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34話
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月島side
コンテストが終わり浅井くんのことを見送って家に帰ると、玄関に俺のものではない靴があった。
不思議に思った俺が恐る恐る自分の部屋の中に入ると、そこには佐々木先生がいた。
凹「佐々木先生…びっくりした。来てたんだね。」
S「うん…合鍵で勝手に入っちゃった。絵のコンテストどうだった?楽しかった?」
凹「それがね!凄いんだよ!なんと浅井くん審査員特別賞をもらったんだ!」
ソファに座っている佐々木先生に俺が興奮気味にそう話すと、佐々木先生は真顔のまま俺の言葉に返事をする事なく、俺の手を引いて自分の横に座らせる。
凹「佐々木先生?」
不思議に思った俺が佐々木先生の顔をみて様子を伺うが、佐々木先生は何も言わずにそっと、俺の頬に手を伸ばしスーッとなで唇に触れると、俺の口の中に指をグイッ入れ俺の舌に指を絡めた。
突然のその行為に微かな恐怖を覚え、思わず拒み後ろに下がろうとすると佐々木先生はそのまま俺をソファの上で組み敷いた。
佐々木先生は俺の口から指を抜きニコッと笑い俺を見つめる。
凹「佐々木先生…?」
S「あの浅井って生徒とは…どういう関係なの?」
その言葉を聞いた瞬間…俺はヒヤッと全身から血の気が引き焦りだす気持ちを隠すように自分の唇をぺろっと舐める。
なのに目の前にいる佐々木先生は笑いながらそんな事を聞いてくるから、更に恐怖を覚え微かに俺の手が震えた。
凹「ただの…教え子だよ…」
S「キミはただの教え子とセックスするんだね…」
そう言って佐々木先生がスマホを出すとそこにはカーテンの隙間から俺と浅井くんが激しく営んでいるときの動画が映し出されていた。
それを見た俺は思わず言葉を失う。
S「一緒に泊まりがけでコンテストに行くなんて言うから心配してたんだよ?やっぱりその心配は的中したね…この淫乱教師。」
佐々木先生はそう俺の耳元で呟き、怖くなった俺は起きあがろうとするが、佐々木先生に手首を掴まれ押さえ込まれて起き上がれない。
だから、俺は暴れてもがくようにしながら佐々木先生に言った。
凹「自分だって教え子と浮気してるくせに!!佐々木先生に俺のこと責める権利ないだろ!?」
俺がそう言うと佐々木先生は俺の言葉を聞いてケラケラと笑っている。
S「俺が浮気?まさかあの家庭教師してた時の子のこと言ってんの?」
凹「そうだよ!!」
S「あの子もコンテスト参加してたでしょ?」
凹「してたけど…」
S「あれ俺が参加しろって言ったんだ。コンテストに参加してこの人のこと監視してねって。そうすればご褒美に抱いてあげるよって。そう言ったら喜んで涼のこと監視してこの動画を俺に送ってきたよ?だから浮気でもなんでもない…あの子とのセックスは報酬だよ。」
佐々木先生はそう言って俺の両手首を掴んだまま動きを制限し無理矢理、キスをしてこようとするので、俺は首を左右に振ってそのキスから必死で逃れようとする。
しかし、強引に塞がれた俺の唇は切れてしまったのか血の味がジワっと広がり吐きそうだった。
なのに俺の目の前で怖い目をし、夢中で俺にキスをする佐々木先生がいる。
佐々木先生は俺の上に跨ったまま自分のベルトを勢いよく外し、俺の両手首をぎゅとそのベルトで縛り俺の中にはもう恐怖心しかなかった。
S「いけない子にはお仕置きしなきゃね…俺がいるのに浮気なんて…許さないよ?少し躾が足りなかったかな?」
そう呟かれた俺は必死で泣き叫び抵抗するが、佐々木先生はそんな事なんとも思っていないのか、俺の口の中にカバンに付けていたスカーフを突っ込み黙らせる。
すると佐々木先生は服を脱ぎ捨て、ニヤッと笑うと、俺の服を捲りあげ俺の身体に舌を這わせた。
つづく
コンテストが終わり浅井くんのことを見送って家に帰ると、玄関に俺のものではない靴があった。
不思議に思った俺が恐る恐る自分の部屋の中に入ると、そこには佐々木先生がいた。
凹「佐々木先生…びっくりした。来てたんだね。」
S「うん…合鍵で勝手に入っちゃった。絵のコンテストどうだった?楽しかった?」
凹「それがね!凄いんだよ!なんと浅井くん審査員特別賞をもらったんだ!」
ソファに座っている佐々木先生に俺が興奮気味にそう話すと、佐々木先生は真顔のまま俺の言葉に返事をする事なく、俺の手を引いて自分の横に座らせる。
凹「佐々木先生?」
不思議に思った俺が佐々木先生の顔をみて様子を伺うが、佐々木先生は何も言わずにそっと、俺の頬に手を伸ばしスーッとなで唇に触れると、俺の口の中に指をグイッ入れ俺の舌に指を絡めた。
突然のその行為に微かな恐怖を覚え、思わず拒み後ろに下がろうとすると佐々木先生はそのまま俺をソファの上で組み敷いた。
佐々木先生は俺の口から指を抜きニコッと笑い俺を見つめる。
凹「佐々木先生…?」
S「あの浅井って生徒とは…どういう関係なの?」
その言葉を聞いた瞬間…俺はヒヤッと全身から血の気が引き焦りだす気持ちを隠すように自分の唇をぺろっと舐める。
なのに目の前にいる佐々木先生は笑いながらそんな事を聞いてくるから、更に恐怖を覚え微かに俺の手が震えた。
凹「ただの…教え子だよ…」
S「キミはただの教え子とセックスするんだね…」
そう言って佐々木先生がスマホを出すとそこにはカーテンの隙間から俺と浅井くんが激しく営んでいるときの動画が映し出されていた。
それを見た俺は思わず言葉を失う。
S「一緒に泊まりがけでコンテストに行くなんて言うから心配してたんだよ?やっぱりその心配は的中したね…この淫乱教師。」
佐々木先生はそう俺の耳元で呟き、怖くなった俺は起きあがろうとするが、佐々木先生に手首を掴まれ押さえ込まれて起き上がれない。
だから、俺は暴れてもがくようにしながら佐々木先生に言った。
凹「自分だって教え子と浮気してるくせに!!佐々木先生に俺のこと責める権利ないだろ!?」
俺がそう言うと佐々木先生は俺の言葉を聞いてケラケラと笑っている。
S「俺が浮気?まさかあの家庭教師してた時の子のこと言ってんの?」
凹「そうだよ!!」
S「あの子もコンテスト参加してたでしょ?」
凹「してたけど…」
S「あれ俺が参加しろって言ったんだ。コンテストに参加してこの人のこと監視してねって。そうすればご褒美に抱いてあげるよって。そう言ったら喜んで涼のこと監視してこの動画を俺に送ってきたよ?だから浮気でもなんでもない…あの子とのセックスは報酬だよ。」
佐々木先生はそう言って俺の両手首を掴んだまま動きを制限し無理矢理、キスをしてこようとするので、俺は首を左右に振ってそのキスから必死で逃れようとする。
しかし、強引に塞がれた俺の唇は切れてしまったのか血の味がジワっと広がり吐きそうだった。
なのに俺の目の前で怖い目をし、夢中で俺にキスをする佐々木先生がいる。
佐々木先生は俺の上に跨ったまま自分のベルトを勢いよく外し、俺の両手首をぎゅとそのベルトで縛り俺の中にはもう恐怖心しかなかった。
S「いけない子にはお仕置きしなきゃね…俺がいるのに浮気なんて…許さないよ?少し躾が足りなかったかな?」
そう呟かれた俺は必死で泣き叫び抵抗するが、佐々木先生はそんな事なんとも思っていないのか、俺の口の中にカバンに付けていたスカーフを突っ込み黙らせる。
すると佐々木先生は服を脱ぎ捨て、ニヤッと笑うと、俺の服を捲りあげ俺の身体に舌を這わせた。
つづく
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