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第1章
23.夕飯の準備
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「ランスぅ~?起きてぇ~?」
「ぅん、、ふあんにぃさまぁ?」
誰かと思えばフラン兄様かぁ。どうしたの~?
「夕飯だよぉ、どう?食べれそう?」
ふわぁ、もうそんな時間?
「お熱はさがったっぽいけどどうかなぁ?」
そう言いながら、僕の体を起こして背中をクッションで固めて背もたれにしてくれる。
ご飯、、食べたい。お腹空いちゃった。
「たべ...るぅ、」
「そっかそっか、じゃあ今持ってきてもらうね」
そう言うとフラン兄様はチリンチリンとベルを鳴らし、リコスを呼び出した。
「食べるらしいから、ここまで持ってきてください。」
「承知しました。」
「ぁぃがと」
リコスは僕を見てふふっと微笑んで部屋を後にした。
「ねぇ、ランスぅ~?」
どうしたんだろう?ポテッと首を傾げる。
「今日はランスと一緒に寝てもいい?
多分兄様達も一緒に寝たいって言うんだけど。
あ、一応父様からは許可頂いてるんだけど。
ランスがきつくなかったらいいけどって。」
え、一緒に寝てくれるの!?
僕は嬉しくてぶんぶんと首を縦に振る。
「あはは!嬉しい!ありがとう!」
あ、でも兄様3人入るかな...?
「ベッドは横にソファベッド持ってきてくれるらしいから、大丈夫!!」
やっぱり、、
兄様達って僕の心読めるのかなぁ???
そう考えていると、
コンコンとノックの音がした。
「はぁい、どうぞ~」
僕の夕飯を持ってきたリコスが入ってきた。
「こちら、今晩のランス様のお食事となります。
そして、フラン様の分もご用意しております。」
「え!?僕の分まで?ありがとう!」
「旦那様とすれ違いまして、きっとここで食べるだろうと言っていらしたので、ご用意させていただきました。」
さすがリコスさん!!!
「きっと今からヴィンス様とメル様もいらっしゃいますよ。
なのでお机、ベッドの横に移動させますね。」
そう言ってぱぱっと机を横に移動させてしまった。
「ここなら、ランス様のお顔を見ながらお食事出来ますからね。」
リコスさんのお気遣い感謝します!!!
今は兄様の顔が見えるだけで安心感が違うのだ。
「ぁぃがと、りこすさん、」
「お兄様達とごゆっくりどうぞ」
「フラン様、お薬の方は30分程経った頃にリースがこちらに来るといっておられましたのでその時かと。」
「あぁ、分かりました。ありがとうございます。」
「まだ初めなので、量は少なめに作っているらしいのですが、無理しなくて良いですからね。」
「そうそう、無理だったらすぐ言うんだよ?」
2人から念を押されて
「はぁぃ」
と僕は答えた。
すると、
「あ、来られましたね。」
と言い、リコスさんがドアの方に向かって歩いて行った。
誰かなぁ?と思っていたら、コンコンと音がなり、
「ランス、僕だ。ヴィンスとメルだ。」
とヴィンス兄様の声。
リコスさんがギーっとドアを開け、
「お待ちしておりました。
お食事もこちらにございます。」
と言って部屋へ招き入れた。
えぇ、2人のぶんもあったの!?と思っている間に、いつの間にか、机に食事の準備がされていた。
え、リコスさん1人しかいなかったよね?!
早すぎないかなぁ?
「では、私はまた隣の部屋におりますので何かあればなんなりとお申し付けください。」
「ぅん、ばぃばぃ」
僕がそう言うと、リコスさんは微笑みペコッとお辞儀をして隣の部屋へ帰って行った。
「よし、食べようぜ!!」
そう、メル兄様が言い、ヴィンス兄様が
「うん、そうだね。手を合わせて」
「命に感謝していただきます」
「「いただきます」」
わぁ、この感じ久しぶりだ...!!!
