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【第五章】魔王
【第二十九話】トラントスの街 ②
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「そんなのとこれから向かい合うってのかよぉ…………。ホント、勘弁してくれよなぁ~……」
マーリックの呟きは悲痛なものだった。
騎士団に所属しているとはいっても、それは職業としての『ユニークスキル』を認められているだけで、マーリック自身の戦闘力は皆無なのだ。
それでも、マーリックがこの騎士団に所属できているのは、『そのユニークスキルがこの世界で非常に有効的だから』だと…………逆に言えば、それ以外には何もない。
『鑑定士』であるマーリックは、他者の現在の能力…………スキルや職業、ステータスを丸裸にし、それを視覚化はもちろん、紙に起こすことすらできるのだ。
ユニークスキルが強力すぎる分、他のスキルが犠牲にされていると言ってもいい。
まぁ、相手の同意すら必要なく、他人のプライバシーをただただ一方的に視ることができるとなんて、よっぽどのチートスキルだ。
相当恵まれた職業であることは、もはや疑いようもない。
(だからこそ…………職業が判明してからは、国の管理のもと、ずっとコキ使われっぱなしになるんだけどな……)
『鑑定士』は、その存在が有用すぎる反面、『神託の儀』で発現したら速攻で国の管理に置かれるというデメリットもあった。
『職業』と『スキル』…………『レベル』に『熟練度』と…………何かと数値化、レア度化されているこの世界では、マーリックたち『鑑定士』の意義はそれだけ大きいものがあるのだ。
相手の実力を計ることはもちろん、『犯罪履歴』や"本当の"職業を言い当てられるとなれば、使い道なんていくらでもある。
だからこそ、
マーリックもまた、騎士団の中でも相当の地位に付いていた。
例え、戦闘に関しては何の役にも立たなかろうが、そのユニークスキルだけで兵士何十人分もの価値があるのだ。
防衛にも、侵略にも…………"策略"にだって、何でも使える。
(どうか…………相手があのカザルじゃありませんように…………)
そんなことをロスベリータに内心で祈りながら、マーリックは街の中から森付近の門へと向かった。
これから集合なのだ。
レオナルドにローリー────。
世界『1位』であり、最高最強の一流冒険者と魔術師の他に、冒険者ランキングの5位と7位の『Sランク冒険者』がやってくると聞いている。
魔術師ランキング1位のローリーを除けば、冒険者は1位と5位と7位の最高峰冒険者ばかりだ。
そんなのが一緒にならないと達成できないようなクエストに非戦闘員の自分を参加させないでくれと、マーリックは切に思う。
「おっ、来たか、マーリック」
すると、
門に近づいた途端に声を掛けられた。
レオナルドだ。
冒険者ランキング第1位────。
門へと向かう道中で、まだ遠くから声をかけてもらっただけにもかかわらず、爽やかなイケメンオーラがピシピシとマーリックの肌に突き刺さる。
誰が見ても容姿端麗だと答えるほどに整ったビジュアルで、女性は皆が皆振り返るほどの超絶美男子だ。
…………精神衛生上、彼にはあまり近づかない方が良いかもしれない。
「おい、おせぇぞ、鑑定士ッ!!俺らを待たすたぁ、良い度胸じゃねぇかッ!?」
「ホントそれよね~。なんかぁ~、ちょっとばかしレアな職業だからって、調子乗ってる感じぃ~?私ぃ、好きになれそうにないんですけどぉ~」
そう言ってきたのは、冒険者ランキングの5位と7位だった。
女性の方が5位で、男性は7位だ。
一番偉そうなのに、この中で一番下の男────。
マーリックは微笑む。
「てめぇ、今俺様を馬鹿にしたかァッ!?」
「してませんが?」
してたけどしてないことにした。
ガサツそうに見えて、意外と鋭いようだ。
流石はSランク冒険者────。
油断はできない。
「今日はギルドからの要請で、このメンツで森の異常事態に対する調査を行う────。全員、気を引き締めてくれ」
レオナルドはそう言って、少しフライング気味にこの場を取り仕切ってきた。
順位を考えても正当なところだ。
ローリーも同じく1位だが、レオナルドより歴が浅いし、何よりギルドが違う。
