくごく、ぷはっ! 甘酸っぱくて寝起きに爽快!
「ドゥーベリーをさ、こうして、ちゅいちゅいって潰すと、炭酸がほんのりピンクになって可愛いよ」
中のパイナップルをすくって食べるために添えた、小さじでやってみせる。
「あ、ほんとだ。味も変って、これもまた美味しい。綺麗な飲み物だね、華やいだ気分になる」
横でグラスを陽に透かすようにして、色合いも楽しむクレール。
向かいでは、一番乗りにハムサンドを頬張りながら、
「美味え! 昨日のコニーお手製のマヨネーズ、マジで効果絶大だな。
こういう美味いもん食ってると、酒が飲めないのが勿体ねえ、って気分にいつもはなるんだが。
うーん。この果物入り炭酸水は、目も舌も楽しませてくれて実にいいな」
エタンらしい嬉しい相槌をうつ。
もう一種のサンドイッチも仕上げちゃおうっと。
カリカリベーコンとマッシュルームの脇に、レタスを挟み。
そんでマリネしといた、プチトマトを上に載せる。
がぶりっ、うんま~い!!
ハムもチーズも素材が力強くてとても美味しかったけど。
このベーコンの塩味と旨味もすんごくいい!
事前にオリーブオイルと酢でマセレしといたトマトが、我ながらいい仕事してるぜぃ。
小麦の風味がしっかりしたこのフランスパンに、具がみーんなマッチしてる。
今日はフランスパンが焼きたて。
クラストがバリバリ、歯ごたえ最高!
フランスパンの皮の美味しさについての話題をまさに皮切りに、クレールがフランセ州とおヌル様の話をいろいろしてくれた。
クレールの実家がある場所。
王弟であったお祖父様が、フランセ州でお祖母様と出逢って結ばれてから、そこでの暮らしが始まったこと。
州の名前の由来は、フランス出身のおヌル様、ガスパール様が三百年前その地に住み着いたからだった。
彼のさまざまな功績も教えてもらう。
特にフランセ州の乳製品が美味しいのは、ガスパール様のお陰なのね、と、ハムチーズサンドを噛みしめる私。
そして、羽馬の盟約と暗号のことも。
「今日待ち合わせ場所に馬を連れてやって来る役を、前親方の御老体が買ってでてくれたらしい。いや、現役を押しやってとも言うんだけど。
あの……コニー。相談というかお願いが……。
もしも爺さんが一人で来たら、羽馬湖に手を浸して、あの光の湖のようなオパールの髪を見せてやってもらえないだろうか?
羽馬湖の水は、光の湖に匹敵するほどの高濃度魔素でできてるから、可能じゃないかと僕は思っててね」
「うん、全然いいよ。クレールが信頼している人物なんでしょう? 羽馬湖でも、あれができるか実験してみたい」
「はあぁ、よかった。快く承諾してくれてありがとう!
ギャロ爺さんは小さな頃からの付き合いでね。今でも光の湖に散歩がてら、ときおり僕の家にお茶しに寄ったりするよ。彼は王家森番を務めたこともある男なんだ」
片手に持っていたサンドイッチを皿に置き、クレールは身体をぐいっと、よりしっかり私に向き合うように座り直した。
「森番について少し詳しく語ってもいいかい?
