94 / 267
【第三章】亜人種
【第二十一話】魔術師 ⑥
しおりを挟む
「クク…………。頃合いだな」
恭司は住民たちの後ろで幻影に紛れながら、嫌らしい笑みでそう呟いた。
こうなれば、後は簡単なものだ。
"住民たちに"、始末させればいい────。
何も、恭司が直接やる必要はないのだ。
攻撃できないならそのまま、守るべき者たちの手によって失意と無念の中で死ねばいい。
自分の安全は確保できるし、下手に反撃される恐れが無い分効率的だ。
コレが終われば、後はトバルを殺って身を隠すだけ────。
街に潜って、街を滅ぼせるだけの力を蓄えるだけだ。
恭司は命じる。
「やれ、奴隷どもよ────。その女を、全員で八つ裂きに……ッ!!」
しかし…………
その瞬間だった。
いざ、恭司が奴隷に命令を下そうとした、その瞬間────。
「そこまでだよ」
「…………ッ!?」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
何か声が聞こえてきたかと思うと、恭司はいきなり、その場から吹き飛ばされた。
不意打ちだ。
完全に意識外の一撃で、受け身の一つすら取れない。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!?!?!?」
いきなりすぎて、言葉が上手く出てこなかった。
完全に意味不明の事態だ。
訳が分からない。
その男は、数多の幻影の中にいた恭司を、まさかの"ピンポイントで"蹴り飛ばしてきたのだ。
本来なら、これだけ沢山いる恭司の中からオリジナルの居場所など分からないはず────。
対応策なんて、『幻影ごと一気に殲滅』くらいしかないはずなのだ。
そうさせないために、恭司はわざわざ住民や獣人たちと一緒に紛れていたのだから、それ以外の対処法なんてあるはずがない。
なのに──────。
「何だァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
恭司は反射的に叫んだ。
向こうから一方的で派手にやられたにも関わらず、やられた側の恭司は事態がまるで把握できないのだ。
もちろん、油断したつもりはない。
気配も予兆も何もなかった所に、突然オリジナルの恭司だけが唐突に吹き飛ばされたのだ。
今度は恭司の方がパニックになって、恭司はすぐさま自分がさっきまでいた場所に目を向ける。
そこにいたのは、垢抜けた顔立ちをした一人の男────。
見たことのない服を着た、童顔の青年だった。
その男は他に3人の女性を連れていて、女性たちはそれぞれ剣と大盾と杖を持っている。
男性が持っているのは、"刀"だ。
男は刀を持ちながら、自身の周りに"複数"の"火の玉"を展開している。
アレは、知っている攻撃だ。
「ファイアーボールッ!!」
男はそう叫ぶと、その無数の火の玉を恭司に向けて一斉に放ってきた。
どうやらこの男についても、魔法に詠唱は必要ないようだ。
火の玉自体はローリーと一緒だろう。
ついさっきも見ている分、対処は容易い。
「クソが…………ッ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォォォオオオオオオオオオオオオオオ…………ッ!!
恭司は混乱しながらも、自らに向かってきたそれらを全て三日月で撃ち落とした。
だが、
撃ち落とした頃には、もうそこに男の姿は無い。
それもまた、知っているスキルだ。
スキル、『ソニックムーブ』────。
「く…………ッ!?」
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!
一瞬にして自分の目の前にやってきた男の繰り出してきた斬撃を、恭司は辛くも刀で受け止めた。
足下の地面が勢いで抉れ、恭司自身も後ろへ押される。
思いの外…………強い力だ。
見た目に反して、剣技も出来るらしい。
あの刀は、飾りでもフェイクでもなかったということだ。
魔法だけではない。
すると…………
「…………ッ!!」
鍔迫り合いの最中、今度は足下に妙な気配を感じた。
コレは、知らない気配だ。
恭司はすぐさま男の刀を弾くと、上へ跳ぶ。
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!
