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第4章 異世界動乱編
74 出迎えと三日間の近況について
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さて、無事に三日掛けてガイアブルク城下町の南入り口に帰って来た。
その間にエミリーと沢山愛し合ったので、結構満足した。
シャワー室があったおかげで簡易的な洗濯も出来たしな。
「お兄ちゃん、エミリーお姉ちゃんお帰り」
「アイリス、由奈、ただいま」
「ただいまだよ。 そしてよろしくね」
「うん、エミリーさんもよろしくね」
南入り口にはアイリスと由奈が出迎えてくれた。
ちゃんと連絡したから、迎えてくれたんだよなぁ……。
そして、エミリーと由奈やアイリスもすぐに打ち解ける。
その後で、俺の後ろにある魔導馬車を見てアイリスは苦笑した。
「それにしても、ゼイドラム製作の魔導馬車を見る事になるとはね」
「重力魔法と結界をふんだんに使い、マナタンクも搭載されてたよ」
「しかも馬は魔導人形だったしね。 おかげで普通の馬車なら一週間掛かるのが三日で済んだしね」
「それはそれで恐ろしいね……」
ゼイドラムが作った試作型の魔導馬車を見て、アイリスが呆れているのを見つつ、俺とエミリーが性能を教えた。
それを横から聞いていた由奈も苦笑していた。
「で、その馬車はお兄ちゃんへのプレゼントって事でいいのかな?」
「ああ、クロウ中佐が報酬として受け取ってくれと」
「ボクもそれに驚いて声が出なかったけど、乗り心地は良かったしね」
「後で仕様の説明はしておくよ。 とりあえず、こいつを置く場所を確保しないと」
「うちの庭なら置けるよ。 スピードはどうなの?」
「スピードもナビで要望したら応じてくれる。 ひとまず西地区へスローペースで頼むと言っておくよ」
ひとまず魔導馬車の置き場所をアイリスの別荘の庭に置くことに決めたので、俺はナビに西地区へスローペースでと伝えた。
すると魔導馬車が動き出し、道に沿ってゆっくり動く。
アイリスや由奈も俺の指示で乗り込むことにした。
「それにしてもすごいね。 ある程度スピードも調整できるんだね」
「しかも本当に揺れないし……。 椅子の座り心地も抜群だよ……」
「これに嵌ったら他の馬車は使えなくなるから、遠出する以外では使わないようにしないとな」
アイリスや由奈も魔導馬車に乗った感想として、アイリスはスピードの調整が出来る事に感心し、由奈も座り心地と馬車が揺れないことに言及した。
なので、他の馬車に乗れなくなるのはいただけないので、この魔導馬車は遠出する時かつ、転移アイテムが使えない時に利用することに決めた。
「そういえば、メンテナンスはどうなの?」
「クロウ中佐が言うには10年はしなくてもいいってさ」
「でも不安なら呼んでくれれば来てくれるって」
「10年もメンテ不要って……」
「基準が壊れそうだね……」
そして、魔導馬車だという事でアイリスからメンテナンスについて言及してきた。
俺はクロウ中佐が言ってた内容をそのまま伝え、エミリーはそこに補足を入れる。
10年間もメンテが要らないとなれば、技術の基準も壊れてしまうだろうしな……。
由奈とアイリスの呆れる理由もわかる気がする。
「それで、三日間はどうなった?」
「これと言って特に動きはなかったよ。 追手も来なかったしね。 その分後輩達やアルトちゃん達をレベルアップさせていたよ」
俺は三日間でのガイアブルクの動きが気になったので聞いてみたとこr、由奈から答えが返って来た。
追手と言った大きな動きはなかったようで、後輩やアルト達をレベルアップさせていたようだ。
後輩達も順調に成長しているという事か。
「帰ってきたらささやかな宴会でもするよ。 クリスタお姉ちゃんが料理を振舞ってたしね」
「そうか、楽しみだな」
「ボクも」
「かなり美味しと思うよ。 試食もしたしね」
由奈の奴、試食したのか。
とにかく、俺達は西地区のアイリスの別荘にたどり着いた。
迎えてくれたひなたやクリスタ、胡桃も魔導馬車を見て驚いたが、説明をして納得させた。
やはり、ゼイドラムの技術力はある意味世界観無視のチート能力なんだろうなぁ……。
あ、あとエミリーの事を伝えた。
ひなたやクリスタ、胡桃も歓迎してくれたようで、特に胡桃は俺と同様に懐いていた。
