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第2章 異世界邂逅編
21 【時限爆弾】という名の呪術の存在
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「本当に大丈夫なのか?」
「うん。 私も【呪術師】の素質があるから、呪われないよ。 【呪術師】の素質の熟練度をあげるためにはこれが手っ取り早いからね」
イリアさんこと魔王イリアゲートさんとの会談の翌日、俺達は王城の地下の訓練所の一室を借りた。
そこで【呪術師】の素質の熟練度アップの為にある事をする為だ。
それは、『呪術』を使う事。
アイリス曰く、【呪術師】はその名の通り『呪術』を使う事で熟練度アップ出来るとの事。
しかも成否は問わないらしいので、一種の荒療治的な形で、同じ【呪術師】の素質持ちのアイリスが的役となって貰っている。
ちなみにひなたは、スピードガンのような物を俺に向けている。
あのスピードガンのような物は、昨日イリアゲートさんから貰ったジョブの素質の熟練度を計る魔道具だそうだ。
なんでそれを貰い、俺の【呪術師】の熟練度アップを急遽行おうとしたのか?
それは、昨日のイリアゲートさんとの会談の終わり際に出てきたある『呪術』の存在を教えられたからだ。
◇◇◇◇◇
「え? 【時限爆弾】?」
「はい。 つい今しがた報告が入った情報によれば、昨日ガルタイト国がその呪術を封印された場所に向かい、その封印を解いて手にしたとの事です」
昨日、イリアゲートさんとの約束を取り付け、会談を終えようとした時、イリアゲートさんのがポケットから水晶玉を取り出して何かを聞いていた。
暫くすると、表情が歪んだので通話が終わったタイミングで何があったのかと聞いた所、さっきの内容だったのだ。
ガルタイトがさらなる封印を解いて術を入手した事実に俺とひなたは当然驚きを隠せず、アイリスやクリストフ国王も同様の反応だった。
「まさか、ガルタイトがそこまでやるとはね……」
「あの、その【時限爆弾】というのは一体どんな呪術なんです?」
クリストフ国王が表情を歪めながら呟く傍らで、ひなたが【時限爆弾】について聞いてきた。
イリアゲートさんやクリストフ国王の表情を歪ませる程だ。
録な代物ではないと思うが……。
「悪魔族発祥の禁断の呪術です。 これは呪いを掛けた相手がある条件に反した場合に発動し、発動してから10秒経った時に爆発四散させる厄介な呪術です。 しかも、条件は使用者が好きなように設定できるらしく、危険だと判断した四世代前の魔王によって禁術指定して封印したのです」
「マジですか……」
イリアゲートさんから聞かされた【時限爆弾】という呪術の内容に俺は固まった。
条件を使用者の好きなように設定できるとか、確かに危険すぎるな。
「何でガルタイトがそんな危険な呪術を?」
「もしかして、私がガルタイトに反逆したから?」
アイリスがガルタイトが何故その呪術の封印を解いたのかを聞いた直後に、ひなたが自分が原因ではと嘆いた。
「結果論的にはそうでしょうね。 ですが、ガルタイトは元よりその呪術の封印を解除する予定があったようです。 それがひなたさんの反逆によって早まっただけでしょう」
「どのみち、ガルタイトに残った勇者達がその【時限爆弾】を仕込まれるだろうね」
「ええ、あの【時限爆弾】の呪いを防げるのは【呪術師】のみ。ある程度の呪いを防ぐ【勇者】の素質でさえ、この呪いだけは防げませんから……」
それだけ厄介な呪術だというわけか。
ひなたは確かに【勇者】の素質を持っているが、他の呪いを防げても【時限爆弾】だけは確実に掛かる。
「じゃあ、ガルタイトは……」
「文献などで【時限爆弾】の存在を知り、今後反逆者が出ないように仕込む事を目的で封印を解いたのでしょうね」
「対策はあるのですか?」
「【時限爆弾】も何度か言ったように『呪術』です。 なので、【呪術師】を極めた時に習得できる【カーズディスペル】という魔法で解呪できます」
「という事は、【呪術師】を極めてその解呪魔法を習得しろってわけですか」
「はい。 それを数値化して測定する魔道具を渡します。 アイリスちゃんは知っていますが、【呪術師】は成否問わず『呪術』を使う事で、素質のレベル……私達は熟練度と言ってますが、それがアップできます」
「分かりました。 明日にもやってみます」
イリアゲートさんから魔道具を渡された俺達は、予定を変えて【呪術師】を重点的に極める事にしたのだった。
◇◇◇◇◇
「どうだ、ひなた?」
「うん。 結構上がったよ。 魔力回復のクッキーを食べながらだから、長い時間呪術を使えるからね」
「それでもかなり疲れるんだが……」
昨日の話を思いだしながら、俺はかなりの回数の呪術をアイリスに使った。
当然、アイリスには効かないが、トイレ休憩と魔力を回復させるクッキーを食べながらやっているので、魔力は尽きていない。
だが、呪術を使い続けているのか、かなりの疲労が蓄積されている。
「もう少ししたらトイレ休憩しよっか。 私もトイレに行きたくなってきたしね」
「ストレートに言うなぁ、アイリス……。 確かに俺も休憩はしたいが……」
そんなやり取りをしながら、俺は夜になるまでアイリスを的にして呪術を使い続けた。
無理を通したおかげか、今日中に【呪術師】の素質を極める事が出来た。
だが、代償として1日中疲労で体が動かなかったのは、また別の話。
体力も鍛えないとなぁ……。
「うん。 私も【呪術師】の素質があるから、呪われないよ。 【呪術師】の素質の熟練度をあげるためにはこれが手っ取り早いからね」
イリアさんこと魔王イリアゲートさんとの会談の翌日、俺達は王城の地下の訓練所の一室を借りた。
そこで【呪術師】の素質の熟練度アップの為にある事をする為だ。
それは、『呪術』を使う事。
アイリス曰く、【呪術師】はその名の通り『呪術』を使う事で熟練度アップ出来るとの事。
しかも成否は問わないらしいので、一種の荒療治的な形で、同じ【呪術師】の素質持ちのアイリスが的役となって貰っている。
ちなみにひなたは、スピードガンのような物を俺に向けている。
あのスピードガンのような物は、昨日イリアゲートさんから貰ったジョブの素質の熟練度を計る魔道具だそうだ。
なんでそれを貰い、俺の【呪術師】の熟練度アップを急遽行おうとしたのか?
