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第1章
29.湯浴み2
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次は体洗ってもらう!
すると、
「はぁ...終わった。ねね、今ランスどこまでいった?」
「メル兄様!早かったねぇ?」
「ふふ、早く終わらせたんだ」
「ちぇっ、もっと遅くてよかったのに」
「残念でしたー!」
「今からランスの体洗うとこ。
別にメルとフランはお風呂浸かってていいけど?」
あ、ちなみにフラン兄様はと言うと僕とお手手にぎにぎして遊んでました。
「わぁ、お気遣いどーもぉ、でも大丈夫だよぉ」
「あーあー、そうですかっ!」
「ほらちゃっちゃっと洗っちゃお!ランス~おいで!」
「はーい!」
「あ、ちょっと!メル!」
メル兄様は手に泡を出して、体をなぞるように触っていく。
「ふふっ、くすぐったいよぉ!」
「ちょーっと我慢ね~」
「はぁ、もうじゃあ洗うのは2人に任せるから湯船の時は僕ね!」
「「はーい」」
「ヴィンス兄様どこ行くのぉ?」
「湯船浸かってるから洗ってもらったらおいでね?」
「うんっ!」
そう言ってヴィンス兄様は先に湯船に行ってしまった。
「ふふっ、こしょこしょしないれぇ!!」
「なぁに、ランス脇と腰弱いのぉ?」
「あははっ!そこだめ!」
そうこうしているうちにいつの間にか終わっていて、
「ほら、流すよ!」
「はーい!」
体の泡を流してくれる。
「はーい、すっきり!」
「ヴィンス兄様のとこに行こっか。」
「うん!」
僕はフラン兄様に抱っこしてもらい、湯船へ向かった。
「にぃさま!」
「ふふ、綺麗にしてもらった?」
「うん!」
「ほら、おいで」
そう言われたので手を伸ばして、ヴィンス兄様の腕に抱かれる。
「ふわぁ...あったかい...」
「ランス~?お風呂で寝ちゃダメだよ?」
「んにゅ...ねない...ふわぁ...」
「もう欠伸いっぱいしてるじゃん、
もう上がる?」
いや、もうちょっと...
「まだぁ」
「じゃあ後5分ね?」
「はぁい」
すると、脱衣所の方からリコスさんの声がして
「皆様のお召し物ここに置いておきますね!」
「うん!ありがとう!」
「ランス様は、夜着の方はお昼寝前に着替えるようにしますか?
リースによると、今日までは大事をとってベッドの上が基本と言っていたので、」
「うん、そうだね。汗もかくだろうし。そうする。」
「承知しました。では失礼します。」
「うん、ありがとう!」
僕の夜着...?うーん、なんのことだぁ?
「ランス~?」
「ふにゅぅ...」
「まだ5分経ってないけど、上がろうか。」
「ぅん」
ザッパーンと兄様が湯船から立つ音がする。
「あれ?兄様もう上がるの?」
「うん、ランスがまたおねむになりそうだから」
「じゃぁ、僕たちもあがる...」
あれ?結局みんな上がった...?
「ほら、ランス?ばんざいして、体ちゃんと拭くから。」
「ばんじゃーい...」
「はい、良く出来ましたぁ」
その後はちゃっと兄様達がしてくれたから覚えてないけど...
お風呂から上がると、
「まぁ!可愛いですわね、ランス様!」
「ふぇ...?」
「似合ってるよね、キュクルさんが選んでくれたんだって」
「まぁ!キュクルが!」
「お、奥様が素晴らしいんです!!」
何の話か気になって、ヴィンス兄様の服をつんつんと摘む。
「ん?どうした?」
「なんのおはなし...?」
「ランスの服装が可愛いって話だよ!」
「えぇ!とっても似合っておりますわ!」
「僕の...?」
見てみると、ふりふりのレースが施された女の子が着るようなものだ。
「ふぁ...!?もったいないよぉ...
