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◆第1章 おまけの神子とラインハルト
受難の始まり②-1
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俺が、後に追いかけられる事になる面子の内、一人目の男とはじめに出会ったのは、王城にある玉座の間だった。
その男、ラインハルトは、召喚された俺たちの内、当初伊藤を気に入って彼の取り巻きの一人として伊藤の周りに居た。
取り巻きと言っても、他の男連中が伊藤をお姫様のように扱う中で、彼の態度はあくまで自分の方が上位であるという空気を醸し出しており、伊藤もラインハルトに対しては甘える様に猫を被っていた。
ラインハルトは国王陛下の弟の子供で、現在はシヴィル公爵として領地を治めているが、この世界では、シーズンになると王都に参上し、それ以外は領地経営に携わるというのが一般的らしく、今回は神子の事も絡んでいる為に、この王城内の敷地に居を構えていた。
「地味だな」
俺へのラインハルトの初めての言葉は、この一言だった。
神子の試練の準備期間の教育と、実際に監視者として付き添う役目は、魔王を消滅させる際に行動を共にする、神子を守る面々の中の誰かが行うと国王陛下からは聞いてはいた。
だが、やはり相性などもある為、神子側から相手を指名できるし、伊藤がラインハルトを一番気に入っているとの事だったので彼以外が俺の担当になるのだと思ったのだ。
しかし、実際にやって来たのはラインハルトだった。
「まぁ、だが、開発のし甲斐はあるか」
「いや、なんの開発!?」
不敵な笑みを浮かべたラインハルトに、俺は引きつった笑みを浮かべるしかできなかった。
ラインハルトは、二十八歳となる稀に見る美しい青年だ。
鮮やかな金色の髪に、宝石のような真紅の瞳。
背は高く190cmは超えており、魔法と剣を操る魔法剣士として名前も知られていて、国内の人気は高い。
本来は王族の血を引く人間は、あまり前線に立つ機会はないのだが、家督を継ぐ23歳までは冒険者をしていたラインハルトの強さは折り紙付きであり、近年の人間の国同士の小競り合いの仲裁や、魔物退治にも特別に駆り出されているそうだ。
神子を代々召喚する儀式を担う事もあって、他国には攻められることのないヨルムカトル王国だが、全くの無関心を決め込む訳には行かない様だ。
ちなみにラインハルトは、能力的には何の問題もないどころか優秀な男なのだが、内面には色々と問題のある男だった。
性格がとにかく俺様なのだ。
良く言えば、誇り高く上昇志向の強い性格なのだが、実際は一言で言えばいけ好かない野郎である。
身分が高いのである程度は仕方ないのだが、謙虚さをどこかに捨てて来たのかと思うほどの自信家であり、俺の教育についてもとにかくスパルタ形式だった。
いや、俺も甘やかせとは言わない。
しかしながらだ、俺がミスすると降ってくる毒舌の雨は、いくらなんでも失礼極まりないし、何より嫌なのがセクハラともとれる言動である。
すぐに肩を抱いたり、服の裾から手を入れてきたり、あげくの果てには俺が風呂に入っていると乱入、起きたら一緒のベッドに寝ているなど、さすがに捨て置けない状態となっていた。
後で知った事だが、ラインハルト最大の欠点は、この非常に手癖が悪い事だった。
雰囲気はどう見てもニヒルな感じこそ漂い、軽薄そうな感じには見えないのだが、実際には恐ろしい程手が早く、好みの相手にはすぐに手を出してしまうそうだ。
周囲から、限りなく王に近いと言われながらも、玉座への執着は殆ど無いらしいが、その理由を聞いて俺は呆れた。
何故なら、王となった場合、神子だけとしか関係を持てないのが嫌だからという理由で王位はいらないというのだ。
あまりにも下半身直結型すぎる奴である。
「あの少年は確かに見目は麗しいので、ぜひ手は出しておきたいところだったのだがな。特に彼は、どうも私の意識が他の者に向かうのすら嫌なようだ」
今回、やはり伊藤からはぜひにと望まれていたそうだが、断ったのはそういう事が理由らしいと聞いて、俺は頭を抱えたよ。マジでな。
