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第2章
8.宣戦布告!?
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今日はレオナくんが遊びに来てくれる日!
僕がお熱を出しちゃってちょっとお預けだったんだ…だから、今僕ものすごく嬉しいの!
今日は兄様たちも居るんだって!楽しさがどんどん増していくよ!
そして、約束の時間になった。
僕は、いつもの部屋で待ってるの。
お出迎えは、兄様たちが率先して行ってくれた…。
メイドさんが、お出迎えなら私共が参りますよ?と行っても兄様たちは譲らなかった。
兄様たちが言うには、
「いつも僕らのランスがお世話になっているからね」だって…。
そしたら尚更ぼくが行かなきゃじゃない…?
「・・・リコスさんっ!!行くよ!」
「どこに行かれるおつもりですか?」
「もちろん、兄様たちの所さ!」
「あらあら、今日はすごくお元気ですね?
お熱があるのではないでしょうか?」
「むぅ!ないよ!ただレオナくんと会えるから嬉しいだけだもん。兄様たちのとこ行こう…?」
「ヴィンス様たちには、一緒に待っててくれと言われたのですが…」
「それでも行きたいのぉ…」
「そうですか…。あらあら、泣かないでくださいな。可愛いお顔が台無しですよ。
さぁ、行きましょう」
「やったぁ!」
そうして、てくてく玄関まで手を繋いで行くと、兄様たちは居なかった。
玄関を入って、右手にある来客用のお部屋にいるみたいだ。
そぉっと聞き耳をたててみることにした。
みんなはしちゃダメだよ…?
「ランスがレオナくん、レオナくんってすごく話すものだからとても気になってしまってね。」
「あら、そうなんですね。それはとっても嬉しいです。早くランスに会いたいです。」
僕も会いたかったよ~!って飛び出そうとしたら、リコスさんに阻まれた。
「・・・そのランス呼びは本人が認めているのかね?」
認めてるよ~!お友達っぽいでしょ!!って飛び出そうとしたら、またリコスさんに阻まれた。
「えぇ、少し恥ずかしそうにランス呼びにして…と。砕けた口調でもいいとも。」
ちょっ…ちょっと~!恥ずかしそうは余計だよぉ!って飛び出そうとしたら、またまたリコスさんに阻まれた。
なんで、止めるのさ!って聞いたら、この状況で入っていけるランス様のメンタルが羨ましいって言われちゃった。
とにかく今はバチバチな状況なんです。って。
バチバチ…?そう…かな?
うーん、うーんと考えていると話が終わって、みんなが出てきてしまった。
「ランス、ここに居たの…?」
「うん!ヴィンス兄様たち帰ってこないから、リコスさんと2人でお迎えに来たんだぁ!
レオナくんもいらっしゃい!!」
「レオナじゃないの…?」
「わわ、そうだったね!・・・レオナ、いらっしゃい」
「ふふ、可愛い。お邪魔します。」
レオナくんが頭をぽんぽんと撫でる。
同い年なのに身長は若干僕より高いし…。
「こらこら、わざと…?」
ヴィンス兄様が僕の頭にぽんぽんとしたレオナくんの手を握って下ろした。
すぐさま、何故か僕はフラン兄様にバックハグの状態に収まった。一瞬でびっくりした。
「ふふ、わざとです。」
「それは宣戦布告として捉えても良いのかな?」
「えぇ、もちろん。負ける気はしませんよ。」
なにか、2人が言い合っている…。
喧嘩?それはダメだよ!!
でもそれにしては穏やか…
あ!なんか楽しいことを賭けているとか?
わああ!いいねいいね!やっちゃえ!やっちゃえ!
僕はフラン兄様の腕の中で、ルンルンしているのであった。
-----------------------------
僕らはレオナくんとやらと話す為に、来客室に入って話をしていたんだけど。
頭の中には、ランスが来ることが前提としてあったから、来客室のドアの半分は開けさせてもらった。
そうしたら、会話も聞こえるし、ちゃんとランスも意識するかなって。
案の定、ランスは来たみたい。
話が進んで行くと、ぴょこぴょこと飛び出てきそうなところがいくつかあってとっても可愛かった。
自分が中心ではない会話ってのが滅多にないからなのだろうが、今にも会話に参加したそうなランスがドアから見えるのはとっても可愛かった。
その後もレオナくんはマウントを取ってくるし、
フランの腕に抱かれている当の本人は何故か楽しそうだし。
良く分からないけれど、
レオナ・ディスカル、君の宣戦布告はバーネット家がしっかり受け取ったよ?
-----------------------------
全く更新せず本当に申し訳ございませんでした🙇♂️
第1章と比べるとだいぶ短いと思いますが、これにて第2章は終了です。
第1章も本当はふたつに分けたかったんですけど、タイミングをミスりました…。
いつの間にか最後まで行ってました…。
閑話も入れつつ、次の章へ行けたらいいなと思っています!
こんな閑話が欲しいなどあったらコメント受け付けてます!
なんでこんなに更新しなかったんだよの愚痴も待ってます笑
次の章はだいぶ物語動くかなと思います。
もう結構歯車がガチャガチャと行きますよ…。
ほのぼのバーネット家とは一旦お別れも視野に入れといてください…!!
お気に入りを外さないで居てくれた皆様!
本当に本当に感謝です!そして大変申し訳ございませんでした!
