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光の湖畔編
第105話 ニガヨモギ
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「まあね、性的下心があって抱きつかれたら、マジでドン引きだよ。
だけど、クレールやエタンは友愛からでしょう?
地球の諸外国にも、挨拶とか気軽に男女問わず、ぎゅっとしたりする文化はあるけど。日本ではそういう習慣はないの。
だから私は、そんなことされるの慣れてないんだよ。ましてや男の人からなんて。正直二人に抱きつかれると、すごく驚くし、照れちゃう。
で、でも……エタンとクレールが特別な好意を私に持ってくれるのは、とても嬉しいから……
なるべく、否定しない方向で……うん。
たまに手が触れるとか、そんなんで二人の光の湖での暮らしがより過ごしやすくなるならね、私もまったく協力しないわけでもないってゆーか……、ほんのりとね、自然なかたちでなら……。
だから、クレール、エタン。これからも仲良くしてね」
「…………あ、うん。……ありがとう、コニー。
でも、僕らを許して受け止めてくれるのはありがたいけど、そんな寛容な君が、僕はとても心配だ」
「ああ。筆頭抱きつき犯の俺らが言える話じゃねーが。顔まわりがキラついた奴は特に要注意な。
コニーの優しさを好意と勝手に解釈するような、勘違い野郎まで抱き付かせるわけに」
「いやいやいやちょっと待って」
もしかして二人とも、私のことチョロいやつだと思ってる?!
「そんなん許すの、エタンとクレールだけに決まってんじゃん!
二人はこの世界で私を拾ってくれた恩人で、特別な仲間だってすっかり信じてるから。
それに。そもそも私、男の人ってそんな好きじゃないもん」
「えっ?!」
「マジか……コニーの元恋人って女子だったのか
?!」
へ???
あ! そうか、この世界ってジェンダーがすごく自由な……
「ちっ、違うよ! 男の人だよ。そーいう意味じゃなくて。
あ、あのね。惚れっぽくないっていうか。
自分で言うのもアレなんだけどさ。私は全般的に人見知りしないっていうか人懐っこいんですよ。
でも男の人に対しては、友達ならいいけど、こっから入ったらダメ!! て線があんの」
自分の前のスペースを右手で横に大きく、ずしゃあーって線を引くジェスチャーをした。
「『あれ? この人もしかして……』って気がついた時点で、じりじり後退し始めるね。
まあ自意識過剰にならないように、うぬぼれないようにはしてるけど。
そんで踏み越えてきたら、ごめんなさいって。速攻で締め出したり、逃げる。
それに、基本的に女の人のほうが好き。お喋りしてて楽しいことが多いし、やっぱ安心感ある」
私の言わんとすることを理解し納得したのか。
男同士驚いた顔でまたまた見あったのち、二人は無言で互いにうなづいて、なんか交信してた。
話が一段落した頃合いなので、
「ぼちぼち締めのおつまみ出すから、新しいお酒作るね。今度はゆっくり飲むように度数ちょっと上げるよ」
立ち上がってキッチンへ向かった。
地下で、小粒青レモンをクレールと見たとき、ライムの代わりに使おうと思ったんだよね。
——ライムときたら真っ先に思い立つカクテルは、ギムレット。
だけど、あのカクテル言葉は別れを彷彿させるから嫌だわ。
出会ったばかりの私たちが、ギムレットを飲むには早すぎる。
あ、シェイカーがないからジンライムか。
そもそもジンじゃなくて使うのは日本酒だ。
そしたらサムライか——
そんなふうに思考をどんどん展開してったんだっけ。
そしてギムレットからさらにアイデアの枝が伸びていったもう一方を、これから作る。
ジン繋がり、ハードボイルド繋がりでマティーニはどうかなと。
ジンとドライベルモット。
どっちかを日本酒にした酒ティーニ。
日本酒ともう一種使うなら断然ドライベルモットがいい。
あれは料理にもよく使うから、ぜひ欲しかったんだよね。
冷蔵庫から冷やしといたベルモットの瓶を出しながら、クレールとの会話を思い出す。
——「クレール。香草とか薬草を白ワインに加えてさ。そこに蒸留酒を少量入れるかどうかは醸造所によるからどっちでもいいけど。