此処まで来ると、ある意味ではあっぱれだなとは思う。
「いや、多分あいつじゃなくてもさ。普通の奴は、浮気は嫌だって言うと思うぞ」
俺が冷静に言うと、ラインハルトは不思議そうな顔をしていた。
こっそり俺の侍従をしてくれているリチェルさんに話を聞いたら、この世界の王侯貴族は複数の愛人を持つ事は普通らしい。一般市民は一夫一妻らしいが、商人とか裕福な層になってくると愛人は居てもおかしくないそうだ。
神子の相手になる者が神子以外とは関係を持てない理由は、初代の神子だった人が、夫である王が他の相手にそういった行為をする事を極端に嫌がったかららしい。
黒髪黒目が神子の条件と聞いた限り、アジア系の人種が歴代神子だったのだろうし、時代もあるだろうが、複数との関係に抵抗を示すのはおかしくはないだろう。
ラインハルトのセクハラは、最初は殆どからかうようなものが多かった。
元々派手な美人が好きだったみたいなので、どこからどう見ても地味な俺に対してはそんなに興味がなかったのだろう。
だから、最初は悲鳴を上げていた俺も、3日くらい経過した段階から動揺しなくなっていた。
「初々しさがなくなった」
不満そうに言われて、俺は冷たい目でラインハルトを見たが、俺がだんだんとラインハルトに遠慮しなくなると、何故かラインハルトは楽しそうに俺に絡むようになっていった。
俺たちは互いの事を色々と話した。
王位を期待されていたラインハルトは、将来王位に就くためにと幼い頃から厳しく育てられたそうだ。
勿論、神子に選ばれなければ王になることは出来ないので、選ばれるためのあらゆる教育も行われた。
「教育を受けられたことについては、恵まれていたのだろうな」
ラインハルトは自嘲するようにそう言った。
ラインハルトの両親は、基本的にラインハルトを政治の道具としてしか扱わないような人たちだった。
双方別に愛人を何人も抱えていて、その光景を見て育った結果が、今のラインハルトの【価値観】となってしまっているのだ。
俺様な性格になってしまった要因については、挫折を経験しなかったことも大きいのだろう。
何せ、刺激を求めて外界に出てもすべて上手くいってしまうのだから。
そして、周囲もラインハルトの寵愛を受けたい為に、ラインハルトの価値観を変えようとする者もいなかった。
「一人だけ、お前と同じような事を言っていた奴がいた。だが、結局は私には誰か一人だけで良いなどと思う事は出来なかった」
後に残ったのは、誰もラインハルトの心を動かせなかった。
酒を飲みながら話した時に、少しだけ寂しそうだったのはきっと幻覚じゃない筈だ。
早い話が、きっとラインハルトは恋愛をしたことがないんだろう。
対等に接してくれる人が、殆どいなかったというのもあるとは思う。
一応、国王陛下の子供である王子たちとは対等に親しくしていたそうだが、俺も知ってるけど、王子たちはラインハルト並かそれ以上に体格が良い。
だが、あくまで友人であり、恋愛感情を持つのは無理だった。
そもそも、ラインハルトは女性側、つまり受け入れる側は絶対に嫌だと言っていたし、王子たちも男性側だそうなので成立しないだろう。
なお、この世界は胎内で子供を作るわけではないので、兄弟であっても問題はないそうである。
逆に、俺の世界では兄弟では恋人になれないと聞いて、驚かれる始末だ。
ラインハルトは、俺の家族や生活を聞いて、とても興味を示していた。
お前の世界に行ってみたいと呟くのを聞いて、そんなに興味を持ってくれたのかと、正直ちょっと誇らしかった。
まぁ、俺の世界っていっても俺はただの一般市民なんだけどさ。
「お前は、恋人はいたのか?」
「ん、俺? 一応、昔二人だけ、な。高校の時と、大学の時に」
「……どんな男だった?」
何故か苛立っている様子のラインハルトの言葉に、俺は飲んでいた酒を噴き出した。
「おいっ、どうした?」
心配そうに顔を覗きこまれて、俺はいやいやいやと首を激しく左右に振る。
「馬鹿野郎! とんでもない事いうなよ、お前! ったく」
「……?」
不思議そうなラインハルトに、俺は人差し指を向けて続ける。
「俺はノーマルなの! この世界と違って女の子が居るんだよ。だから、相手は女の子! 男とは経験はありません!」