冒険者3人、魔術師1人の現場では、レオナルドが指揮を取るのが妥当だった。
「ハァ…………。まぁ、アンタが取り仕切るってんなら、特に文句はないんですがね?その『カザル』ってのは『無能者』なんでしょう?俺らが行く意味なんてあるんですかね?」
7位の男はそう言って、レオナルドに意見を申し立てた。
マーリックも今になって門の前に到着する。
これから調査に乗り出すのだ。
全員で5人────。
最高ランクの4人に、国の管理に置かれた『鑑定士』が1人────。
改めて見ても、顔触れが豪華すぎる。
「あぁ…………。これは、まごうことなき、『Sランク依頼』だよ」
「ハァ…………。そうですか……」
7位の男はそう言って、不貞腐れたように頭をポリポリと描いた。
別に…………この男が言うことも、分からないことはないのだ。
それほどに、このメンバーは贅沢すぎる。
7位の男は、カザルの噂を聞いても尚、所詮は『無能者』だと侮っているのだ。
既に何百人と殺されたと、そんな事実も聞いておきながら────。
これほどのメンバーを揃える必要なんて無いと思っている。
「ふふっ。自信家なんだな。冒険者としてはいい傾向だが、それも今だけはしまっておけ。この依頼だけは…………『特別』なんだ」
「ハァ…………。特別ねぇ……」
7位の男は、相変わらず気乗りがしなさそうにブツブツと呟いた。
まだ納得はいっていないようだ。
そこに、ローリーが口を挟む。
「貴方は…………冒険者ランキング7位の方だったかしら?」
「え……?え、えぇ…………そうですが」
「その看板、もう降ろしたら?」
「はぁッ!?」
ローリーの発言に、隣にいたレオナルドはやれやれと肩をすくめた。
まるで分かっていた事態を、面白半分に嘆くかのような仕草だ。
だが、
ローリーの言葉は止まらない。
「アレを『無能者』だなんて侮っていると、心底後悔するわ…………。奴に殺された指揮官の中には、貴方クラスの人間もチラホラいたのよ?」
「う、嘘つけッ!!そんなわけあるかよッ!!どうせ、自分がしとめられなかったからって、敵が強かったのだと吸聴する気だろうッ!?」
7位の男の言葉は、ひどく幼稚で論理性の欠片もない言い草だった。
ローリーは尚も反論しようとするが、そこをレオナルドがローリーの肩に手を当て、ウインクを返す。
…………イケメンに限って許される仕草だ。
ローリーはそれを見て、大人しく引き下がる。
「僕は………………これまで一度も、任務を失敗したことがない────」
レオナルドはそう言って、唐突に語り出した。
それの声はひどく…………とてもひどく、重くて心にドッシリと根を張るような迫力を伴った言葉だ。
そんなものをぶつけられれば、反論なんて出来ない。
出来るわけがない。
それくらい…………レオナルドの出す声には、"感情が篭りすぎている"のだ。
傷つけられたプライドが恐ろしく強い怒りを生んでいる。
それはレオナルドの覚悟であり、不文律────。
今までずっとそうだった。
天才であるレオナルドは、生まれてから今まで、その事実が覆ったことなど一度もなかったのだ。
この…………直近4日前からの、"それ以外"は────。
「君がアレをどう侮ろうと、この調査に乗り気でなかろうと、実はそれほど興味はないんだ。死ぬなら、死ねばいい。ただ────」
ゴクリと、息を呑む音が聞こえる。
殺意にも似たプレッシャーが場を侵食し、5位と7位と…………マーリックが震え上がる。
ローリーを除けば、合計3人にもなる皆は、この異様な雰囲気に押されるばかりだった。
歯向かえば終わりだ。
レオナルドから発される気配が、オーラが、雰囲気が、その全てを呑み込んでいく。
そして、
レオナルドは言った。
「アレは…………僕が殺る────。手を出そうものなら、即座に命はないと思え────」
それはとても辛辣で、"傲慢"な一言だった。
レオナルドは今、こう言ったのだ。
『カザルは自分の獲物で、それを奪うようなら、お前らも一緒にブチ殺す』と────。
しかし、
その言葉には反対の意見も出た。
「私は…………同意できない……」
ローリーだ。
カザルを二度も取り逃したばかりか、住民を盾に取られるという最大の屈辱すら味わわされて、ローリーもまた、カザルに並々ならない怒りと憎しみを感じている。
むざむざと"獲物"を明け渡す気など、ローリーにはサラサラなかった。