森番にはね、光の湖と森の有事の際は、独断で策を発動できる権限があるんだよ。たとえそれが王や大統領の政策に対抗することになっても。
『光の湖と虹の方様を敬い、人間の欲で破壊されることがなきよう、反する意思を持つ存在を排除して護る』、それが使命だ。
そしてヌル様が現れた際には、何をおいても馳せ参じ助ける。
覚悟とこの矜持を胸に抱き、光の湖に誓いを立て湖の見える場所で暮らすんだ。
14年前に蛍様がこの世界にいらしたときは、ギャロ爺さんはとっくのとうに森番を引退してたし、蛍様は羽馬に関わらなかった。自分が生きてるときにおヌル様が現れたが縁を結べなったと、いつぞや残念そうに漏らしていたよ。
だから……僕は。森番大先輩の爺さんと、おヌル様に出逢えた喜びを分かち合いたいと思っている。光の湖の精霊みたいに神秘的なコニーの髪も、拝ませてあげたいんだ」
ちょっとクレールさんよ。
拝ませるって、その言い方はどうかと思うけど。
「もちろんお安い御用よ」
「ありがとうコニー! せっかくだから、目の前でして見せるのはどうだろうか。ふふ、あの華麗なる変化を見たら腰抜かすぞ爺さん」
「驚きすぎて、冥土の土産になっちまうかもな、はは」
エタンのブラックジョーク、ギャロさんの年齢によっちゃ笑えないから。
クレールから森番の心構えと決意、大先輩を労いたいという願いを聞いて……。
クレール自身の、森番の、そしておそらくこの世界の人々の。
魔素の根源である神聖な光の湖と森。
信仰にも似たとてつもないリスペクトに触れたような気がした。
そしてきっと虹の方様、それに付随して多分おヌル様への特別さも……
う~む。
「会ってすぐにお披露目といくか。コニーの神秘の変身を見たのち、乗馬の腕前を見る採点が甘くなるかもしんないからな。いや、爺さんに限ってそれはねえか」
「んー……混同することはないだろうけど。
コニーの安全が第一だから。逆に、基準が甘くならないようにするべきだ。
厳しいようだけど、ごめん、コニー。試験を実力のみで受けた後にしよう。
大丈夫だよ。もし今日の初回がダメでも、その後の指導は、そりゃあもう熱心に親身に見てくれるよ」
「うん、空を飛ぶんだから、安全面において厳しい水準が必要だと思う。私も乗馬は久しぶりだから、そっちの方がいいや。
あのさ、話は変わるけど、さっき『光の湖の精霊』って言ってたでしょ? この世界には精霊がいるの?」
「いや、いないよ。お伽話だね。実際に見たという具体例も特にない。国民にとって、虹の方様のように実在を確信してる感じじゃなくて、古い昔話に出てくる架空の存在だ」
「そっか。羽馬とかもいるし精霊が実在するのかと思った」
「地球にはいるのか?」
「うーん、地球でもこっちと同じ位置付けだねぇ」
なるほど。
ちょっといいアイデアのきっかけになるような……いやいや、今は羽馬に集中、集中。
思考のすみに『精霊』の単語を追いやっとこ。
【次回予告 第120話 崖っぷち】
小粒青レモンの蜂蜜づけ、角切りにした缶詰パイン、両方のシロップ。
一瓶にまとめて入れて持ってきたそれらを、グラスに入れ。
水筒で持参した氷も加え、そして炭酸水を注いでま~す。
仕上げは、エタンのとってくれたアップルミントみたいな味のミントと、デューベリーを。
「ピクニックにかんぱ~い!」
「「乾杯!」」
ごくごく、ぷはっ! 甘酸っぱくて寝起きに爽快!
「ドゥーベリーをさ、こうして、ちゅいちゅいって潰すと、炭酸がほんのりピンクになって可愛いよ」
中のパイナップルをすくって食べるために添えた、小さじでやってみせる。
「あ、ほんとだ。味も変って、これもまた美味しい。綺麗な飲み物だね、華やいだ気分になる」
横でグラスを陽に透かすようにして、色合いも楽しむクレール。
向かいでは、一番乗りにハムサンドを頬張りながら、
「美味え! 昨日のコニーお手製のマヨネーズ、マジで効果絶大だな。
こういう美味いもん食ってると、酒が飲めないのが勿体ねえ、って気分にいつもはなるんだが。
うーん。この果物入り炭酸水は、目も舌も楽しませてくれて実にいいな」
エタンらしい嬉しい相槌をうつ。
もう一種のサンドイッチも仕上げちゃおうっと。
カリカリベーコンとマッシュルームの脇に、レタスを挟み。
そんでマリネしといた、プチトマトを上に載せる。
がぶりっ、うんま~い!!
ハムもチーズも素材が力強くてとても美味しかったけど。
このベーコンの塩味と旨味もすんごくいい!
事前にオリーブオイルと酢でマセレしといたトマトが、我ながらいい仕事してるぜぃ。
小麦の風味がしっかりしたこのフランスパンに、具がみーんなマッチしてる。
今日はフランスパンが焼きたて。
クラストがバリバリ、歯ごたえ最高!
