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第1章
51.バイバイ兄様
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まぁ、発表は後にしておこう!!
それよりも今はパーティだぁ!!!
今日も編み込みをしてもらって、いざ広間に!
あ、そうだそうだ。
「リコスさん、昨日のお客様へのお手紙出しておいてくれないかな?」
「かしこまりました」
よし、じゃあいこうー!!
「ランス、抱っこしようか?」
「ううん!もういいもん!」
「・・・そっかぁ...」
あれ、ちょっと悲しそう?
いや、そんなはずないよね。いっつも迷惑かけてばっかりだったもんね。
広間の前に着き、そっと扉を押し開けると
クラッカーの音が後ろからも鳴り響いた。
「お誕生日おめでとう!!」
わぁ!今回も屋敷の人みんないる!!
「ランス、お誕生日おめでとう。
もう5歳か、あっという間だな。」
「うん!ありがとうございます!」
昨日のお客様からもたくさんのプレゼントを頂いていた。
なんなら、おそろいなんてどうかしら。っていうお手紙を添えて兄様分のお洋服も送られていた。
父様によると、長い間親交のある裁縫が得意な貴婦人さんらしい。
息子さんが領地を継ぎ、暇していた時に裁縫をしたらハマってしまったのだとか。
かといって、四着はすごい!!
一緒に着たいな!なんて兄様達は頭を撫でてくれた。
そこからは家族団欒で久々にゆったり父様ともお話した。
楽しい時間はあっという間で、そこで夕飯も済ませ
今回も特大ケーキでパーティを締めた。
まぁ、5歳児になったからといって睡眠欲には抗えないものでして、大きなあくびをしながら歩く。
まだ20時だけど僕の就寝はこのくらいなんだ。
昨日は、お披露目会が夜から行われたから、寝るの遅くなっちゃった。
しかも、お手紙も書いていたしね。
そういえばレオナくんは眠くなかったのかな。
かっこいいな、、22時とかまで起きていられるのかなぁ。
僕は頑張って21時半だもんなぁ。
よぉし!5歳児目標1つきまり!!
22時まで起きているぞぉ!!
頑張ろう!
そう考えているうちに、部屋の前に着いていた。
僕の頭の上では、兄様達が僕の隣を争っている。
「兄様兄様、今日はここまで大丈夫です!」
「「「・・・え?」」」
「だから、自室にお戻りください!」
「え、どうしてなんで?」
「僕だって1人で寝れます!」
「俺らと寝るのは嫌か?」
「そういう訳ではないもん!」
もー!本当は迷惑な癖に!
なんでこんなに聞いてくるの!
僕は、逃げるように扉を押す。
僕、この扉も開けられるようになったんだ!!
呆気にとられている兄様達は僕が部屋に入ったことに少し遅れて気がついた。
それよりも今はパーティだぁ!!!
今日も編み込みをしてもらって、いざ広間に!
あ、そうだそうだ。
「リコスさん、昨日のお客様へのお手紙出しておいてくれないかな?」
「かしこまりました」
よし、じゃあいこうー!!
「ランス、抱っこしようか?」
「ううん!もういいもん!」
「・・・そっかぁ...」
あれ、ちょっと悲しそう?
いや、そんなはずないよね。いっつも迷惑かけてばっかりだったもんね。
広間の前に着き、そっと扉を押し開けると
クラッカーの音が後ろからも鳴り響いた。
「お誕生日おめでとう!!」
わぁ!今回も屋敷の人みんないる!!
「ランス、お誕生日おめでとう。
もう5歳か、あっという間だな。」
「うん!ありがとうございます!」
昨日のお客様からもたくさんのプレゼントを頂いていた。
なんなら、おそろいなんてどうかしら。っていうお手紙を添えて兄様分のお洋服も送られていた。
父様によると、長い間親交のある裁縫が得意な貴婦人さんらしい。
息子さんが領地を継ぎ、暇していた時に裁縫をしたらハマってしまったのだとか。
かといって、四着はすごい!!
一緒に着たいな!なんて兄様達は頭を撫でてくれた。
そこからは家族団欒で久々にゆったり父様ともお話した。
楽しい時間はあっという間で、そこで夕飯も済ませ
今回も特大ケーキでパーティを締めた。
まぁ、5歳児になったからといって睡眠欲には抗えないものでして、大きなあくびをしながら歩く。
まだ20時だけど僕の就寝はこのくらいなんだ。
昨日は、お披露目会が夜から行われたから、寝るの遅くなっちゃった。
しかも、お手紙も書いていたしね。
そういえばレオナくんは眠くなかったのかな。
かっこいいな、、22時とかまで起きていられるのかなぁ。
僕は頑張って21時半だもんなぁ。
よぉし!5歳児目標1つきまり!!
22時まで起きているぞぉ!!
頑張ろう!
そう考えているうちに、部屋の前に着いていた。
僕の頭の上では、兄様達が僕の隣を争っている。
「兄様兄様、今日はここまで大丈夫です!」
「「「・・・え?」」」
「だから、自室にお戻りください!」
「え、どうしてなんで?」
「僕だって1人で寝れます!」
「俺らと寝るのは嫌か?」
「そういう訳ではないもん!」
もー!本当は迷惑な癖に!
なんでこんなに聞いてくるの!
僕は、逃げるように扉を押す。
僕、この扉も開けられるようになったんだ!!
呆気にとられている兄様達は僕が部屋に入ったことに少し遅れて気がついた。
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