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【第三章】亜人種
【第十五話】対策会議 ①
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「来たか────。ロアフィールド家当主…………いや、"今回の戦犯"、トバル・ロアフィールドよ」
「ね、『ネシャス』…………『大司教』…………」
ロスベリータ教会『大司教』────。
『ネシャス・ロウハック』────。
このクロスロード帝国にて最大最多、唯一無二の宗教であり、この国の王族とも同等の権力を持つ『ロスベリータ教会』の、その"No.2"がそこにいた。
教会トップである『教皇』を除けば、教会内で最も強い権力と"力"を持っている男だ。
この国の権力者たちの中でも、トップクラスの権威と実力を持っている。
そんな彼が何故ここにいるのかについては、非常に簡単なことだった。
『神託』である『無能者の処刑』を執り行うために、トバル自身が彼らをここに呼んだのだ。
トバルは教会の人間が元々心の底から大嫌いだったが、処刑が『神託』である以上、彼らを呼ばないわけにはいかない。
何故なら、この世における神託は全て、彼らが支配・管理しているからだ。
彼らは神であるロスベリータの忠実なる下僕であり、そのロスベリータから受けた神託は、例えどんなものであっても全て彼らに通達する"義務"がある。
トバルとしてもある意味、コレは苦渋の選択だった。
いくらトバルが教会のことを嫌っていた所で、四大貴族では教会相手に歯向かうわけにはいかないのだ。
四大貴族の力は非常に強力なものだが、いかに彼らであっても、教会と王族を相手に歯向かうことはできない。
もし仮にトバルが神託があったことを黙っていようものなら、いかに四大貴族の一角とはいえ、極刑は免れなかっただろう。
ロスベリータを心から敬服し、崇め奉る彼らにとって、ロスベリータ直々の言葉である『神託』は正に絶対の存在なのだ。
隠し立てなど決して許されない。
教会は民衆から特に支持が厚いこともあって、そうなっては誰も止めようとすらしないのだ。
一も二もなくすぐさま密告されるのは目に見えている。
それに、
例え試みた所で、そもそも成功する可能性も薄かった。
通達義務以前に、彼らは神託があれば"すぐに察知できる"のだ。
彼らは『神によるお告げ』という恐ろしく広大な情報網によって、何かあろうものなら即座に探り当ててくる。
通達の義務はあくまでも慣わしで、教会の権力を確固たるものにするための踏み絵に過ぎないのだ。
神が関わっている以上、もはやそんなことは、最初からやりようがない。
だからこそ…………
嫌いだろうが不利になろうが、トバルは彼らを呼ばざるを得なかった。
この国における教会は、それほどの権力と実績…………そして、民衆からの信頼を得ているのだ。
神から与えられた『スキル』を生活の主としている以上、そこには絶対の不可侵的な力が存在している。
例えこの状況がトバルでなかったとしても、おそらくは同じ結果になっていたことだろう。
どの貴族だって同じだ。
『教会』には逆らえない。
ただ…………
その『教会』から派遣されてきた者がまさか『大司教』クラスになるなどとは、トバルも流石に夢にも思っていなかったわけだが────。
「此度の件は聞き及んでいる…………。ロスベリータ様によって処刑を下されたはずの『無能者』が、処刑当日になって逃げ出したということだったな。さらには、そのロスベリータ様の臣下である『聖騎士』にも被害が出たとも聞いているぞ。どういうことなのか…………きっちりと説明してくれるんだろうなァ……?トバル・ロアフィールドよ────」
「う…………」
トバルは思わず後ずさった。
流石は教皇に次ぐ実力者だ。
オーラから既に凄まじい。
ネシャスの職業は、その名の通り『大司教』だ。
生まれた当初は『プリースト』だったと聞いているが、修行の果てに"職業が変化した"と聞いている。
職業が変わることなど"普通は"あり得ない話だが、教会は唯一…………その枠組みから外れた存在だった。
流石は『スキル』と『職業』を授けしロスベリータの、"直々の下僕"といった所だろう。
ロスベリータにかかれば、その程度の"エコ贔屓"くらいはお手の物というわけだ。
神の在り方にも疑問を覚えるような話だが、それなら教会が王族と同等の権力を持っているというのも頷ける。
なんせ、国王の職業である『王』もまた、ロスベリータの神託によるものなのだから────。
「どうした…………?答えないのか…………?トバル・ロアフィールドよ」
トバルは奥歯をギュッと食いしばった。
そもそも、教会関係者がいる時にこんなことが起こった時点で、こうなることは最初から目に見えていたのだ。
今日は本当に、"運が悪い"────。
本来なら、こんな重要な会議は下調べのためにある程度日にちをもらってから取り行うべきものなのだが、間の悪いことに、今日は"たまたま"役者が揃っていた。
神託を管理する『ロスベリータ教会』に、トバルと同じ『四大貴族』────。
