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第6章 脱走勇者は悪魔になる
106 ヘキサ公国へ(前編)
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「本当なんですか!? 確かヘキサ公国もあのポスターを貼ってたはず……!」
『本当だ。 そして脱走勇者は自分たちが指名手配になってることに怒りを感じたのか、力を解放して多くの町や村を滅ぼし、最後にヘキサ公国の首都を破壊して立てこもった』
「くっ、あいつら……!!」
やはり自分の都合のいいように進まないと気が済まない如月と来栖が関わってたか!
しかも予想以上に悪い方向でやらかしやがった!
「でも待ってよ。 いくらあいつらでもヘキサ公国を破壊するなんてできるわけが……」
「ひなたちゃん、さっきの悪魔族の女性の発言思い出して……」
「発言……? あっ!! そういえば、殺しただけでなく食べたって……! まさか……!?」
「そうだよ。 あの二人、どういう理屈でそうなったかは知らないけど、悪魔族を食べて力を取り込んだんだよ」
由奈に突っ込まれた形で改めて亡くなった悪魔族の女性が言った言葉を思い出したひなた。
それを肯定し、結論を出す由奈。
「あの二人、ある意味悪魔に魂を売ったってことか」
「そういう事になるね……」
アイリスも嫌悪感を交えながら肯定ともいえる反応を示した。
如月と来栖が悪魔に魂を売り、その力で自分の世界を築こうとしているのならそれをここで止めないといけない。
『逃げ延びたヘキサ公国首都に住んでいた住民の話によれば、二人は力を解放した瞬間、悪魔のような容姿に変化したそうだ』
「そんな……!」
マジで悪魔に変化したのか…!
本当に余計な事をやらかしてくれる……!!
そして今になって俺は、ヘキサ公国の冒険者達の行く末が気になった。
「国王様! クレアやカイゼルさんやリックさん達は!?」
『彼らは果敢に立ち向かったが、悪魔化した二人に成すすべなく敗北した。 幸い、死者は出なかったがクレア君が囚われたようだ』
「そんな……、クレアが……」
「くそっ……! あいつら……!!」
エミリーがクレアやカイゼルさん達がどうなったかを聞いたが、どうも悪魔となった如月や来栖に歯が立たず、クレアが囚われたようだ。
その顛末を聞き、ショックを受けるエミリー。
『下手したら最悪な展開にもなりえる。 ゼイドラムの者や魔族からの応援は来るはずだから、合流してすぐにヘキサ公国に向かってくれ』
「分かりました」
クリストフ国王からのさらなる任務を受ける意思を伝えたひなたは、怒りを隠し切れなくなっていた。
『前後してしまったが、隠れ里はやはり……?』
「はい。 例の二人によって壊滅させられてました」
『そうか……。 では、改めて早急にヘキサ公国に向かってくれ』
そう俺達に伝えた後、クリストフ国王からの通信を終えた。
「急ごう……。 あいつら倒してクレアを助けないと……」
「うん、そうだね。 早く行こう!」
「ん……!」
「エミリー様、クレア様を救う為にも、急ぎましょう!!」
「うん! 行くよ!」
アイリスも胡桃もクリスタもエミリーも、みんなあいつらを倒し、クレアを救いたいという決意を持っていた。
俺の言葉に同意したみんなと共に、ヘキサ公国へと急いだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「暁斗さん!! 皆さん!!」
森を出て、その足でヘキサ公国に急ぐ途中で声を掛けられた。
「シンシアさん!」
「もしかして、魔族領からの援軍はあなたですか?」
足を止め、声が聞こえた方向に向くとそこには魔族領の第7防衛部隊副隊長のシンシアさんがいたのだ。
ひなたもびっくりしたみたいで、シンシアに聞いていた。
「はい。 イリアゲート様からヘキサ公国の件を頼む言われまして、私の仲間と一緒に駆けつけました。 あと、ゼイドラムからも援軍が来ています。 少し先行した後、中間拠点を作ってるみたいなので、まずはそちらへ合流しましょう」
「分かりました!」
すでにゼイドラムからも援軍が派遣されていたか。
先行して拠点を作ってる
「それでも急がないといけないのには変わりませんが」
「それでも助かります! 今回の件は、あの脱走勇者が……、あいつらが絡んでます! 力を貸してください!!」
「ええ、指名手配もされてるという事ですし。 ですが、クリストフ国王様から悪魔族を食べて力を得たと聞きました。 何があるか分かりません。 油断しないようにしましょう」
「うん、そうだね。 あの二人をこれ以上のさばらせるわけにはいかないからね」
「ん……、ゆるせない。 急ぐ……」
こうして、俺達は途中でシンシアさんその仲間たちと合流をし、ヘキサ公国解放のための中間拠点を作っているゼイドラムの陣営の元へ急いで向かった。
(無事でいてくれ……! クレア……!!)