その途端────。
さっきまで恭司のいた所に、大きな土のトゲが出来上がっていた。
土が急に形態を変えたのだ。
いきなり来て、知らないモノを持ち出されて、状況がさっきから何一つ理解できていない。
「流石…………"実戦"は違うな…………。なら、これならどうだッ!?」
男はさらに苛烈に攻撃を仕掛けてきた。
『水』が『土』が『火』が『風』がいくつも何度も、同時に放たれ展開される。
相も変わらず訳の分からない状況だ。
恭司はひたすら、回避に専念することしかできない。
「な、何だ、コレはァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
『ウォーターボール』『ストーンブラスト』『ファイアーランス』『ウィンドカッター』『アイスボール』『ストーンバレッジ』『ファイアージャベリン』『ウィンドボム』────…………。
全てが全て、知らない魔法ばかりだった。
回避し続けるにも限界だ。
初見で予想するには、コレらはいくら何でも多様すぎる。
「ば、バカな…………ッ!!『4属性』だとッ!?」
「こんなの、見たことも聞いたこともない……」
「あのローリー様だって、『3属性』が限界なのに…………ッ!!」
男の周りの女性たちから声が上がった。
言っている内容はよく分からないが、とにかくこの男がヤバい存在だということだけは確かだ。
恭司は使うことにする。
「クソ…………ッ!!来い、奴隷どもォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
「…………ッ!!」
恭司は住民たちを呼んだ。
そう…………
"盾"にするのだ。
その瞬間────。
ローリーの前に集まっていた住民たちは恭司の前に移動し、怯えた表情でその男を見る。
それでも尚、男はまだ余裕のある様子だ。
男は住民たちに向け、手をかざす。
「なるほど、『隷属の首輪』か…………。罪のない住民たちを一方的に奴隷化するなんて、"信じられない"話だ…………。大丈夫。今、楽にしてあげるからね」
すると…………
その男がそう言った途端、眩い光が辺りを包んだ。
コレも、恭司の知らない魔法だ。
神々しく輝いた光────。
男は言う。
「"光属性""最上級"魔法…………『ホーリーキュア』…………ッ!!」
その時────。
その光が徐々に粒子に変わっていったかと思うと、まるで雪のように住民たちへ降り注いだ。
"解呪"の魔法だ。
その粒子が身体に触れると、住民たちの首にかけられていた『隷属の首輪』が、ガシャガシャと一斉に取り外されていく。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!?」
恭司は何が起きているのか分からず、驚愕に慌てふためいた。
たった一つの魔法────。
そんなモノで…………そんな簡単に…………『隷属の首輪』が外れる────?
そんなことができてしまうのなら、この『奴隷』という制度自体が壊れてしまうはずだ。
こんなデタラメが、あり得ていいはずがない。
「ひ、『光属性』…………ッ!?しかも『最上級』ッ!?そんなの、『教皇』様しか使えないはず……ッ!!」
「嘘…………。『5属性』なんて……」
「こんなの普通、あり得ないぞッ!!」
また女性たちから声が上がった。
彼らは外野でワーワーと騒いでいるが、恭司としてはそれどころじゃないほどの展開だ。
コレも『職業』や『スキル』によるものだとすれば、流石に贔屓が過ぎている。
まるで努力や発想、秩序を、土足で踏み躙るかのような存在だ。
あの神ならそれもあり得るのかもしれないが、だとしてもコレは…………やり過ぎている。
「バカな…………」
絶望に満ちた声────。
この男がやってきてから、どうにも不測の事態だらけだった。
さっきから、やたらと不可思議なことばかりが起きているのだ。
幻影と一緒にいた恭司のオリジナルをすぐに見抜いてきたことといい、『多種多様』な知らない魔法を『連発』できることといい────。
さらには、隷属の首輪を奴隷商人無しに一方的に取り外すなど────。
『規格外』にも程がある。
しかし…………
その当の本人はというと、何か都合の悪いことでもあるのか、ずいぶんと気まずそうな様子をしていた。
まるで、自分が普通だとでも思っていたかのような顔だ。
男は女性たちの方を振り返ると、半笑いで呟く。
「あの…………。俺また何か、やっちゃいました?」
ブ チ 殺 す ぞ 、 ガ キ が ッ ! !