更新が進んでいなかった時も、新たなお気に入りの登録者さんがたくさん居て、よし書こう!という気分になれたので、また今回と同じような波があるかもしれませんが温かい目で見守って頂ければ幸いです。
不知火
僕がお熱を出しちゃってちょっとお預けだったんだ…だから、今僕ものすごく嬉しいの!
今日は兄様たちも居るんだって!楽しさがどんどん増していくよ!
そして、約束の時間になった。
僕は、いつもの部屋で待ってるの。
お出迎えは、兄様たちが率先して行ってくれた…。
メイドさんが、お出迎えなら私共が参りますよ?と行っても兄様たちは譲らなかった。
兄様たちが言うには、
「いつも僕らのランスがお世話になっているからね」だって…。
そしたら尚更ぼくが行かなきゃじゃない…?
「・・・リコスさんっ!!行くよ!」
「どこに行かれるおつもりですか?」
「もちろん、兄様たちの所さ!」
「あらあら、今日はすごくお元気ですね?
お熱があるのではないでしょうか?」
「むぅ!ないよ!ただレオナくんと会えるから嬉しいだけだもん。兄様たちのとこ行こう…?」
「ヴィンス様たちには、一緒に待っててくれと言われたのですが…」
「それでも行きたいのぉ…」
「そうですか…。あらあら、泣かないでくださいな。可愛いお顔が台無しですよ。
さぁ、行きましょう」
「やったぁ!」
そうして、てくてく玄関まで手を繋いで行くと、兄様たちは居なかった。
玄関を入って、右手にある来客用のお部屋にいるみたいだ。
そぉっと聞き耳をたててみることにした。
みんなはしちゃダメだよ…?
「ランスがレオナくん、レオナくんってすごく話すものだからとても気になってしまってね。」
「あら、そうなんですね。それはとっても嬉しいです。早くランスに会いたいです。」
僕も会いたかったよ~!って飛び出そうとしたら、リコスさんに阻まれた。
「・・・そのランス呼びは本人が認めているのかね?」
認めてるよ~!お友達っぽいでしょ!!って飛び出そうとしたら、またリコスさんに阻まれた。
「えぇ、少し恥ずかしそうにランス呼びにして…と。砕けた口調でもいいとも。」
ちょっ…ちょっと~!恥ずかしそうは余計だよぉ!って飛び出そうとしたら、またまたリコスさんに阻まれた。
なんで、止めるのさ!って聞いたら、この状況で入っていけるランス様のメンタルが羨ましいって言われちゃった。
とにかく今はバチバチな状況なんです。って。
バチバチ…?そう…かな?
うーん、うーんと考えていると話が終わって、みんなが出てきてしまった。
「ランス、ここに居たの…?」
「うん!ヴィンス兄様たち帰ってこないから、リコスさんと2人でお迎えに来たんだぁ!
レオナくんもいらっしゃい!!」
「レオナじゃないの…?」
「わわ、そうだったね!・・・レオナ、いらっしゃい」
「ふふ、可愛い。お邪魔します。」
レオナくんが頭をぽんぽんと撫でる。
同い年なのに身長は若干僕より高いし…。
「こらこら、わざと…?」
ヴィンス兄様が僕の頭にぽんぽんとしたレオナくんの手を握って下ろした。
すぐさま、何故か僕はフラン兄様にバックハグの状態に収まった。一瞬でびっくりした。
「ふふ、わざとです。」
「それは宣戦布告として捉えても良いのかな?」
「えぇ、もちろん。負ける気はしませんよ。」
なにか、2人が言い合っている…。
喧嘩?それはダメだよ!!
でもそれにしては穏やか…
あ!なんか楽しいことを賭けているとか?
わああ!いいねいいね!やっちゃえ!やっちゃえ!
僕はフラン兄様の腕の中で、ルンルンしているのであった。
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僕らはレオナくんとやらと話す為に、来客室に入って話をしていたんだけど。
頭の中には、ランスが来ることが前提としてあったから、来客室のドアの半分は開けさせてもらった。
そうしたら、会話も聞こえるし、ちゃんとランスも意識するかなって。
案の定、ランスは来たみたい。
話が進んで行くと、ぴょこぴょこと飛び出てきそうなところがいくつかあってとっても可愛かった。
自分が中心ではない会話ってのが滅多にないからなのだろうが、今にも会話に参加したそうなランスがドアから見えるのはとっても可愛かった。
その後もレオナくんはマウントを取ってくるし、
フランの腕に抱かれている当の本人は何故か楽しそうだし。
良く分からないけれど、
レオナ・ディスカル、君の宣戦布告はバーネット家がしっかり受け取ったよ?
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全く更新せず本当に申し訳ございませんでした🙇♂️
第1章と比べるとだいぶ短いと思いますが、これにて第2章は終了です。
第1章も本当はふたつに分けたかったんですけど、タイミングをミスりました…。
いつの間にか最後まで行ってました…。
閑話も入れつつ、次の章へ行けたらいいなと思っています!
こんな閑話が欲しいなどあったらコメント受け付けてます!
なんでこんなに更新しなかったんだよの愚痴も待ってます笑
次の章はだいぶ物語動くかなと思います。
もう結構歯車がガチャガチャと行きますよ…。
ほのぼのバーネット家とは一旦お別れも視野に入れといてください…!!
お気に入りを外さないで居てくれた皆様!
本当に本当に感謝です!そして大変申し訳ございませんでした!
更新が進んでいなかった時も、新たなお気に入りの登録者さんがたくさん居て、よし書こう!という気分になれたので、また今回と同じような波があるかもしれませんが温かい目で見守って頂ければ幸いです。
不知火
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