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柚希ちゃんと一緒に寝る
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「ごめんなさいなのです…」
「まぁ、いいよ。 柚希ちゃんも悪気があったわけじゃないからな」
(むしろ、何だかんだあったけど目の保養にはなったが、あの後も無意識に理性を保ってたのはすげぇな…)
ベッドで意識を取り戻した俺は、しょんぼりしている柚希ちゃんの頭を撫でつつ、慰めてあげた。
風呂のアレは驚いたけど、悪気があったわけじゃないしな。
あの後、柚希ちゃんが洗いっこしようと言った瞬間に理性が飛んだかと思ったら、無意識に理性を保っていたらしい。 彼女の身体も俺が洗ったようだが、あくまで上半身のみだ。 とはいえ、それまでに無意識で理性を保っていたのは我ながらすごい。
おかげである意味目の保養になったのだが、そこは声を出して言わないようにする。
「そういえば、柚希ちゃんのパジャマ可愛いな」
「そうですか? えへへ、嬉しいのです♪」
いつもの笑顔が戻って来たことに安堵し、俺は上半身を起こす。
「それで、どうする? ゲームしてから寝るか?」
「いいえ、時間的に今から一緒に寝るのです。 私を抱き枕にして寝ちゃってください」
「いいのか? 寝苦しくならないか?」
「大丈夫なのです。 真人お兄ちゃんが嫌な夢を見ないようにするためでもあるのですから」
ああ、そういう事もありえるか。
あの三人…というより、あの糞な母や義姉から解放はされたが、過去のトラウマによってそいつらが夢に出てくることだってありえる。
柚希ちゃんを抱き枕にした際に伝わる彼女の温もりを感じながら寝てしまえば、嫌な夢を見ずに済むかもしれない。 柚希ちゃんはそう考えたみたいだ。
「じゃあお言葉に甘えて、抱き枕になってもらうかな」
「はいです。 遠慮なく抱いてくださいね」
ベッドの上で、俺は柚希ちゃんをギュっと抱きしめる。
「えへへ、温かいのです。 私もぐっすり眠れそうなのです」
「俺もだよ。 柚希ちゃんの温もりが伝わってくるよ」
俺に抱かれている柚希ちゃんも俺の温もりで眠れてしまいそうになると同時に、俺も柚希ちゃんから伝わる温もりでぐっすり眠れそうだ。
「真人お兄ちゃん、お休みの前にキスしてください」
「ああ、いいよ」
そろそろ眠くなってきたので、おやすみの前にキスをすることにした。
再び伝わる柚希ちゃんの唇の感触。
二度目ながらも嬉しいキスを少しの間した後で、本格的に眠気が襲う。
「じゃあ、おやすみなさい、真人お兄ちゃん」
「おやすみ、柚希ちゃん」
先に眠った柚希ちゃんの寝顔を少し堪能した後で、俺も目を閉じて眠ることにした。
朝に目が覚めるまで結果的に、俺はあいつらの悪夢を見る事はなかった…。
「まぁ、いいよ。 柚希ちゃんも悪気があったわけじゃないからな」
(むしろ、何だかんだあったけど目の保養にはなったが、あの後も無意識に理性を保ってたのはすげぇな…)
ベッドで意識を取り戻した俺は、しょんぼりしている柚希ちゃんの頭を撫でつつ、慰めてあげた。
風呂のアレは驚いたけど、悪気があったわけじゃないしな。
あの後、柚希ちゃんが洗いっこしようと言った瞬間に理性が飛んだかと思ったら、無意識に理性を保っていたらしい。 彼女の身体も俺が洗ったようだが、あくまで上半身のみだ。 とはいえ、それまでに無意識で理性を保っていたのは我ながらすごい。
おかげである意味目の保養になったのだが、そこは声を出して言わないようにする。
「そういえば、柚希ちゃんのパジャマ可愛いな」
「そうですか? えへへ、嬉しいのです♪」
いつもの笑顔が戻って来たことに安堵し、俺は上半身を起こす。
「それで、どうする? ゲームしてから寝るか?」
「いいえ、時間的に今から一緒に寝るのです。 私を抱き枕にして寝ちゃってください」
「いいのか? 寝苦しくならないか?」
「大丈夫なのです。 真人お兄ちゃんが嫌な夢を見ないようにするためでもあるのですから」
ああ、そういう事もありえるか。
あの三人…というより、あの糞な母や義姉から解放はされたが、過去のトラウマによってそいつらが夢に出てくることだってありえる。
柚希ちゃんを抱き枕にした際に伝わる彼女の温もりを感じながら寝てしまえば、嫌な夢を見ずに済むかもしれない。 柚希ちゃんはそう考えたみたいだ。
「じゃあお言葉に甘えて、抱き枕になってもらうかな」
「はいです。 遠慮なく抱いてくださいね」
ベッドの上で、俺は柚希ちゃんをギュっと抱きしめる。
「えへへ、温かいのです。 私もぐっすり眠れそうなのです」
「俺もだよ。 柚希ちゃんの温もりが伝わってくるよ」
俺に抱かれている柚希ちゃんも俺の温もりで眠れてしまいそうになると同時に、俺も柚希ちゃんから伝わる温もりでぐっすり眠れそうだ。
「真人お兄ちゃん、お休みの前にキスしてください」
「ああ、いいよ」
そろそろ眠くなってきたので、おやすみの前にキスをすることにした。
再び伝わる柚希ちゃんの唇の感触。
二度目ながらも嬉しいキスを少しの間した後で、本格的に眠気が襲う。
「じゃあ、おやすみなさい、真人お兄ちゃん」
「おやすみ、柚希ちゃん」
先に眠った柚希ちゃんの寝顔を少し堪能した後で、俺も目を閉じて眠ることにした。
朝に目が覚めるまで結果的に、俺はあいつらの悪夢を見る事はなかった…。
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