想いも考えもされてきた行いも実力も、ローリーとてレオナルドと同じなのだ。
どうあっても、引き下がるつもりはない。
マーリックの呟きは悲痛なものだった。
騎士団に所属しているとはいっても、それは職業としての『ユニークスキル』を認められているだけで、マーリック自身の戦闘力は皆無なのだ。
それでも、マーリックがこの騎士団に所属できているのは、『そのユニークスキルがこの世界で非常に有効的だから』だと…………逆に言えば、それ以外には何もない。
『鑑定士』であるマーリックは、他者の現在の能力…………スキルや職業、ステータスを丸裸にし、それを視覚化はもちろん、紙に起こすことすらできるのだ。
ユニークスキルが強力すぎる分、他のスキルが犠牲にされていると言ってもいい。
まぁ、相手の同意すら必要なく、他人のプライバシーをただただ一方的に視ることができるとなんて、よっぽどのチートスキルだ。
相当恵まれた職業であることは、もはや疑いようもない。
(だからこそ…………職業が判明してからは、国の管理のもと、ずっとコキ使われっぱなしになるんだけどな……)
『鑑定士』は、その存在が有用すぎる反面、『神託の儀』で発現したら速攻で国の管理に置かれるというデメリットもあった。
『職業』と『スキル』…………『レベル』に『熟練度』と…………何かと数値化、レア度化されているこの世界では、マーリックたち『鑑定士』の意義はそれだけ大きいものがあるのだ。
相手の実力を計ることはもちろん、『犯罪履歴』や"本当の"職業を言い当てられるとなれば、使い道なんていくらでもある。
だからこそ、
マーリックもまた、騎士団の中でも相当の地位に付いていた。
例え、戦闘に関しては何の役にも立たなかろうが、そのユニークスキルだけで兵士何十人分もの価値があるのだ。
防衛にも、侵略にも…………"策略"にだって、何でも使える。
(どうか…………相手があのカザルじゃありませんように…………)
そんなことをロスベリータに内心で祈りながら、マーリックは街の中から森付近の門へと向かった。
これから集合なのだ。
レオナルドにローリー────。
世界『1位』であり、最高最強の一流冒険者と魔術師の他に、冒険者ランキングの5位と7位の『Sランク冒険者』がやってくると聞いている。
魔術師ランキング1位のローリーを除けば、冒険者は1位と5位と7位の最高峰冒険者ばかりだ。
そんなのが一緒にならないと達成できないようなクエストに非戦闘員の自分を参加させないでくれと、マーリックは切に思う。
「おっ、来たか、マーリック」
すると、
門に近づいた途端に声を掛けられた。
レオナルドだ。
冒険者ランキング第1位────。
門へと向かう道中で、まだ遠くから声をかけてもらっただけにもかかわらず、爽やかなイケメンオーラがピシピシとマーリックの肌に突き刺さる。
誰が見ても容姿端麗だと答えるほどに整ったビジュアルで、女性は皆が皆振り返るほどの超絶美男子だ。
…………精神衛生上、彼にはあまり近づかない方が良いかもしれない。
「おい、おせぇぞ、鑑定士ッ!!俺らを待たすたぁ、良い度胸じゃねぇかッ!?」
「ホントそれよね~。なんかぁ~、ちょっとばかしレアな職業だからって、調子乗ってる感じぃ~?私ぃ、好きになれそうにないんですけどぉ~」
そう言ってきたのは、冒険者ランキングの5位と7位だった。
女性の方が5位で、男性は7位だ。
一番偉そうなのに、この中で一番下の男────。
マーリックは微笑む。
「てめぇ、今俺様を馬鹿にしたかァッ!?」
「してませんが?」
してたけどしてないことにした。
ガサツそうに見えて、意外と鋭いようだ。
流石はSランク冒険者────。
油断はできない。
「今日はギルドからの要請で、このメンツで森の異常事態に対する調査を行う────。全員、気を引き締めてくれ」
レオナルドはそう言って、少しフライング気味にこの場を取り仕切ってきた。
順位を考えても正当なところだ。
ローリーも同じく1位だが、レオナルドより歴が浅いし、何よりギルドが違う。
冒険者3人、魔術師1人の現場では、レオナルドが指揮を取るのが妥当だった。
「ハァ…………。まぁ、アンタが取り仕切るってんなら、特に文句はないんですがね?その『カザル』ってのは『無能者』なんでしょう?俺らが行く意味なんてあるんですかね?」
