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第2章 異世界邂逅編
33 今だからこそ、街巡りその3~食事タイム~
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遊園地体験を満喫した俺達は、今度は東地区の飲食店やショッピングの店があるエリアへと定期馬車便で向かっていた。
丁度、そこに近い停留所に着くころには全員お腹が空いていた。
「丁度いい時に着いたね。 ここから真っすぐ歩いた所が私のおすすめの店があるんだよ」
馬車から降りた後もアイリスの先導で、目的の店に向かう。
停留所から歩いて5分にその店はあった。
そこは何というか…ラーメン屋さんだった。
「この異世界にもラーメンがあるんだ……」
ひなたが呆然としながら店を見る。
俺もラーメンなんて食い物があること自体驚いてるくらいだ。
「実は兄である第一王子、姉である第一王女を産んだもう一人のお母さん……、私にとっては育てのお母さんの家族が転生者っていう人たちだったみたいで、さっきの遊園地の一部の乗り物やここラーメンなどの食べ物とかは前世っていうのかな? そこから持ってきたみたい」
「ええっ!? 転生者ぁ!?」
おいおい、初耳の事項が出て来たぞ。
アイリスのもう一人の母……、いわばクリストフ国王の妻の一人の家族が転生者とか……。
驚きを通り越してしまって言葉が出てこないぞ。
ひなたも驚いてるし。
「まさか、その人たちの前世って、私たちの世界の人だったとか……?」
「ありえる話だと思う。 私がよく食べるラーメンとかも育てのお母さんの家族の一人が前世を思い出してこの世界の素材を使ってラーメンを作り上げたって話だしね」
「ひなた……、アイリスの話からしてその類は…」
「うん、生産型チートって奴なのかもしれないね……。 それがアイリスちゃんの育てのお母さんの家族自体がそうかもしれない」
だから、こんなにも発展してるのか……。
でも、よく見通せば、あの馬車もそうだし他の飲食店も俺達の世界で知ってるものも存在している。
それによって経済が回り、今に至るって事なのかもな。
「そうそう、ラーメンを始めとした一部の料理は、友好国にも出回ってるよ。 ある程度は平等に伝わらせたかったみたいだしね」
へぇ、一部は他の友好国にも伝えているのか。
まぁ、確かに自分だけが得をしたいのもあるが、それが下手したらわが身を滅ぼす可能性もあるしな。
商標登録とかはこの世界ではどういう形にしてるのかは知らないが。
「とまぁ、話はこれくらいにして早く食べよう!」
そう言ってアイリスが店のドアを開ける。
俺とひなたも続けて中に入った。
「お、アイリスちゃんいらっしゃい!」
「おじさん、こんにちはー」
「おお、そこの二人は噂の召喚された者かな?」
「あ、はい、そうです」
アイリスがおじさんと呼んだ男の人から聞かれたので肯定しておいた。
召喚されたのは事実だし、昨日は追手が来たからな。
「おじさん、私はいつもので」
「お、いつものだね了解! おーい、いつもの頼む」
厨房にいるスタッフに男の人が声を掛けた。
元気のいい返事とともに作業に取り掛かったようだ。
「アイリス、さっき話した人は店主なのか?」
「うん、この店の店主さんで私の育てのお母さんの兄にあたる人だよ」
なんと店主はアイリスにとっては叔父にあたる人だった……。
だから気さくに話していたのか。
「そういえば、アイリスちゃんはいつものって言ったけど何を食べてたの?」
「醤油ラーメンだよ。 この店の醤油ラーメンがおいしくて週に3、4回は食べに来てるんだよ」
「へぇ、じゃあ私もそれにしようかな……。 すみませーん、私も醤油ラーメンで」
「お、お嬢さんも醤油ラーメン。 おーい、醤油ラーメン一つ頼む」
ひなたはアイリスがよく食べるという醤油ラーメンを頼んだのか。
そろそろ俺も頼まないと……、お、これは……?
