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41話
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月島side
次の日
土曜日ということもあり学校も休みだからと俺の退院に付き添うと言って(あだ名)くんは聞かなかったのだが、俺がそれを断りホテルに着いたらちゃんと連絡し部屋番号も伝えると約束すると、仕方なさそうに唇を尖らせて分かったと言いながら少し拗ねていた。
俺は退院手続きをしお世話になった長谷川先生に頭を下げる。
凹「お世話になりました。」
「定期的なカウンセリングにはちゃんと来るように。約束だよ?」
凹「はい。」
そして、俺は病院を後にするとそのままとある場所に向かった。
あの時、自分の気持ちを優先するのではなく先々のことを考え、佐々木先生と別れ、自分の立場を考えてから行動していればこんな事にならなかったのかもしれない。
しかし、あの時の俺は浅井くんへの募る気持ちでいっぱいでそんな事まで考える余裕などなかった。
自業自得だとわかっている俺は全ての事を自分でケリを付ける。
俺は合鍵を使って佐々木先生のマンションのオートロックを開け中へ入った。
今日は休日の土曜日。
夜型人間の佐々木先生ならまだこの時間は起きたばかりだろうか?
そんな事を思いながら上がっていくエレベーターのモニターを見つめる。
到着したエレベーターから降り、踵を鳴らして歩くと俺はゆっくりと立ち止まった。
玄関のパスワードの蓋をスライドさせ俺の知っているパスワードを入力する。
ピピピピピピ…ピピ…
まだ俺の誕生日をパスワードにしてるなんて佐々木先生は一体、どういうつもりなのだろう?
そんな事を思いながら玄関の中に入ると、玄関には女性物の靴があり俺は小さなため息を落とす。
その靴の横にあるシューズボックスの上には俺とのツーショット写真が飾られてあるというのに…
未成年の女の子を連れ込むなんて呆れた。
靴を脱ぎ、大きなワンルームのような間取りとなっている部屋に続く廊下を歩いていき、俺はゆっくりとその扉を開ける。
すると、リビングの奥にある大きなベッドには上半身裸のまま寝そべっている佐々木先生と、例の教え子である女の子が下着姿のまま眠っていた。
佐々木先生は俺がまだ面会謝絶で入院をしていると思い油断しているのだろうか?
今までなら他に女がいる素振りすら見せなかったその部屋には彼女の私物が沢山置かれてあった。
俺はそのままリビングのなかに入り、スマホを取り出すとその光景を撮影する。
この女の子が俺と浅井くんにしたように。
すると、そのシャッター音で佐々木先生は目覚めたのか呻き声をあげ目を擦りながら俺の方を見た。
S「り…涼…!?」
俺の顔を見て一瞬で目が覚めたのか小さな目が大きく見開く。
佐々木先生の声によって目覚めた彼女は俺に身体を隠すようにシーツを纏い、俺の顔を見て怯えていた。
俺は床に散らばった彼女の服を手に取りベッドに投げた。
凹「服…着れば?」
俺がそう言うと彼女は慌ててその服に袖を通していき、佐々木先生は上半身裸のままベッドから降りると俺の足元に膝をついて縋り付く。
凹「俺の見張りしたご褒美で抱いたんじゃなかったの?男の俺より女ほうが良かった?俺が面会謝絶なのに抱きたくなるほどそんなに身体の相性が良かった?」
S「涼これは…違うんだ。」
