兄たちが溺愛するのは当たり前だと思ってました

第1章

50.プチ独り立ちの日

おはようございます。。。

昨日ベッドへ行った記憶はないけど、ベッドにいた...。

誰が運んでくれたんだろう？
知らない誰か様ありがとう......

そうだ！！
今日は僕のお誕生日だ！！！

今日は体調悪くない！やった！！

1人でえへへ、なんて舞い上がりくるくる回っているとコンコンとノックの音がした。


｢はーい？どうぞ！｣

｢失礼します、ランス様。
お誕生日おめでとうございます｣

｢わぁ！リコスさん！ありがとう！！
リコスさんが1番だ！！｣


他人からのおめでとう1人目だよ、リコスさん！

すると、


｢あぁあぁ、リコスさーん！
俺が1番なはずなのに、、｣

｢わぁ！メル兄様！おはよう！｣

｢ふふ、おはようランス、お誕生日おめでとう｣

｢ありがとうございます！｣


嬉しいよ、祝ってもらえるのってやっぱり嬉しい！！


｢やっぱりランスは可愛いなぁ、ほらメル鼻血出そうだよ｣

｢フラン兄様にヴィンス兄様！｣

｢ふふ、おはようランス、おめでとう！｣

｢おめでとう、ランス！！｣

｢ありがとうございます！！｣


ふっふっふっ、今日は僕の誕生日だけど、それ以外に兄様達に喜んでもらえる事を準備している！




そう！それは

｢兄様達に頼らない作戦｣だ！！！！





きっと、僕に付きっきりだから疲れてるもんね。
ご迷惑おかけしてごめんね。
でもそれも今日までだから！！