結構何度もノーマルだといっている筈なのに、ラインハルトは何故誤解するのか。
「そ、そうか」
俺の言葉を聞きながら、ラインハルトは少しだけ口元に笑みを浮かべていた。
その男、ラインハルトは、召喚された俺たちの内、当初伊藤を気に入って彼の取り巻きの一人として伊藤の周りに居た。
取り巻きと言っても、他の男連中が伊藤をお姫様のように扱う中で、彼の態度はあくまで自分の方が上位であるという空気を醸し出しており、伊藤もラインハルトに対しては甘える様に猫を被っていた。
ラインハルトは国王陛下の弟の子供で、現在はシヴィル公爵として領地を治めているが、この世界では、シーズンになると王都に参上し、それ以外は領地経営に携わるというのが一般的らしく、今回は神子の事も絡んでいる為に、この王城内の敷地に居を構えていた。
「地味だな」
俺へのラインハルトの初めての言葉は、この一言だった。
神子の試練の準備期間の教育と、実際に監視者として付き添う役目は、魔王を消滅させる際に行動を共にする、神子を守る面々の中の誰かが行うと国王陛下からは聞いてはいた。
だが、やはり相性などもある為、神子側から相手を指名できるし、伊藤がラインハルトを一番気に入っているとの事だったので彼以外が俺の担当になるのだと思ったのだ。
しかし、実際にやって来たのはラインハルトだった。
「まぁ、だが、開発のし甲斐はあるか」
「いや、なんの開発!?」
不敵な笑みを浮かべたラインハルトに、俺は引きつった笑みを浮かべるしかできなかった。
ラインハルトは、二十八歳となる稀に見る美しい青年だ。
鮮やかな金色の髪に、宝石のような真紅の瞳。
背は高く190cmは超えており、魔法と剣を操る魔法剣士として名前も知られていて、国内の人気は高い。
本来は王族の血を引く人間は、あまり前線に立つ機会はないのだが、家督を継ぐ23歳までは冒険者をしていたラインハルトの強さは折り紙付きであり、近年の人間の国同士の小競り合いの仲裁や、魔物退治にも特別に駆り出されているそうだ。
神子を代々召喚する儀式を担う事もあって、他国には攻められることのないヨルムカトル王国だが、全くの無関心を決め込む訳には行かない様だ。
ちなみにラインハルトは、能力的には何の問題もないどころか優秀な男なのだが、内面には色々と問題のある男だった。
性格がとにかく俺様なのだ。
良く言えば、誇り高く上昇志向の強い性格なのだが、実際は一言で言えばいけ好かない野郎である。
身分が高いのである程度は仕方ないのだが、謙虚さをどこかに捨てて来たのかと思うほどの自信家であり、俺の教育についてもとにかくスパルタ形式だった。
いや、俺も甘やかせとは言わない。
しかしながらだ、俺がミスすると降ってくる毒舌の雨は、いくらなんでも失礼極まりないし、何より嫌なのがセクハラともとれる言動である。
すぐに肩を抱いたり、服の裾から手を入れてきたり、あげくの果てには俺が風呂に入っていると乱入、起きたら一緒のベッドに寝ているなど、さすがに捨て置けない状態となっていた。
後で知った事だが、ラインハルト最大の欠点は、この非常に手癖が悪い事だった。
雰囲気はどう見てもニヒルな感じこそ漂い、軽薄そうな感じには見えないのだが、実際には恐ろしい程手が早く、好みの相手にはすぐに手を出してしまうそうだ。
周囲から、限りなく王に近いと言われながらも、玉座への執着は殆ど無いらしいが、その理由を聞いて俺は呆れた。
何故なら、王となった場合、神子だけとしか関係を持てないのが嫌だからという理由で王位はいらないというのだ。
あまりにも下半身直結型すぎる奴である。
「あの少年は確かに見目は麗しいので、ぜひ手は出しておきたいところだったのだがな。特に彼は、どうも私の意識が他の者に向かうのすら嫌なようだ」
今回、やはり伊藤からはぜひにと望まれていたそうだが、断ったのはそういう事が理由らしいと聞いて、俺は頭を抱えたよ。マジでな。
此処まで来ると、ある意味ではあっぱれだなとは思う。
「いや、多分あいつじゃなくてもさ。普通の奴は、浮気は嫌だって言うと思うぞ」
俺が冷静に言うと、ラインハルトは不思議そうな顔をしていた。