それを1年以上熟成させて作る、ワインより酒精度数の高い香草ワインってある?」
「例えばどんなものが入ってるの?」
「コリアンダー、丁字、シナモン、アンジェリカ、ビターオレンジの皮、カルダモン、カミツレ草、生姜、花薄荷、もうたっくさん。
そんで一番肝心なのがニガヨモギ」
「ああ、ニガヨモギワインね、あるよ」——
「これは甘くないタイプのニガヨモギワインだな」
コルク抜きで開けながら、エタンがそう言った。
ってことは、スイートベルモットとかもあるのかもしれない。
早速ちょっぴり味見。
「わあ、これすごく美味しいね! 私が思ってた地球のよりも、薬草や香辛料の風味がふわっと立ち昇ってきて。でもどぎつくない。味も香りも豊かだぁ」
お祖母さまコレクションの緑とオレンジのキラキラピックに、グリーンオリーブはないから、三粒だけ取っておいた黒オリーブを1粒づつ刺す。
日本酒が三、ニガヨモギワインが一の割合で、氷を入れたピッチャーに入れ、混ぜる。
カクテルの本に興味があって、以前読んでちょこっと作ったから配合知ってるだけで、カクテルのステアのお作法はめちゃくちゃだけどね。
氷を入れないようにグラスに注ぎ、オリーブピックを入れて完成。
「お風呂入ったし、魔石も作ったし。えへへ、酔っ払ってももう大丈夫~。私も一緒に同じの飲むから乾杯しよ」
「「「乾杯!!」」」
「これは〈マティーニ〉っていうのを、私が勝手に日本酒に変えたから『酒ティーニ』でどうかな」
「コニー。この酒にはなんでオリーブの串刺しが入ってんだ?」
「うーん。なんか理由あったけど、覚えてないや。
そんでよく見て。エタンのだけ特別。
タネが抜いてあるオリーブだったから、中にパプリカを詰めておいたのよ。
赤と黒。瞳や髪の色とは関係ないけど、なんか似合うっていうか、男らしくてカッコいいエタンのイメージ」
さてと、今日のラストの新しいおつまみも、だ~そうっと。
酒を飲む時に使った、ショットグラス。
そこへ、かりかりタプナードを土に見立てて。
ミニサイコロ状チーズ二種を、植えるイメージで隠しつつ盛り付けていく。
ぴょこんとセルフィーユが生えてるみたいに埋めて、小さなティースプーンを添えて完成。
(「土?!マジか……。今日あれから外に二人で出たのか?」)
(「いや、出てないし。絶対土なわけないだろ。嫌なら僕がオマエの分も食べる」)
(「誰が食わねえなんて言った?!」)
用意している間、漏れ聞こえる向かいの二人のひそひそ会話。
ふふ成功だな。
【次回予告 第106話 移動手段どうする?】
だけど、クレールやエタンは友愛からでしょう?
地球の諸外国にも、挨拶とか気軽に男女問わず、ぎゅっとしたりする文化はあるけど。日本ではそういう習慣はないの。
だから私は、そんなことされるの慣れてないんだよ。ましてや男の人からなんて。正直二人に抱きつかれると、すごく驚くし、照れちゃう。
で、でも……エタンとクレールが特別な好意を私に持ってくれるのは、とても嬉しいから……
なるべく、否定しない方向で……うん。
たまに手が触れるとか、そんなんで二人の光の湖での暮らしがより過ごしやすくなるならね、私もまったく協力しないわけでもないってゆーか……、ほんのりとね、自然なかたちでなら……。
だから、クレール、エタン。これからも仲良くしてね」
「…………あ、うん。……ありがとう、コニー。
でも、僕らを許して受け止めてくれるのはありがたいけど、そんな寛容な君が、僕はとても心配だ」
「ああ。筆頭抱きつき犯の俺らが言える話じゃねーが。顔まわりがキラついた奴は特に要注意な。
コニーの優しさを好意と勝手に解釈するような、勘違い野郎まで抱き付かせるわけに」
「いやいやいやちょっと待って」
もしかして二人とも、私のことチョロいやつだと思ってる?!
「そんなん許すの、エタンとクレールだけに決まってんじゃん!
二人はこの世界で私を拾ってくれた恩人で、特別な仲間だってすっかり信じてるから。
それに。そもそも私、男の人ってそんな好きじゃないもん」
「えっ?!」
「マジか……コニーの元恋人って女子だったのか
?!」
へ???
