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第一章
指輪
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「この指輪は王直属の騎士団しか持つ事が許されない指輪よ!」ドクターが興奮気味に喋る。
どうやらすごい指輪の様だ。更に何かに気づいたようだ。
「ん?この指輪何やら中に書かれているな。少し見せてくれ。」何やら顕微鏡の様なものを取り出して指輪をじっくりと見出すドクター
暫く沈黙が続く。何だか気まずい。妹ちゃんが口火を切る。
「あのードクター?」
我に返ったのかハッとするドクター
「あぁすまない。どうも何か気になるものがあると夢中になってしまう性格でね。」そう言うと指輪の事を教えてくれた。
この指輪は由緒正しき指輪で魔法を研究する際に国立中央図書館で文献を読み漁っていた時に見かけた事があるそうだ。
割と階級が高かった為色々と読む事を許されていたが
若く好奇心が強かった当時のドクターはこっそりと禁書とされている本も読んでいたらしい。
そこには今は禁忌とされている魔法や魔族の生態や言語。禁じられた武器や土地などの本、そして国王軍についてまとめられたものがあった。
その中に国王軍の装備品についてまとめられた本があり指輪の事もそこに記載されていた。
なんでもその指輪は非常に貴重な金属で出来ており魔力を閉じ込めてその魔力を増福させて行使する事が出来るらしい。
その際に身につけていた者の魔力は消費しないのでいざという時の為に強力な魔法が閉じ込められている。しかし危険な魔法な為この指輪は国王直属の騎士団にのみ継承されるとの事
ドクターはその記述を見てもしかしてこの素材があれば詠唱無しでも魔術を使えて魔力の低い人でも魔術を使える事が出来るのではないかと考えて今の研究を始めたそうだ。
そこでどうにか手に入れようとしたが手に入らずそれどころか禁書を読んだ事などがバレて追われてしまった様だ。
そして仕方なく街で似た様な素材がないか探しどうにか杖を作る事に成功して今に至ったの事。
とにかくそんなやばい代物で見る人が見たら分かる物だと思うので信用した人以外には見せずに普段はネックレスにして隠しておいて、そして大事な時だけいざという時に備えて指にはめる様にした方がいいとチェーンを着けて返してくれた。
この指輪に書かれた文字はまだ解読出来ないのでノートに書き写して分かったら教えてくれるそうだ。
指輪の事を初めて聞いた妹ちゃんはいささか戸惑っていた。それはそうだ。今の話を元にするともしかしたら妹ちゃんの父親が王直属の騎士団員だったかもしれないのだから。
どうやらすごい指輪の様だ。更に何かに気づいたようだ。
「ん?この指輪何やら中に書かれているな。少し見せてくれ。」何やら顕微鏡の様なものを取り出して指輪をじっくりと見出すドクター
暫く沈黙が続く。何だか気まずい。妹ちゃんが口火を切る。
「あのードクター?」
我に返ったのかハッとするドクター
「あぁすまない。どうも何か気になるものがあると夢中になってしまう性格でね。」そう言うと指輪の事を教えてくれた。
この指輪は由緒正しき指輪で魔法を研究する際に国立中央図書館で文献を読み漁っていた時に見かけた事があるそうだ。
割と階級が高かった為色々と読む事を許されていたが
若く好奇心が強かった当時のドクターはこっそりと禁書とされている本も読んでいたらしい。
そこには今は禁忌とされている魔法や魔族の生態や言語。禁じられた武器や土地などの本、そして国王軍についてまとめられたものがあった。
その中に国王軍の装備品についてまとめられた本があり指輪の事もそこに記載されていた。
なんでもその指輪は非常に貴重な金属で出来ており魔力を閉じ込めてその魔力を増福させて行使する事が出来るらしい。
その際に身につけていた者の魔力は消費しないのでいざという時の為に強力な魔法が閉じ込められている。しかし危険な魔法な為この指輪は国王直属の騎士団にのみ継承されるとの事
ドクターはその記述を見てもしかしてこの素材があれば詠唱無しでも魔術を使えて魔力の低い人でも魔術を使える事が出来るのではないかと考えて今の研究を始めたそうだ。
そこでどうにか手に入れようとしたが手に入らずそれどころか禁書を読んだ事などがバレて追われてしまった様だ。
そして仕方なく街で似た様な素材がないか探しどうにか杖を作る事に成功して今に至ったの事。
とにかくそんなやばい代物で見る人が見たら分かる物だと思うので信用した人以外には見せずに普段はネックレスにして隠しておいて、そして大事な時だけいざという時に備えて指にはめる様にした方がいいとチェーンを着けて返してくれた。
この指輪に書かれた文字はまだ解読出来ないのでノートに書き写して分かったら教えてくれるそうだ。
指輪の事を初めて聞いた妹ちゃんはいささか戸惑っていた。それはそうだ。今の話を元にするともしかしたら妹ちゃんの父親が王直属の騎士団員だったかもしれないのだから。
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