「ぃただきましゅ」
そして、夕食が始まった。
「ぅん、、ふあんにぃさまぁ?」
誰かと思えばフラン兄様かぁ。どうしたの~?
「夕飯だよぉ、どう?食べれそう?」
ふわぁ、もうそんな時間?
「お熱はさがったっぽいけどどうかなぁ?」
そう言いながら、僕の体を起こして背中をクッションで固めて背もたれにしてくれる。
ご飯、、食べたい。お腹空いちゃった。
「たべ...るぅ、」
「そっかそっか、じゃあ今持ってきてもらうね」
そう言うとフラン兄様はチリンチリンとベルを鳴らし、リコスを呼び出した。
「食べるらしいから、ここまで持ってきてください。」
「承知しました。」
「ぁぃがと」
リコスは僕を見てふふっと微笑んで部屋を後にした。
「ねぇ、ランスぅ~?」
どうしたんだろう?ポテッと首を傾げる。
「今日はランスと一緒に寝てもいい?
多分兄様達も一緒に寝たいって言うんだけど。
あ、一応父様からは許可頂いてるんだけど。
ランスがきつくなかったらいいけどって。」
え、一緒に寝てくれるの!?
僕は嬉しくてぶんぶんと首を縦に振る。
「あはは!嬉しい!ありがとう!」
あ、でも兄様3人入るかな...?
「ベッドは横にソファベッド持ってきてくれるらしいから、大丈夫!!」
やっぱり、、
兄様達って僕の心読めるのかなぁ???
そう考えていると、
コンコンとノックの音がした。
「はぁい、どうぞ~」
僕の夕飯を持ってきたリコスが入ってきた。
「こちら、今晩のランス様のお食事となります。
そして、フラン様の分もご用意しております。」
「え!?僕の分まで?ありがとう!」
「旦那様とすれ違いまして、きっとここで食べるだろうと言っていらしたので、ご用意させていただきました。」
さすがリコスさん!!!
「きっと今からヴィンス様とメル様もいらっしゃいますよ。
なのでお机、ベッドの横に移動させますね。」
そう言ってぱぱっと机を横に移動させてしまった。
「ここなら、ランス様のお顔を見ながらお食事出来ますからね。」
リコスさんのお気遣い感謝します!!!
今は兄様の顔が見えるだけで安心感が違うのだ。
「ぁぃがと、りこすさん、」
「お兄様達とごゆっくりどうぞ」
「フラン様、お薬の方は30分程経った頃にリースがこちらに来るといっておられましたのでその時かと。」
「あぁ、分かりました。ありがとうございます。」
「まだ初めなので、量は少なめに作っているらしいのですが、無理しなくて良いですからね。」
「そうそう、無理だったらすぐ言うんだよ?」
2人から念を押されて
「はぁぃ」
と僕は答えた。
すると、
「あ、来られましたね。」
と言い、リコスさんがドアの方に向かって歩いて行った。
誰かなぁ?と思っていたら、コンコンと音がなり、
「ランス、僕だ。ヴィンスとメルだ。」
とヴィンス兄様の声。
リコスさんがギーっとドアを開け、
「お待ちしておりました。
お食事もこちらにございます。」
と言って部屋へ招き入れた。
えぇ、2人のぶんもあったの!?と思っている間に、いつの間にか、机に食事の準備がされていた。
え、リコスさん1人しかいなかったよね?!
早すぎないかなぁ?
「では、私はまた隣の部屋におりますので何かあればなんなりとお申し付けください。」
「ぅん、ばぃばぃ」
僕がそう言うと、リコスさんは微笑みペコッとお辞儀をして隣の部屋へ帰って行った。
「よし、食べようぜ!!」
そう、メル兄様が言い、ヴィンス兄様が
「うん、そうだね。手を合わせて」
「命に感謝していただきます」
「「いただきます」」
わぁ、この感じ久しぶりだ...!!!
「ぃただきましゅ」
そして、夕食が始まった。
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