あ! そうか、この世界ってジェンダーがすごく自由な……
「ちっ、違うよ! 男の人だよ。そーいう意味じゃなくて。
あ、あのね。惚れっぽくないっていうか。
自分で言うのもアレなんだけどさ。私は全般的に人見知りしないっていうか人懐っこいんですよ。
でも男の人に対しては、友達ならいいけど、こっから入ったらダメ!! て線があんの」
自分の前のスペースを右手で横に大きく、ずしゃあーって線を引くジェスチャーをした。
「『あれ? この人もしかして……』って気がついた時点で、じりじり後退し始めるね。
まあ自意識過剰にならないように、うぬぼれないようにはしてるけど。
そんで踏み越えてきたら、ごめんなさいって。速攻で締め出したり、逃げる。
それに、基本的に女の人のほうが好き。お喋りしてて楽しいことが多いし、やっぱ安心感ある」
私の言わんとすることを理解し納得したのか。
男同士驚いた顔でまたまた見あったのち、二人は無言で互いにうなづいて、なんか交信してた。
話が一段落した頃合いなので、
「ぼちぼち締めのおつまみ出すから、新しいお酒作るね。今度はゆっくり飲むように度数ちょっと上げるよ」
立ち上がってキッチンへ向かった。
地下で、小粒青レモンをクレールと見たとき、ライムの代わりに使おうと思ったんだよね。
——ライムときたら真っ先に思い立つカクテルは、ギムレット。
だけど、あのカクテル言葉は別れを彷彿させるから嫌だわ。
出会ったばかりの私たちが、ギムレットを飲むには早すぎる。
あ、シェイカーがないからジンライムか。
そもそもジンじゃなくて使うのは日本酒だ。
そしたらサムライか——
そんなふうに思考をどんどん展開してったんだっけ。
そしてギムレットからさらにアイデアの枝が伸びていったもう一方を、これから作る。
ジン繋がり、ハードボイルド繋がりでマティーニはどうかなと。
ジンとドライベルモット。
どっちかを日本酒にした酒ティーニ。
日本酒ともう一種使うなら断然ドライベルモットがいい。
あれは料理にもよく使うから、ぜひ欲しかったんだよね。
冷蔵庫から冷やしといたベルモットの瓶を出しながら、クレールとの会話を思い出す。
——「クレール。香草とか薬草を白ワインに加えてさ。そこに蒸留酒を少量入れるかどうかは醸造所によるからどっちでもいいけど。
それを1年以上熟成させて作る、ワインより酒精度数の高い香草ワインってある?」
「例えばどんなものが入ってるの?」
「コリアンダー、丁字、シナモン、アンジェリカ、ビターオレンジの皮、カルダモン、カミツレ草、生姜、花薄荷、もうたっくさん。
そんで一番肝心なのがニガヨモギ」
「ああ、ニガヨモギワインね、あるよ」——
「これは甘くないタイプのニガヨモギワインだな」
コルク抜きで開けながら、エタンがそう言った。
ってことは、スイートベルモットとかもあるのかもしれない。
早速ちょっぴり味見。
「わあ、これすごく美味しいね! 私が思ってた地球のよりも、薬草や香辛料の風味がふわっと立ち昇ってきて。でもどぎつくない。味も香りも豊かだぁ」
お祖母さまコレクションの緑とオレンジのキラキラピックに、グリーンオリーブはないから、三粒だけ取っておいた黒オリーブを1粒づつ刺す。
日本酒が三、ニガヨモギワインが一の割合で、氷を入れたピッチャーに入れ、混ぜる。
カクテルの本に興味があって、以前読んでちょこっと作ったから配合知ってるだけで、カクテルのステアのお作法はめちゃくちゃだけどね。
氷を入れないようにグラスに注ぎ、オリーブピックを入れて完成。
「お風呂入ったし、魔石も作ったし。えへへ、酔っ払ってももう大丈夫~。私も一緒に同じの飲むから乾杯しよ」
「「「乾杯!!」」」
「これは〈マティーニ〉っていうのを、私が勝手に日本酒に変えたから『酒ティーニ』でどうかな」
「コニー。この酒にはなんでオリーブの串刺しが入ってんだ?」
「うーん。なんか理由あったけど、覚えてないや。
そんでよく見て。エタンのだけ特別。
タネが抜いてあるオリーブだったから、中にパプリカを詰めておいたのよ。
赤と黒。瞳や髪の色とは関係ないけど、なんか似合うっていうか、男らしくてカッコいいエタンのイメージ」
さてと、今日のラストの新しいおつまみも、だ~そうっと。
酒を飲む時に使った、ショットグラス。
そこへ、かりかりタプナードを土に見立てて。
ミニサイコロ状チーズ二種を、植えるイメージで隠しつつ盛り付けていく。
ぴょこんとセルフィーユが生えてるみたいに埋めて、小さなティースプーンを添えて完成。
(「土?!マジか……。今日あれから外に二人で出たのか?」)
(「いや、出てないし。絶対土なわけないだろ。嫌なら僕がオマエの分も食べる」)
(「誰が食わねえなんて言った?!」)
用意している間、漏れ聞こえる向かいの二人のひそひそ会話。
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