凹「佐々木先生…もう大丈夫だよ。俺も佐々木先生にあんな抱かれ方して怪我までさせられて…精神的にも支配されそうになったけど、自分の気持ちがよく分かったから…俺たち…別れよ。」
俺がそう言うと佐々木先生は一瞬、固まりゆっくりと怖い顔をして俺を睨むと立ち上がる。
S「別れる?俺と涼が?まさか、本気じゃないよな?別れるなんて俺が許さない。」
目の色が変わった佐々木先生のその顔はあの時、俺を痛めつけようとした時の目と同じだった。
凹「俺なんかよりその女の方がいいんでしょ?だからその女を抱くんじゃないの?だから別れようって俺の方から言ってあげてんだよ。」
「あ…あの…私は…」
S「うるさい黙れ。お前は話に首を突っ込むな。」
怒りなのか焦りなのか分からない声で佐々木先生が彼女にそう怒鳴ると、彼女はガタガタと体を震わせている。
佐々木先生はそんな彼女を気にする事なく俺に言った。
S「俺がこの尻軽女を抱こうが涼とは別れるつもりはない。涼…俺にそんな態度とっていいのか?お前が俺の言う事を聞けば…お前の可愛い可愛い教え子たちを無事に卒業させてやってもいいんだぞ?」
佐々木先生はジワリジワリと俺に近づいてきてスーッと人差し指で俺の頬をなぞった。
蘇りそうな恐怖感から怖気付きそうになる俺はグッと歯を食いしばる。
凹「そ…それはどういう意味…?」
S「知らないのか?アイツらは今、退学の危機だ。乱闘騒ぎを起こし、それが問題となりあと一押しで退学処分だぞ?退学になれば内定や推薦も白紙になる…どうする?涼の決断次第でアイツら馬鹿どもの未来が決まるけど?」
凹「あの子たちを人質にして俺を思い通りにしようとしてんのかよ?」
S「人聞が悪いな…俺はただキミを愛してるだけだよ…」
佐々木先生はそう言って俺の頬に舌を這わせ、そんな佐々木先生の豹変ぶりを後ろにいる彼女は初めて見たのか、あの時の俺のように泣いていた。
凹「そう。佐々木先生の好きにすればいい。佐々木先生が綺麗に別れてくれたらお互いの為に全部なかった事にするつもりだったけど、そうもいかないみたいだね。」
俺はそう言うと佐々木先生の胸を強く押し離れさせると、鞄から大きな封筒を取り出す。
それを佐々木先生に見せると佐々木先生は不思議そうな顔をして眉間にシワを寄せた。
凹「この中には俺の身体の診断書と傷跡の写真、主治医とカウンセラーの意見書が入ってる。医者にはすぐに警察に相談した方が良いって言われたけど、俺が頼み込んで警察には相談しなかったんだ。でも、これを今すぐ警察に証拠として提出して被害届出してもいいし、なんなら学校に送りつけてもいいんだよ。それともお父様の経営する会社に送る?」
俺がそう言うと佐々木先生は俺の強気な行動がまさかだったのか、少し焦り挙動不審になってイラついている。
S「だからって俺がした証拠にはならない。」
凹「病院に運ばれてすぐ、俺の体内に残ったDNAの採取もされてる。佐々木先生が参考人として警察に引っ張られてDNA採取をされたらすぐにわかる事なんだよ?因みにこのスマホにはさっきまで2人が眠っていた姿の動画が入ってる。俺も佐々木先生が俺を脅した時みたいにこの動画使ってもいい?後ろにいる彼女の人生も未成年と関係を持った佐々木先生の教師としての人生も終わっちゃうけど?」
俺がそう話していると佐々木先生はもう諦めたのか、それとも俺に反論する気もならないのかただ立ち尽くしている。
しかし、後ろで俺の話を聞いていた彼女は泣きながら俺に手を合わせて学校だけには言わないでくれと謝罪していた。