さらには、
『冒険者ギルド』と『魔法師ギルド』────。
その他にも有力な貴族たちも揃っている他、カザルによって引き起こされた一連の事件の"生き残りたち"まで揃っている。
こんな機会は滅多とあるものではないのだ。
『好機逸すべからず』とは、正にこの事だろう。
要件としても非常に火急だということもあって、ネシャスがセオリーを無視して事を進めたがるのも確かに分かる話ではあった。
しかしそのせいで…………
トバルはわざわざ人を集めていた大広場にそのまま会場を設置させられた挙句、自ら指示して組み立てたこの会場で、この衆人環視の中、こんな屈辱的な尋問を受けるハメになったのだ。
トバルは数多の権力者たちの目に晒されながら、自ら設置した会場で、恐々と口を開く。
「お、恐れながら申し上げます…………。本件を引き起こしたカザルの逃亡は、つい先ほどのことであり、私自身にすら、全容は未だ把握出来ていない状況にあります…………。で、ですので…………それについては、また後日に……」
「ならぬ。今回のことは正に火急の事態だ。奴は身を隠し、未だこの王都に隠れ潜んでいると聞いている。早急に事を進めねばならん」
「で、ですが…………ッ!!」
「くどいぞッ!!本来、ロスベリータ様は昨日の時点でカザルの処刑を言い渡されておられたのだッ!!それが今や翌日となり、処刑どころか居所すら分からないときているのだぞッ!!これがどういうことなのか…………ッ!!お前は分かっているのかァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「ひ…………ッ!!」
トバルはガタガタと震え上がるしかなかった。
手が足がいう事を聞かず、歯が音を立てて仕方がない。
そう…………
正に…………正に、ネシャスの言う通りの状況なのだ。
トバルはカザルの処刑を遂行できていない。
つまり、神であるロスベリータの命令を、トバルは既に遂行出来なかった存在なのだ。
『神に逆らった』と言い換えても良い。
それはこの世界にとって、最悪の"反逆行為"だった。
トバル自身にそんな気があろうとなかろうと、現実的に遂行が出来なかった時点で、神の意向に背いたものと同様に見做されるのだ。
それがどういうことを示すのかについては、ヒューマンならば皆知っている。
ロスベリータから与えられた『スキル』と『職業』によって繁栄してきた彼らは、この国の王以上にその存在を強く崇め奉っているのだ。
例えトバルの処分が処刑で決まったとしても、他の貴族や王族はおろか、トバルの部下でさえ誰も止めに入ったりはしないだろう。
下手をすればトバルだけでなく、ロアフィールド家全ての壊滅もあり得るかもしれない。
「ね、『ネシャス』…………『大司教』…………」
ロスベリータ教会『大司教』────。
『ネシャス・ロウハック』────。
このクロスロード帝国にて最大最多、唯一無二の宗教であり、この国の王族とも同等の権力を持つ『ロスベリータ教会』の、その"No.2"がそこにいた。
教会トップである『教皇』を除けば、教会内で最も強い権力と"力"を持っている男だ。
この国の権力者たちの中でも、トップクラスの権威と実力を持っている。
そんな彼が何故ここにいるのかについては、非常に簡単なことだった。
『神託』である『無能者の処刑』を執り行うために、トバル自身が彼らをここに呼んだのだ。
トバルは教会の人間が元々心の底から大嫌いだったが、処刑が『神託』である以上、彼らを呼ばないわけにはいかない。
何故なら、この世における神託は全て、彼らが支配・管理しているからだ。
彼らは神であるロスベリータの忠実なる下僕であり、そのロスベリータから受けた神託は、例えどんなものであっても全て彼らに通達する"義務"がある。
トバルとしてもある意味、コレは苦渋の選択だった。
いくらトバルが教会のことを嫌っていた所で、四大貴族では教会相手に歯向かうわけにはいかないのだ。
四大貴族の力は非常に強力なものだが、いかに彼らであっても、教会と王族を相手に歯向かうことはできない。
もし仮にトバルが神託があったことを黙っていようものなら、いかに四大貴族の一角とはいえ、極刑は免れなかっただろう。
ロスベリータを心から敬服し、崇め奉る彼らにとって、ロスベリータ直々の言葉である『神託』は正に絶対の存在なのだ。
隠し立てなど決して許されない。
教会は民衆から特に支持が厚いこともあって、そうなっては誰も止めようとすらしないのだ。
一も二もなくすぐさま密告されるのは目に見えている。
それに、
例え試みた所で、そもそも成功する可能性も薄かった。
通達義務以前に、彼らは神託があれば"すぐに察知できる"のだ。
彼らは『神によるお告げ』という恐ろしく広大な情報網によって、何かあろうものなら即座に探り当ててくる。
通達の義務はあくまでも慣わしで、教会の権力を確固たるものにするための踏み絵に過ぎないのだ。
神が関わっている以上、もはやそんなことは、最初からやりようがない。
だからこそ…………
嫌いだろうが不利になろうが、トバルは彼らを呼ばざるを得なかった。
この国における教会は、それほどの権力と実績…………そして、民衆からの信頼を得ているのだ。
神から与えられた『スキル』を生活の主としている以上、そこには絶対の不可侵的な力が存在している。
例えこの状況がトバルでなかったとしても、おそらくは同じ結果になっていたことだろう。
どの貴族だって同じだ。
『教会』には逆らえない。
ただ…………
その『教会』から派遣されてきた者がまさか『大司教』クラスになるなどとは、トバルも流石に夢にも思っていなかったわけだが────。
「此度の件は聞き及んでいる…………。ロスベリータ様によって処刑を下されたはずの『無能者』が、処刑当日になって逃げ出したということだったな。さらには、そのロスベリータ様の臣下である『聖騎士』にも被害が出たとも聞いているぞ。どういうことなのか…………きっちりと説明してくれるんだろうなァ……?トバル・ロアフィールドよ────」
「う…………」
トバルは思わず後ずさった。
流石は教皇に次ぐ実力者だ。
オーラから既に凄まじい。
ネシャスの職業は、その名の通り『大司教』だ。
生まれた当初は『プリースト』だったと聞いているが、修行の果てに"職業が変化した"と聞いている。
職業が変わることなど"普通は"あり得ない話だが、教会は唯一…………その枠組みから外れた存在だった。
流石は『スキル』と『職業』を授けしロスベリータの、"直々の下僕"といった所だろう。
ロスベリータにかかれば、その程度の"エコ贔屓"くらいはお手の物というわけだ。
神の在り方にも疑問を覚えるような話だが、それなら教会が王族と同等の権力を持っているというのも頷ける。
なんせ、国王の職業である『王』もまた、ロスベリータの神託によるものなのだから────。
「どうした…………?答えないのか…………?トバル・ロアフィールドよ」
トバルは奥歯をギュッと食いしばった。
そもそも、教会関係者がいる時にこんなことが起こった時点で、こうなることは最初から目に見えていたのだ。
今日は本当に、"運が悪い"────。
本来なら、こんな重要な会議は下調べのためにある程度日にちをもらってから取り行うべきものなのだが、間の悪いことに、今日は"たまたま"役者が揃っていた。
神託を管理する『ロスベリータ教会』に、トバルと同じ『四大貴族』────。
さらには、
『冒険者ギルド』と『魔法師ギルド』────。
その他にも有力な貴族たちも揃っている他、カザルによって引き起こされた一連の事件の"生き残りたち"まで揃っている。
こんな機会は滅多とあるものではないのだ。
『好機逸すべからず』とは、正にこの事だろう。
要件としても非常に火急だということもあって、ネシャスがセオリーを無視して事を進めたがるのも確かに分かる話ではあった。
しかしそのせいで…………
トバルはわざわざ人を集めていた大広場にそのまま会場を設置させられた挙句、自ら指示して組み立てたこの会場で、この衆人環視の中、こんな屈辱的な尋問を受けるハメになったのだ。
トバルは数多の権力者たちの目に晒されながら、自ら設置した会場で、恐々と口を開く。
「お、恐れながら申し上げます…………。本件を引き起こしたカザルの逃亡は、つい先ほどのことであり、私自身にすら、全容は未だ把握出来ていない状況にあります…………。で、ですので…………それについては、また後日に……」
「ならぬ。今回のことは正に火急の事態だ。奴は身を隠し、未だこの王都に隠れ潜んでいると聞いている。早急に事を進めねばならん」
「で、ですが…………ッ!!」
「くどいぞッ!!本来、ロスベリータ様は昨日の時点でカザルの処刑を言い渡されておられたのだッ!!それが今や翌日となり、処刑どころか居所すら分からないときているのだぞッ!!これがどういうことなのか…………ッ!!お前は分かっているのかァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「ひ…………ッ!!」
トバルはガタガタと震え上がるしかなかった。
手が足がいう事を聞かず、歯が音を立てて仕方がない。
そう…………
正に…………正に、ネシャスの言う通りの状況なのだ。
トバルはカザルの処刑を遂行できていない。
つまり、神であるロスベリータの命令を、トバルは既に遂行出来なかった存在なのだ。
『神に逆らった』と言い換えても良い。
それはこの世界にとって、最悪の"反逆行為"だった。
トバル自身にそんな気があろうとなかろうと、現実的に遂行が出来なかった時点で、神の意向に背いたものと同様に見做されるのだ。
それがどういうことを示すのかについては、ヒューマンならば皆知っている。
ロスベリータから与えられた『スキル』と『職業』によって繁栄してきた彼らは、この国の王以上にその存在を強く崇め奉っているのだ。
例えトバルの処分が処刑で決まったとしても、他の貴族や王族はおろか、トバルの部下でさえ誰も止めに入ったりはしないだろう。
下手をすればトバルだけでなく、ロアフィールド家全ての壊滅もあり得るかもしれない。
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