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柚希ちゃんの告白
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「ごめんな柚希ちゃん。 甘えさせてしまって」
「いえいえ、むしろ食欲が戻ってよかったのです」
「そうだね。 本当によかったよ」
暫く柚希ちゃんの胸に埋めた後、落ち着きを取り戻し、改めて夕飯を食べる俺達。
一時、味を感じなかったが今は普通に美味しく食べられる。
(しかし、柚希ちゃんの胸…、柔らかかっな…)
柚希ちゃんがいる手前なので、口には出さないが、彼女の胸は柔らかかった。
埋めている間は、その温もりに安心して寝てしまいそうだったのだ。
「真人お兄ちゃん」
「なんだい、柚希ちゃん?」
柚希ちゃんがこちらを見ながら俺を呼ぶ。 俺もそれに反応して柚希ちゃんの顔を見る。
「こうして顔を合わせるのは初めてですけど、真人お兄ちゃんをこれからも支えたいのです」
「柚希ちゃん…」
柚希ちゃんの支えたいという告白に、俺の心臓はバクンと高鳴る。
「私に出来る事が限られるのは分かってるのです。 でも、兄様という友達がいても、お兄ちゃんが一人で抱え込みそうな予感がするのです」
(お兄ちゃんと出会ってすぐにそこまで…!? 確かに家族関係とかは私が話してるけど…)
続けて話す柚希ちゃんの発言に、静香も驚いていた。 家族関係とかは静香からも話をしているとはいえ、顔を合わせて間もないのに、俺の心情を読み取るとか…。
この兄にしてこの妹あり…と言うのだろうか。 血は争えないな。和人も和人でエグい行動力だから。
それに、表情からして柚希ちゃんは真剣だ。 本気で俺を支えたいというのが伝わる。 だから…。
「顔を合わせて間もないけど、こんな俺でいいなら、これからもよろしく頼むよ」
「はいなのです!」
俺なりの今の精一杯の返事をすると、柚希ちゃんは満面の笑顔で応えた。
(笑顔が可愛いなぁ)
そんな柚希ちゃんの笑顔にまた、俺の心は癒される。
まぁ、静香が苦笑いしてはいたが…。
そうしている内に、夕飯も食べ終わり、改めて和人に連絡する。
車で迎えに来るとの事だ。
「柚希ちゃん。 和人とお父さんが車で迎えに来るから、それまで寛いでくれるかな?」
「はいです。 せっかくですから、その間は一緒にお話をしたいのです」
「あはは、分かったよ」
柚希ちゃんに満面の笑顔で、俺と話がしたいと言われたので、照れながら応じた。 やはり、笑顔が可愛いから癒されるなぁ。
「じゃあ片付けは私がやっておくよ」
「ごめん、頼むよ。 じゃ、柚希ちゃん。 リビングに行こうか」
「はいなのです!」
笑顔を保ったままの柚希ちゃんを連れてリビングに向かう。
そこで改めて今の家族構成や家族関係などを話したり世間話をした。 静香が義理の妹だというのは、静香自身が柚希ちゃんに話をしたらしくて知っていたようだ。
だが、俺を連れて父親が離婚した経緯とかはまだ柚希ちゃんには打ち明けなかった。 余りにも思い出したくはない理由だったからだ。 和人とおじさんは知っているのだが…、柚希ちゃんには、ある程度仲良くなってから打ち明けようと考えていた。
「お兄ちゃん。 和人さん達が来たよ」
そう考えながら、柚希ちゃんと話をしていると静香から和人達が来たという報告が入った。
「いえいえ、むしろ食欲が戻ってよかったのです」
「そうだね。 本当によかったよ」
暫く柚希ちゃんの胸に埋めた後、落ち着きを取り戻し、改めて夕飯を食べる俺達。
一時、味を感じなかったが今は普通に美味しく食べられる。
(しかし、柚希ちゃんの胸…、柔らかかっな…)
柚希ちゃんがいる手前なので、口には出さないが、彼女の胸は柔らかかった。
埋めている間は、その温もりに安心して寝てしまいそうだったのだ。
「真人お兄ちゃん」
「なんだい、柚希ちゃん?」
柚希ちゃんがこちらを見ながら俺を呼ぶ。 俺もそれに反応して柚希ちゃんの顔を見る。
「こうして顔を合わせるのは初めてですけど、真人お兄ちゃんをこれからも支えたいのです」
「柚希ちゃん…」
柚希ちゃんの支えたいという告白に、俺の心臓はバクンと高鳴る。
「私に出来る事が限られるのは分かってるのです。 でも、兄様という友達がいても、お兄ちゃんが一人で抱え込みそうな予感がするのです」
(お兄ちゃんと出会ってすぐにそこまで…!? 確かに家族関係とかは私が話してるけど…)
続けて話す柚希ちゃんの発言に、静香も驚いていた。 家族関係とかは静香からも話をしているとはいえ、顔を合わせて間もないのに、俺の心情を読み取るとか…。
この兄にしてこの妹あり…と言うのだろうか。 血は争えないな。和人も和人でエグい行動力だから。
それに、表情からして柚希ちゃんは真剣だ。 本気で俺を支えたいというのが伝わる。 だから…。
「顔を合わせて間もないけど、こんな俺でいいなら、これからもよろしく頼むよ」
「はいなのです!」
俺なりの今の精一杯の返事をすると、柚希ちゃんは満面の笑顔で応えた。
(笑顔が可愛いなぁ)
そんな柚希ちゃんの笑顔にまた、俺の心は癒される。
まぁ、静香が苦笑いしてはいたが…。
そうしている内に、夕飯も食べ終わり、改めて和人に連絡する。
車で迎えに来るとの事だ。
「柚希ちゃん。 和人とお父さんが車で迎えに来るから、それまで寛いでくれるかな?」
「はいです。 せっかくですから、その間は一緒にお話をしたいのです」
「あはは、分かったよ」
柚希ちゃんに満面の笑顔で、俺と話がしたいと言われたので、照れながら応じた。 やはり、笑顔が可愛いから癒されるなぁ。
「じゃあ片付けは私がやっておくよ」
「ごめん、頼むよ。 じゃ、柚希ちゃん。 リビングに行こうか」
「はいなのです!」
笑顔を保ったままの柚希ちゃんを連れてリビングに向かう。
そこで改めて今の家族構成や家族関係などを話したり世間話をした。 静香が義理の妹だというのは、静香自身が柚希ちゃんに話をしたらしくて知っていたようだ。
だが、俺を連れて父親が離婚した経緯とかはまだ柚希ちゃんには打ち明けなかった。 余りにも思い出したくはない理由だったからだ。 和人とおじさんは知っているのだが…、柚希ちゃんには、ある程度仲良くなってから打ち明けようと考えていた。
「お兄ちゃん。 和人さん達が来たよ」
そう考えながら、柚希ちゃんと話をしていると静香から和人達が来たという報告が入った。
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