「暁斗君?」
「店主さん、この焼きそば大盛をお願いします!」
「おっ、兄ちゃんはそっちか。 おーい、焼きそば大盛頼む」
「ええっ!? お兄ちゃんそれホントに量が多いよ! 食べれるの!?」
「ああ、暁斗君は焼きそばに限っては大食漢なんだった……」
「そ、そうなの?」
「うん、他の物も多く食べれるけど焼きそばは別格なんだよ。 まぁ、出来上がったらわかるよ」
焼きそば大盛を注文した俺に対し、アイリスは止めようとするが、ひなたが思い出したように語った内容に困惑していた。
まぁ、大盛というと食べれるイメージが湧かないんだろうな。
だが、焼きそば大好きな俺としてはこれは外せないものなんだ。
そうこうしてるうちにアイリスの醤油ラーメンが出来上がる。
本当にいい匂いだ。
続いてひなたの分も出来上がったようだ。
二人には先に食べるように促した。
アイリスもひなたも美味しそうに醤油ラーメンを食べるなぁ。
「へい、焼きそば大盛お待ち!」
お、しばらく二人の食べる様子を見ていたら焼きそばが出来た。
さて、俺もいただくとしようか。
「では、いただきます」
◇◇◇◇◇◇
「いや、ホントにあの大盛の焼きそばを平気で平らげるとは思わなかったよ……」
「言ったでしょ? 彼は焼きそばに限っては大食漢なんだって」
「うん、ラーメン食べた後でそれを見て思い知らされたよ」
おすすめのラーメン店からお金を払って出た後で、ひなたとアイリスが焼きそば大盛を平らげたことについて話していた。
ひなたは慣れてるからいいが、アイリスには目に毒だったかもな。
「ま、まぁとにかく街並み的にはこんな感じだったけどどうかな?」
「いい街並みだよ。 また遊園地とか遊びに行きたいね」
「俺も、時間があればカードゲームの店とか行ってみるか。 気になったしな」
「その時は私がまた案内するよ」
と、こんな感じで今日の街巡りは終わりを迎えた。
帰宅した後は、二人に色々とご奉仕されたのは……まぁご愛敬かな?
明日以降も冒険者生活を続けながら、追手対策に精をださないといけないし、他のジョブの素質も極めたい。
今回はそのための活力として十分な内容だったから、もっと頑張ってあいつらを『ざまぁ』したいな……と思った。
丁度、そこに近い停留所に着くころには全員お腹が空いていた。
「丁度いい時に着いたね。 ここから真っすぐ歩いた所が私のおすすめの店があるんだよ」
馬車から降りた後もアイリスの先導で、目的の店に向かう。
停留所から歩いて5分にその店はあった。
そこは何というか…ラーメン屋さんだった。
「この異世界にもラーメンがあるんだ……」
ひなたが呆然としながら店を見る。
俺もラーメンなんて食い物があること自体驚いてるくらいだ。
「実は兄である第一王子、姉である第一王女を産んだもう一人のお母さん……、私にとっては育てのお母さんの家族が転生者っていう人たちだったみたいで、さっきの遊園地の一部の乗り物やここラーメンなどの食べ物とかは前世っていうのかな? そこから持ってきたみたい」
「ええっ!? 転生者ぁ!?」
おいおい、初耳の事項が出て来たぞ。
アイリスのもう一人の母……、いわばクリストフ国王の妻の一人の家族が転生者とか……。
驚きを通り越してしまって言葉が出てこないぞ。
ひなたも驚いてるし。
「まさか、その人たちの前世って、私たちの世界の人だったとか……?」
「ありえる話だと思う。 私がよく食べるラーメンとかも育てのお母さんの家族の一人が前世を思い出してこの世界の素材を使ってラーメンを作り上げたって話だしね」
「ひなた……、アイリスの話からしてその類は…」
「うん、生産型チートって奴なのかもしれないね……。 それがアイリスちゃんの育てのお母さんの家族自体がそうかもしれない」
だから、こんなにも発展してるのか……。
でも、よく見通せば、あの馬車もそうだし他の飲食店も俺達の世界で知ってるものも存在している。
それによって経済が回り、今に至るって事なのかもな。