あの二人に囚われたクレアの事を案じつつ……。
『本当だ。 そして脱走勇者は自分たちが指名手配になってることに怒りを感じたのか、力を解放して多くの町や村を滅ぼし、最後にヘキサ公国の首都を破壊して立てこもった』
「くっ、あいつら……!!」
やはり自分の都合のいいように進まないと気が済まない如月と来栖が関わってたか!
しかも予想以上に悪い方向でやらかしやがった!
「でも待ってよ。 いくらあいつらでもヘキサ公国を破壊するなんてできるわけが……」
「ひなたちゃん、さっきの悪魔族の女性の発言思い出して……」
「発言……? あっ!! そういえば、殺しただけでなく食べたって……! まさか……!?」
「そうだよ。 あの二人、どういう理屈でそうなったかは知らないけど、悪魔族を食べて力を取り込んだんだよ」
由奈に突っ込まれた形で改めて亡くなった悪魔族の女性が言った言葉を思い出したひなた。
それを肯定し、結論を出す由奈。
「あの二人、ある意味悪魔に魂を売ったってことか」
「そういう事になるね……」
アイリスも嫌悪感を交えながら肯定ともいえる反応を示した。
如月と来栖が悪魔に魂を売り、その力で自分の世界を築こうとしているのならそれをここで止めないといけない。
『逃げ延びたヘキサ公国首都に住んでいた住民の話によれば、二人は力を解放した瞬間、悪魔のような容姿に変化したそうだ』
「そんな……!」
マジで悪魔に変化したのか…!
本当に余計な事をやらかしてくれる……!!
そして今になって俺は、ヘキサ公国の冒険者達の行く末が気になった。
「国王様! クレアやカイゼルさんやリックさん達は!?」
『彼らは果敢に立ち向かったが、悪魔化した二人に成すすべなく敗北した。 幸い、死者は出なかったがクレア君が囚われたようだ』
「そんな……、クレアが……」
「くそっ……! あいつら……!!」
エミリーがクレアやカイゼルさん達がどうなったかを聞いたが、どうも悪魔となった如月や来栖に歯が立たず、クレアが囚われたようだ。
その顛末を聞き、ショックを受けるエミリー。
『下手したら最悪な展開にもなりえる。 ゼイドラムの者や魔族からの応援は来るはずだから、合流してすぐにヘキサ公国に向かってくれ』
「分かりました」
クリストフ国王からのさらなる任務を受ける意思を伝えたひなたは、怒りを隠し切れなくなっていた。
『前後してしまったが、隠れ里はやはり……?』
「はい。 例の二人によって壊滅させられてました」
『そうか……。 では、改めて早急にヘキサ公国に向かってくれ』
そう俺達に伝えた後、クリストフ国王からの通信を終えた。
「急ごう……。 あいつら倒してクレアを助けないと……」
「うん、そうだね。 早く行こう!」
「ん……!」
「エミリー様、クレア様を救う為にも、急ぎましょう!!」
「うん! 行くよ!」
アイリスも胡桃もクリスタもエミリーも、みんなあいつらを倒し、クレアを救いたいという決意を持っていた。
俺の言葉に同意したみんなと共に、ヘキサ公国へと急いだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「暁斗さん!! 皆さん!!」
森を出て、その足でヘキサ公国に急ぐ途中で声を掛けられた。
「シンシアさん!」
「もしかして、魔族領からの援軍はあなたですか?」
足を止め、声が聞こえた方向に向くとそこには魔族領の第7防衛部隊副隊長のシンシアさんがいたのだ。
ひなたもびっくりしたみたいで、シンシアに聞いていた。
「はい。 イリアゲート様からヘキサ公国の件を頼む言われまして、私の仲間と一緒に駆けつけました。 あと、ゼイドラムからも援軍が来ています。 少し先行した後、中間拠点を作ってるみたいなので、まずはそちらへ合流しましょう」
「分かりました!」
すでにゼイドラムからも援軍が派遣されていたか。
先行して拠点を作ってる
「それでも急がないといけないのには変わりませんが」
「それでも助かります! 今回の件は、あの脱走勇者が……、あいつらが絡んでます! 力を貸してください!!」
「ええ、指名手配もされてるという事ですし。 ですが、クリストフ国王様から悪魔族を食べて力を得たと聞きました。 何があるか分かりません。 油断しないようにしましょう」
「うん、そうだね。 あの二人をこれ以上のさばらせるわけにはいかないからね」
「ん……、ゆるせない。 急ぐ……」
こうして、俺達は途中でシンシアさんその仲間たちと合流をし、ヘキサ公国解放のための中間拠点を作っているゼイドラムの陣営の元へ急いで向かった。
(無事でいてくれ……! クレア……!!)
あの二人に囚われたクレアの事を案じつつ……。
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