こっそり俺の侍従をしてくれているリチェルさんに話を聞いたら、この世界の王侯貴族は複数の愛人を持つ事は普通らしい。一般市民は一夫一妻らしいが、商人とか裕福な層になってくると愛人は居てもおかしくないそうだ。
神子の相手になる者が神子以外とは関係を持てない理由は、初代の神子だった人が、夫である王が他の相手にそういった行為をする事を極端に嫌がったかららしい。
黒髪黒目が神子の条件と聞いた限り、アジア系の人種が歴代神子だったのだろうし、時代もあるだろうが、複数との関係に抵抗を示すのはおかしくはないだろう。
ラインハルトのセクハラは、最初は殆どからかうようなものが多かった。
元々派手な美人が好きだったみたいなので、どこからどう見ても地味な俺に対してはそんなに興味がなかったのだろう。
だから、最初は悲鳴を上げていた俺も、3日くらい経過した段階から動揺しなくなっていた。
「初々しさがなくなった」
不満そうに言われて、俺は冷たい目でラインハルトを見たが、俺がだんだんとラインハルトに遠慮しなくなると、何故かラインハルトは楽しそうに俺に絡むようになっていった。
俺たちは互いの事を色々と話した。
王位を期待されていたラインハルトは、将来王位に就くためにと幼い頃から厳しく育てられたそうだ。
勿論、神子に選ばれなければ王になることは出来ないので、選ばれるためのあらゆる教育も行われた。
「教育を受けられたことについては、恵まれていたのだろうな」
ラインハルトは自嘲するようにそう言った。
ラインハルトの両親は、基本的にラインハルトを政治の道具としてしか扱わないような人たちだった。
双方別に愛人を何人も抱えていて、その光景を見て育った結果が、今のラインハルトの【価値観】となってしまっているのだ。
俺様な性格になってしまった要因については、挫折を経験しなかったことも大きいのだろう。
何せ、刺激を求めて外界に出てもすべて上手くいってしまうのだから。
そして、周囲もラインハルトの寵愛を受けたい為に、ラインハルトの価値観を変えようとする者もいなかった。
「一人だけ、お前と同じような事を言っていた奴がいた。だが、結局は私には誰か一人だけで良いなどと思う事は出来なかった」
後に残ったのは、誰もラインハルトの心を動かせなかった。
酒を飲みながら話した時に、少しだけ寂しそうだったのはきっと幻覚じゃない筈だ。
早い話が、きっとラインハルトは恋愛をしたことがないんだろう。
対等に接してくれる人が、殆どいなかったというのもあるとは思う。
一応、国王陛下の子供である王子たちとは対等に親しくしていたそうだが、俺も知ってるけど、王子たちはラインハルト並かそれ以上に体格が良い。
だが、あくまで友人であり、恋愛感情を持つのは無理だった。
そもそも、ラインハルトは女性側、つまり受け入れる側は絶対に嫌だと言っていたし、王子たちも男性側だそうなので成立しないだろう。
なお、この世界は胎内で子供を作るわけではないので、兄弟であっても問題はないそうである。
逆に、俺の世界では兄弟では恋人になれないと聞いて、驚かれる始末だ。
ラインハルトは、俺の家族や生活を聞いて、とても興味を示していた。
お前の世界に行ってみたいと呟くのを聞いて、そんなに興味を持ってくれたのかと、正直ちょっと誇らしかった。
まぁ、俺の世界っていっても俺はただの一般市民なんだけどさ。
「お前は、恋人はいたのか?」
「ん、俺? 一応、昔二人だけ、な。高校の時と、大学の時に」
「……どんな男だった?」
何故か苛立っている様子のラインハルトの言葉に、俺は飲んでいた酒を噴き出した。
「おいっ、どうした?」
心配そうに顔を覗きこまれて、俺はいやいやいやと首を激しく左右に振る。
「馬鹿野郎! とんでもない事いうなよ、お前! ったく」
「……?」
不思議そうなラインハルトに、俺は人差し指を向けて続ける。
「俺はノーマルなの! この世界と違って女の子が居るんだよ。だから、相手は女の子! 男とは経験はありません!」
結構何度もノーマルだといっている筈なのに、ラインハルトは何故誤解するのか。
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