「そうそう、ラーメンを始めとした一部の料理は、友好国にも出回ってるよ。 ある程度は平等に伝わらせたかったみたいだしね」
へぇ、一部は他の友好国にも伝えているのか。
まぁ、確かに自分だけが得をしたいのもあるが、それが下手したらわが身を滅ぼす可能性もあるしな。
商標登録とかはこの世界ではどういう形にしてるのかは知らないが。
「とまぁ、話はこれくらいにして早く食べよう!」
そう言ってアイリスが店のドアを開ける。
俺とひなたも続けて中に入った。
「お、アイリスちゃんいらっしゃい!」
「おじさん、こんにちはー」
「おお、そこの二人は噂の召喚された者かな?」
「あ、はい、そうです」
アイリスがおじさんと呼んだ男の人から聞かれたので肯定しておいた。
召喚されたのは事実だし、昨日は追手が来たからな。
「おじさん、私はいつもので」
「お、いつものだね了解! おーい、いつもの頼む」
厨房にいるスタッフに男の人が声を掛けた。
元気のいい返事とともに作業に取り掛かったようだ。
「アイリス、さっき話した人は店主なのか?」
「うん、この店の店主さんで私の育てのお母さんの兄にあたる人だよ」
なんと店主はアイリスにとっては叔父にあたる人だった……。
だから気さくに話していたのか。
「そういえば、アイリスちゃんはいつものって言ったけど何を食べてたの?」
「醤油ラーメンだよ。 この店の醤油ラーメンがおいしくて週に3、4回は食べに来てるんだよ」
「へぇ、じゃあ私もそれにしようかな……。 すみませーん、私も醤油ラーメンで」
「お、お嬢さんも醤油ラーメン。 おーい、醤油ラーメン一つ頼む」
ひなたはアイリスがよく食べるという醤油ラーメンを頼んだのか。
そろそろ俺も頼まないと……、お、これは……?
「暁斗君?」
「店主さん、この焼きそば大盛をお願いします!」
「おっ、兄ちゃんはそっちか。 おーい、焼きそば大盛頼む」
「ええっ!? お兄ちゃんそれホントに量が多いよ! 食べれるの!?」
「ああ、暁斗君は焼きそばに限っては大食漢なんだった……」
「そ、そうなの?」
「うん、他の物も多く食べれるけど焼きそばは別格なんだよ。 まぁ、出来上がったらわかるよ」
焼きそば大盛を注文した俺に対し、アイリスは止めようとするが、ひなたが思い出したように語った内容に困惑していた。
まぁ、大盛というと食べれるイメージが湧かないんだろうな。
だが、焼きそば大好きな俺としてはこれは外せないものなんだ。
そうこうしてるうちにアイリスの醤油ラーメンが出来上がる。
本当にいい匂いだ。
続いてひなたの分も出来上がったようだ。
二人には先に食べるように促した。
アイリスもひなたも美味しそうに醤油ラーメンを食べるなぁ。
「へい、焼きそば大盛お待ち!」
お、しばらく二人の食べる様子を見ていたら焼きそばが出来た。
さて、俺もいただくとしようか。
「では、いただきます」
◇◇◇◇◇◇
「いや、ホントにあの大盛の焼きそばを平気で平らげるとは思わなかったよ……」
「言ったでしょ? 彼は焼きそばに限っては大食漢なんだって」
「うん、ラーメン食べた後でそれを見て思い知らされたよ」
おすすめのラーメン店からお金を払って出た後で、ひなたとアイリスが焼きそば大盛を平らげたことについて話していた。
ひなたは慣れてるからいいが、アイリスには目に毒だったかもな。
「ま、まぁとにかく街並み的にはこんな感じだったけどどうかな?」
「いい街並みだよ。 また遊園地とか遊びに行きたいね」
「俺も、時間があればカードゲームの店とか行ってみるか。 気になったしな」
「その時は私がまた案内するよ」
と、こんな感じで今日の街巡りは終わりを迎えた。
帰宅した後は、二人に色々とご奉仕されたのは……まぁご愛敬かな?
明日以降も冒険者生活を続けながら、追手対策に精をださないといけないし、他のジョブの素質も極めたい。
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