それは、昨日のイリアゲートさんとの会談の終わり際に出てきたある『呪術』の存在を教えられたからだ。
◇◇◇◇◇
「え? 【時限爆弾】?」
「はい。 つい今しがた報告が入った情報によれば、昨日ガルタイト国がその呪術を封印された場所に向かい、その封印を解いて手にしたとの事です」
昨日、イリアゲートさんとの約束を取り付け、会談を終えようとした時、イリアゲートさんのがポケットから水晶玉を取り出して何かを聞いていた。
暫くすると、表情が歪んだので通話が終わったタイミングで何があったのかと聞いた所、さっきの内容だったのだ。
ガルタイトがさらなる封印を解いて術を入手した事実に俺とひなたは当然驚きを隠せず、アイリスやクリストフ国王も同様の反応だった。
「まさか、ガルタイトがそこまでやるとはね……」
「あの、その【時限爆弾】というのは一体どんな呪術なんです?」
クリストフ国王が表情を歪めながら呟く傍らで、ひなたが【時限爆弾】について聞いてきた。
イリアゲートさんやクリストフ国王の表情を歪ませる程だ。
録な代物ではないと思うが……。
「悪魔族発祥の禁断の呪術です。 これは呪いを掛けた相手がある条件に反した場合に発動し、発動してから10秒経った時に爆発四散させる厄介な呪術です。 しかも、条件は使用者が好きなように設定できるらしく、危険だと判断した四世代前の魔王によって禁術指定して封印したのです」
「マジですか……」
イリアゲートさんから聞かされた【時限爆弾】という呪術の内容に俺は固まった。
条件を使用者の好きなように設定できるとか、確かに危険すぎるな。
「何でガルタイトがそんな危険な呪術を?」
「もしかして、私がガルタイトに反逆したから?」
アイリスがガルタイトが何故その呪術の封印を解いたのかを聞いた直後に、ひなたが自分が原因ではと嘆いた。
「結果論的にはそうでしょうね。 ですが、ガルタイトは元よりその呪術の封印を解除する予定があったようです。 それがひなたさんの反逆によって早まっただけでしょう」
「どのみち、ガルタイトに残った勇者達がその【時限爆弾】を仕込まれるだろうね」
「ええ、あの【時限爆弾】の呪いを防げるのは【呪術師】のみ。ある程度の呪いを防ぐ【勇者】の素質でさえ、この呪いだけは防げませんから……」
それだけ厄介な呪術だというわけか。
ひなたは確かに【勇者】の素質を持っているが、他の呪いを防げても【時限爆弾】だけは確実に掛かる。
「じゃあ、ガルタイトは……」
「文献などで【時限爆弾】の存在を知り、今後反逆者が出ないように仕込む事を目的で封印を解いたのでしょうね」
「対策はあるのですか?」
「【時限爆弾】も何度か言ったように『呪術』です。 なので、【呪術師】を極めた時に習得できる【カーズディスペル】という魔法で解呪できます」
「という事は、【呪術師】を極めてその解呪魔法を習得しろってわけですか」
「はい。 それを数値化して測定する魔道具を渡します。 アイリスちゃんは知っていますが、【呪術師】は成否問わず『呪術』を使う事で、素質のレベル……私達は熟練度と言ってますが、それがアップできます」
「分かりました。 明日にもやってみます」
イリアゲートさんから魔道具を渡された俺達は、予定を変えて【呪術師】を重点的に極める事にしたのだった。
◇◇◇◇◇
「どうだ、ひなた?」
「うん。 結構上がったよ。 魔力回復のクッキーを食べながらだから、長い時間呪術を使えるからね」
「それでもかなり疲れるんだが……」
昨日の話を思いだしながら、俺はかなりの回数の呪術をアイリスに使った。
当然、アイリスには効かないが、トイレ休憩と魔力を回復させるクッキーを食べながらやっているので、魔力は尽きていない。
だが、呪術を使い続けているのか、かなりの疲労が蓄積されている。
「もう少ししたらトイレ休憩しよっか。 私もトイレに行きたくなってきたしね」
「ストレートに言うなぁ、アイリス……。 確かに俺も休憩はしたいが……」
そんなやり取りをしながら、俺は夜になるまでアイリスを的にして呪術を使い続けた。
無理を通したおかげか、今日中に【呪術師】の素質を極める事が出来た。
だが、代償として1日中疲労で体が動かなかったのは、また別の話。
体力も鍛えないとなぁ……。
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