こんなの僕の似合わないよ...」
「何言ってるの、とっても似合ってるよ?」
「そう...?」
「うん!」
じゃあいいかな...なんて思った僕は単純すぎる。
「お食事はどちらで?」
「今日まで部屋でいいかな?」
「かしこまりました。ご用意いたしますね、」
「うん!ありがとう。」
ベッドの上に戻されると可愛い可愛いと兄様達からべた褒めだった。
可愛いよりかっこいいだけど、嬉しいなんて思ったのは内緒だ。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
後に兄は語る、
「あそこで勃たなかった僕達を褒めて欲しい」と。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
湯浴みだからといってえちえちが出てくるとも限らなくもない。
すると、
「はぁ...終わった。ねね、今ランスどこまでいった?」
「メル兄様!早かったねぇ?」
「ふふ、早く終わらせたんだ」
「ちぇっ、もっと遅くてよかったのに」
「残念でしたー!」
「今からランスの体洗うとこ。
別にメルとフランはお風呂浸かってていいけど?」
あ、ちなみにフラン兄様はと言うと僕とお手手にぎにぎして遊んでました。
「わぁ、お気遣いどーもぉ、でも大丈夫だよぉ」
「あーあー、そうですかっ!」
「ほらちゃっちゃっと洗っちゃお!ランス~おいで!」
「はーい!」
「あ、ちょっと!メル!」
メル兄様は手に泡を出して、体をなぞるように触っていく。
「ふふっ、くすぐったいよぉ!」
「ちょーっと我慢ね~」
「はぁ、もうじゃあ洗うのは2人に任せるから湯船の時は僕ね!」
「「はーい」」
「ヴィンス兄様どこ行くのぉ?」
「湯船浸かってるから洗ってもらったらおいでね?」
「うんっ!」
そう言ってヴィンス兄様は先に湯船に行ってしまった。
「ふふっ、こしょこしょしないれぇ!!」
「なぁに、ランス脇と腰弱いのぉ?」
「あははっ!そこだめ!」
そうこうしているうちにいつの間にか終わっていて、
「ほら、流すよ!」
「はーい!」
体の泡を流してくれる。
「はーい、すっきり!」
「ヴィンス兄様のとこに行こっか。」
「うん!」
僕はフラン兄様に抱っこしてもらい、湯船へ向かった。
「にぃさま!」
「ふふ、綺麗にしてもらった?」
「うん!」
「ほら、おいで」
そう言われたので手を伸ばして、ヴィンス兄様の腕に抱かれる。
「ふわぁ...あったかい...」
「ランス~?お風呂で寝ちゃダメだよ?」
「んにゅ...ねない...ふわぁ...」
「もう欠伸いっぱいしてるじゃん、
もう上がる?」
いや、もうちょっと...
「まだぁ」
「じゃあ後5分ね?」
「はぁい」
すると、脱衣所の方からリコスさんの声がして
「皆様のお召し物ここに置いておきますね!」
「うん!ありがとう!」
「ランス様は、夜着の方はお昼寝前に着替えるようにしますか?
リースによると、今日までは大事をとってベッドの上が基本と言っていたので、」
「うん、そうだね。汗もかくだろうし。そうする。」
「承知しました。では失礼します。」
「うん、ありがとう!」
僕の夜着...?うーん、なんのことだぁ?
「ランス~?」
「ふにゅぅ...」
「まだ5分経ってないけど、上がろうか。」
「ぅん」
ザッパーンと兄様が湯船から立つ音がする。
「あれ?兄様もう上がるの?」
「うん、ランスがまたおねむになりそうだから」
「じゃぁ、僕たちもあがる...」
あれ?結局みんな上がった...?
「ほら、ランス?ばんざいして、体ちゃんと拭くから。」
「ばんじゃーい...」
「はい、良く出来ましたぁ」
その後はちゃっと兄様達がしてくれたから覚えてないけど...
お風呂から上がると、
「まぁ!可愛いですわね、ランス様!」
「ふぇ...?」
「似合ってるよね、キュクルさんが選んでくれたんだって」
「まぁ!キュクルが!」
「お、奥様が素晴らしいんです!!」
何の話か気になって、ヴィンス兄様の服をつんつんと摘む。
「ん?どうした?」
「なんのおはなし...?」
「ランスの服装が可愛いって話だよ!」
「えぇ!とっても似合っておりますわ!」
「僕の...?」
見てみると、ふりふりのレースが施された女の子が着るようなものだ。
「ふぁ...!?もったいないよぉ...
こんなの僕の似合わないよ...」
「何言ってるの、とっても似合ってるよ?」
「そう...?」
「うん!」
じゃあいいかな...なんて思った僕は単純すぎる。
「お食事はどちらで?」
「今日まで部屋でいいかな?」
「かしこまりました。ご用意いたしますね、」
「うん!ありがとう。」
ベッドの上に戻されると可愛い可愛いと兄様達からべた褒めだった。
可愛いよりかっこいいだけど、嬉しいなんて思ったのは内緒だ。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
後に兄は語る、
「あそこで勃たなかった僕達を褒めて欲しい」と。
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湯浴みだからといってえちえちが出てくるとも限らなくもない。
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