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第1章
48.お披露目会4
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たくさんの拍手に迎えられ、舞台に姿を現す僕ら。
ヴィンス兄様に抱えられ、出たのは良いが5歳にもなって(あと1日あるけど)抱っこは恥ずかしい。
ちらっと見えた僕と同じぐらいの淡いピンク色の髪をした少年。
しっかりしている様子が凛とした立ち居振る舞いから分かった。
僕もと、その少年に対抗するように、そっと兄様から下ろしてもらった。
ぷるぷると足は震えるものの、心を強く持ち挨拶に挑んだ。
「この度は、僕、ランスロット・バーネットの誕生会にご出席いただき感謝致します。」
声は震えていないかな。
足は尋常じゃない程震えている気がする。
そんな僕を嘲笑することもせず、優しく見守る参加者の態度は僕にとってもありがたいものだった。
「今宵はどうぞごゆっくりお楽しみくださいね」
終わった。
すると、わっと拍手が起きた。
すごいわねぇ、しっかりしているわ、なんて僕を褒めてくれる声がちらほら。
うれしい、嬉しい!
僕1人で初めて出来た。
そっと、少年の方に目を向けると優しい笑みをこちらに向け、周りと同じように拍手をしてくれている。
あの子とは友達になれるかな?なんて今まで僕の中になかった感情が心の中に溢れていた。
でも、そんな少しの出来事でトラウマを克服出来たら苦労していない。
気を抜いたら倒れてしまう、
ささっと退散。
舞台袖に着くと
「頑張ったなぁ!!」
なんて兄様みんなから言われ、頭をぽむぽむ撫でられた。
頑張ったかいがあるなぁ
ヴィンス兄様に抱えられ、出たのは良いが5歳にもなって(あと1日あるけど)抱っこは恥ずかしい。
ちらっと見えた僕と同じぐらいの淡いピンク色の髪をした少年。
しっかりしている様子が凛とした立ち居振る舞いから分かった。
僕もと、その少年に対抗するように、そっと兄様から下ろしてもらった。
ぷるぷると足は震えるものの、心を強く持ち挨拶に挑んだ。
「この度は、僕、ランスロット・バーネットの誕生会にご出席いただき感謝致します。」
声は震えていないかな。
足は尋常じゃない程震えている気がする。
そんな僕を嘲笑することもせず、優しく見守る参加者の態度は僕にとってもありがたいものだった。
「今宵はどうぞごゆっくりお楽しみくださいね」
終わった。
すると、わっと拍手が起きた。
すごいわねぇ、しっかりしているわ、なんて僕を褒めてくれる声がちらほら。
うれしい、嬉しい!
僕1人で初めて出来た。
そっと、少年の方に目を向けると優しい笑みをこちらに向け、周りと同じように拍手をしてくれている。
あの子とは友達になれるかな?なんて今まで僕の中になかった感情が心の中に溢れていた。
でも、そんな少しの出来事でトラウマを克服出来たら苦労していない。
気を抜いたら倒れてしまう、
ささっと退散。
舞台袖に着くと
「頑張ったなぁ!!」
なんて兄様みんなから言われ、頭をぽむぽむ撫でられた。
頑張ったかいがあるなぁ
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