7位の男はそう言って、レオナルドに意見を申し立てた。
マーリックも今になって門の前に到着する。
これから調査に乗り出すのだ。
全員で5人────。
最高ランクの4人に、国の管理に置かれた『鑑定士』が1人────。
改めて見ても、顔触れが豪華すぎる。
「あぁ…………。これは、まごうことなき、『Sランク依頼』だよ」
「ハァ…………。そうですか……」
7位の男はそう言って、不貞腐れたように頭をポリポリと描いた。
別に…………この男が言うことも、分からないことはないのだ。
それほどに、このメンバーは贅沢すぎる。
7位の男は、カザルの噂を聞いても尚、所詮は『無能者』だと侮っているのだ。
既に何百人と殺されたと、そんな事実も聞いておきながら────。
これほどのメンバーを揃える必要なんて無いと思っている。
「ふふっ。自信家なんだな。冒険者としてはいい傾向だが、それも今だけはしまっておけ。この依頼だけは…………『特別』なんだ」
「ハァ…………。特別ねぇ……」
7位の男は、相変わらず気乗りがしなさそうにブツブツと呟いた。
まだ納得はいっていないようだ。
そこに、ローリーが口を挟む。
「貴方は…………冒険者ランキング7位の方だったかしら?」
「え……?え、えぇ…………そうですが」
「その看板、もう降ろしたら?」
「はぁッ!?」
ローリーの発言に、隣にいたレオナルドはやれやれと肩をすくめた。
まるで分かっていた事態を、面白半分に嘆くかのような仕草だ。
だが、
ローリーの言葉は止まらない。
「アレを『無能者』だなんて侮っていると、心底後悔するわ…………。奴に殺された指揮官の中には、貴方クラスの人間もチラホラいたのよ?」
「う、嘘つけッ!!そんなわけあるかよッ!!どうせ、自分がしとめられなかったからって、敵が強かったのだと吸聴する気だろうッ!?」
7位の男の言葉は、ひどく幼稚で論理性の欠片もない言い草だった。
ローリーは尚も反論しようとするが、そこをレオナルドがローリーの肩に手を当て、ウインクを返す。
…………イケメンに限って許される仕草だ。
ローリーはそれを見て、大人しく引き下がる。
「僕は………………これまで一度も、任務を失敗したことがない────」
レオナルドはそう言って、唐突に語り出した。
それの声はひどく…………とてもひどく、重くて心にドッシリと根を張るような迫力を伴った言葉だ。
そんなものをぶつけられれば、反論なんて出来ない。
出来るわけがない。
それくらい…………レオナルドの出す声には、"感情が篭りすぎている"のだ。
傷つけられたプライドが恐ろしく強い怒りを生んでいる。
それはレオナルドの覚悟であり、不文律────。
今までずっとそうだった。
天才であるレオナルドは、生まれてから今まで、その事実が覆ったことなど一度もなかったのだ。
この…………直近4日前からの、"それ以外"は────。
「君がアレをどう侮ろうと、この調査に乗り気でなかろうと、実はそれほど興味はないんだ。死ぬなら、死ねばいい。ただ────」
ゴクリと、息を呑む音が聞こえる。
殺意にも似たプレッシャーが場を侵食し、5位と7位と…………マーリックが震え上がる。
ローリーを除けば、合計3人にもなる皆は、この異様な雰囲気に押されるばかりだった。
歯向かえば終わりだ。
レオナルドから発される気配が、オーラが、雰囲気が、その全てを呑み込んでいく。
そして、
レオナルドは言った。
「アレは…………僕が殺る────。手を出そうものなら、即座に命はないと思え────」
それはとても辛辣で、"傲慢"な一言だった。
レオナルドは今、こう言ったのだ。
『カザルは自分の獲物で、それを奪うようなら、お前らも一緒にブチ殺す』と────。
しかし、
その言葉には反対の意見も出た。
「私は…………同意できない……」
ローリーだ。
カザルを二度も取り逃したばかりか、住民を盾に取られるという最大の屈辱すら味わわされて、ローリーもまた、カザルに並々ならない怒りと憎しみを感じている。
むざむざと"獲物"を明け渡す気など、ローリーにはサラサラなかった。
想いも考えもされてきた行いも実力も、ローリーとてレオナルドと同じなのだ。
どうあっても、引き下がるつもりはない。
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