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
ーー
恭司は住民たちの後ろで幻影に紛れながら、嫌らしい笑みでそう呟いた。
こうなれば、後は簡単なものだ。
"住民たちに"、始末させればいい────。
何も、恭司が直接やる必要はないのだ。
攻撃できないならそのまま、守るべき者たちの手によって失意と無念の中で死ねばいい。
自分の安全は確保できるし、下手に反撃される恐れが無い分効率的だ。
コレが終われば、後はトバルを殺って身を隠すだけ────。
街に潜って、街を滅ぼせるだけの力を蓄えるだけだ。
恭司は命じる。
「やれ、奴隷どもよ────。その女を、全員で八つ裂きに……ッ!!」
しかし…………
その瞬間だった。
いざ、恭司が奴隷に命令を下そうとした、その瞬間────。
「そこまでだよ」
「…………ッ!?」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
何か声が聞こえてきたかと思うと、恭司はいきなり、その場から吹き飛ばされた。
不意打ちだ。
完全に意識外の一撃で、受け身の一つすら取れない。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!?!?!?」
いきなりすぎて、言葉が上手く出てこなかった。
完全に意味不明の事態だ。
訳が分からない。
その男は、数多の幻影の中にいた恭司を、まさかの"ピンポイントで"蹴り飛ばしてきたのだ。
本来なら、これだけ沢山いる恭司の中からオリジナルの居場所など分からないはず────。
対応策なんて、『幻影ごと一気に殲滅』くらいしかないはずなのだ。
そうさせないために、恭司はわざわざ住民や獣人たちと一緒に紛れていたのだから、それ以外の対処法なんてあるはずがない。
なのに──────。
「何だァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
恭司は反射的に叫んだ。
向こうから一方的で派手にやられたにも関わらず、やられた側の恭司は事態がまるで把握できないのだ。
もちろん、油断したつもりはない。
気配も予兆も何もなかった所に、突然オリジナルの恭司だけが唐突に吹き飛ばされたのだ。
今度は恭司の方がパニックになって、恭司はすぐさま自分がさっきまでいた場所に目を向ける。
そこにいたのは、垢抜けた顔立ちをした一人の男────。
見たことのない服を着た、童顔の青年だった。
その男は他に3人の女性を連れていて、女性たちはそれぞれ剣と大盾と杖を持っている。
男性が持っているのは、"刀"だ。
男は刀を持ちながら、自身の周りに"複数"の"火の玉"を展開している。
アレは、知っている攻撃だ。
「ファイアーボールッ!!」
男はそう叫ぶと、その無数の火の玉を恭司に向けて一斉に放ってきた。
どうやらこの男についても、魔法に詠唱は必要ないようだ。
火の玉自体はローリーと一緒だろう。
ついさっきも見ている分、対処は容易い。
「クソが…………ッ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォォォオオオオオオオオオオオオオオ…………ッ!!
恭司は混乱しながらも、自らに向かってきたそれらを全て三日月で撃ち落とした。
だが、
撃ち落とした頃には、もうそこに男の姿は無い。
それもまた、知っているスキルだ。
スキル、『ソニックムーブ』────。
「く…………ッ!?」
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!
一瞬にして自分の目の前にやってきた男の繰り出してきた斬撃を、恭司は辛くも刀で受け止めた。
足下の地面が勢いで抉れ、恭司自身も後ろへ押される。
思いの外…………強い力だ。
見た目に反して、剣技も出来るらしい。
あの刀は、飾りでもフェイクでもなかったということだ。
魔法だけではない。
すると…………
「…………ッ!!」
鍔迫り合いの最中、今度は足下に妙な気配を感じた。
コレは、知らない気配だ。
恭司はすぐさま男の刀を弾くと、上へ跳ぶ。
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!