凹「佐々木先生どうする?俺が望むことはそう多くないよ。佐々木先生が別れてくれること…そして、あの子たちの退学処分の提案を取り下げること…そうすれば佐々木先生も今まで通り教師としての威厳が守られて生きていける。未成年の教え子に手を出して盗撮させて、恋人にDVして監禁するような変態教師だなんて誰も気づかないよ。」
俺がそう皮肉を言うと佐々木先生はソファの背もたれに掛かってあったパーカーに袖を通した。
すると、無言のままスマホを手に取り電話をかけはじめた。
話の内容からして相手は教頭先生だと言うことがすぐに分かり、あの子たちを退学処分にしようと言い始めたのはやはり、佐々木先生だったんだと言うことが教頭先生との会話で分かった。
佐々木先生は電話を切ると当て付けかのように俺の目の前に立つ。
S「あんなに俺の前でピーピー泣いてたくせに入院して性格まで変わったか?」
凹「入院して性格が変わったんじゃないよ。俺は守る人ができて強くなっただけ。佐々木先生自ら俺を勝手に退職扱いにしてくれたおかげで俺に失うものは彼以外になくなったからね。」
俺がそう言ってニコッと微笑み佐々木先生に背をむけると、佐々木先生は苛立ちをぶつけるかのようにテーブルにあったグラスを思いっきり壁に叩きつけた。
ピリッと頬に痛みを感じた俺はそのまま振り返ることなく佐々木先生の部屋を後にした。
つづく
次の日
土曜日ということもあり学校も休みだからと俺の退院に付き添うと言って(あだ名)くんは聞かなかったのだが、俺がそれを断りホテルに着いたらちゃんと連絡し部屋番号も伝えると約束すると、仕方なさそうに唇を尖らせて分かったと言いながら少し拗ねていた。
俺は退院手続きをしお世話になった長谷川先生に頭を下げる。
凹「お世話になりました。」
「定期的なカウンセリングにはちゃんと来るように。約束だよ?」
凹「はい。」
そして、俺は病院を後にするとそのままとある場所に向かった。
あの時、自分の気持ちを優先するのではなく先々のことを考え、佐々木先生と別れ、自分の立場を考えてから行動していればこんな事にならなかったのかもしれない。
しかし、あの時の俺は浅井くんへの募る気持ちでいっぱいでそんな事まで考える余裕などなかった。
自業自得だとわかっている俺は全ての事を自分でケリを付ける。
俺は合鍵を使って佐々木先生のマンションのオートロックを開け中へ入った。
今日は休日の土曜日。
夜型人間の佐々木先生ならまだこの時間は起きたばかりだろうか?
そんな事を思いながら上がっていくエレベーターのモニターを見つめる。
到着したエレベーターから降り、踵を鳴らして歩くと俺はゆっくりと立ち止まった。
玄関のパスワードの蓋をスライドさせ俺の知っているパスワードを入力する。
ピピピピピピ…ピピ…
まだ俺の誕生日をパスワードにしてるなんて佐々木先生は一体、どういうつもりなのだろう?
そんな事を思いながら玄関の中に入ると、玄関には女性物の靴があり俺は小さなため息を落とす。
その靴の横にあるシューズボックスの上には俺とのツーショット写真が飾られてあるというのに…
未成年の女の子を連れ込むなんて呆れた。
靴を脱ぎ、大きなワンルームのような間取りとなっている部屋に続く廊下を歩いていき、俺はゆっくりとその扉を開ける。
すると、リビングの奥にある大きなベッドには上半身裸のまま寝そべっている佐々木先生と、例の教え子である女の子が下着姿のまま眠っていた。
佐々木先生は俺がまだ面会謝絶で入院をしていると思い油断しているのだろうか?