フランスパンの皮の美味しさについての話題をまさに皮切りに、クレールがフランセ州とおヌル様の話をいろいろしてくれた。
クレールの実家がある場所。
王弟であったお祖父様が、フランセ州でお祖母様と出逢って結ばれてから、そこでの暮らしが始まったこと。
州の名前の由来は、フランス出身のおヌル様、ガスパール様が三百年前その地に住み着いたからだった。
彼のさまざまな功績も教えてもらう。
特にフランセ州の乳製品が美味しいのは、ガスパール様のお陰なのね、と、ハムチーズサンドを噛みしめる私。
そして、羽馬の盟約と暗号のことも。
「今日待ち合わせ場所に馬を連れてやって来る役を、前親方の御老体が買ってでてくれたらしい。いや、現役を押しやってとも言うんだけど。
あの……コニー。相談というかお願いが……。
もしも爺さんが一人で来たら、羽馬湖に手を浸して、あの光の湖のようなオパールの髪を見せてやってもらえないだろうか?
羽馬湖の水は、光の湖に匹敵するほどの高濃度魔素でできてるから、可能じゃないかと僕は思っててね」
「うん、全然いいよ。クレールが信頼している人物なんでしょう? 羽馬湖でも、あれができるか実験してみたい」
「はあぁ、よかった。快く承諾してくれてありがとう!
ギャロ爺さんは小さな頃からの付き合いでね。今でも光の湖に散歩がてら、ときおり僕の家にお茶しに寄ったりするよ。彼は王家森番を務めたこともある男なんだ」
片手に持っていたサンドイッチを皿に置き、クレールは身体をぐいっと、よりしっかり私に向き合うように座り直した。
「森番について少し詳しく語ってもいいかい?
森番にはね、光の湖と森の有事の際は、独断で策を発動できる権限があるんだよ。たとえそれが王や大統領の政策に対抗することになっても。
『光の湖と虹の方様を敬い、人間の欲で破壊されることがなきよう、反する意思を持つ存在を排除して護る』、それが使命だ。
そしてヌル様が現れた際には、何をおいても馳せ参じ助ける。
覚悟とこの矜持を胸に抱き、光の湖に誓いを立て湖の見える場所で暮らすんだ。
14年前に蛍様がこの世界にいらしたときは、ギャロ爺さんはとっくのとうに森番を引退してたし、蛍様は羽馬に関わらなかった。自分が生きてるときにおヌル様が現れたが縁を結べなったと、いつぞや残念そうに漏らしていたよ。
だから……僕は。森番大先輩の爺さんと、おヌル様に出逢えた喜びを分かち合いたいと思っている。光の湖の精霊みたいに神秘的なコニーの髪も、拝ませてあげたいんだ」
ちょっとクレールさんよ。
拝ませるって、その言い方はどうかと思うけど。
「もちろんお安い御用よ」
「ありがとうコニー! せっかくだから、目の前でして見せるのはどうだろうか。ふふ、あの華麗なる変化を見たら腰抜かすぞ爺さん」
「驚きすぎて、冥土の土産になっちまうかもな、はは」
エタンのブラックジョーク、ギャロさんの年齢によっちゃ笑えないから。
クレールから森番の心構えと決意、大先輩を労いたいという願いを聞いて……。
クレール自身の、森番の、そしておそらくこの世界の人々の。
魔素の根源である神聖な光の湖と森。
信仰にも似たとてつもないリスペクトに触れたような気がした。
そしてきっと虹の方様、それに付随して多分おヌル様への特別さも……
う~む。
「会ってすぐにお披露目といくか。コニーの神秘の変身を見たのち、乗馬の腕前を見る採点が甘くなるかもしんないからな。いや、爺さんに限ってそれはねえか」
「んー……混同することはないだろうけど。
コニーの安全が第一だから。逆に、基準が甘くならないようにするべきだ。
厳しいようだけど、ごめん、コニー。試験を実力のみで受けた後にしよう。
大丈夫だよ。もし今日の初回がダメでも、その後の指導は、そりゃあもう熱心に親身に見てくれるよ」
「うん、空を飛ぶんだから、安全面において厳しい水準が必要だと思う。私も乗馬は久しぶりだから、そっちの方がいいや。
あのさ、話は変わるけど、さっき『光の湖の精霊』って言ってたでしょ? この世界には精霊がいるの?」
「いや、いないよ。お伽話だね。実際に見たという具体例も特にない。国民にとって、虹の方様のように実在を確信してる感じじゃなくて、古い昔話に出てくる架空の存在だ」
「そっか。羽馬とかもいるし精霊が実在するのかと思った」
「地球にはいるのか?」
「うーん、地球でもこっちと同じ位置付けだねぇ」
なるほど。
ちょっといいアイデアのきっかけになるような……いやいや、今は羽馬に集中、集中。
思考のすみに『精霊』の単語を追いやっとこ。
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