その様子を見て微笑ましいと思ったのは内緒だ。
さて、無事に家に戻って来たのでささやかな宴会に期待しようじゃないか。
その間にエミリーと沢山愛し合ったので、結構満足した。
シャワー室があったおかげで簡易的な洗濯も出来たしな。
「お兄ちゃん、エミリーお姉ちゃんお帰り」
「アイリス、由奈、ただいま」
「ただいまだよ。 そしてよろしくね」
「うん、エミリーさんもよろしくね」
南入り口にはアイリスと由奈が出迎えてくれた。
ちゃんと連絡したから、迎えてくれたんだよなぁ……。
そして、エミリーと由奈やアイリスもすぐに打ち解ける。
その後で、俺の後ろにある魔導馬車を見てアイリスは苦笑した。
「それにしても、ゼイドラム製作の魔導馬車を見る事になるとはね」
「重力魔法と結界をふんだんに使い、マナタンクも搭載されてたよ」
「しかも馬は魔導人形だったしね。 おかげで普通の馬車なら一週間掛かるのが三日で済んだしね」
「それはそれで恐ろしいね……」
ゼイドラムが作った試作型の魔導馬車を見て、アイリスが呆れているのを見つつ、俺とエミリーが性能を教えた。
それを横から聞いていた由奈も苦笑していた。
「で、その馬車はお兄ちゃんへのプレゼントって事でいいのかな?」
「ああ、クロウ中佐が報酬として受け取ってくれと」
「ボクもそれに驚いて声が出なかったけど、乗り心地は良かったしね」
「後で仕様の説明はしておくよ。 とりあえず、こいつを置く場所を確保しないと」
「うちの庭なら置けるよ。 スピードはどうなの?」
「スピードもナビで要望したら応じてくれる。 ひとまず西地区へスローペースで頼むと言っておくよ」
ひとまず魔導馬車の置き場所をアイリスの別荘の庭に置くことに決めたので、俺はナビに西地区へスローペースでと伝えた。
すると魔導馬車が動き出し、道に沿ってゆっくり動く。
アイリスや由奈も俺の指示で乗り込むことにした。
「それにしてもすごいね。 ある程度スピードも調整できるんだね」
「しかも本当に揺れないし……。 椅子の座り心地も抜群だよ……」
「これに嵌ったら他の馬車は使えなくなるから、遠出する以外では使わないようにしないとな」
アイリスや由奈も魔導馬車に乗った感想として、アイリスはスピードの調整が出来る事に感心し、由奈も座り心地と馬車が揺れないことに言及した。
なので、他の馬車に乗れなくなるのはいただけないので、この魔導馬車は遠出する時かつ、転移アイテムが使えない時に利用することに決めた。
「そういえば、メンテナンスはどうなの?」
「クロウ中佐が言うには10年はしなくてもいいってさ」
「でも不安なら呼んでくれれば来てくれるって」
「10年もメンテ不要って……」
「基準が壊れそうだね……」
そして、魔導馬車だという事でアイリスからメンテナンスについて言及してきた。
俺はクロウ中佐が言ってた内容をそのまま伝え、エミリーはそこに補足を入れる。
10年間もメンテが要らないとなれば、技術の基準も壊れてしまうだろうしな……。
由奈とアイリスの呆れる理由もわかる気がする。
「それで、三日間はどうなった?」
「これと言って特に動きはなかったよ。 追手も来なかったしね。 その分後輩達やアルトちゃん達をレベルアップさせていたよ」
俺は三日間でのガイアブルクの動きが気になったので聞いてみたとこr、由奈から答えが返って来た。
追手と言った大きな動きはなかったようで、後輩やアルト達をレベルアップさせていたようだ。
後輩達も順調に成長しているという事か。
「帰ってきたらささやかな宴会でもするよ。 クリスタお姉ちゃんが料理を振舞ってたしね」
「そうか、楽しみだな」
「ボクも」
「かなり美味しと思うよ。 試食もしたしね」
由奈の奴、試食したのか。
とにかく、俺達は西地区のアイリスの別荘にたどり着いた。
迎えてくれたひなたやクリスタ、胡桃も魔導馬車を見て驚いたが、説明をして納得させた。
やはり、ゼイドラムの技術力はある意味世界観無視のチート能力なんだろうなぁ……。
あ、あとエミリーの事を伝えた。
ひなたやクリスタ、胡桃も歓迎してくれたようで、特に胡桃は俺と同様に懐いていた。
その様子を見て微笑ましいと思ったのは内緒だ。
さて、無事に家に戻って来たのでささやかな宴会に期待しようじゃないか。
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