今までなら他に女がいる素振りすら見せなかったその部屋には彼女の私物が沢山置かれてあった。
俺はそのままリビングのなかに入り、スマホを取り出すとその光景を撮影する。
この女の子が俺と浅井くんにしたように。
すると、そのシャッター音で佐々木先生は目覚めたのか呻き声をあげ目を擦りながら俺の方を見た。
S「り…涼…!?」
俺の顔を見て一瞬で目が覚めたのか小さな目が大きく見開く。
佐々木先生の声によって目覚めた彼女は俺に身体を隠すようにシーツを纏い、俺の顔を見て怯えていた。
俺は床に散らばった彼女の服を手に取りベッドに投げた。
凹「服…着れば?」
俺がそう言うと彼女は慌ててその服に袖を通していき、佐々木先生は上半身裸のままベッドから降りると俺の足元に膝をついて縋り付く。
凹「俺の見張りしたご褒美で抱いたんじゃなかったの?男の俺より女ほうが良かった?俺が面会謝絶なのに抱きたくなるほどそんなに身体の相性が良かった?」
S「涼これは…違うんだ。」
凹「佐々木先生…もう大丈夫だよ。俺も佐々木先生にあんな抱かれ方して怪我までさせられて…精神的にも支配されそうになったけど、自分の気持ちがよく分かったから…俺たち…別れよ。」
俺がそう言うと佐々木先生は一瞬、固まりゆっくりと怖い顔をして俺を睨むと立ち上がる。
S「別れる?俺と涼が?まさか、本気じゃないよな?別れるなんて俺が許さない。」
目の色が変わった佐々木先生のその顔はあの時、俺を痛めつけようとした時の目と同じだった。
凹「俺なんかよりその女の方がいいんでしょ?だからその女を抱くんじゃないの?だから別れようって俺の方から言ってあげてんだよ。」
「あ…あの…私は…」
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怒りなのか焦りなのか分からない声で佐々木先生が彼女にそう怒鳴ると、彼女はガタガタと体を震わせている。
佐々木先生はそんな彼女を気にする事なく俺に言った。
S「俺がこの尻軽女を抱こうが涼とは別れるつもりはない。涼…俺にそんな態度とっていいのか?お前が俺の言う事を聞けば…お前の可愛い可愛い教え子たちを無事に卒業させてやってもいいんだぞ?」
佐々木先生はジワリジワリと俺に近づいてきてスーッと人差し指で俺の頬をなぞった。
蘇りそうな恐怖感から怖気付きそうになる俺はグッと歯を食いしばる。
凹「そ…それはどういう意味…?」
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凹「あの子たちを人質にして俺を思い通りにしようとしてんのかよ?」
S「人聞が悪いな…俺はただキミを愛してるだけだよ…」
佐々木先生はそう言って俺の頬に舌を這わせ、そんな佐々木先生の豹変ぶりを後ろにいる彼女は初めて見たのか、あの時の俺のように泣いていた。
凹「そう。佐々木先生の好きにすればいい。佐々木先生が綺麗に別れてくれたらお互いの為に全部なかった事にするつもりだったけど、そうもいかないみたいだね。」
俺はそう言うと佐々木先生の胸を強く押し離れさせると、鞄から大きな封筒を取り出す。
それを佐々木先生に見せると佐々木先生は不思議そうな顔をして眉間にシワを寄せた。
凹「この中には俺の身体の診断書と傷跡の写真、主治医とカウンセラーの意見書が入ってる。医者にはすぐに警察に相談した方が良いって言われたけど、俺が頼み込んで警察には相談しなかったんだ。でも、これを今すぐ警察に証拠として提出して被害届出してもいいし、なんなら学校に送りつけてもいいんだよ。それともお父様の経営する会社に送る?」
俺がそう言うと佐々木先生は俺の強気な行動がまさかだったのか、少し焦り挙動不審になってイラついている。
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凹「佐々木先生どうする?俺が望むことはそう多くないよ。佐々木先生が別れてくれること…そして、あの子たちの退学処分の提案を取り下げること…そうすれば佐々木先生も今まで通り教師としての威厳が守られて生きていける。未成年の教え子に手を出して盗撮させて、恋人にDVして監禁するような変態教師だなんて誰も気づかないよ。」
俺がそう皮肉を言うと佐々木先生はソファの背もたれに掛かってあったパーカーに袖を通した。
すると、無言のままスマホを手に取り電話をかけはじめた。
話の内容からして相手は教頭先生だと言うことがすぐに分かり、あの子たちを退学処分にしようと言い始めたのはやはり、佐々木先生だったんだと言うことが教頭先生との会話で分かった。
佐々木先生は電話を切ると当て付けかのように俺の目の前に立つ。
S「あんなに俺の前でピーピー泣いてたくせに入院して性格まで変わったか?」
凹「入院して性格が変わったんじゃないよ。俺は守る人ができて強くなっただけ。佐々木先生自ら俺を勝手に退職扱いにしてくれたおかげで俺に失うものは彼以外になくなったからね。」
俺がそう言ってニコッと微笑み佐々木先生に背をむけると、佐々木先生は苛立ちをぶつけるかのようにテーブルにあったグラスを思いっきり壁に叩きつけた。
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