その途端────。
さっきまで恭司のいた所に、大きな土のトゲが出来上がっていた。
土が急に形態を変えたのだ。
いきなり来て、知らないモノを持ち出されて、状況がさっきから何一つ理解できていない。
「流石…………"実戦"は違うな…………。なら、これならどうだッ!?」
男はさらに苛烈に攻撃を仕掛けてきた。
『水』が『土』が『火』が『風』がいくつも何度も、同時に放たれ展開される。
相も変わらず訳の分からない状況だ。
恭司はひたすら、回避に専念することしかできない。
「な、何だ、コレはァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
『ウォーターボール』『ストーンブラスト』『ファイアーランス』『ウィンドカッター』『アイスボール』『ストーンバレッジ』『ファイアージャベリン』『ウィンドボム』────…………。
全てが全て、知らない魔法ばかりだった。
回避し続けるにも限界だ。
初見で予想するには、コレらはいくら何でも多様すぎる。
「ば、バカな…………ッ!!『4属性』だとッ!?」
「こんなの、見たことも聞いたこともない……」
「あのローリー様だって、『3属性』が限界なのに…………ッ!!」
男の周りの女性たちから声が上がった。
言っている内容はよく分からないが、とにかくこの男がヤバい存在だということだけは確かだ。
恭司は使うことにする。
「クソ…………ッ!!来い、奴隷どもォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
「…………ッ!!」
恭司は住民たちを呼んだ。
そう…………
"盾"にするのだ。
その瞬間────。
ローリーの前に集まっていた住民たちは恭司の前に移動し、怯えた表情でその男を見る。
それでも尚、男はまだ余裕のある様子だ。
男は住民たちに向け、手をかざす。
「なるほど、『隷属の首輪』か…………。罪のない住民たちを一方的に奴隷化するなんて、"信じられない"話だ…………。大丈夫。今、楽にしてあげるからね」
すると…………
その男がそう言った途端、眩い光が辺りを包んだ。
コレも、恭司の知らない魔法だ。
神々しく輝いた光────。
男は言う。
「"光属性""最上級"魔法…………『ホーリーキュア』…………ッ!!」
その時────。
その光が徐々に粒子に変わっていったかと思うと、まるで雪のように住民たちへ降り注いだ。
"解呪"の魔法だ。
その粒子が身体に触れると、住民たちの首にかけられていた『隷属の首輪』が、ガシャガシャと一斉に取り外されていく。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!?」
恭司は何が起きているのか分からず、驚愕に慌てふためいた。
たった一つの魔法────。
そんなモノで…………そんな簡単に…………『隷属の首輪』が外れる────?
そんなことができてしまうのなら、この『奴隷』という制度自体が壊れてしまうはずだ。
こんなデタラメが、あり得ていいはずがない。
「ひ、『光属性』…………ッ!?しかも『最上級』ッ!?そんなの、『教皇』様しか使えないはず……ッ!!」
「嘘…………。『5属性』なんて……」
「こんなの普通、あり得ないぞッ!!」
また女性たちから声が上がった。
彼らは外野でワーワーと騒いでいるが、恭司としてはそれどころじゃないほどの展開だ。
コレも『職業』や『スキル』によるものだとすれば、流石に贔屓が過ぎている。
まるで努力や発想、秩序を、土足で踏み躙るかのような存在だ。
あの神ならそれもあり得るのかもしれないが、だとしてもコレは…………やり過ぎている。
「バカな…………」
絶望に満ちた声────。
この男がやってきてから、どうにも不測の事態だらけだった。
さっきから、やたらと不可思議なことばかりが起きているのだ。
幻影と一緒にいた恭司のオリジナルをすぐに見抜いてきたことといい、『多種多様』な知らない魔法を『連発』できることといい────。
さらには、隷属の首輪を奴隷商人無しに一方的に取り外すなど────。
『規格外』にも程がある。
しかし…………
その当の本人はというと、何か都合の悪いことでもあるのか、ずいぶんと気まずそうな様子をしていた。
まるで、自分が普通だとでも思っていたかのような顔だ。
男は女性たちの方を振り返ると、半笑いで呟く。
「あの…………。俺また何か、やっちゃいました?」
ブ チ 殺 す ぞ 、 ガ キ が ッ ! !
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
ーー
0
お気に入りに追加
108
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
異世界で神の使徒になりました
みずうし
ファンタジー
突如真っ白な空間に呼び出された柊木 真都は神と対面する。
そして言われたのが「気にくわない奴をぶっ飛ばしてほしい。チートあげるから」だった。
晴れて神の使徒となった柊木は『魔法創造』の力で我が道を行く!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる