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柚希ちゃんが残ってくれた
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米子に着いたはいいものの振り子式車両による電車酔いが酷かったので、俺は護衛さんの車に乗せて宿泊地のホテルまで移動し、そのまま休む羽目になった。
くそぅ……、初っ端から不運と踊っちまったよ。
「災難だったな。 真人」
「全くだよ。 車じゃ酔わないのに、あの振り子式車両には酔うんだから」
「俺達の方は部屋を守るために隣の部屋にいるから何かあったら声を掛けろよ?」
「助かるよ、裕也」
「気にするな。 それじゃあ、ゆっくり休めよ」
楠家が抱える多数の護衛のうちの一人、徳山 裕也が横になっている俺に声を掛けた。
彼は双子の片割れで姉の縁がおり、クラスメイトでもある。
裕也と縁が隣の部屋で予約済みの部屋を他の護衛と共に見守る予定らしい。
(さて、どうしようかな……)
両親や静香は米子探索の後で、鳥取に向かう。
ここに来るのは大体夜だろう。
それまでスマホをいじって時間を潰そうかなと考えた。
丁度、充電器もあるからな。
「ん?」
そんな時、不意にドアが開いた。
「真人お兄ちゃん、調子はどうですか?」
「柚希ちゃん!?」
何と柚希ちゃんだった。
いや、確かにこの部屋は俺と柚希ちゃんが一緒に泊まるようにしてあるらしいが。
「少し落ち着いたけど、まだ辛いかな」
「そうですか。 あの振り子式の電車は流石に辛すぎたのですね」
「ああ、それより柚希ちゃんは和人達と行かなくて良かったのか?」
「真人お兄ちゃんと一緒じゃないと嫌なのです。 だから父様たちに無理言って、真人お兄ちゃんの傍に居る事にしたのです」
「柚希ちゃん……」
俺の為に残ることを選んでくれた柚希ちゃん。
こんな優しい子が俺の彼女なんだから、俺は幸せなんだよなぁ。
「じゃあ、早速添い寝するのです♪ よいしょっと」
(あ、ピンク)
柚希ちゃんはスカートを履いたままで俺の寝ているベッドに乗り、その隣で横になる。
その際に短いスカートの中の下着が見えていたのを見逃さなかった。
ピンクだったなぁ。
「えへへ♪ 真人お兄ちゃんの温もりを堪能するのです」
「俺も柚希ちゃんの温もりを堪能するぞ」
「もちろんいいのです♪」
こうして、柚希ちゃんと俺はホテルの一室でも構わず抱き合いながらひと眠りしたのだった。
彼女の温もりのおかげで少しの間眠れたので気分も良くなった。
「お昼ですね。 地下のレストランでお食事するのです。 お金もここにあるのです」
「そうか、もうお昼か。 丁度気分も良くなったし、そうしよう」
「はいなのです♪」
時間的に和人達が鳥取に行っている時に、俺と柚希ちゃんはホテルの地下にあるレストランで食事をすることにした。
くそぅ……、初っ端から不運と踊っちまったよ。
「災難だったな。 真人」
「全くだよ。 車じゃ酔わないのに、あの振り子式車両には酔うんだから」
「俺達の方は部屋を守るために隣の部屋にいるから何かあったら声を掛けろよ?」
「助かるよ、裕也」
「気にするな。 それじゃあ、ゆっくり休めよ」
楠家が抱える多数の護衛のうちの一人、徳山 裕也が横になっている俺に声を掛けた。
彼は双子の片割れで姉の縁がおり、クラスメイトでもある。
裕也と縁が隣の部屋で予約済みの部屋を他の護衛と共に見守る予定らしい。
(さて、どうしようかな……)
両親や静香は米子探索の後で、鳥取に向かう。
ここに来るのは大体夜だろう。
それまでスマホをいじって時間を潰そうかなと考えた。
丁度、充電器もあるからな。
「ん?」
そんな時、不意にドアが開いた。
「真人お兄ちゃん、調子はどうですか?」
「柚希ちゃん!?」
何と柚希ちゃんだった。
いや、確かにこの部屋は俺と柚希ちゃんが一緒に泊まるようにしてあるらしいが。
「少し落ち着いたけど、まだ辛いかな」
「そうですか。 あの振り子式の電車は流石に辛すぎたのですね」
「ああ、それより柚希ちゃんは和人達と行かなくて良かったのか?」
「真人お兄ちゃんと一緒じゃないと嫌なのです。 だから父様たちに無理言って、真人お兄ちゃんの傍に居る事にしたのです」
「柚希ちゃん……」
俺の為に残ることを選んでくれた柚希ちゃん。
こんな優しい子が俺の彼女なんだから、俺は幸せなんだよなぁ。
「じゃあ、早速添い寝するのです♪ よいしょっと」
(あ、ピンク)
柚希ちゃんはスカートを履いたままで俺の寝ているベッドに乗り、その隣で横になる。
その際に短いスカートの中の下着が見えていたのを見逃さなかった。
ピンクだったなぁ。
「えへへ♪ 真人お兄ちゃんの温もりを堪能するのです」
「俺も柚希ちゃんの温もりを堪能するぞ」
「もちろんいいのです♪」
こうして、柚希ちゃんと俺はホテルの一室でも構わず抱き合いながらひと眠りしたのだった。
彼女の温もりのおかげで少しの間眠れたので気分も良くなった。
「お昼ですね。 地下のレストランでお食事するのです。 お金もここにあるのです」
「そうか、もうお昼か。 丁度気分も良くなったし、そうしよう」
「はいなのです♪」
時間的に和人達が鳥取に行っている時に、俺と柚希ちゃんはホテルの地下にあるレストランで食事をすることにした。
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